Post on 26-Sep-2020
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EM12c DBaaSスナップ・クローンの概要
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スナップ・クローンとは
顧客シナリオ
課題
EM12cのソリューション概要
ライセンス
目次
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スナップ・クローンは大規模データベース(~TB)に対し
て容量効率の高いクローンを迅速に作成するためのストレージに依存しないセルフサービス・アプローチ
スナップ・クローンとは
ストレージ非依存
全ストレージ・ベンダー(NASとSAN)をサポート
迅速数日/数週間か
かっていたデータベース・クローニングを数分で実行
高い容量効率
ストレージ・フットプリントの大幅な縮小
セルフサービスユーザーがその場でクローンを作成可能
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スナップ・クローンを使用した顧客シナリオ
顧客シナリオ1(通信業界)
本番DB = 12TB スタンバイDB = 12TB 7xクローン(7*2GBの書込み可能領域)
= 84TB 14GB------------------
合計 108 ~24TB 時間 = 数日/数週間数分
顧客シナリオ2(銀行業界)
5x本番DB = 30TB 5xスタンバイDB = 30TB 5xマスキングDB = 30TB 6xクローン(6*5*2GBの書込み可能領域)
= 180TB 60GB --------------------
合計 270 ~90TB 時間 = 数日/数週間数分
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課題1:自動化の欠如
「企業の標準を満たすシステムを作成するには、各種グループが関与するデータベース・サーバーのプロビジョニングに4~5日間かかる。数分か数時間で迅速にサービスをロールアウトする必要がある」
51%のDBAいわく、テスト/開発システム用の新規データベースのプロビジョ
ニングやクローニングなどの手動作業に時間がかかる
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開発者 DBの要求 DBにアクセス
マネージャー 承認
DBA HWとストレージの要求
クラスタ構成とDB作成
システム
管理者
OSとネットワークの設定
ストレージ管理者
ストレージの割当て
現在のデータベース・プロビジョニング・プロセス非効率で時間がかかる
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課題2:DBAにとって使いにくいソリューション
64%のDBAがデー
タベースのクローニングにRMANスナップ・クローンを使用
大半のポイント・ソリューションやストレージ・ソリューションはDBAに不親切
「データベース」ではなく「ストレージ・ボリューム」のクローン
データベース・スタックが可視化されていないため、パフォーマンスの問題の優先順位付けが困難
構成やコンプライアンス/データ・セキュリティ問題の追跡方法がない
ライフ・サイクル機能や系統追跡機能がない
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課題3:低速な更新
ストレージ節約のため旧式のプロセスを使用
複数のユーザーとアプリケーションがクローンを共有
ユーザー間の共有の増加によるパフォーマンスの低下
すべてのデータ変更に管理が必要なため、OPEXが増加
低速な更新
既定の更新サイクル、臨時のクローニング要求はなし
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データ・クローニングの課題まとめ
ストレージの急増
時間の浪費
自動化の欠如
DBAにとって使いにくいソリューション
低速な更新
コスト
生産性
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• 機能
• バージョン10g~12cの大規模データベースに対する迅速かつ容量効率の高いクローニング
• すべてのストレージ・ベンダーと構成(SANとNAS)のサポート
• ライフ・サイクル管理(系統と関連の追跡)の統合
• 「巻戻し」機能による過去データのリストアとアクセス
• 利点
• 俊敏なプロビジョニング(TB規模のデータベースを数分でクローニング)
• 90%以上のストレージの削減(KB単位の追加領域でTB規模のデータベースをクローニング)
• 統合ライフ・サイクル管理による管理オーバーヘッドの軽減
DBaaSの"スナップ・クローン"数分でデータベースをクローニング
名前 SSN SALARY
AGUILAR 203-33-3234 40,000
BENSON 323-22-2943 60,000
テスト・マスター・データベース
NAME SSN SALARY
MILLER 112-23-4567 40,000
SMITH 111-22-3333 60,000
マスキングとサブ設定
本番データベース
010110011101001010000111010
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スナップ・クローン:仕組み
スタンバイ/テスト・マスター
t0 t1 t2 ・・・ tN
テスト・マスター・データベースの定期的または手動スナップショット(プロファイルと呼ばれる)
プライベート・バックアップ
クローン • スナップ・クローンは任意のプロファイルから作成可能• 各ユーザーが個人用の読取り/書込みデータベース・クローンを取得
テスト・マスターは最新の本番データで定期的に更新される
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DBaaSの"スナップ・クローン"ストレージ・オプション
