株主、投資家のみなさまへ

102nd

第102期 事業報告書 2003年4月1日－2004年3月31日

　株主のみなさまには、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。 　第102期の事業報告書のお届けにあたり、ひとことごあいさつを申しあげます。 　当期の事業環境につきましては、半導体製造装置、液晶装置、工作機械をはじめとし、市場全般に活発な動きが見られ、当社グループを取りまく需要は回復傾向となりました。 　こうした中で当社は、「受注の確保」と「損益分岐点の引き下げ」を最重要方針と位置づけ、その実現のために、下記の諸施策を実施いたしました。

4. 固定費の削減と変動費率の引き下げのために、フィリピンでの生産を増加させ、あわせて中国の東莞での生産を開始いたしました。

1.

2.

3.

主力製品である、冷却ファン、電源装置、サーボシステムの全ての製品群において、従来にない高性能、高信頼、省エネルギーの製品の開発を行い、製品の競争力アップと新規需要の掘り起こしを行いました。 日立産機システムおよび日本サーボとの三社協業により、従来にない新製品や新システムの販売を開始いたしました。 急成長を続けている中国市場の開拓のために上海支店を開設し、あわせて回復が著しいアメリカ市場での販売体制を強化いたしました。

　これらにより、当期の業績は後述のとおりとなりました。 　なお、期末配当金につきましては、中間配当金が1株あたり2円でありましたのに対しまして、1株あたり4円とさせていただくことといたしました。 　今期は、すべての製品群について、引き続いて性能・品質を高めた製品開発と生産を行い、あわせて顧客へのサービス体制の強化に取り組み、市場におけるブランド力を高める所存です。 　株主のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

