Head Space Sampler HS-20 シリーズ · 初版発行:2012年11月 3218-08803-10AIT...

12
ヘッドスペースサンプラ Head Space Sampler HS-20 シリーズ C146-0302G

Transcript of Head Space Sampler HS-20 シリーズ · 初版発行:2012年11月 3218-08803-10AIT...

ヘッドスペースサンプラHead Space Sampler

HS-20 シリーズ

初版発行:2012年11月 3218-08803-10AIT

GCMS、GCMSsolution、LabSolutions、GCMS-QP、HGEおよびNexisは、株式会社島津製作所の商標です。TENAXは、BUCHEM B.V.の登録商標です。Empowerは、Waters Corporationの商標です。Sulfinertは、Restek Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。CarbopackおよびCarboxenは、Sigma-Aldrich Co. LLCの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

HS-20 シ

リー

C146-0302G

分析計測事業部 604-8511 京都市中京区西ノ京桑原町1

(03) 3219-(官公庁担当)5631・(大学担当)5616・(会社担当) 5685

(06) 6373-(官公庁・大学担当)6541・(会社担当) 6556(011)700-6605(022)221-6231(024)939-3790

(029)851-(官公庁・大学担当) 8511・(会社担当) 8515

(048)646-(官公庁・大学担当) 0095・(会社担当) 0081

(045)311-(官公庁・大学担当) 4106・(会社担当) 4615(054)285-0124

(052)565-(官公庁・大学担当) 7521・(会社担当) 7531

(075)823-(官公庁・大学担当) 1604・(会社担当) 1603(078)331-9665(086)221-2511(087)823-6623(082)248-4312

(092)283-(官公庁・大学担当) 3332・(会社担当) 3334

https://www.an.shimadzu.co.jp/

東 京 支 社

関 西 支 社

札 幌 支 店東 北 支 店郡山営業所つくば支店

北関東支店

横 浜 支 店

静 岡 支 店名古屋支店

京 都 支 店

神 戸 支 店岡山営業所四 国 支 店広 島 支 店九 州 支 店

101-8448

530-0012

060-0807980-0021963-8877305-0031

330-0843

220-0004

422-8062450-0001

604-8445

650-0033700-0826760-0017730-0036812-0039

東 京 都 千 代 田 区 神 田 錦 町 1 丁 目 3

大阪市北区芝田1丁目1-4 阪急ターミナルビル14階

札幌市北区北七条西2丁目8-1 札幌北ビル9階仙台市青葉区中央2丁目9-27 プライムスクエア広瀬通12階郡 山 市 堂 前 町 6 - 7 郡 山 フ コク 生 命 ビ ル 2 階つ く ば 市 吾 妻 3 丁 目 17 - 1

さいたま市大宮区吉敷町1-41 明治安田生命大宮吉敷町ビル8階

横浜市西区北幸2丁目8-29 東武横浜第3ビル7階

静岡市駿河区稲川2丁目1-1 伊伝静岡駅南ビル2階名古屋市中村区那古野1丁目47-1 名古屋国際センタービル19階

京 都 市 中 京 区 西 ノ 京 徳 大 寺 町 1

神 戸 市 中 央 区 江 戸 町 9 3 栄 光 ビ ル 9 階岡山市北区磨屋町3-10 岡山ニューシティビル6階高 松 市 番 町 1 丁 目 6 - 1 高 松 N K ビ ル 9 階広島市中区袋町4-25 明治安田生命広島ビル15階福 岡 市 博 多 区 冷 泉 町 4 - 2 0 島 津 博 多 ビ ル 4 階

島津コールセンター (操作・分析に関する電話相談窓口)

本社地区事業所及び関連事業所認証取得

0120-131691IP電話等:(075)813-1691

本文書に記載されている会社名、製品名、サービスマークおよびロゴは、各社の商標および登録商標です。なお、本文中では「TM」、「®」を明記していない場合があります。本製品は、医薬品医療機器法に基づく医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。トラブル解消のため補修用部品・消耗品は純正部品をご採用ください。外観および仕様は、改良のため予告なく変更することがありますのでご了承ください。

2 3

HS-20は電子式フローコントローラ(AFC)による精度の高い流量制御とオーブン下部からのサンプルバイアル搬入機構により、高い再現性を実現しました。このユニークなサンプルバイアル搬送システムは、オーブンへのサンプルバイアルの入出時にオーブン内の熱が逃げることを最小化し、オーバーラップ分析時の高い温度安定性を維持します。

サンプルラインを不活性かつ最短に抑えることで、ループ方式では難しいといわれていた低キャリーオーバーを実現しました。酢酸などの極性化合物でも残留しませんので、信頼性の高い分析が可能です(特許申請中)。

HS-20は最高300℃まで設定可能なオーブンとシンプルで不活性なサンプルラインにより、従来のヘッドスペースサンプラでは困難であった高沸点化合物の分析を可能にしました。環状シロキサンはシリコーンの原料であり、オイルや液状ゴムなどの製品にも微量に残留しています。環状シロキサンは揮発性を有するため、電子部品の接点部などの不具合の原因になるおそれがあり、濃度を管理することは非常に重要です。HS-20では環状シロキサンからフタル酸エステルまでが同一条件で測定可能です。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

一般的なHSサンプラ搬送により内部の熱が逃げやすく、オーブン温度が一時的に低下します。

HS-20下部からの搬送では内部の熱が逃げにくく、オーブン温度の安定性が向上します。

(特許申請中)

300℃における樹脂アウトガス中の環状シロキサン C2nH6nOnSin (m/z73)

