04 12 企業探訪 - NTT自治体のホームページに アクセスして手に入れる...

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NTT技術ジャーナル 2015.4 38 172 営業チャネルを統合して ワンストップな業務体制に 貴社の設立経緯を教えてください. NTT西日本ではこれまで「大口のお客さま」「中堅中小 のお客さま」それぞれへ営業活動を行っていました.しか し近年,ビジネス市場は,クラウドサービスの登場,イン ターネットアクセスサービスの高速 ・ 大容量化,スマート フォン ・ タブレットといった新たなデバイスの登場等によ り大きく変化してきています.こういったビジネス市場の 変化に対応するため,お客さまのニーズを総合的に把握し, 最新の情報通信システムの提案 ・ 構築 ・ サポートなどをワ ンストップで提供することを目的に,2013年10月に NTTビジネスソリューションズを設立しました. ◆貴社の社風をお聞かせください. これまでもネットワークサービスをはじめさまざまな ソリューション ・ 商品をお客さまへご提供してきました が,これを脈々と地域密着で行っていることが我々の社 風,一番の強みです.派手さはないですが,お客さまと 身近に接しているからこそ気が付くICTに関する悩みを, さまざまな最新のソリューションを使っておこたえして います. 社員は約1万2000人おり,その約半数が大口のお客 さま,残りの半数が中堅中小のお客さまへ営業活動をし ています.西日本の30府県それぞれに営業,営業支援 のSEがお客さまに密着して働いていますので,「お客さ ま密着」の文化をこれからも継続して,お客さまのご要 望に最新のICTでおこたえするということを一番の強み にしたいと考えています. 「クラウドサービス」という 付加価値を提供 貴社が提供される主力サービスは何でしょうか. 主として提案しているのはネットワークサービスで す.例えば,大容量高速通信の「イーサネットサービス」, お客さまのニーズに合わせた「フレッツ ・ VPNワイド」, これら以外にも一般のお客さまに提供している「フレッ ツ光」等があります. このネットワークサービスに付加価値をつけた「クラ ウドサービス」もNTT西日本グループで提供しています. クラウドサービスは,例えばメール,財務 ・ 会計,顧客 管理等これまでオフィスの中でお使いいただいていたア プリケーションをネットワーク越しにお使いいただける ようになり,さまざまなバリエーションがありますので, お客さまのご要望に応じて提供することができます.ICT 機器は普段からセキュリティやシステムのアップデート が大切です.クラウドを使えば,それらを最新のバージョ ンでご利用いただけます. 最近では,卒業証明書や卒業見込証明書をインター ネット上で申請し,コンビニエンスストアで発行 ・ 取得 できる「大学向け証明書発行サービス」を2015年4月 から開始します. http://www.nttbizsol.jp/ 西日本エリア30府県の地域密着だからこそ きめ細やかなICT提案 ・ 構築 ・ サポートを 提供 2013年10月にNTT西日本グループの地域会社の分割 ・ 合併によ り新たに設立されたNTTビジネスソリューションズは, ビジネス市 場のお客さまへNTT西日本グループの各種サービス ・ 商品の受託販 売等を行っている.主力サービスや今後の展開について,同社の古 堅一成社長にお話を伺った. NTT ビジネスソリューションズ 古堅一成社長 NTTビジネスソリューションズ株式会社

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NTT技術ジャーナル 2015.438

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営業チャネルを統合して ワンストップな業務体制に

◆�貴社の設立経緯を教えてください.NTT西日本ではこれまで「大口のお客さま」「中堅中小

のお客さま」それぞれへ営業活動を行っていました.しかし近年,ビジネス市場は,クラウドサービスの登場,インターネットアクセスサービスの高速 ・ 大容量化,スマートフォン ・ タブレットといった新たなデバイスの登場等により大きく変化してきています.こういったビジネス市場の変化に対応するため,お客さまのニーズを総合的に把握し,最新の情報通信システムの提案 ・ 構築 ・ サポートなどをワンストップで提供することを目的に,2013年10月にNTTビジネスソリューションズを設立しました.◆貴社の社風をお聞かせください.

