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平成22年度 文部科学省 女性研究者研究活動支援事業 (女性研究者支援モデル育成) 愛媛大学女性未来育成センター 〒790-8577 愛媛県松山市文京町3番 E-mail [email protected] TEL/FAX 089-927-8602 愛媛大学 女性未来育成センター http://hime.adm.ehime u.ac.jp/ 9号 平成24年12月21日 総合情報メディアセンターメディアホール 第3回 女性未来育成センター公開シンポジウムを開催しました 平成24年11月26日 校友会館2階交流サロン 教職員対象セミナーを開催しました 開会の挨拶で柳澤康信学長は、地方国立大学が生き 残るための課題のなかで、女性をいかに活用すべきかや、 事業の最終年度にあたり、愛媛大学としてどのように取り組 むべきかを、組織の様々な立場のメンバーが学んでいくこ とが重要であると呼びかけました。 特別講演では、東京学芸大学 長の村松泰子先生に、「大学を 取り巻く社会情勢と地方大学に 求められる女性研究者支援」と いうタイトルでお話いただきまし た。地方大学に求められる女性 研究者支援として、あらゆる分野 の研究にジェンダーの視点を入 れ、偏りを無くすことは大学に とって不可欠であることや、女性 研究者増員のために大学人への意識改革や制度改革を 進め、男女ともに働きやすい職場環境の整備を目指すとの お話がありました。 続く基調講演では、宮崎大学清花アテナ男女共同参画 推進室長の伊達紫先生に、「女性研究者支援から男女共 同参画の推進へ―地域の未来へ向けた連携への充実 ク問題などの博士を取り巻く現状 や、立命館大学における大学院生 向けの支援プログラムによる、人文 社会学系大学院生のキャリア支援 について講演されました。 後半の意見 交換会では、 様々な立場 の参加者が コミューター カップルや休職中の教員の復帰支 援などについて、積極的に意見を 出していました。 ▲秋田大学医学部 蓮沼直子 先生 キャリア形成支援のあり方について考える教職員対象 セミナー「理系・文系それぞれのキャリア形成支援~ 研究職を目指す学生を育てるために~」を開催し、教 職員や大学院生22名が参加しました。 まず、秋田大学医学部の蓮沼直子先生が「秋田大学 医学部におけるキャリア形成支援の取組み」と題し、医学 部生へのキャリア教育や女性医師が継続して働き続ける ための支援の必要性などについて、秋田大学医学部の実 例を交えて講演されました。 つぎに、国立情報学研究所の櫻井浩子先生が、「立命 館大学におけるキャリア形成支援の取組み」と題し、ポスド ▲国立情報学研究所 櫻井浩子 先生 ―」と題して講演いただきました。宮崎 大学では、女性研究者増員について 学内の理解を得るために、全職員に 向けた地道な広報啓発や、全学一体 となったシンポジウムを行い、女性採 用の数値目標設定への反対が大幅 に減少したことなどをお話しいただきま した。 パネルディスカッションでは、愛媛県 県民環境部管理局男女参画課の山 岡敏章課長と、株式会社あわしま堂 人事・情報部の市川晋人事課長にも加わっていただき、そ れぞれの立場からの報告や 問題提供があり、県の特色 を踏まえた男女共同参画推 進の在り方や、地方の環境 整備の遅れから女性研究者 が二人目の出産に踏み切れ ない実情など、地域で活躍 する女性の課題がいくつも提 示されました。 支援事業の一環として、公開シンポジウムを開催しました。今回は「選ばれる魅力ある大学へ―女性の元気 が地域を活かす―」をテーマに掲げ、学内外から約100名が参加しました。 ▲東京学芸大学長 村松泰子 先生 ▲宮崎大学 清花アテナ男女共同参画 推進室長 伊達紫 先生 ▲パネルディスカッションの様子

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平成22年度 文部科学省 女性研究者研究活動支援事業

(女性研究者支援モデル育成)