EM 12cのスナップ・クローン
ストレージ管理フレームワーク(
SMF) ストレージ管理フレームワーク
(SMF)プラグイン:
– 各種のストレージ・ベンダーとテクノロジーをDBAから抽象化
– ストレージ利用率を分析し、クローンの系統を追跡
ハードウェア・ソリューション(ベンダー固有)
ASMのサポートを予定
ソフトウェア・ソリューション(ベンダー非依存)
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ストレージ・オプションの比較
*ZFSSAのライセンスはスナップ・クローンに含まれる
ソフトウェア・ソリューション ハードウェア・ソリューション
サポートされるベンダー ・・・その他
すべてのストレージ・ベンダー(SANとNAS) NFS+NAS
前提条件• 物理/仮想サーバー上のSolaris 11ファイル・システム(ZFS) • ストレージ・アプライアンスへのネットワーク・
アクセス、資格証明、権限
ストレージ・ライセンス
• スナップショットとクローン機能用のベンダー・ストレージ・ライセンスは不要
• その他に圧縮、重複排除、I/Oキャッシングなどの利点がある
• スナップショット機能とクローン機能のライセンスが必要*
高可用性• 外部管理 - Solarisクラスタ、ハイパーバイザによるクラスタ化
• ストレージ・アプライアンスによる管理
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RMANイメージ・コピーからシン・データベースを作成する機能
データベースに組み込まれたNFS v3クライアントを使用
サポートされる構成
– シングル・インスタンス・データベース
– 注:ファイル・システム・サポートのみ(ASMは対象外)
サポートされるバージョン:11.2.0.3以上、12.1
利点
– 容易なセットアップ
– 特別なストレージ・ソフトウェアは不要
– すべてのプラットフォームで使用可能
– 高い時間効率:瞬時のクローニング
– 高い容量効率:1つのバックアップで複数のクローンを作成
– dNFSを使用することで、NFSストレージのパフォーマンス、高可用性、スケーラビリティを向上
DNFSを使用したデータベース・クローニング
社外秘
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導入シナリオ
連続的/個別レプリケーション スタンバイ/テスト・マスター・データベース
本番データベース
スタンバイを使用したスナップ・クローン
SSAユーザー用のプライベート・バックアップ(スナップショット)
連続的 個別
テクノロジー Data Guard、GoldenGate RMAN、SnapMirror、インポート/エクスポート・・・
データの更新 自動、瞬時 手動、指定間隔
マスキングとサブ設定
不可能 ソース(本番)側、またはテスト・マスターでのインプレース処理
レプリケーション・タイプ:
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スナップ・クローンと競合製品
スケーラビリティ
数千ものクローンをサポート
既存の投資の保護
ハードウェア・ソリューションとソフトウェア・ソリューションという選択肢
Data Guardによるテスト・マスターの更新などの、信頼できるテクノロジーの使用
Enterprise Manager 12cの一部
あらゆるデータベース・ニーズに応えるオラクルの主力管理製品
データベース・リリースとの同期(初日からPDBをサポート)
Fortune 1000企業が使用する、セキュアなロールベースのアクセス制御
不要なポイント・ツールの防止、TCOの削減
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テスト・マスター・データベース
010110011101001010000111010
オラクルのエンジニアド・システムを使用したスナップ・クローン
Oracle Enterprise Manager12c
Oracle Exadata • コンピュート・ノードを使用したデータベース・
スナップ・クローンの実行• Exadata外部のストレージをNFS経由で利用• ZS3ストレージの場合は全トラフィックが
InfiniBand経由
SuperCluster
• Solaris ZonesまたはLDOMSを使用した
データベース・スナップ・クローンの実行• 組込みのZS3-ESストレージ・サーバーを
InfiniBand経由で利用
Oracle Virtual Compute Appliance• Oracle VMを使用したデータベース・スナップ・
クローンの実行• 組込みのZS3-ESストレージ・サーバーを
InfiniBand経由で利用
/source(nfs)
・・・その他
/clone1(nfs)
外部ストレージ
/clone2(nfs)
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セルフサービス・プロビジョニングとサービス・カタログ
• 設定なしで使用できるセルフサービス・ポータル
• 各種データベース構成と多様なデータセットのカタログ
• ロールに基づくリソース割当て制限
• 監視、スナップショット/ロールバックなどの統合
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DBaaSの計測とチャージバック
次の要素に基づく柔軟な計測とチャージバック
– 構成情報と監視情報
– ホスト、データベース、DBサービス、PDBレベル
LDAP階層を使用した自動ロールアップ
設定不要のビジネス・ユーザー向けレポート作成機能(BI Publisherを使用)
カスタム課金項目による範囲の拡大
APIによる請求システムの統合
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スナップ・クローン・データベースのライフ・サイクル管理
データベースをクローニングするだけでは不十分。その他すべての企業データベースと同様に管理と監視が必要!