ループ充填ベントライン

サンプル保温300℃

サンプル保温220℃

Methanol 50ppmの再現性(n=20)1.5%

n-Butanol 50ppmの再現性(n=20)1.5%

バイアル加圧ライン

コーヒー中酢酸の残留<0.0001%

DMI溶媒の残留<0.0001%

コーヒーブランク

DMI溶媒ブランク

酢酸 DMI

n=5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

揮発性成分分析への最適なソリューションとしてHS-20は開発されました。

卓越した基本性能とユーザーフレンドリーなデザインは、

研究部門から品質管理まであらゆる分析を強力にバックアップします。

HS-20 ヘッドスペースサンプラ性能と使いやすさを追求した革新的システム

操作方法の取得が容易なユーザーインターフェースと

フレキシブルな設定が操作ミスを防ぎます。メソッドの

変更履歴を記録するオーディットトレイル、リークテスト

結果を記録する機能により、異常な結果の原因のトレー

スを支援します。

優れた操作性

使いやすさを追求したユーザーフレンドリーなデザイ

ンにより、簡単に迷わずサンプルをトレイにセットする

ことができます。また、ニードルやサンプルループ、ト

ラップなどの消耗部品を装置上面から簡単に交換する

ことができます。

高い再現性と低いキャリーオーバーによって、いつでも

正確な定量ができます。また、最高温度300℃のオーブ

ンにより、高沸点化合物の分析にも対応しました。

優れた基本性能

3

トラップモデルではヘッドスペースガスを濃縮すること

で部品、材料からの発生ガスなどの超微量成分の分析

が可能です。バーコードリーダーオプションを搭載する

ことで、クロマトデータシステムと連携したサンプル管

理が可能です。

優れた拡張性4

ECOモードやシャットダウン機能により、ガスや電力の

消費量を低減します。キャリアガスとして水素を安全に

使用することも可能です。

優れた生産性5

使いやすいデザイン2

1

7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 min 28.0 28.5 29.0 29.5 min

2 3

高い再現性HS-20は電子式フローコントローラ(AFC)による精度の高い流量制御とオーブン下部からのサンプルバイアル搬入機構により、高い再現性を実現しました。このユニークなサンプルバイアル搬送システムは、オーブンへのサンプルバイアルの入出時にオーブン内の熱が逃げることを最小化し、オーバーラップ分析時の高い温度安定性を維持します。

低キャリーオーバーサンプルラインを不活性かつ最短に抑えることで、ループ方式では難しいといわれていた低キャリーオーバーを実現しました。酢酸などの極性化合物でも残留しませんので、信頼性の高い分析が可能です(特許申請中)。

高温対応HS-20は最高300℃まで設定可能なオーブンとシンプルで不活性なサンプルラインにより、従来のヘッドスペースサンプラでは困難であった高沸点化合物の分析を可能にしました。環状シロキサンはシリコーンの原料であり、オイルや液状ゴムなどの製品にも微量に残留しています。環状シロキサンは揮発性を有するため、電子部品の接点部などの不具合の原因になるおそれがあり、濃度を管理することは非常に重要です。HS-20では環状シロキサンからフタル酸エステルまでが同一条件で測定可能です。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

一般的なHSサンプラ搬送により内部の熱が逃げやすく、オーブン温度が一時的に低下します。

HS-20下部からの搬送では内部の熱が逃げにくく、オーブン温度の安定性が向上します。

(特許申請中)

300℃における樹脂アウトガス中の環状シロキサン C2nH6nOnSin (m/z73)

ループ充填ベントライン

サンプル保温300℃

サンプル保温220℃

Methanol 50ppmの再現性(n=20)1.5%

n-Butanol 50ppmの再現性(n=20)1.5%

バイアル加圧ライン

コーヒー中酢酸の残留<0.0001%

DMI溶媒の残留<0.0001%

コーヒーブランク

DMI溶媒ブランク

酢酸 DMI

n=5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

揮発性成分分析への最適なソリューションとしてHS-20は開発されました。

卓越した基本性能とユーザーフレンドリーなデザインは、

研究部門から品質管理まであらゆる分析を強力にバックアップします。

操作方法の取得が容易なユーザーインターフェースと

フレキシブルな設定が操作ミスを防ぎます。メソッドの

変更履歴を記録するオーディットトレイル、リークテスト

結果を記録する機能により、異常な結果の原因のトレー

スを支援します。

使いやすさを追求したユーザーフレンドリーなデザイ

ンにより、簡単に迷わずサンプルをトレイにセットする

ことができます。また、ニードルやサンプルループ、ト

ラップなどの消耗部品を装置上面から簡単に交換する

ことができます。

高い再現性と低いキャリーオーバーによって、いつでも

正確な定量ができます。また、最高温度300℃のオーブ

ンにより、高沸点化合物の分析にも対応しました。

トラップモデルではヘッドスペースガスを濃縮すること

で部品、材料からの発生ガスなどの超微量成分の分析

が可能です。バーコードリーダーオプションを搭載する

ことで、クロマトデータシステムと連携したサンプル管

理が可能です。

ECOモードやシャットダウン機能により、ガスや電力の

消費量を低減します。キャリアガスとして水素を安全に

使用することも可能です。

優れた基本性能

7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 min 28.0 28.5 29.0 29.5 min

4 5

HS-20を操作するのに複数のソフトウェアを併用する必要はありません。GC、GC-MS制御ソフトウェアの環境設定にHS-20をマウントするだけで使用できます。GC、GC-MSのメソッドの設定画面とルックアンドフィールが同じユーザーインターフェースにより操作方法の習得は非常に容易です。

