地方経済天気図 - The 77 Bank · 生産活動...

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全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年11月)より抜粋 各地域の景況感 天 気 地 域 景  況  感 北海道 生産活動は横這い、公共工事が減少しているものの、個人消費、住宅建築が持ち 直し、観光も回復するなど、緩やかな持ち直し。 個人消費、生産活動が弱含みとなったものの、住宅建築、輸出が上向きとなるな ど、緩やかな持ち直し。 個人消費が持ち直し、公共工事も上向きとなったものの、生産活動が足踏み、輸 出も横這いとなるなど、持ち直しの動きが一服。 甲信越 住宅建築が上向き、観光が持ち直したものの、生産活動が足踏み、輸出が低調と なるなど、持ち直しの動きが一服。 公共工事が弱含み、輸出が足踏みとなったものの、住宅建築が上向き、観光が持 ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。 個人消費、観光が上向きとなったものの、生産活動、輸出が横這いとなり、持ち 直しの動きが一服。 個人消費が持ち直したものの、公共工事が減少、生産活動も横這いとなるなど、 全体では足踏み。 設備投資、雇用が持ち直しているものの、公共工事、輸出が弱含み、全体では横 這い圏内。 生産活動が足踏み、輸出が弱含んだものの、住宅建築が上向き、設備投資が持ち 直すなど、緩やかな持ち直し。 生産活動が弱含み、輸出が足踏みとなったものの、個人消費、設備投資が持ち直 すなど、全体では緩やかな持ち直し。 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移するなど、拡大。 11 七十七銀行 調査月報 2015年12月号    地方経済天気図 地方経済天気図

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全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年11月)より抜粋

各地域の景況感

天 気 地 域 景  況  感

北海道 生産活動は横這い、公共工事が減少しているものの、個人消費、住宅建築が持ち直し、観光も回復するなど、緩やかな持ち直し。

東 北 個人消費、生産活動が弱含みとなったものの、住宅建築、輸出が上向きとなるなど、緩やかな持ち直し。

関 東 個人消費が持ち直し、公共工事も上向きとなったものの、生産活動が足踏み、輸出も横這いとなるなど、持ち直しの動きが一服。

甲信越 住宅建築が上向き、観光が持ち直したものの、生産活動が足踏み、輸出が低調となるなど、持ち直しの動きが一服。

北 陸 公共工事が弱含み、輸出が足踏みとなったものの、住宅建築が上向き、観光が持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

東 海 個人消費、観光が上向きとなったものの、生産活動、輸出が横這いとなり、持ち直しの動きが一服。

近 畿 個人消費が持ち直したものの、公共工事が減少、生産活動も横這いとなるなど、全体では足踏み。

中 国 設備投資、雇用が持ち直しているものの、公共工事、輸出が弱含み、全体では横這い圏内。

四 国 生産活動が足踏み、輸出が弱含んだものの、住宅建築が上向き、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

九 州 生産活動が弱含み、輸出が足踏みとなったものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

沖 縄 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移するなど、拡大。

11七十七銀行 調査月報 2015年12月号   

地方経済天気図

地方経済天気図

東北地方・各県の景況感

各地域の景況感の推移

地 域 項 目 概     況

景 況 個人消費、生産活動が弱含みとなったものの、住宅建築、輸出が上向きとなるなど、緩やかな持ち直し。

生産活動 輸送機械、一般機械が減少し、弱含み。

個人消費 スーパー販売が増加したものの、百貨店販売、乗用車販売が減少するなど、弱含み。

住宅建築 分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、上向き。

設備投資 需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、伸び悩み。

公共工事 国、独立行政法人等が減少するなど、やや弱含み。

観 光 観光地への入込み客が増加し、上向き。

雇 用 卸・小売業、宿泊・飲食サービス業で新規求人数が増加するなど、回復に向けた動き。

H26/11 12 H27/1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

北海道

東 北

関 東

甲信越

北 陸

東 海

近 畿

中 国

四 国

九 州

沖 縄

12    七十七銀行 調査月報 2015年12月号

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

 

 

景 況 持ち直している。

生産活動 やや増加。8月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比0.6%上昇の107.0と2か月連続のプラス。

個人消費 やや低調。8月の百貨店・スーパー販売(確報値)は、前年比0.6%減と再びマイナス。9月の乗用車販売は、全体では同8.3%減と再びマイナス。

住宅建築 増加。9月の住宅着工戸数は、全体では前年同月比26.0%の大幅増加と再びプラス。

設備投資 製造業は増加。

公共工事 減少。9月の公共工事請負額は、全体では前年比22.8%減と3か月ぶりにマイナス。

観 光 入込み客数、宿泊者数とも増加。9月の主な県内観光施設(34施設)の入込み客数は前年比6.4%増と再びプラス。

雇 用 改善の動きが継続。9月の有効求人倍率(季調済)は0.96倍で前月比0.01ポイント上昇。

 