2

代表取締役兼社長 山本茂生 2004年6月

ごあいさつ

トンガン

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3

　山洋電気では、お客さまのビジネスの成功に役立つ製品の開発をおこなっています。

製品のあらまし

事業ブランド『サナップス』

事業ブランド『サンエース』

事業ブランド『サンモーション』

1927年の国内初となる無線通信用電源装置の開発により、ビジネスを開始

無停電電源装置、エンジンジェネレータ、および太陽光発電パワーコンディショナの開発・製造・販売

1965年の国内初となる冷却ファンの開発により、ビジネスを開始

冷却用ファンモータおよび冷却用システムの開発・製造・販売

1952年の国産第一号となるサーボモータの開発により、ビジネスを開始

サーボモータ、ステッピングモータ、センサおよび駆動装置・コントロールシステムの開発・製造・販売

パワーシステム

クーリングシステム

サーボシステム

4

製品開発ヒストリー

サーボシステムとステッピングシステムの両方の利点を兼ね備えた、新しいタイプのステッピングシステム

クローズドループ ステッピングシステム 「SANMOTION PB」

電力変換効率97％の高効率UPS 完全な無瞬断で正弦波を給電

ハイブリッド型UPS 「SANUPS E」

従来品に対し、大きさを1/4、重さを1/3に削減

太陽光発電パワーコンディショナ 「SANUPS P73D」

高さ1U（43mm）の薄型UPS 常時インバータUPSでは業界一の薄さ

薄型１UタイプUPS 「SANUPS ASE」

■ 国内初の 　 無線通信用電源装置

■ 国内初の 　 無停電電源装置 ■ エンジン発電装置

■ 静止型電源装置 ■ 無停電電源装置 「SANUPS」

1985196319551927

■ 国産第一号の 　 サーボモータ

■ 国産第一号のステッピングモータ ■ デジタル 　 コントローラ

■ ABSセンサ

1984

■ 真空ステッピング 　 モータ

19851981

■ 国産初の 　 ブラシレス 　 サーボモータ

198019591952

■ 国内初の冷却ファン 「San Ace」

■ 長寿命ファン

19901965

■ DCファン 「DC San Ace」

1982

サーボシステム パワーシステム

クーリングシステム

サ ー ボ シ ス テ ム

パ ワ ー シ ス テム

5

省エネ・高応答・簡単操作のサーボシステム さまざまな機械・装置に対応

ACサーボシステム 「SANMOTION Q」

従来品に対し、振動を80%低減したステッピングシステム ドライバの体積は50%削減

ステッピングシステム 「SANMOTION F」

IP55規格をクリアした防水タイプの冷却ファン 屋外で使用する装置の冷却に最適

防水ファン 「San Ace W」

■ 電源管理 　 ソフトウエア

■ ハイブリッド型UPS 「SANUPS E」

■ 太陽光発電パワーコンディショナ 「SANUPS P73D」 ■ 薄型1UタイプUPS 「SANUPS ASE-1U」

20032002

■ 電源管理ユニット

20001997

■ 小容量UPS 「SANUPS mini」

■ 移動型発電装置

1995

■ ACサーボシステム 「P」シリーズ

■ 工業用パソコン 「SANMOTION SMS」 ■ ステッピングシステム

■ クローズドループ 　 ステッピングシステム 「SANMOTION PB」

■ 制御言語「SANMOTION AML」

■ ACサーボシステム 「SANMOTION Q」

■ 低振動ステッピングシステム 「SANMOTION F」

2003200219991998

■ リニアサーボ 　 システム

19971994

■ CPU冷却ファン 「SAN ACE MC」

■ 防水ファン 「San Ace W/WS」

■ ノートPC用CPU冷却ファン 「SAN ACE MC note」

■ 二重反転ファン「San Ace 40」 ■ 19インチラック用DCファン「San Ace」 ■ 冷却ファンユニット

20031997

■ 高風量長寿命ファン 「San Ace 120L」

■ 銅製ヒートシンクの 　 CPU冷却ファン 「SAN ACE MC-HX」

20011994

二重反転方式を採用し、小型（40mm角）で高風量

高風量DCファン 「San Ace 40」

20万時間以上の連続運転ができるDCファン

長寿命ファン 「San Ace L」

クーリングシステム

6

事業ハイライト（連結）

売上高 経常利益（損失）

当期純利益（純損失） 部門別売上高構成比

フリーキャッシュフロー・キャッシュフロー 設備投資・減価償却額

自己資本・株主資本利益率 総資産・総資産利益率

（百万円） （百万円）

（百万円） （百万円）

（％） （百万円）

フリーキャッシュフロー キャッシュフロー

自己資本（百万円） 株主資本利益率（％）

総資産（百万円） 総資産利益率（％）

設備投資 減価償却額

（注）00/3の株主資本利益率は損失のため算出不能 （注） 00/3の総資産利益率は損失のため算出不能

（注）算出は02/3より証券取引法に基づくものに変更

48,465 48,964

02/3

59,98050,473 49,307

4,062

1,450

△1,105△436

00/3 02/301/3

△117

03/3 04/3

00/3

△7,492

01/3

2,756

02/3

1,863

305516

03/3 04/3

1,4201,968

△1,050

4,296

5,658

01/3 02/3

△624

00/3

2,900

1,686

3,156

1,776

03/3 04/3 01/3 02/300/3 03/3 04/3

1,7752,211

830

1,985