GC-MS制御ソフトウェアのGCMSsolution™、GC制御ソフトウェアのLabSolutions™ LC/GCは、FDA 21 CFR Part 11に対応しています。オーディットトレイルはHS-20のメソッドの変更履歴をすべて記録するので、後から閲覧することが可能です。 分析結果にはサンプリング前のバイアル内圧やリークテストの結果が記録されるため、異常な結果が得られた場合も原因の特定が容易です。

バイアルをサンプルトレイにセットし忘れたり、密封が不十分なバイアルでリークエラーが発生した際に、連続分析中を停止するかスキップして続行するかを選択できるため、単純なミスで貴重な時間を無駄にすることがありません。分析ごとにニードルの抵抗を測定することで詰まりがないかを確認する機能のOn/Offや、バーコードリーダーが読み取りに失敗した際の動作も選択することが可能です。

使いやすいサンプルトレイHS-20のサンプルトレイは机から20cmの高さにあり、いつでもすべてのトレイが見えるようになっているため、サンプルが置きやすく、セット時にうっかり間違えることを防止します。また、10mL、20mLのバイアルを特別なアタッチメントなしで混在させてセットし、分析することが可能です。さらにオプションのバーコードリーダーをご利用いただくと、サンプルをバーコードで管理することも可能です。

容易なメンテナンスHS-20はサンプルループやニードルの交換などのメンテナンス作業を装置の上面から簡単に行えるように設計されています。高濃度の試料などによってサンプルラインを汚染してしまった場合でも、配管単体での交換が可能です。また、キャピラリカラムのジョイントはGCの試料気化室と共通ですので、カラム交換も容易です。各部品の使用回数は記録され、あらかじめ指定した回数に達すると通知する機能を備えているので、部品の寿命によるトラブルを防止することが可能です。HS-20はメンテナンス時のダウンタイムを最小限にするよう設計されており、ラボの生産性を向上させます。

血液など法医学分野の分析では、基本性能はもちろん、操作時の間違いなどを排除する必要があります。HS-20は使いやすいデザインにより間違いを防止するとともに、バーコードリーダーにより履歴を記録します。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

定量結果ブラウザ

消耗品カウンター

使いやすいデザイン

HS-20は使いやすいデザインにより間違いを防止するとともに、バーコードリーダーにより履歴を記録します。

HS-20のサンプルトレイは机から20cmの高さにあり、いてのトレイが見えるようになっているため、

こと

また、10mL、20mLのバイアルを特別なアタッチメント

ご利用いただ、サンプルをバーコードで管理することも可能です。

4 5

ユーザービリティHS-20を操作するのに複数のソフトウェアを併用する必要はありません。GC、GC-MS制御ソフトウェアの環境設定にHS-20をマウントするだけで使用できます。GC、GC-MSのメソッドの設定画面とルックアンドフィールが同じユーザーインターフェースにより操作方法の習得は非常に容易です。

トレーサビリティGC-MS制御ソフトウェアのGCMSsolution™、GC制御ソフトウェアのLabSolutions™ LC/GCは、FDA 21 CFR Part 11に対応しています。オーディットトレイルはHS-20のメソッドの変更履歴をすべて記録するので、後から閲覧することが可能です。 分析結果にはサンプリング前のバイアル内圧やリークテストの結果が記録されるため、異常な結果が得られた場合も原因の特定が容易です。

フレキシビリティバイアルをサンプルトレイにセットし忘れたり、密封が不十分なバイアルでリークエラーが発生した際に、連続分析中を停止するかスキップして続行するかを選択できるため、単純なミスで貴重な時間を無駄にすることがありません。分析ごとにニードルの抵抗を測定することで詰まりがないかを確認する機能のOn/Offや、バーコードリーダーが読み取りに失敗した際の動作も選択することが可能です。

HS-20のサンプルトレイは机から20cmの高さにあり、いつでもすべてのトレイが見えるようになっているため、サンプルが置きやすく、セット時にうっかり間違えることを防止します。また、10mL、20mLのバイアルを特別なアタッチメントなしで混在させてセットし、分析することが可能です。さらにオプションのバーコードリーダーをご利用いただくと、サンプルをバーコードで管理することも可能です。

HS-20はサンプルループやニードルの交換などのメンテナンス作業を装置の上面から簡単に行えるように設計されています。高濃度の試料などによってサンプルラインを汚染してしまった場合でも、配管単体での交換が可能です。また、キャピラリカラムのジョイントはGCの試料気化室と共通ですので、カラム交換も容易です。各部品の使用回数は記録され、あらかじめ指定した回数に達すると通知する機能を備えているので、部品の寿命によるトラブルを防止することが可能です。HS-20はメンテナンス時のダウンタイムを最小限にするよう設計されており、ラボの生産性を向上させます。

血液など法医学分野の分析では、基本性能はもちろん、操作時の間違いなどを排除する必要があります。HS-20は使いやすいデザインにより間違いを防止するとともに、バーコードリーダーにより履歴を記録します。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

優れた操作性

定量結果ブラウザ

消耗品カウンター

使いやすいデザイン

6 7

HS-20 シリーズHead Space Sampler

サンプル濃縮HS-20のトラップモデルでは電子冷却トラップを内蔵しており、ヘッドスペースガスを濃縮し、高感度分析することが可能です。電子冷却トラップにより疎水性のTENAX®を使用しての低沸点化合物の分析が可能となり、水分を含むサンプルの低沸点化合物から高沸点化合物までを濃縮して分析することができます。また、トラップモードと通常のサンプルループを使用するモードはメソッドファイルで簡単に切り替えることができます。バッチ処理による連続分析時もトラップモードとループモードを混在させることができます。

コーヒー中香気成分の高感度分析高感度な電子冷却トラップは、GC-MSとの組み合わせにより、従来のヘッドスペースサンプラでは検出できない微量の香気成分の定性・定量が可能になります。