 

景 況 持ち直しの動きに足踏み感。

生産活動 持ち直しの兆し。8月の鉱工業生産指数は97.4(季調値)と前月比3.9%上昇。

個人消費 弱い動き。9月の百貨店・スーパー販売(店調前)は前年同月比0.5%増と6か月連続のプラス。10月の乗用車販売(軽含む)は同3.3%減。

住宅建築 減少。9月の住宅着工戸数は663戸で前年同月比14.8%(115戸)減と5か月ぶりに悪化。

設備投資 増加。9月の建築着工床面積(非居住用)は前年同月比11.7%増。

公共工事 減少。10月の公共工事請負額は34,913百万円で前年同月比30.1%減。

観 光 増加。9月の主要観光地の入込み客数は143千人で前年同月比15.6%増。

雇 用 やや低下。9月の有効求人倍率(季調済)は1.21倍(前月比0.06ポイント低下)と最高値からやや低下したものの、29か月連続の1倍台。

秋 田 県

景 況 緩やかな持ち直しの動きが足踏みしている。

生産活動 一進一退。8月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では前月比3.4%上昇し2か月ぶりに上昇。原指数は前年比0.7%上昇し2か月ぶりに上昇。

個人消費 横這い。8月の大型小売店販売(店調前)は、前年比0.1%増と2か月連続で増加。10月の乗用車販売は、同4.7%減と2か月連続で減少。

住宅建築 弱い動き。9月の住宅着工戸数は、持ち家が前年比9.6%減、貸家が10.0%増、分譲住宅が横這いとなり、全体では同4.3%減と3か月連続で減少。

13七十七銀行 調査月報 2015年12月号   

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

秋 田 県

設備投資 増加傾向。日銀短観(9月調査)によると、2015年度の設備投資計画は、製造業が前年度比52.9%増、非製造業が34.1%減、全産業では同26.6%増。

公共工事 減少基調。10月の公共工事請負額は、国、県は増加したものの、市町村が減少し、全体では前年比3.0%減と3か月ぶりに減少。

観 光 好調。10月の県内の主要観光地や観光施設の入込みは、秋の行楽シーズンで県外客の客足が伸び、好調。

雇 用 改善基調。9月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.02ポイント低下の1.08倍。新規求人数は前年比3.0%増と5か月連続で増加。

 

 

景 況 企業の生産活動などが弱含んでおり、持ち直しの動きに足踏み感がみられる。

生産活動 弱含み。8月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では94.5で前月比1.6%低下し、4か月連続のマイナス。

個人消費 おおむね横這い。9月の百貨店・スーパー販売(店調後)は、全体では前年比2.2%減で4か月連続のマイナス。10月の乗用車販売も、同1.2%減。

住宅建築 増加傾向。9月の住宅着工戸数は、前年比43.8%増で9か月連続のプラス。

設備投資 総じてみれば横這い。9月の建築着工床面積(非居住用)は前年比116.6%増で5か月ぶりのプラス。工事費予定額も同248.5%増で4か月ぶりのプラス。

公共工事 減少傾向。9月の公共工事請負額は、前年比25.9%減で3か月連続のマイナス。

観 光 持ち直しの動きが鈍化。8月の県内宿泊者数(延数)は、前年のデスティネーションキャンペーンの反動もあり、前年比4.9%減で3か月連続のマイナス。

雇 用 緩やかに改善。9月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.01ポイント上昇の1.20倍で、5か月ぶりのプラス。

 

 

景 況 個人消費の一部や生産活動などが低調であるものの、設備投資や住宅投資が高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。

生産活動 横這い。8月の鉱工業生産指数は、88.0(季節調整値)で3か月連続で前月を上回ったものの、原指数が79.8で11か月連続で前年を下回った。

個人消費 横這い。8月の大型小売店の販売額(全店舗ベース)は、5か月連続で前年を上回った。9月の乗用車新車登録台数は、18か月連続で前年を下回った。

住宅建築 増加。9月の新設住宅着工戸数は、1,401戸(前年同月比33.4%増)と2か月連続で前年を上回った。

設備投資 増加。8月の建築着工(民間・非居住用)は、棟数が前年同月比13.0%増、床面積が同14.2%増、工事費予定額が同27.6%増。

公共工事 減少。9月の公共工事前払保証取扱は、件数が695件(前年同月比16.3%減)と5か月連続で前年を下回った。

観 光 好転。8月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比3.7%増と5か月連続で増加。

雇 用 横這い。9月の新規求人倍率は、季節調整値が2.07倍(前月比0.28ポイント上昇)、原数値が2.24倍(前年同月比0.11ポイント上昇)となった。

14    七十七銀行 調査月報 2015年12月号

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