1,127

2,583

717 759

1,927 1,713

01/300/3

25,462 27,473

10.41

02/3

29,348

03/3 04/3

28,986 29,647

6.60

1.05 1.76

01/3

61,381

00/3

57,667

4.50

02/3

55,743

3.18

03/3 04/3

54,052 55,565

0.56 0.94

サーボシステム 事業部 49.5

クーリング システム 事業部 33.6

パワーシステム 事業部 16.9

00/3 01/3 03/3 04/3

7

事業ハイライト（単体）

（注）算出は02/3より証券取引法に基づくものに変更

（％）

サーボシステム 事業部 50.8

クーリング システム 事業部 31.8

パワーシステム 事業部 17.4

売上高 経常利益（損失）

当期純利益（純損失） 部門別売上高構成比

フリーキャッシュフロー・キャッシュフロー 設備投資・減価償却額

自己資本・株主資本利益率 総資産・総資産利益率

（百万円） （百万円）

（百万円） （百万円）

（百万円）

フリーキャッシュフロー キャッシュフロー

自己資本（百万円） 株主資本利益率（％）

総資産（百万円） 総資産利益率（％）

設備投資 減価償却額

（注）00/3の株主資本利益率は損失のため算出不能 （注） 00/3の総資産利益率は損失のため算出不能

02/3

3,105

1,517

600

6

46,860

58,664

44,788 42,215 46,661 4,216

1,469

△578

00/3 02/301/3

△551

03/3

△1,711

04/3

00/3

△7,550

01/3 02/3 03/3 04/3

△ 608

01/3 02/300/3 03/3 04/3 01/3 02/300/3 03/3 04/3

969 1,193490 602 623

3,801

2,149 2,2043,022

2,192 2,539

4,820

3,114

2,458 2,159 1,835 1,529 1,380

01/300/3 02/3 03/3 04/3 01/300/3

25,38027,926 28,858 28,259 29,045

56,66560,468

53,65749,894 51,169

02/3 03/3 04/3

00/3 01/3 03/3 04/3

△ 184

0.022.10

5.30

11.65

0.011.19

2.83

5.30

8

営業の概況(連結)

　当事業部においては、製品が使用されるＩT（情報技術）産業の業績回復を受け、当期の後半は売上が回復しました。主力製品である冷却ファン｢San Ace｣シリーズは、高風量ファンの新シリーズが情報処理分野の顧客に採用され、受注が増加しました。 　またCPU冷却ファン｢SAN ACE MC｣シリーズも、受注が回復しました。ラインナップを強化したブロアは情報処理・通信機器、一般産業機器などに採用されました。海外では北米・中国などの好調な市場からの受注が増加してきました。以上のように、当期の後半から売上が回復したものの、前半の不調の影響から当期の連結売上高は前期比27.2％減少の16,556百万円となりました。 　当事業部ではより高い性能の製品を開発すること、より多くの機能を持つ製品を提供すること、海外生産の強化をすすめることにより、競争力の強化を図ってまいります。 　さらに海外市場での拡販および、新しい市場の開拓をすすめてまいります。

クーリングシステム事業部

売上高構成比率（%）

02/3

22,224 22,736

16,55611,681

10,543 10,144

12,592

売上高（百万円） 上期 下期

33.6

03/3

7,675

8,881

04/3

　当期におけるわが国の経済は、懸念されたイラク戦争やSARSの影響が軽微に留まる一方、大企業の製造

業を起点にした景況感の改善が非製造業や中小企業にも波及し、景気回復のすそ野が広がる状況で推移し

ました。

　当電機業界においても、半導体製造装置や液晶装置などの業界に活発な動きが見られ、工作機械メー

カーも中国などアジア向け輸出の拡大に内需の回復が加わり、内外需とも拡大しました。

　このような情勢のもと当期の後半から、当社企業グループを取りまく市場の状況は回復傾向にありました

が、当期前半の不調を受け、当期の連結売上高は49,307百万円（前期比2.3％減）となりました。

　損益面につきましては、円高による為替差損の発生などがありましたが、当期の連結経常利益は1,450百

万円(前期は経常損失117百万円)となり、さらに退職給付会計基準変更時差異の当期償却などを計上した

結果、当期の連結純利益は516百万円(前期比69.2%増)となりました。

「San Ace 60」 「San Ace 80」

「San Ace 92」 「San Ace 40」

高風量ファン

サ ー ズ

9

パワーシステム事業部

　当事業部の主力製品である、ＡＣサーボシステム、ステッピングシステムの売上高は中国、台湾、韓国地域における春先以降の好調な需要に支えられ、当期の連結売上高は前期比19.5％増の24,439百万円となりました。中国における需要増加の要因は、主に日米メーカーの中国への生産拠点の移行にともなう、部品実装機、射出成形機、基板加工機など、国内装置メーカーによる輸出の需要が増加したことや、複写機、アパレル機器など国内メーカーの中国での生産増によるものです。 　当期の後半からは上海支店の販売活動も本格化し、中国現地メーカーの需要も寄与し、今期もさらに期待されます。韓国、台湾市場においては主に、半導体、液晶製造装置関連の需要が増大しました。これらの地域では引き続き好調が予測されます。今後はアジア市場同様、欧米市場への拡販にも注力してまいります。