HS-20のキャリアガスはバイアル加圧ガスとは独立しているため、安価な水素ガスを安全に使用することが可能です。万が一、リークが検出された場合もキャリアガスは自動的に停止するため、引火や爆発のリスクが低下します。水素ガスの供給には設置場所に制約が多いガスボンベではなく、安全な高純度水素ガス発生装置が使用できます。

HS-20を接続している場合でも、GCやGC-MSシステムと同じ操作で連続分析終了後に自動シャットダウンしたり、ガス流量を低下することができます。未使用時にヒーターの温度を下げることもできるため、ランニングコストと環境負荷の低減にも貢献します。

HS-20には、Waters社のEmpower™から制御するためのソフトウェアドライバが準備されています。各パラメータの設定はEmpowerの装置メソッド編集画面から可能なため、島津の製品を初めて使われる場合でも迷わずに操作できるようになっています。コントロールパネルにはガスの流量や圧力、各部温度もモニター値だけでなく設定値も表示されるため、装置の状態が簡単に確認できます。サンプルセットを用いた連続分析時にバイアル保温をオーバーラップさせることができるため、分析効率が向上します。

面積(x100,000)

5.5

5.0

4.5

4.0

3.5

3.0

2.5

2.0

1.5

1.0

(x1,000,000)

1.1

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 濃度

1.0

0.9

0.8

0.7

0.6

0.5

0.4

0.3

0.2

0.1

0.0

Methylfuran

Aceticacid

Acetol

Pyridine

Methylpyrazine

Furfurylalchol

2,5 -Dimethylpirazine

Furfurylacetate

6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0

電子冷却トラップユニット バッチエディターでループモードとトラップモードを切り替え

ワイン中のTCA 1ppt(ループモード)

×5~50倍

高純度水素ガス発生装置 HGE™-510

バイアル加圧ガス(窒素)

キャリアガス(水素)

優れた拡張性

HS-20 + GCMS-QP2020 NX

Area×4倍S/N×10倍

2,4,6-TCA 2,4,6-TCA

ワイン中のTCA 1ppt(トラップモード) ワインに添加したTCAの検量線 (トラップモード)

1~100pptR 0.998

Empower3のコントロールパネル

エコロジーモード ソフトウェア画面

6 7

HS-20 シリーズHead Space Sampler

HS-20のトラップモデルでは電子冷却トラップを内蔵しており、ヘッドスペースガスを濃縮し、高感度分析することが可能です。電子冷却トラップにより疎水性のTENAX®を使用しての低沸点化合物の分析が可能となり、水分を含むサンプルの低沸点化合物から高沸点化合物までを濃縮して分析することができます。また、トラップモードと通常のサンプルループを使用するモードはメソッドファイルで簡単に切り替えることができます。バッチ処理による連続分析時もトラップモードとループモードを混在させることができます。

高感度な電子冷却トラップは、GC-MSとの組み合わせにより、従来のヘッドスペースサンプラでは検出できない微量の香気成分の定性・定量が可能になります。

水素キャリアガス対応HS-20のキャリアガスはバイアル加圧ガスとは独立しているため、安価な水素ガスを安全に使用することが可能です。万が一、リークが検出された場合もキャリアガスは自動的に停止するため、引火や爆発のリスクが低下します。水素ガスの供給には設置場所に制約が多いガスボンベではなく、安全な高純度水素ガス発生装置が使用できます。

エコフレンドリーHS-20を接続している場合でも、GCやGC-MSシステムと同じ操作で連続分析終了後に自動シャットダウンしたり、ガス流量を低下することができます。未使用時にヒーターの温度を下げることもできるため、ランニングコストと環境負荷の低減にも貢献します。

コンパチビリティHS-20には、Waters社のEmpower™から制御するためのソフトウェアドライバが準備されています。各パラメータの設定はEmpowerの装置メソッド編集画面から可能なため、島津の製品を初めて使われる場合でも迷わずに操作できるようになっています。コントロールパネルにはガスの流量や圧力、各部温度もモニター値だけでなく設定値も表示されるため、装置の状態が簡単に確認できます。サンプルセットを用いた連続分析時にバイアル保温をオーバーラップさせることができるため、分析効率が向上します。

面積(x100,000)

5.5

5.0

4.5

4.0

3.5

3.0

2.5

2.0

1.5

1.0

(x1,000,000)

1.1

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 濃度

1.0

0.9

0.8

0.7

0.6

0.5

0.4

0.3

0.2

0.1

0.0

Methylfuran

Aceticacid

Acetol

Pyridine

Methylpyrazine

Furfurylalchol

2,5 -Dimethylpirazine

Furfurylacetate

6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0

電子冷却トラップユニット バッチエディターでループモードとトラップモードを切り替え

ワイン中のTCA 1ppt(ループモード)

×5~50倍

高純度水素ガス発生装置 HGE™-510

バイアル加圧ガス(窒素)

キャリアガス(水素)

優れた生産性

HS-20 + GCMS-QP2020 NX

Area×4倍S/N×10倍

2,4,6-TCA 2,4,6-TCA

ワイン中のTCA 1ppt(トラップモード) ワインに添加したTCAの検量線 (トラップモード)

1~100pptR 0.998

Empower3のコントロールパネル

エコロジーモード ソフトウェア画面

8 9

排水中VOCの一斉分析HS-20の高い温度安定性と不活性なサンプルラインにより排水中のVOCsを高い再現性で測定できます。キャリーオーバーも少ないため、90サンプルセット可能なサンプルトレイを有効に活用することができます。