これまでもネットワークサービスをはじめさまざまなソリューション ・ 商品をお客さまへご提供してきましたが,これを脈々と地域密着で行っていることが我々の社風,一番の強みです.派手さはないですが,お客さまと身近に接しているからこそ気が付くICTに関する悩みを,さまざまな最新のソリューションを使っておこたえしています.

社員は約1万2000人おり,その約半数が大口のお客さま,残りの半数が中堅中小のお客さまへ営業活動をしています.西日本の30府県それぞれに営業,営業支援のSEがお客さまに密着して働いていますので,「お客さ

ま密着」の文化をこれからも継続して,お客さまのご要望に最新のICTでおこたえするということを一番の強みにしたいと考えています.

「クラウドサービス」という 付加価値を提供

◆�貴社が提供される主力サービスは何でしょうか.主として提案しているのはネットワークサービスで

す.例えば,大容量高速通信の「イーサネットサービス」,お客さまのニーズに合わせた「フレッツ ・ VPNワイド」,これら以外にも一般のお客さまに提供している「フレッツ光」等があります.

このネットワークサービスに付加価値をつけた「クラウドサービス」もNTT西日本グループで提供しています.クラウドサービスは,例えばメール,財務 ・ 会計,顧客管理等これまでオフィスの中でお使いいただいていたアプリケーションをネットワーク越しにお使いいただけるようになり,さまざまなバリエーションがありますので,お客さまのご要望に応じて提供することができます.ICT機器は普段からセキュリティやシステムのアップデートが大切です.クラウドを使えば,それらを最新のバージョンでご利用いただけます.

最近では,卒業証明書や卒業見込証明書をインターネット上で申請し,コンビニエンスストアで発行 ・ 取得できる「大学向け証明書発行サービス」を2015年4月から開始します.

http://www.nttbizsol.jp/

西日本エリア30府県の地域密着だからこそ きめ細やかなICT提案 ・ 構築 ・ サポートを提供

2013年10月にNTT西日本グループの地域会社の分割 ・合併により新たに設立されたNTTビジネスソリューションズは,�ビジネス市場のお客さまへNTT西日本グループの各種サービス ・商品の受託販売等を行っている.主力サービスや今後の展開について,同社の古堅一成社長にお話を伺った.

NTT ビジネスソリューションズ 古堅一成社長

NTTビジネスソリューションズ株式会社

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◆地域密着のICTの例にはどのようなものがありますか.ここ近年のトピックに,自然災害があります.20年前

の阪神 ・ 淡路大震災,それ以降発生した,東日本大震災,御嶽山噴火,ゲリラ豪雨,土砂災害,台風,将来は西日本エリアで巨大地震が発生するかもしれないともいわれています.このような自然災害に対してICTでどう貢献していくか,つまり地域住民の防災 ・ 減災への貢献といったことが大きなテーマだと思います.主に自治体様向けに,いかに速やかに災害情報を住民に伝えて適切に避難誘導するか,自治体〜住民相互間での情報連絡システム,その後の行政間での情報連携システムの確立が必要です.つまり,災害時,災害後,復旧に至るまでICTが果たす役割は大きいと考えています.つい先日も南海トラフ巨大地震発生を想定した訓練をNTT西日本グループで行ったところです.◆貴社が提案しているICTサービスを教えてください.

例えば自治体様向けのサービスには,2014年10月から提供している「ひかりタウンチャンネル」があります.これは,防災情報や行政情報,気象情報,生活に役立つ情報等を光BOX+を活用して家庭にあるTVへ配信する自治体情報配信システムです.PC ・ スマートフォン ・ タブレットの使用が苦手な方や高齢者の方にも,身近なTVを通じて情報をお届けすることができます.また,双方向で情報の授受が可能ですので,例えば病院やスーパーマーケットへのバス利用をTVを通じて予約できるオンデマンドサービスの提供や,住民にアンケートを依頼できるなど,自治体と住民とのコミュニケーション向上も期待できます.若い方々はスマートフォン ・ タブレットでいろいろな情報を入手できますので,住民の利用シーンに合わせて必要な情報をさまざまなデバイスで受け取れるということが理想です.このようなマルチデバイス環境で情報を入手でき,双方向で情報発信できるということを自治体様にご提案して住民サービスのコアになるようなものができたら良いですね.◆企業へ提案しているICTサービスを教えてください.