すべてのスナップ・クローン・データベースで次の機能が有効化済み
インベントリ追跡と傾向把握(スプロールや野放しの増加を防止するため)
クローン・マスターとの関連の追跡
構成コンプライアンスの追跡
ゴールド構成標準からのずれの追跡
1対1、1対nの比較
パッチ適用の自動化
パッチ・アドバイザ、実行前チェック、ロールアウト、レポート作成
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スナップ・クローン・アナライザ
Overviewタブ
– ストレージのサマリーと詳しい使用量
– スナップ・クローンによるストレージの節約量
Hierarchyタブ
– データベース系統の追跡
– クローン・マスター
– スナップショット・プロファイル
– クローン
– バックアップ・スナップショット
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スナップ・クローン:おもな使用シナリオ
スナップ・クローンは、次の目的で大規模データベース(~数TB)のクローンを作成する場合にもっとも有効
アプリケーションのアップグレード・テスト
例:EBusiness SuiteのR12へのアップグレード
機能テスト
例:本番データセットを使用したテスト
アジャイル開発
例:同じデータセットに対する並列開発作業の維持
データ分析とレポート作成
例:株式市場の傾向を毎日分析
Oracle DevelopmentはEBS、Fusion、PeopleSoft、MOS、RDBMS、EMなどの製品テスト用に、9000の環境でスナップ・クローンを使用
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Database as a Serviceの動作
専用データベース
プラガブル・データベース
フル・クローン
データベース・スキーマ
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セルフサービス・ポータルのAPI統合とオーケストレーション向けの包括的なRESTFUL API
ゾーンのリスト表示
サービス・テンプレートのリスト表示
サービス・インスタンスのリスト表示
リスト
DBaaS ポータルとAPI
デプロイ
削除 管理
DBのリクエスト
PDBのリクエスト
スキーマのリクエスト
リクエストの進捗追跡
サービス制御(開始/停止)
バックアップ
リストア
スナップショット
チャージバック情報の取得
サービスの削除
予約の延長
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ライセンス
スナップ・クローンは 「 Cloud Management Pack for Oracle Database 」の一部としてライセンス提供される
このパックが提供する機能:
– データベース、スキーマ、プラガブル・データベースのプロビジョニング
– データベースのフル・クローンとスナップ・クローン
– 設定不要のセルフサービス・ポータルとサービス・カタログ
– チャージバック/ショーバック、計測、割当て、ロールベース・アクセス
– クラウド・リソースのライフ・サイクル管理
– すべてのクラウド操作に対応したAPI(RESTfulとEMCLI)– Rapid Start KitによるEM12c DBaaSの素早いセットアップ
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まとめ
スナップ・クローンは大規模データベース(~TB)に対して容量効率の高いクローンを迅速に作成するためのストレージに依存しないセルフサービスのアプローチ
すべてのストレージ・ベンダーと構成(SANとNAS)をサポート
10gから12cのデータベース・バージョンをサポート
IT(管理と標準化の観点)とエンドユーザー(柔軟性の観点)の両方のニーズに対応
ストレージと管理のコストを削減
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参考資料
O.comのEnterprise Managerページ
OTNのクラウド管理ページ
Cloud Administration Guide(ドキュメント)
MOS Note:EM12c Recommended Plug-Ins and Patches for DBaaS (1549855.1)
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