医薬品残留溶媒 USP467 Class2A,2B 水溶液堅牢性が高いGC検出器との組み合わせにより、高い定量精度が要求される品質管理に使用できます。全サンプルのリークチェック機能や、電子化されたログ機能がトレーサビリティを保証します。

HS-20のオーブン温度は35℃から設定が可能なため、ビール中の異臭原因物質のように室温より高い温度では、前駆体の反応により濃度が増加するような成分の測定に利用できます。

血中アルコール分析エタノールなどの血中のアルコール類および含酸素化合物の測定は、法医学や救急医療などの分野で頻繁に行われています。 この用途にはGC-FIDとヘッドスペースサンプラのシステムが利用されています。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

アプリケーションデータ

4.0

min

5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 min

1

2

3 4 5 6

7 8

9

10 11

12 13

14

15

17 16

18

19

20

21

22

2.5 5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0

min2.5 5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0

1 1,1-Dichloroethene 2 Dichloromethane

3 trans-1,2-Dichloroethene

4 cis-1,2-Dichloroethene5 Chloroform

6 1,1,1-Trichloroethane7 Carbon tetrachloride

8 1,2-Dichloroethane9 Benzene

10 Trichloroethene

11 1,2-Dichloropropane12 Bromochloroethane

13 cis-1,3-Dichloropropane

14 Toluene 15 trans-1,3-Dichloropropane

16 1,1,2-Trichloroethane17 Tetrachloroethene

18 Dibromochloromethane

19 m+p-Xylene20 o-Xylene

21 Bromoform22 1,4-Dichlorobenzene

1.83.0

1.4

2.82.3

1.72.2

2.70.7

1.2

3.12.0

1.8

1.41.8

2.90.8

2.1

1.71.4

2.31.2

USP467 Class2A,2B ProcedureA(水溶液)の再現性 RSD%(n=20) 2 Acetnitrile 1.1

3 Dichloromethane 1.7

4 trans-1,2-Dichloroethene 2.3 5 cis-1,2-Dichloroethene 1.9

6 THF 0.6 10 Toluene 2.5

11 Chlorobenzene 2.5

18 1,2-Dimethoxyethane 3.1

20 Pyridine 2.6

1 Methanol

2 Ethanol

3 Acetone

4 Dimethyl sul�de

5 Isobutyl aldehyde

6 1-Propanol

7 2,3-Butanedione

8 Ethyl acetate

0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 min

min

9 Acetic acid

10 Isobutyl alcohol

11 Isovaleraldehyde

12 3-Methyl 2-butanone

13 1-Butanol

14 2,5-Dimethylfuran

15 2,3-Pentanedione

16 Ethyl propanoate

17 Propyl acetate

18 2,4,5-Trimethyl-1,3-dioxane

19 Isopentyl alcohol

20 2-Methyl-n-butanol

21 Isobutylacetate

22 Butyl butanonate

23 Butyl acetate

24 Isoamyl acetate

25 2-Methybutyl acetate

26 2,2-Dimethyldecane

27 Caproic acid ethyl ester

28 Phenylethyl Alcohol

29 Caprylic acid ethyl ester

Ethanol 0.1mg/mLの再現性RSD%(n=7)

0.6%

1 Acetaldehyde

2 Methanol

3 Ethanol

4 Acetone

5 Isopropanol

6 tert-Butanol(ISTD)

7 1-Propanol

2

TIC(1.00)43.00(10.00)

14

9

3

5 7

6 8 10

1615

13

1112 14 18

17

19 2024

21

22

23

25 27

26

28

29

5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5

1

2

3

4

5

6 7

VOC 0.1ppbの再現性 RSD%(n=5)

HS-20 Trap + Nexis™ GC-2030

19

17

18

16

15

14

13

12

11

10

20

8 +9

7

6

5 4

3

2

1

IS IS

21

22

8 9

HS-20の高い温度安定性と不活性なサンプルラインにより排水中のVOCsを高い再現性で測定できます。キャリーオーバーも少ないため、90サンプルセット可能なサンプルトレイを有効に活用することができます。

医薬品残留溶媒 USP467 Class2A,2B 水溶液堅牢性が高いGC検出器との組み合わせにより、高い定量精度が要求される品質管理に使用できます。全サンプルのリークチェック機能や、電子化されたログ機能がトレーサビリティを保証します。

常温での保温によるビール中の香気成分の一斉分析HS-20のオーブン温度は35℃から設定が可能なため、ビール中の異臭原因物質のように室温より高い温度では、前駆体の反応により濃度が増加するような成分の測定に利用できます。

血中アルコール分析エタノールなどの血中のアルコール類および含酸素化合物の測定は、法医学や救急医療などの分野で頻繁に行われています。 この用途にはGC-FIDとヘッドスペースサンプラのシステムが利用されています。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