サーボシステム事業部

　IT関連への設備投資はまだ本格的な需要まで回復しておらず、当事業部の主要顧客であるNTTやコンピュータメーカーからの売上は伸び悩みました。新方式の無停電電源装置「SANUPS E」は設備投資が活発な液晶、半導体製造工場の設備用電源として多く採用され、当事業部にとっては新規分野への売上拡大となりました。中・大容量UPSの需要も一部回復し、また環境対策としての太陽光発電パワーコンディショナも需要が増大しました。この結果当期の連結売上高は前期比14.1％増の8,311百万円となりました。 　今後は光ファイバーやIP電話など、情報・通信、コンピュータ分野で電源装置の需要が見込めることより、売上の維持・拡大に努めるとともに半導体・液晶製造関連などまだ成長が期待できる分野や、一般産業機械分野への拡販もすすめます。また、新製品の太陽光発電パワーコンディショナや燃料電池用インバータなど、環境適合設計製品の販売展開にも取り組み、安定した売上と利益の確保に努めてまいります。

売上高構成比率（%）

売上高構成比率（%）

02/3

8,699

7,82210,193

9,788

売上高（百万円） 上期 下期

49.5

02/3 03/3

9,528

7,2838,311

売上高（百万円） 上期 下期

03/3

11,425

13,01416,52119,981

24,439

04/3

04/3

4,887

4,6412,908 3,526

4,7854,375

16.9

※ コントロールシステム事業部は、03/4にサーボシステム事業部と統合しました。 ACサーボシステム「SANMOTION Q」

ハイブリッド型UPS「SANUPS E」

10

トピックス

SCQI賞は、主要サプライヤーに対して優良かつ継続的な向上を奨励するためのSupplier Continuous Quality Improvement（SCQI）プロセスの一環です。SCQI賞の受賞には、サプライヤーはコスト、品質、供給能力、納期、技術力、および即応性のそれぞれに定められた目標を達成するための実績と能力を評価するレポートカードにおいて95％以上のスコアを獲得する必要があります。 なお、SCQIプログラムについての情報は、 http://supplier.intel.com/quality/ でもご覧いただけます。

　パワーコンディショナ「SANUPS P73D」は、新しい回路方式の開発により、従来品に対し体積を77%、質量を65%削減したエコプロダクツです。 　電力変換効率は92%で、太陽電池の電力を最大限に活用できます。また、製品寿命は15年で、部品の定期交換が不要です。

　山洋電気はインテルの2003年度 Supplier Continu-ous Quality Improvement（SCQI）賞を受賞しました。SCQI賞はインテルの開発や製造を支える上で、最も優れた資材およびサービスの提供を行い、インテルを成功に導いた企業に授与される賞です。 　当社はインテルへの冷却ファンの供給において、この賞を受賞しました。当社と他のSCQI受賞企業15社は3月23日に米国カリフォルニア州のバーリンガムで行われた授賞式で表彰されました。

インテル コーポレーションの 「SUPPLIER CONTINUOUS QUALITY

IMPROVEMENT」賞を受賞

高効率の太陽光発電 パワーコンディショナ「SANUPS P73D」

　防水ファン「San Ace 120W」Gタイプ（120mm角）は、同等サイズの従来品に対し風量を70%、静圧を226％と大幅に向上した防水タイプのDCファンです。

　DCファン「San Ace 92」Gタイプ（92mm角）は、従来品120mm角DCファンと同等以上の性能で体積を41%、質量を31%削減したエコプロダクツです。 　近年ますます小型化の進む装置の冷却ニーズに対応する製品です。

　「SANMOTION PB」は、サーボモータの信頼性とステッピングモータの使いやすさを兼ね備えた、新しいタイプのステッピングシステムです。主な特長として、高速位置決め、安定停止、高分解能、低発熱などがあり、さまざまな動作に対応するモータです。

注）「SANUPS P73D」は（財）電気安全環境 　 研究所（JET）の認証品です。

文中に記載されている名称等はそれぞれの企業の商標または登録商標です。

「SANUPS P73D」

「San Ace 120W」Gタイプ

システムコントロールフェア2003

ハノーバメッセ2003

「San Ace 92」Gタイプ

「SANMOTION PB」

2003年度に出展した展示会

高風量の防水ファンとDCファン

クローズドループステッピングシステム

●テクノフロンティア 2003会期：2003年4月16～18日 場所：幕張メッセ

●ハノーバメッセ 2003会期：2003年4月7～12日 場所：ハノーバ（ドイツ）

●インテレック 2003会期：2003年10月20～23日 場所：パシフィコ横浜

●システムコントロールフェア 2003会期：2003年11月11～14日 場所：東京ビックサイト

●セミコン・ジャパン 2003会期：2003年12月3～5日 場所：幕張メッセ

11

環境に対する取り組み

　当期は、新たに導入した環境会計の結果を公開しました。また、連結子会社のSanyo Denki Philip-

pines, Inc.が、2003年10月にISO14001の認証取得をしました。ゼロエミッション（リサイクル率98％以上）は、全社累計で99.4%を達成しました。今後も、環境活動の効率化と継続的な改善を進めてまいります。

