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日本膜学会30年間の歩み 1978−2008 日本膜学会第30年会(May 15-16, 2008 東京理科大学 森戸会館)

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  • 日本膜学会30年間の歩み

    1978−2008

    日本膜学会第30年会(May 15-16, 2008 東京理科大学森戸会館)

  • 日本膜学会の歩み

    1974.9.6 膜懇話会の発足 (世話人:中垣正幸、宮内照勝)

    1974.12.7 第1回膜研究会 於 東京大学工学部

    1976.4 雑誌 「膜(Membrane)」の創刊 (編集委員長:中垣正幸、発行:喜多見書房)

    1978.1.1 日本膜学会の発足(膜懇話会は発展的に解消)

    会長:中垣正幸、副会長:宮内照勝、織田敏次

    〔1982 欧州膜学会が発足〕

    〔1984.6 日欧膜会議 Stresa, Italy〕

    1987.6.8-12 国際膜会議(ICOM, 全日空ホテル、東京、組識委員長:中垣正幸、Enrico Drioli、幹事長:木村尚史)

    1988.6.18 中垣会長から小畠陽之助会長に交代

    1988.11 小畠会長の急逝により、木村尚史副会長が会長代行となる

    1989.5 木村尚史会長代行が会長に就任

    1993.5 木村会長から清水剛夫会長に交代

    1996.8.18-23 国際膜会議(ICOM, パシフィコ横浜、横浜、名誉組識委員長:中垣正幸、組識委員長:木村尚史、組識副委員長:清水剛夫、実行委員長:中尾真一)

    1997.5 清水会長から宮嶋孝一郎会長に交代

    2001.5 宮嶋会長から野澤義則会長に交代

    2003.5 野澤会長から古崎新太郎会長に交代

    2005.5 古崎会長から中尾真一会長に交代

  •  膜関係年表(1)-1木村尚史先生2003年3月1日

    Year Desalination Symp. Topics Societies

    1960(s35)

    61(s36)

    62(s37)

    64(s39)

    65(s40)

    66(s41)

    67(s42)

    1st Delyannis(Athens)

    1st Desal.Symp.(Washington)

    2nd Delyannis(Athens)

    Loeb-Sourirajan

    P.V. Binning

    Spiral(UOP)

    PermasepB-5(DuPont)

    Memb.Dist.,Findley

    日本塩学会→海水学会

    1970(s45)

    71(s46)

    72(s47)

    73(s48)

    74(s49)

    75(s50)

    76(s51)

    77(s52)

    78(s53)

    79(s54)

    3rd Delyannis(Dubrov.)

    4th Delyannis(Heidelberg)

    1st IDEA(Mexico)

    5th Delyannis(Sardinia)

    2nd IDEA(Tokyo)

    6th Delyannis(Las Palmas)

    3rd IDEA(Nice)

    Permasep B-10

    N.S.

    DDS

    Permasep B-10, WF21(O.C.)

    Yuma

    PA-300

    Hollosep, PEC

    Prism

    膜研究会(東工試)

    新しい膜技術研究会

    膜懇話会設立

    「膜」誌、J.Mem.Sci.,刊行

    日本膜学会設立

    1980(s55)

    81(s56)

    82(s57)

    83(s58)

    85(s60)

    86(s61)

    87(s62)

    88(s63)

    89(h01)

    7th Delyannis(Amsterdam)

    4th IDEA(Bahrain)

    WSIA(Hololulu)

    1st IDA(Florence)

    2nd IDA(Bermuda)

    3rd IDA(Nice)

    4th IDA(Kuwait)

    FT-30

    M.D. Gore

    1st P.V.Symp.

    2nd P.V.Symp.

    3rd P.V.Symp.

    4th P.V.Symp.

    1st ICIM(M’tpellier)

    日本海水学会30週年

    ヨーロッパ膜学会設立

    1st Europe-Japan(Stresa)

    北米膜学会(NAMS)設立

    ICOM’87(TOKYO)

  •  膜関係年表(1)-2木村尚史先生2003年3月1日

    Year Desalination Symp. Topics Societies

    1990(h02)

    91(h03)

    92(h04)

    93(h05)

    94(h06)

    95(h07)

    96(h08)

    97(h09)

    98(h10)

    99(h11)

    EDA(Malta)April,

    5th IDA(Washt’n)Aug.

    6th IDA(Yokohama)

    7th IDA(Abu Dhabi)

    8th IDA(Madrid)

    9th IDA(San Diego)

    5th P.V.Symp.

    2nd ICIM(M’tpellier)

    6th P.V.Symp.

    3rd ICIM(Worcest.)

    7th P.V.Symp.