4.0

min

5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 min

1

2

3 4 5 6

7 8

9

10 11

12 13

14

15

17 16

18

19

20

21

22

2.5 5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0

min2.5 5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0

1 1,1-Dichloroethene 2 Dichloromethane

3 trans-1,2-Dichloroethene

4 cis-1,2-Dichloroethene5 Chloroform

6 1,1,1-Trichloroethane7 Carbon tetrachloride

8 1,2-Dichloroethane9 Benzene

10 Trichloroethene

11 1,2-Dichloropropane12 Bromochloroethane

13 cis-1,3-Dichloropropane

14 Toluene 15 trans-1,3-Dichloropropane

16 1,1,2-Trichloroethane17 Tetrachloroethene

18 Dibromochloromethane

19 m+p-Xylene20 o-Xylene

21 Bromoform22 1,4-Dichlorobenzene

1.83.0

1.4

2.82.3

1.72.2

2.70.7

1.2

3.12.0

1.8

1.41.8

2.90.8

2.1

1.71.4

2.31.2

USP467 Class2A,2B ProcedureA(水溶液)の再現性 RSD%(n=20) 2 Acetnitrile 1.1

3 Dichloromethane 1.7

4 trans-1,2-Dichloroethene 2.3 5 cis-1,2-Dichloroethene 1.9

6 THF 0.6 10 Toluene 2.5

11 Chlorobenzene 2.5

18 1,2-Dimethoxyethane 3.1

20 Pyridine 2.6

1 Methanol

2 Ethanol

3 Acetone

4 Dimethyl sul�de

5 Isobutyl aldehyde

6 1-Propanol

7 2,3-Butanedione

8 Ethyl acetate

0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 min

min

9 Acetic acid

10 Isobutyl alcohol

11 Isovaleraldehyde

12 3-Methyl 2-butanone

13 1-Butanol

14 2,5-Dimethylfuran

15 2,3-Pentanedione

16 Ethyl propanoate

17 Propyl acetate

18 2,4,5-Trimethyl-1,3-dioxane

19 Isopentyl alcohol

20 2-Methyl-n-butanol

21 Isobutylacetate

22 Butyl butanonate

23 Butyl acetate

24 Isoamyl acetate

25 2-Methybutyl acetate

26 2,2-Dimethyldecane

27 Caproic acid ethyl ester

28 Phenylethyl Alcohol

29 Caprylic acid ethyl ester

Ethanol 0.1mg/mLの再現性RSD%(n=7)

0.6%

min

1 Acetaldehyde

2 Methanol

3 Ethanol

4 Acetone

5 Isopropanol

6 tert-Butanol(ISTD)

7 1-Propanol

2

TIC(1.00)43.00(10.00)

14

9

3

5 7

6 8 10

1615

13

1112 14 18

17

19 2024

21

22

23

25 27

26

28

29

5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5

1

2

3

4

5

6 7

VOC 0.1ppbの再現性 RSD%(n=5)

HS-20 Trap + Nexis™ GC-2030

19

17

18

16

15

14

13

12

11

10

20

8 +9

7

6

5 4

3

2

1

IS IS

21

22

10 11

GC-MS/MSによる水中VOCの超高速分析水中VOCの測定に広く用いられているヘッドスペースGC-MS法は、対象成分と内部標準試料の分離の問題で分析の高速化には限界がありましたが、選択性の高いGC-MS/MSを利用すると1時間当り最大8サンプルの測定が可能です。

高分子ポリマーなどの固体サンプルは、溶媒に溶解してからGCに注入して測定するのが一般的ですが、溶媒の選定や溶解は手間がかかるうえ、不溶性のものは測定できませんでした。MHE法は、粉砕した固体サンプルをバイアルに封入し、ヘッドスペース分析を繰り返し行うことで得られる目的成分ピーク面積の減衰曲線から、固体サンプル中の含有量を推定する方法です。MHE法は、溶媒溶解などの面倒な前処理工程が不要な残留モノマーの測定法として利用されています。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

装置仕様 項目

MHE(Multiple Headspace Extraction)法

試料導入方式

バイアル数バイアルバイアル攪拌リークチェックバーコードリーダーバイアル保温温度保温バイアル数サンプルライン温度

トランスファーライン温度

トラップ

トラップ冷却温度

トラップ加熱温度キャリアガス制御バイアル加圧ガス制御キャリアガス、バイアル加圧ガスPCインターフェース制御ソフトウェアソフトウェア動作環境

動作保証環境電源寸法重量

トランスファーライン型名

HS-20

測定手順

1標準試料をHSバイアルに封入します

2サンプルを計量してHSバイアルに封入します

3標準試料とサンプルを各3回以上分析します

4標準試料とサンプルの面積値の推移から分析0回目の面積値を計算し試料の含有量を求めます

1 Vinyl chloride-d3(ISTD)

2 Vinyl chloride

3 1,1-Dichloroethene

4 Dichloromethane

5 MTBE

6 trans-1,2-Dichloroethene

7 cis-1,2-Dichloroethene

8 Chloroform

9 1,1,1-Trichloroethane

10 Carbon tetrachloride

11 1,2-Dichloroethane

12 Benzene

13 Fluorobenzene(ISTD)

14 Trichloroethene

15 1,4-Dioxane-d8(ISTD)

16 1,2-Dichloropropane

17 1,4-Dioxane

18 Bromodichloromethane

19 cis-1,3-Dichloropropane

20 Toluene

21 trans-1,3-Dichloropropane

22 1,1,2-Trichloroethane

23 Tetrachloroethene

24 Dibromochloromethane

25 m,p-Xylene

26 o-Xylene

27 Bromoform

28 4-Bromo�uorobenzene(ISTD)

29 1,4-Dichlorobenzene

440

分析サイクル

HS-20 LT

HS-20 Trap

トラップ

なし

なし

あり

ロング(200℃)

ショート(350℃)

ショート(350℃)

HS-20 Trap + GCMS-TQ8040 NX

サンプル 100mg中のStyrene (m/z104)ピーク面積値推移

サンプル中のStyreneの推定含有量:  10mg(STD) / 445966.8942 X 40255.4227= 0.90mg

HS-20 HS-20 Trap

13.200 13.250 13.300

7 min

サンプリング 1 min

7 min 7 min

バイアル加温30 min

測定4.25 min

カラムオーブン冷却 1.5 min

HS-20 Trap + GCMS-TQ8040 NX

7 min 7 min 7 min

1418

543

設置例 (HS-20 Trap + GCMS-QP2020 NX) 単位:mm

0.75

1,2 3 5,67 8

910 13

14

1819

20

21 22

23

24

25

26

2728

29

15,16,17

11,12

4

1.00 1.25 1.50 1.75 2.00 2.25 2.50 2.75 3.00 min

!