　製品生産量の増加にともない、電力とA重油の使用量が増加したことから、CO2の排出量も増加しました。生産高原単位は生産効率の向上により減少しました。

　当期は、新たに環境適合設計認定製品「エコプロダクツ」を9機種開発しました。

※（財）オイスカ：1961年（昭和36年）日本で創立。アジアを中心として、農村発展のために農業実習の実施、フィリピンなどで植林プロジェクトなどの環境保全や農業開発協力、人材育成、普及啓発を行う非政府組織（NGO）。オイスカ（OISCA）はOrganization（機構）、Industrial（産業）、Spiritual（精神）、Cultural（文化）、Advancement（促進）の頭文字をとったものです。ホームページアドレス：www.oisca.org

省エネルギー

エネルギーCO2排出換算量

当社では、社会貢献活動の一環として、1996年より「人々が、生まれ育った環境や価値観が異なってもお互いを認め合い、争うことなく協力し、自然と調和して生きる世界」を目指す、財団法人オイスカの活動に共鳴し、義援金を寄付しております。

環境保全支援団体への支援活動

0

5,000

10,000

15,000

20,000

000/3 01/3 02/3 03/3 04/3

（t-CO2/億円） （t-CO2）

920

2,614

10,72111,718

2,658

938

6721,812

9,034

985 916

1,769

8,907 9,132

1,879

31

28

35

3115,314

11,518 11,661 11,927

14,255

その他 A重油 電力 生産高原単位

40

30

20

10

環境適合設計製品 「エコプロダクツ」の創出

無停電電源装置 「SANUPS A23C」

100kVAタイプ

無停電電源装置 「SANUPS E」 200kVAタイプ

太陽光発電パワーコンディショナ 「SANUPS P73D」

無停電電源装置 「SANUPS ASE」

1Uタイプ

ＡＣサーボアンプ 「SANMOTION Q」

200V／300Aタイプ

高風量DC冷却ファン 「San Ace」

29

12

要約財務諸表（連結）

（単位：百万円）

資産の部

科　　目 当期末（04 / 3）

流動資産

固定資産

　有形固定資産

　無形固定資産

　投資その他の資産

資産合計

34,084

21,481

16,192

281

5,007

55,565

前期末（03 / 3）

30,43723,61517,400

4115,803

54,052

増減額

3,647△ 2,133△1,207△129△ 796

1,513

負債の部

少数株主持分 574 559 14

流動負債

固定負債

負債合計

23,301

2,043

25,344

21,6692,837

24,506

1,632△ 793

838

資本の部 資本金

資本剰余金

利益剰余金

土地再評価差額金

その他有価証券評価差額金

為替勘算調整勘定

自己株式

資本合計

負債、少数株主持分および資本合計

9,526

11,058

9,008

1,062

241

△130

△1,119

29,647

55,565

9,52611,0588,7901,048△ 247△ 75

△1,11428,986

54,052

――

21814

488△ 55△ 5660

1,513

（注）記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

貸借対照表

02/3 03/3 04/3

（百万円） 有利子負債 有利子負債の減少

積極的に進めている財務体質強化の一環で短期・長期借入金などの返済を進めた結果、前期末に比べ、短期借入金は560百万円の減少、長期借入金は830百万円の減少となりました。その結果、有利子負債合計は前期末より1,391百万円減少し、9,688百万円となったことで、借入金・有利子負債依存度が低下しました。