災害対策ともかかわるのですが,企業のシステム ・ 重要情報をいかに安全に守るのかが求められています.リスクが発生したときも企業,自治体,病院等の各活動が中断しないよう,データを自社オフィス内のみで保存するのではなく,外部のデータセンターに預けてバックアップを取っておく,これもBCP対策の1つです.大阪から沖縄まで各府県に弊社のデータセンター拠点がありますので,お客さまのご要望に合わせてデータセンターの場所を選んでいただけます.また, NTTの通信ビルを活用していますので,耐震性や電源の信頼性にも優れています.ビジネスのあらゆるシーンでさまざまなシステムを使う機会が多いと思いますが,システムがオフィス内にあるのか,データセンターにあるのか,全く意識せずに使用できることがICTの特長の1つだと思っています.

他NTTグループ企業との 協力 ・ 連携が増えている

◆ほかのNTTグループ企業との連携を教えてください.NTT西日本グルー

プ で 言 い ま す と,NTTマーケティングアクトとは,コンタクトセンタービジネス で 協 業し て い ます.コンタクトセンターを構築したいとお客さまからご相談を受けた場合,システム設計や機器の提供は弊社が行いますが,センターの運営も依頼されたときは,NTTマーケティングアクトが業務委託を請け負います.また,NTTフィールドテクノとは,機器故障対応 ・ ICTの運営保守面で協業しています.弊社がご提案してお納めした機器のセッティング,故障修理等は,NTTフィールドテクノがお客さまの所に伺って対応します.また,最近ではお客さまオフィスにWi-Fi,PC,スマートフォン,タブレット,さらにはBYOD端末もあり,そういった端末のセキュリティ設定なども担当しています.つまり,弊社がワンストップでお客さまの要望を把握 ・ 提案し,バックエンドでNTTグループ企業と協力しています.

NTT西日本グループ以外では,NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とも連携をしています.クラウドサービスはネットワーク越しにお使いいただけますので,NTT Comのクラウドサービスを弊社経由で提供することもできます.社風である「地域密着」という強みと,クラウドサービスによるシームレスな対応は,弊社の特長だと思います.◆貴社独特の行事があれば教えてください.

営業成績が優秀なフロントの社員を称賛するプログラムがあります.これは弊社だけのオリジナルです.また,ペットボトルキャップを回収して,リサイクル事業者に購入していただいたお金をNPO法人に寄付することで開発途上国の子どもたちへのワクチン代としてもらう活動も行っています.さらに,NTT西日本グループで行っている活動ですが「葵プロジェクト」というエコクリーン活動に弊社も参加しています.自生していた葵が乱獲などで減少したため,苗から皆で育てて植栽しようという活動です.これも地域密着の1つですね.

私個人でいえば,1カ月に1回3分くらいのビデオレターを作成して,社内イントラネットを通じて,弊社社員に直接声を届ける機会を設けています.◆社員の方々へメッセージをお願いします.

情報通信サービスの変革はますます速くなっています.地域社会の発展に貢献するため,変化している新しいサービスを皆で届けていきましょう.

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NTT技術ジャーナル 2015.440

担当者に聞く

◆�「ひかりタウンチャンネル」の概要について教えてください.TVで イ ン タ ー ネ ッ

ト ・ 動画を気軽に楽しめる機器「光BOX+」を利用して,自治体から住民の方に行政情報や防犯 ・防災情報,生活に役立つ情報を送り届けるサービスです.行政情報などは自治体のホームページにアクセスして手に入れるのが一般的ですが, IT機器に不慣れな方や高齢者の方にも簡単に行政情報にアクセスできる方法がほしいという要望が以前からありました.そこで,TVを活用して自治体情報を配信できるシステムを実現しました.