!

!

Sulfinert® サンプルループ 1mL(標準) 0.2mL、3mL(オプション) またはトラップ (HS-20 Trap)90本外径 22.5mm×79mm(20mL)、外径 22.5mm×46mm(10mL)、混在可能5段階全バイアル自動チェック オプションで6種類のバーコード読取対応室温+10~300℃(設定は0~300℃ 1℃単位設定、精度±0.1℃)最大12本オーバーラップ保温可能150~300℃ または 室温+10~220℃(1℃単位設定、精度±0.5℃)ロングトランスファーラインモデル (HS-20 LT) は室温+10~220℃室温+10~350℃(1℃単位設定、精度±0.5℃) ロングトランスファーラインモデル (HS-20 LT) は室温+10~200℃内径2mm×100mm, Sulfinert Tube充填剤TENAX-TA (標準) Carbopack™+Carboxen®(オプション)-30~80℃(1℃単位設定、精度±1℃) サンプルライン250~300℃の場合は室温-30℃150~250℃の場合は室温-40℃150℃以下の場合は室温-50℃0~350℃(1℃単位設定、精度±1℃)GC内蔵AFCによる電子制御GC内蔵APCによる電子制御高純度ヘリウム、窒素または水素USBLabSolutions LC/GC、GCMSsolution Ver.4と連帯して動作(FDA 21 CFR Part 11対応)Windows® Vista、Windows® 7/10(32/64Bit)Waters Empower3ソフトウェアドライバ温度15~30℃、 湿度~70%Rh (性能保証18~28℃、 温度変動±1.3℃以内) Max1200VA(HS-20、HS-20 LT)、1500VA(HS-20 Trap)553 (W) × 430 (H) × 543(D) mm33kg (HS-20、HS-20 LT)、40kg(HS-20 Trap)

10 11

水中VOCの測定に広く用いられているヘッドスペースGC-MS法は、対象成分と内部標準試料の分離の問題で分析の高速化には限界がありましたが、選択性の高いGC-MS/MSを利用すると1時間当り最大8サンプルの測定が可能です。

高分子ポリマーなどの固体サンプルは、溶媒に溶解してからGCに注入して測定するのが一般的ですが、溶媒の選定や溶解は手間がかかるうえ、不溶性のものは測定できませんでした。MHE法は、粉砕した固体サンプルをバイアルに封入し、ヘッドスペース分析を繰り返し行うことで得られる目的成分ピーク面積の減衰曲線から、固体サンプル中の含有量を推定する方法です。MHE法は、溶媒溶解などの面倒な前処理工程が不要な残留モノマーの測定法として利用されています。

HS-20 シリーズHead Space Sampler

装置仕様 項目

MHE(Multiple Headspace Extraction)法

試料導入方式

バイアル数バイアルバイアル攪拌リークチェックバーコードリーダーバイアル保温温度保温バイアル数サンプルライン温度

トランスファーライン温度

トラップ

トラップ冷却温度

トラップ加熱温度キャリアガス制御バイアル加圧ガス制御キャリアガス、バイアル加圧ガスPCインターフェース制御ソフトウェアソフトウェア動作環境

動作保証環境電源寸法重量

トランスファーライン型名

HS-20

測定手順

1標準試料をHSバイアルに封入します

2サンプルを計量してHSバイアルに封入します

3標準試料とサンプルを各3回以上分析します

4標準試料とサンプルの面積値の推移から分析0回目の面積値を計算し試料の含有量を求めます

1 Vinyl chloride-d3(ISTD)

2 Vinyl chloride

3 1,1-Dichloroethene

4 Dichloromethane

5 MTBE

6 trans-1,2-Dichloroethene

7 cis-1,2-Dichloroethene

8 Chloroform

9 1,1,1-Trichloroethane

10 Carbon tetrachloride

11 1,2-Dichloroethane

12 Benzene

13 Fluorobenzene(ISTD)

14 Trichloroethene

15 1,4-Dioxane-d8(ISTD)

16 1,2-Dichloropropane

17 1,4-Dioxane

18 Bromodichloromethane

19 cis-1,3-Dichloropropane

20 Toluene

21 trans-1,3-Dichloropropane

22 1,1,2-Trichloroethane

23 Tetrachloroethene

24 Dibromochloromethane

25 m,p-Xylene

26 o-Xylene

27 Bromoform

28 4-Bromo�uorobenzene(ISTD)

29 1,4-Dichlorobenzene

440

NeNeN xiexie sxisxi GC-2030 Gas Chromatograph

仕様、設置条件

分析サイクル

HS-20 LT

HS-20 Trap

トラップ

なし

なし

あり

ロング(200℃)

ショート(350℃)

ショート(350℃)

HS-20 Trap + GCMS-TQ8040 NX

サンプル 100mg中のStyrene (m/z104)ピーク面積値推移

サンプル中のStyreneの推定含有量:  10mg(STD) / 445966.8942 X 40255.4227= 0.90mg

トランスファーライン

仕様、設置条件

トラップ

なし

なし

あり

ロング(200℃)

ショート(350℃)

ショート(350℃)

HS-20 HS-20 Trap

13.200 13.250 13.300

7 min

サンプリング 1 min

7 min 7 min

バイアル加温30 min

測定4.25 min

カラムオーブン冷却 1.5 min

1418

543

設置例 (HS-20 Trap + GCMS-QP2020 NX) 単位:mm

0.75

1,2 3 5,67 8

910 13

14

1819

20

21 22

23

24

25

26

2728

29

15,16,17

11,12

4

1.00 1.25 1.50 1.75 2.00 2.25 2.50 2.75 3.00 min

!