13,64511,079 9,688

13

（単位：百万円）

科　　目 当期（03 / 4～04 / 3）

売上高

営業利益

経常利益（△損失）

税金等調整前当期純利益

当期純利益

49,307

1,816

1,450

1,145

516

前期（02 / 4～03 / 3）

50,473401

△117558

305

増減額

△1,1651,4141,567

586

211

損益計算書

（単位：百万円）

科　　目 前期（02 / 4～03 / 3）

営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー

現金および現金同等物に係る換算差額

現金および現金同等物の増加（△減少）額

現金および現金同等物の期首残高

現金および現金同等物の期末残高

3,156△ 255

△ 3,126△121△ 3473,430

3,083

当期（03 / 4～04 / 3）

1,776

△ 89

△1,703

△148

△165

3,083

2,917

キャッシュフロー計算書

（注）記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

収益力向上 売上高は微減となりましたが、損益分岐点の引き下げを継続的に行った結果、本業から得る営業利益は前期比1,414百万円増加の1,816

百万円となり、売上高に対する営業利益率は2.9ポイント増の3.7％となりました。

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益が増加したことに加え、前期に大きな支出要因となっていた退職給付関連費用による支出も大幅に改善されました。しかし、売上債権の増加、たな卸資産の増加による支出が前期より増加したことなどにより、営業活動によるキャッシュフローは1,776百万円の収入となりました。

02/3 03/3 04/3

（百万円） 営業利益

△1,241401

1,816

14

要約財務諸表（単体）

（単位：百万円）

資産の部

科　　目 当期末（04 / 3）

流動資産

固定資産

　有形固定資産

　無形固定資産

　投資その他の資産

資産合計

30,982

20,186

14,883

232

5,070

51,169

前期末（03 / 3）

27,80122,09215,737

3006,054

49,894

増減額

3,181△1,906△ 854△ 68△ 984

1,275

負債の部 流動負債

固定負債

負債合計

20,540

1,582

22,123

19,4162,218

21,635

1,124△ 636

488

資本の部 資本金

資本剰余金

利益剰余金

土地再評価差額金

その他有価証券評価差額金

自己株式

資本合計

負債および資本合計

9,526

11,058

8,276

1,062

241

△1,119

29,045

51,169

9,52611,0587,9741,048△ 233

△ 1,11428,259

49,894

――

30214

475△ 5786

1,275

（注）記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

貸借対照表

安全性の向上 当期純利益の増加により本業の利益の蓄積である利益剰余金が増加した結果、資本の部合計は前期末2.8％増となりました。また、総資本の中に占める株主資本の割合を占める株主資本比率は前期末に比べて0.2

ポイント増の56.8％となり、さらに安全性が高まりました。 04/303/302/3

（％） 株主資本比率

53.8

56.6 56.8

15

（単位：百万円）

科　　目 当期（03 / 4～04 / 3）

売上高

営業利益（△損失）

経常利益（△損失）

税引前当期純利益

当期純利益

46,661

1,658

1,469

1,156

600

前期（02 / 4～03 / 3）

42,215△ 133△ 551

82

6

増減額

4,4461,7912,0211,074

594

損益計算書

（単位：百万円）

科　　目 前期（02 / 4～03 / 3）

営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー

現金および現金同等物に係る換算差額

現金および現金同等物の増加（△減少）額

現金および現金同等物の期首残高

現金および現金同等物の期末残高

2,204△ 55

△ 2,758△ 0

△ 6091,819

1,210

当期（03 / 4～04 / 3）

3,022

91

△ 3,031

△ 22

60

1,210

1,270

キャッシュフロー計算書

（注）記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

売上原価の抑制により、売上高総利益率が改善したことで営業利益が増加したことに加え、為替差損の減少などにより、経常利益は前期の551百万円の損失から1,469百万円の利益と大幅に改善しました。

収益構造の改善

財務活動によるキャッシュフロー 近年積極的に進めています財務体質の更なる強化を図った結果、短期借入金については1,750百万円の支出、長期借入金の返済額は974百万円となりました。また配当金の支払額は300百万円などにより、財務活動によるキャッシュフローは3,031百万円の支出となりました。