全国約160の自治体からヒアリングを行い,試行錯誤を重ねた結果,①緊急 ・ 防災情報,②まちのお知らせ,③くらしの掲示板,④まちの回覧板,⑤まちの動画チャンネル,⑥見守り(TVをつけたかどうか,遠方にいる家族がネットで確認できる)の6つの標準メニューを備えることにしました.CMSと呼ばれるコンテンツを一元的に行える機能を備えているので,いざというときには,遠隔であっても緊急 ・ 防災情報を送る設定もでき,大変好評をいただいています.また,総人口が4000人ほどの京都府和束町様および住民の皆様にご協力を得て, 2014年10月末まで本システムのトライアルを行い操作性などにお客さまの意見を反映しました.◆京都府和束町がトライアルに参加したのはなぜでしょうか.

和束町様は茶畑が有名な観光地なのですが,一方で住民の高齢化や過疎化が課題となっており,ICTを利用することで地域コミュニティの活性化や住民サービスの向上を企図していました.

和束町様は,以前にCATVを活用して町営放送を行っていましたので,住民も受け入れやすい環境がありました.現在,光BOX+を導入している世帯は50%程度にまでなっています.光BOX+のコントローラーが十字キーになっていますので,操作のしやすさも高い評価を頂戴しています.◆ホームページとの違いは何でしょうか.

ひかりタウンチャンネルは,クローズした環境を提供す

ることができます.例えば町内のお祭りや地元小学校の運動会といった,町内でのみ共有したいコンテンツを載せることも可能です.光BOX+1台1台に管理番号があり,和束町からのアクセスなのか,外からのアクセスなのか,サーバ上で管理できるようになっています.◆開発や導入するまでの間,苦労された点を教えてください.

最初のメニューを6つまでに絞り込むところが一番大変でした.トライアル,ヒアリングを通じて,映像を安定的にきれいに表示させることに特に力を入れました.映像配信にはいくつか方式がありますが,TVとの相性によっては画面が乱れます.開発担当者は最適な映像比率で家庭のTVに送れるよう,時間をかけて調整しました.また,端末(光BOX+)が壊れたときはNTTフィールドテクノと連携して,なるべく早く駆けつけて修理を行います.◆今後の目標を教えてください.

2016年度までに60自治体まで普及させたいと思っています.そのためには,地域の実情に合ったきめ細かな機能の拡充が必要です.現在自治体からは,防災 ・ 防犯機能の要望がかなりあり,映像機能を利用したライブカメラとの組み合わせも特に期待されています.TVへの配信を行いITに不慣れな方や高齢者向けにご好評いただいておりますが,スマートフォンやタブレットにも対応させていくことも検討しています.

◆「大学証明書発行サービス」について教えてください.大学が発行する各種証

明書(卒業証明書,卒業見込証明書,成績証明書,健康診断証明書など)を,街のコンビニエンスストアで取得できるサービスです.

これまで,在校生 ・ 卒業生が就職活動や転職活動などで上記の証明書が必要なとき,直接大学に行って専用の発行機を使って取得するか,郵送してもらっていました.本サービスは,インターネットで各大学にアクセスして証明書発行を申請し,コンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機でプリントして入手するものです.大学への発行手数料はインターネット上で決済します(別途,コンビニエンスストアのマルチコピー機の

日常生活をより便利にする 「ひかりタウンチャンネル」クラウドソリューション部 地域 ICT推進担当�担当部長 有若 和昭さん※

有若和昭担当部長

コンビニエンスストアでの取得が可能「大学証明書発行サービス」クラウドソリューション部 地域 ICT推進担当�担当部長 金山 直博さん

金山直博担当部長

※肩書き等は取材時のもの

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プリント料がかかります).大学からみれば,証明書発行業務にかかる窓口の負担軽

減や大学内の証明書発行機の台数削減,証明書発行機の用紙切れやつり銭切れに対応する運用管理の負担軽減などのメリットを享受できます.