!

!

Sulfinert® サンプルループ 1mL(標準) 0.2mL、3mL(オプション) またはトラップ (HS-20 Trap)90本外径 22.5mm×79mm(20mL)、外径 22.5mm×46mm(10mL)、混在可能5段階全バイアル自動チェック オプションで6種類のバーコード読取対応室温+10~300℃(設定は0~300℃ 1℃単位設定、精度±0.1℃)最大12本オーバーラップ保温可能150~300℃ または 室温+10~220℃(1℃単位設定、精度±0.5℃)ロングトランスファーラインモデル (HS-20 LT) は室温+10~220℃室温+10~350℃(1℃単位設定、精度±0.5℃) ロングトランスファーラインモデル (HS-20 LT) は室温+10~200℃内径2mm×100mm, Sulfinert Tube充填剤TENAX-TA (標準) Carbopack™+Carboxen®(オプション)-30~80℃(1℃単位設定、精度±1℃) サンプルライン250~300℃の場合は室温-30℃150~250℃の場合は室温-40℃150℃以下の場合は室温-50℃0~350℃(1℃単位設定、精度±1℃)GC内蔵AFCによる電子制御GC内蔵APCによる電子制御高純度ヘリウム、窒素または水素USBLabSolutions LC/GC、GCMSsolution Ver.4と連帯して動作(FDA 21 CFR Part 11対応)Windows® Vista、Windows® 7/10(32/64Bit)Waters Empower3ソフトウェアドライバ温度15~30℃、 湿度~70%Rh (性能保証18~28℃、 温度変動±1.3℃以内) Max1200VA(HS-20、HS-20 LT)、1500VA(HS-20 Trap)553 (W) × 430 (H) × 543(D) mm33kg (HS-20、HS-20 LT)、40kg(HS-20 Trap)

ヘッドスペースサンプラHead Space Sampler

HS-20 シリーズ

初版発行:2012年11月 3218-08803-10AIT

GCMS、GCMSsolution、LabSolutions、GCMS-QP、HGEおよびNexisは、株式会社島津製作所の商標です。TENAXは、BUCHEM B.V.の登録商標です。Empowerは、Waters Corporationの商標です。Sulfinertは、Restek Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。CarbopackおよびCarboxenは、Sigma-Aldrich Co. LLCの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

HS-20 シ

リー

分析計測事業部 604-8511 京都市中京区西ノ京桑原町1

(03) 3219-(官公庁担当)5631・(大学担当)5616・(会社担当) 5685

(06) 6373-(官公庁・大学担当)6541・(会社担当) 6556(011)700-6605(022)221-6231(024)939-3790

(029)851-(官公庁・大学担当) 8511・(会社担当) 8515

(048)646-(官公庁・大学担当) 0095・(会社担当) 0081

(045)311-(官公庁・大学担当) 4106・(会社担当) 4615(054)285-0124

(052)565-(官公庁・大学担当) 7521・(会社担当) 7531

(075)823-(官公庁・大学担当) 1604・(会社担当) 1603(078)331-9665(086)221-2511(087)823-6623(082)248-4312

(092)283-(官公庁・大学担当) 3332・(会社担当) 3334

https://www.an.shimadzu.co.jp/

東 京 支 社

関 西 支 社

札 幌 支 店東 北 支 店郡山営業所つくば支店

北関東支店

横 浜 支 店

静 岡 支 店名古屋支店

京 都 支 店

神 戸 支 店岡山営業所四 国 支 店広 島 支 店九 州 支 店

101-8448

530-0012

060-0807980-0021963-8877305-0031

330-0843

220-0004

422-8062450-0001

604-8445

650-0033700-0826760-0017730-0036812-0039

東 京 都 千 代 田 区 神 田 錦 町 1 丁 目 3

大阪市北区芝田1丁目1-4 阪急ターミナルビル14階

札幌市北区北七条西2丁目8-1 札幌北ビル9階仙台市青葉区中央2丁目9-27 プライムスクエア広瀬通12階郡 山 市 堂 前 町 6 - 7 郡 山 フ コク 生 命 ビ ル 2 階つ く ば 市 吾 妻 3 丁 目 17 - 1

さいたま市大宮区吉敷町1-41 明治安田生命大宮吉敷町ビル8階

横浜市西区北幸2丁目8-29 東武横浜第3ビル7階

静岡市駿河区稲川2丁目1-1 伊伝静岡駅南ビル2階名古屋市中村区那古野1丁目47-1 名古屋国際センタービル19階

京 都 市 中 京 区 西 ノ 京 徳 大 寺 町 1

神 戸 市 中 央 区 江 戸 町 9 3 栄 光 ビ ル 9 階岡山市北区磨屋町3-10 岡山ニューシティビル6階高 松 市 番 町 1 丁 目 6 - 1 高 松 N K ビ ル 9 階広島市中区袋町4-25 明治安田生命広島ビル15階福 岡 市 博 多 区 冷 泉 町 4 - 2 0 島 津 博 多 ビ ル 4 階

島津コールセンター (操作・分析に関する電話相談窓口)

本社地区事業所及び関連事業所認証取得

0120-131691IP電話等:(075)813-1691

本文書に記載されている会社名、製品名、サービスマークおよびロゴは、各社の商標および登録商標です。なお、本文中では「TM」、「®」を明記していない場合があります。本製品は、医薬品医療機器法に基づく医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。トラブル解消のため補修用部品・消耗品は純正部品をご採用ください。外観および仕様は、改良のため予告なく変更することがありますのでご了承ください。