    4th ICIM

    5th ICIM(Nagoya)

    ICOM’90(Chicago)

    ICOM’93(Heidelberg)

    ICOM’96(Yokohama)

    ICOM’99(Toronto)

    2000(h12)

    01(h13)

    02(h14)

    03(h15)

    ICOM’02(Toulouse)

  •  膜関係年表(2)-1

    木村尚史先生2003年3月1日

    Year 通産省関係プロジェクト 農水省関係 厚生省関係1960(s35)61(s36)62(s37)63(s38)64(s39)65(s40)66(s41)67(s42)68(s43)69(s44) 多段フラッシュ(大プロ)

    1970(s45)71(s46)72(s47)73(s48)74(s49)75(s50)76(s51)77(s52)78(s53)79(s54)

    下水三次処理(工水協)鹿島地区工水(住金鹿島)

    造水促進センター設立

    省エネルギー海淡開始

    国産モジュール導入

    800t/d運転開始下水再利用(津守、北九)

    食品産業センター技術研究

    1980(s55)81(s56)82(s57)83(s58)84(s59)85(s60)86(s61)87(s62)88(s63)89(h01)

    C1化学開始次世代、高効率高分子膜酸素富化膜研究組合結成

    アクアルネッサンス‘90アルコール脱水プロジェクトJIS規格(純水製造)

    バイオマス転換計画膜技術研究組合発足

    同第2期開始

    ハイセパレーション開始MRC設立

    膜分離技術振興協会設立

    局方改正(注射用水)

  • 初代会長 中垣正幸先生 2003年(平成15年)7月 第21回物性物理化学研究会・傘寿の会にてご講演

  • 第3代会長木村先生と第8代会長(現)中尾先生

  • ICOM’87組織委員長の中垣先生とDriori先生

  • 上:第2代会長小畠先生

  • 上:第4代会長:清水先生 下:第6代会長:野澤先生

  •  上左 第3代会長木村先生

  • ICOM’96 木村組織委員長

  • 上:第7代会長:古崎先生 下:第8代会長:中尾先生

  • 中垣正幸先生(初代会長)と宮嶋孝一郎先生(第5代会長) 2003年7月

  • 会長に就任して 中尾真一この度,古崎新太郎先生の後を受け,平成17,18年度会長に就任することになりました.どうぞよろしくお願い申し上げます. 膜学はいろいろな学問,例えば人工膜分野を例にしても,膜透過の基礎を扱う物理化学,それもマクロに扱う熱力学のアプローチから分子原子レベルで解明するための量子化学,分子動力学,膜素材の開発を支える高分子科学,無機材料科学,製膜プロセスや応用としての膜分離プロセスを扱う化学工学など,多くの基礎学問に支えられています.生体膜の分野も同様でしょう.応用分野も多岐に渡ります.これも人工膜を例に取るなら,海水の淡水化,水道水を作る浄水処理,排水処理では都市下水から多くの産業排水,更にはし尿まで膜で処理されています.食品分野ではジュースの濃縮には欠かせない技術になっていますし,バイオ分野では酵素やたんぱく質の分離精製にも広く用いられています.半導体工場の超純水製造にも膜は不可欠ですし,最近では水素分離も期待されています. このように学問的にも応用的にも,膜学は人工膜,生体膜を問わず,多くの分野の研究者,技術者の活躍で成り立っていることから,各人が活躍する学会,産業界が異なっていて,皆が一堂に会して膜について語り合う場がなかなか得られないことが,膜学の更なる発展を妨げていると思われます.膜学会は元来このような場を提供する学会のはずでしたが,膜学の発展に伴い領域が段々と細分化され,専門化されて行くに伴い本来の機能を発揮しにくくなってきているのではないでしょうか. 今一度原点に立ち返り,会長を勤めさせていただく年間を通して,どうしたら膜学,膜技術に携わる研究者,技術者の皆さんが一堂に会する膜学会に出来るのか,参加したくなる膜学会に出来るのかを会員の皆様と一緒に考えてみたいと思っています.そのためには,現在余り数が多くない産業界の会員を増やす必要があるでしょう.応用のないところに技術の発展はありません.技術の基礎とならずして学問は成立しません.筆者は工学分野に身を置いているので余計このように考えるのかもしれませんが,やはり「膜」はよりよい地球環境の実現のために,そして人類の幸せな発展のために役に立って欲しいものです.このためには応用は極めて大事なのです. まもなく我が国は団塊の世代の引退時期を迎え,同時に深刻な少子化時代を迎えます.このことは膜学を問わず研究者人口,技術者人口の減少を意味します.一方で地球環境はなかなか良い方向に向かいませんので,環境改善に貢献する膜技術は今後ますます必要になって来るでしょう.少ない研究開発人口で如何にして膜に寄せられる大きな期待にこたえるのかは大きな課題です.一つの方向は,今後の発展に伴い膜技術の必要性が著しく増していき,研究者,技術者数も増えていくであろうアジアの国々との連携ではないでしょうか.日本膜学会はすでに韓国膜学会と連携していますし,中国の膜研究者との連携も盛んになってきています.シンガポールやマレーシア,タイやインドネシアでの膜研究も盛んになってきています.日本で膜学を学び,母国に帰って活躍している留学生も増えています.日本膜学会はそろそろアジアの膜学の中心として活躍すべき時期に来ているのではないでしょうか.このような活動が日本膜学会の更なる発展につながるものと確信しています. 日本膜学会は978年月日の設立ですので,本年は28年目になります.これまで築きあげられてきた日本膜学会のすばらしい伝統をふまえ,1世紀の地球の持続的発展に膜学がそして膜技術がおおいに貢献できるよう,会員の皆様のご協力をお願い申し上げます.

  • 日本膜学会第28年会 (札幌)

  • 大分入っています。札幌にて第7代会長

  • 懇親会場

    膜シンポジウム20072007年11月14日(水)・15日(木)  山口大学工学部(宇部市)

  • 山口のご馳走