これはNTT西日本グループのクラウドサービス(クラウド版はNTTスマートコネクト,オンプレミス版はNTT西日本で提供)とNTT西日本の「フレッツ 光ネクスト」などのネットワークサービスを組み合わせたもので,2015年4月から提供を始めます.◆コンビニエンスストアで発行される仕組みを教えてください.コンビニエンスストアおよびコンビニエンスストアへマ

ルチコピー機を提供しているメーカーと連携したもので,マルチコピー機を設置しているセブン-イレブンであれば全国どこからでも使用できます.現在はセブン-イレブンのみですが,今後,ローソン,ファミリーマート,サークルK,サンクスからも利用可能になる予定です.

事前に約60大学に「大学証明書発行サービス」についてヒアリングさせていただいたのですが,おおむね好評で,手ごたえを感じています.◆なぜ今「大学証明書発行サービス」という分野に進出したのでしょうか.学生数約2万人規模の大学では,各種証明書を年間数

十万枚発行しているといわれます.これは大学の年間業務

でいうとかなり大きなウエイトを占めています.もともとNTTグループは大学内の情報基盤や教務システム等の事務システムを提供してきました.これら大学向けビジネスを展開する中で,社員を中心に証明書を学外で発行するサービスの構想が生まれましたが,当初は技術面,費用面でかないませんでした.今回,技術面,費用面の精査に加え,多くの大学様にニーズを調査したことにより,サービス化に至りました.◆システム構築の苦労を教えてください.

まず,大学から在校生 ・ 卒業生の情報をお預かりしますので,セキュリティには特に重点を置いています.次に,コンビニエンスストアで発行しますので,システム上の不具合にすぐに対応できるよう努めています.最後に,大学内の証明書発行機には,大学ごとの文様等が入っている特殊な紙が使われますが,コンビニエンスストアで発行する場合は,普通紙を使わなければなりません.そこで研究所の電子透かし技術を応用したNTTアドバンステクノロジの「POPITA 透かしマーク」を使用し,偽造防止を担保しています.ここが一番の肝です.◆今後の目標を教えてください.

当面の目標は,4〜5年の間に全国の学生数1000名以上の規模の大学の6割くらいまでに広げたいと思います.それには,NTTグループでの展開に限らず,大学ビジネスかかわるさまざまなパートナーとアライアンスを組んでビジネス展開を行っていきたいと考えています.

■成績優秀者を称える「Biz�Proffesionals�Award」を開催!ビジネス市場全体におけるNTT西日本グループの連結売上 ・利益の最大化に向け,ビジネス市場全体に携わる成績優秀者を労い,栄誉を称えるために毎年開催しています(写真 1).これまで「大口アカウント(大規模ユーザ)営業部門」「フロンティア ・オフィス(中堅 ・中小ユーザ)営業部門」とで個別に開催していましたが,2014年から合同で開催.合同開催初回となる2014年の式典では,成績優秀者の認定式に加えて,ベテラン高業績社員の紹介(ビズプロフェッショナルマスター,ゴールドアドバイザー)やグループ会社全体への貢献を称賛する表彰の実施,さらには西日本各地域の社員が地域の枠を超え,手をつなぎ合うオリジナル映像を放映し,ビジネスソリューションズ全体および西日本グループの一体感醸成を意識したプログラムとすることで,会場は大いに盛り上がりました.■社会貢献活動で“地球に愛を,子どもに愛を”NTTビジネスソリューションズでは,社会貢献活動の一環として,ペットボトルの分別回収の取り組みを推進しています(写真 2).これは,社内で使用済みのペットボトルキャップを集めて,NPO法人エコキャップ推進協会へお送りし,キャップの売却益を基に世界の子どもたちへワクチンを届ける取り組みで,これまでに39万個(取り組みを開始した2009年からの累計)のキャップを集めました.これはワクチンに換算して472人分になります.キャップを外すことでペットボトル本体の再資源化率も高まり,CO2削減にも寄与することができるこの取り組み.これからも継続して取り組んでいきます.

NTTビジネスソリューションズア・ラ・カルトア・ラ・カルト

写真 1

写真 2