Post on 16-Oct-2020
プログラミング入門
電卓番外編
~エクセルで関数表示~
演習5(先週の復習)講義のプログラムでは「enzan」に足し算‘+’、引き算‘-’、掛け算‘*’、割り算‘/’が入力されていなくても、つまり、ディスプレイ上に「そのような計算は出来ませんそのような計算は出来ません」と表示されていても、計算を続けるかどうか確認するプログラムであった。演習では、計算を続けるかどうかは、「enzan」に足し算‘+’、引き算‘-’、掛け算‘*’、割り算‘/’が入力されたときだけ確認するようにし、「enzan」にそれら以外の文字が入力された場合は確認することなく、計算を終了するように、プログラムを変更しなさい。
演算1回目
演算結果の表示
繰り返すか?演算2回目
演算結果の表示
繰り返すか?
演算3回目
演算結果の表示
終了
演習5ヒント(先週の復習)ヒント
どこで、確認するか?「enzan」が+・-・*・/であった場合、つまり、通常の演算を表示する場所で表示と同時に計算を繰り返すかどうか、確認する。
そうでない場合、「joukenn」に「0」を代入する。“joukenn=0;”
表示の後に強制的にjoukennに「0」を代入する
表示の後に繰り返すかどうかの判断をたずねる
演習5解答
ここで確認
確認せずに、強制的に終了する。
エクセルで関数表示
今週はエクセルで、ある関数を表示するためのプログラミングについて学習する。
例えば、y=x2を表示するためにはどうすればよいか?を考える。
右のようなグラフを表示できるまでを目標にする
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
1.2
-1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2 0
0.2
0.4
0.6
0.8 1
系列1
グラフを描く・・・例えば、y=x+1のグラフをxが0
~5の範囲で描いてみよう!!
x
y
2.次に、x=0の時、y=0+1=1を計算して、図の中に(x,y)=(0,1)の点を描く3.同様に、x=1の時、y=1+1=2を計算して、図の中に(x,y)=(1,2)の点を描く3.同様に、x=2の時、y=2+1=3を計算して、図の中に(x,y)=(2,3)の点を描く
1.まず、x-y軸を描く
1
0 1
2
2
3
4.同様に、x=3の時、y=3+1=4を計算して、図の中に(x,y)=(3,4)の点を描く
3
45.同様に、x=4の時、y=4+1=5を計算して、図の中に(x,y)=(4,5)の点を描く
4
5
6.同様に、x=5の時、y=5+1=6を計算して、図の中に(x,y)=(5,6)の点を描く
5
6
7.最後に、各点を結ぶ直線を描く
直線はエクセルエクセルが表示してくれる。⇒プログラムでは、点を描くための座標座標((x,y)x,y)を計算する。
プログラムで座標の計算
下のプログラムを実行してみましょう!!
プログラムで座標の計算
シナリオシナリオ
座標(x,y)の為の「入れ物」を用意する。
xが0~5の範囲でy=x+1を計算する。
つまり、同じことを6回繰り返す・・・。
先週は“ある条件のの間間、繰り返す「繰り返し」”をwhilewhile文で作成した。
今週は“同じことをあある回数る回数、繰り返す「繰り返し」”をforfor文で作成する。
x y
入れ物(小数点を含む)
for(ある回数ある回数){・・・}: ある回数ある回数、{{・・・・・・}}の中の中を実行する
for文では必ず必要となる。回数回数をカウントするための数字を入れておく「入れ物」
for文の処理の流れ(フローチャート)開始
終了
開始
終了
iを0にする(カウントの開始)
iiはは55以下か以下か??Yes
x座標の計算
y座標の計算
(x,y)座標の表示
iを1増やす(カウントする)
No
iをカウントする。⇒i=i+1と同じ。⇒入れ物「i」に「2」が入っている場合、i++;が実行されれば、「2」+「1」の結果「3」が入れ物「i」に代入される。『=』の左左は入れ物・右右は数字(入れ物に入っている)i
2 + 13
for文の処理の流れ
開始
終了
i=0
0<=5:OK
(x,y)=(0,1)
i=1
1<=5:OK
(x,y)=(1,2)
i=2
2<=5:OK
(x,y)=(2,3)
i=3
3<=5:OK
(x,y)=(3,4)
i=4
4<=5:OK
(x,y)=(4,5)
i=5
5<=5:OK
(x,y)=(5,6)
i=6
6<=5:NG
非常に面倒ではあるが、プログラムに慣れるまでは詳しく詳しくプログラムの流れ流れを見ていく必要がある!!※人間のように「なんとなく」「なんとなく」では決して処理は行われない。
エクセルで関数表示とりあえず、左のプログラムを実行してみる。
プログラムでは
まず、座標を計算する。
この座標をエクセルで読み込むために、「ファイル(ファイル名:function.csv)」に書き込む・・・このファイルが勝手に作成される。
という、シナリオシナリオで・・・y=x2のグラフを描く。
エクセルで関数表示
入れ物
この命令で、(x、y)座標をファイル「function.csv」
に書き込んでいる。
エクセル用のファイルを作成する命令・・・詳しくは、今後のプログラミングの講義で勉強する。
ファイルには「x座標の数字」「,(コンマ)」「y座標の数字」の順番に並んでいる。こうすることで、x座標は
0.1刻みで計算される。
エクセルで関数表示プログラムはこれで終わりです。
次はエクセルでグラフを表示してみます。
まずは、作成したファイル「function.csv」をダブルクリックして、エクセルで見てみましょう!!
ダブルクリック
エクセルが起動
エクセルで関数表示
左の様に、「B」の列を選択する・・・「B1」で左クリックしたまま、「B21」までマウスを動かす。
左のボタンを押して、グラフウィザードを起動させる。
エクセルで関数表示
①「折れ線」を選択
このようにグラフが描かれていることを確認
②「次へ」をクリック
エクセルで関数表示①「系列」をクリック
②ここをクリック
③このようなウインドウになっていることを確認
エクセルで関数表示
①先ほどと同様に、「A」の列を選択する・・・「A1」で左クリックしたまま、「A21」までマウスを動かす。
②ここをクリック
エクセルで関数表示
「完了」をクリック
エクセルで関数表示
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
1.2-1
-0.9
-0.8
-0.7
-0.6
-0.5
-0.4
-0.3
-0.2
-0.1 0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9 1
系列1
グラフの完成
sin(x)を使うために必要
sin(x),cos(x),tan(x),log(x),exp(x)等を表示する
演習6(1)
自分で考えた関数をエクセルで表示しなさい。xの範囲についても、自分で考えて変更すること。プログラムとエクセルのグラフを印刷して提出すること。エクセルのグラフを印刷した用紙にも名前を書くこと。