愛媛大学女性未来育成センター 発 行 〒790-8577 愛媛県松山市文京町3番

E-mail [email protected] TEL/FAX 089-927-8602

愛媛大学 女性未来育成センター

ht tp : / /h ime .adm.eh ime ‐u .a c . j p / 9号

平成24年12月21日 総合情報メディアセンターメディアホール

第3回 女性未来育成センター公開シンポジウムを開催しました

平成24年11月26日 校友会館2階交流サロン

教職員対象セミナーを開催しました

開会の挨拶で柳澤康信学長は、地方国立大学が生き

残るための課題のなかで、女性をいかに活用すべきかや、

事業の最終年度にあたり、愛媛大学としてどのように取り組

むべきかを、組織の様々な立場のメンバーが学んでいくこ

とが重要であると呼びかけました。

特別講演では、東京学芸大学

長の村松泰子先生に、「大学を

取り巻く社会情勢と地方大学に

求められる女性研究者支援」と

いうタイトルでお話いただきまし

た。地方大学に求められる女性

研究者支援として、あらゆる分野

の研究にジェンダーの視点を入

れ、偏りを無くすことは大学に

とって不可欠であることや、女性

研究者増員のために大学人への意識改革や制度改革を

進め、男女ともに働きやすい職場環境の整備を目指すとの

お話がありました。

続く基調講演では、宮崎大学清花アテナ男女共同参画

推進室長の伊達紫先生に、「女性研究者支援から男女共

同参画の推進へ―地域の未来へ向けた連携への充実

ク問題などの博士を取り巻く現状

や、立命館大学における大学院生

向けの支援プログラムによる、人文

社会学系大学院生のキャリア支援

について講演されました。

後半の意見

交換会では、

様々な立場

の参加者が

コミューター

カップルや休職中の教員の復帰支

援などについて、積極的に意見を

出していました。

▲秋田大学医学部

蓮沼直子 先生

キャリア形成支援のあり方について考える教職員対象

セミナー「理系・文系それぞれのキャリア形成支援~

研究職を目指す学生を育てるために~」を開催し、教

職員や大学院生22名が参加しました。

まず、秋田大学医学部の蓮沼直子先生が「秋田大学

医学部におけるキャリア形成支援の取組み」と題し、医学

部生へのキャリア教育や女性医師が継続して働き続ける

ための支援の必要性などについて、秋田大学医学部の実

例を交えて講演されました。

つぎに、国立情報学研究所の櫻井浩子先生が、「立命

館大学におけるキャリア形成支援の取組み」と題し、ポスド▲国立情報学研究所

櫻井浩子 先生

―」と題して講演いただきました。宮崎

大学では、女性研究者増員について

学内の理解を得るために、全職員に

向けた地道な広報啓発や、全学一体

となったシンポジウムを行い、女性採

用の数値目標設定への反対が大幅

に減少したことなどをお話しいただきま

した。

パネルディスカッションでは、愛媛県

県民環境部管理局男女参画課の山

岡敏章課長と、株式会社あわしま堂

人事・情報部の市川晋人事課長にも加わっていただき、そ

れぞれの立場からの報告や

問題提供があり、県の特色

を踏まえた男女共同参画推

進の在り方や、地方の環境

整備の遅れから女性研究者

が二人目の出産に踏み切れ

ない実情など、地域で活躍

する女性の課題がいくつも提

示されました。

支援事業の一環として、公開シンポジウムを開催しました。今回は「選ばれる魅力ある大学へ―女性の元気

が地域を活かす―」をテーマに掲げ、学内外から約100名が参加しました。

▲東京学芸大学長

村松泰子 先生

▲宮崎大学

清花アテナ男女共同参画

推進室長 伊達紫 先生

▲パネルディスカッションの様子

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愛媛大学 女性未来育成センター

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女性のキャリアに関する相談室です。

こんな悩みはありませんか?お気軽にご相談ください。

●人生設計や将来のこと

●仕事や研究のこと

●職場環境・人間関係のこと

●育児・介護などのワークライフバランスのこと

相談員:谷口明美(臨床心理士)、清野初美(フェミニスト

カウンセラー)、石井真奈(担当教員)

各相談員の在室日時は、

センターHP「お知らせ」をご覧ください。(予約優先)

場所:教育学部4号館3階 (女性未来育成センター隣)

電話:089-927-8602(内線8622)

専用メール:[email protected]

ひめルーム相談室について

平成24年12月26日~28日、平成25年1月4日、7日

冬休み学童保育を行いました

教職員のお子さん(小学生)対象の冬休み学童保育を、

城北キャンパス大学会館2階にて実施し、総勢16人のお子

さんをお預かりしました。

大学教職員や学生などにスタッフとしてご協力いただき、

凧揚げや書初め、スポーツ大会など多彩な行事を行いまし

た。また、久万スキーランドへのおでかけでは、雪合戦やそり

滑りにも挑戦しました。

平成24年9月25日 教育学部本館2階会議室

第2回 研究活動における

リーダーシップ養成セミナーを開催しました

教育学部本館2階会議室に

て、第2回「研究活動における

リーダーシップ養成セミナー」

を開催しました。

今回は、「研究力と協働力を

考えよう」と題し、佐藤久子先

生(理工学研究科教授)と、

中道仁美先生(農学部生物

資源学科准教授)にお話いただきました。参加者は“成功す

る共同研究"のポイントや女性

が研究する上で知っておくべき

現状について熱心に聞き入り、

後半に行われた大橋裕一先生

(学術・企画担当理事)による

愛媛大学研究活性化事業【平

成24年度・秋】の女性研究者

支援の説明についても積極的

に質問していました。

平成25年1月26日

第14回コムズフェスティバルにて

体験型科学教室を企画実施しました

▲佐藤先生の講演

▲中道先生の講演

第14回コムズフェスティバル分科会にて、教育学部理科

教室教育講座の皆さんと理系女子学生グループ「サイエ

ンスひめこ」が合同で、「電池チェッカーを作ろう」と題した

小学生向けの科学教室を実施しました。ひめこ達は、電磁

石の作用について子ども達に説明したり、装置作りをサ

ポートしたりしながら、科学の楽しさを紹介しました。

保護者からは、理系の視点の持ち方や自由研究につい

て質問があり、学生たちは自身の経験談を例にアドバイス

をしていました。

担当教員

石井真奈

(助教、キャリア・コンサルタント)

開室時間には30分程度の「性格診断」もやっています。

男女とも利用できますので、相談室に足を運んでみませ

んか!? お待ちしています ヽ(^o^)丿