6.8

11.1

13.9

04/303/302/3

（％） 売上高総利益率

16

株式情報

99,000,000株

63,135,935株

9,551名

7,174 12.18

2,326 3.94

2,179 3.70

1,888 3.20

1,847 3.13

1,598 2.71

1,573 2.67

970 1.64

922 1.56

771 1.30

協 同 興 業 株 式 会 社

山 洋 開 発 株 式 会 社

株主名 持株数（千株） 議決権比率（%）

会 社 が 発 行 す る 株 式 数

発 行 済 株 式 の 総 数

当 期 末 株 主 数

株 式 会 社 み ず ほ 銀 行

日動火災海上保険株式会社

有 限 会 社 エ ス・エヌ興 産

山 洋 工 業 株 式 会 社

日 本 生 命 保 険 相 互 会 社

住 友 信 託 銀 行 株 式 会 社

山 洋電気協力会社持株会

ゴールドマン サックス インターナショナル

（注） 持株数は、千株未満を切り捨てて表示しております。

株式総数および株主数

大株主

所有者分布（株式数と比率）

株価・出来高の推移

その他（証券会社を含む） 4,591,574株 7.27％

個人 31,220,351株 49.45％

外国法人など 2,828,100株 4.48％

その他国内法人 15,755,693株 24.96％

金融機関 8,740,217株 13.84％

発行済株式数 63,135,935株

0

100

200

300

400

500株価（円）

株式売買高（万株）

02/10（年／月）

03/1 04/1

02/10（年／月）

03/1 04/1

100

0

200

300

400

500

600

700

17

一株当たり当期利益 （円）

一株当たり配当金 （円）

配当性向 （％）

（注）単体数値のみ表示 （注）00/3は、損失のため算出不能

PER

（倍）

PBR

（倍）

PCFR

（倍）

（注）00/3のキャッシュフローはマイナスのため 算出不能

（注）00/3は、損失のため算出不能

PER＝ （株価収益率）

時価総額税引後利益

PBR＝ （株価純資産倍率）

時価総額 株主資本

PCFR＝ （株価キャッシュフロー倍率）

時価総額 キャッシュフロー

株式データ（連結）

01/3

44.38

30.20

00/3 02/3 03/3 04/3

△120.65

10.00

5.006.00

22.5

59.5

19.55.12

8.04

97.7

01/300/3

5.00

02/3

6.00

03/3 04/3 01/300/3 02/3 03/3 04/3

01/300/3 02/3 03/3

9.5 3.2

21.3

13.2

3.5

10.8

36.3

45.6

0.40.8

1.2 1.10.6

01/300/3 02/3 03/3 01/300/3 02/3 03/3 04/304/3 04/3

18

会社概要

設立　　　　　　1936年12月31日

資本金　　　　　9,526,738,587円

社員数　　　　　単体　1,543名（2004年3月31日現在）

　　　　　　　　連結　1,957名（2004年3月31日現在）

授権株式数　　　99,000,000株

発行済株式数　　63,135,935株

組織図（2004年6月22日現在）

株式データ（連結）

※代表取締役 山本　茂生 ※取締役 小谷　武福 ※取締役 菅原　　晟 ※取締役 田村　　薫 ※取締役 児玉　展全 　取締役 山本　　尚 　取締役 三宅雄一郎 　取締役 山本　　浩 　常勤監査役 小松　周吉 　常勤監査役 田中　信豪 　監査役 鈴木　　徹 　監査役 小倉　久幸

社長 山本　茂生 専務執行役員 小谷　武福 常務執行役員 菅原　　晟 常務執行役員 田村　　薫

児玉　展全

北村　恵一

常務執行役員

執行役員 荻原　哲次 執行役員

技術開発担当

営業部門担当、営業本部本部長

事業部門担当、 サーボシステム事業部事業部長

パワーシステム事業部事業部長

総務部部長、企画部部長、 上田事業所所長

岡松　由次 執行役員 営業本部副本部長

サーボシステムビジネス担当

松本　吉正 執行役員 営業本部副本部長

クーリングシステムビジネス担当

寺島　義雄 執行役員 SANYO DENKI AMERICA, INC.

代表取締役社長

村田　茂人 執行役員 山洋電気テクノサービス株式会社

代表取締役社長

※印の取締役は、執行役員を兼務しています。

取締役および監査役（2004年6月22日現在）

執行役員（2004年6月22日現在）

技術特許対策委員会

執行役員会

社　長 執行役員

取 締 役 会

代表取締役 取締役 監査役会

事業部門

監査部

営業部門

営業本部

管理部門

サーボシステム 事業部

パワーシステム 事業部

クーリングシステム 事業部

安全保障輸出管理委員会

業務革新推進委員会

教育委員会

テクニカルレポート編集委員会

社内報編集委員会

企業行動規範委員会

環境対策委員会

懲戒委員会

危機管理委員会

19

ネットワーク

仙台営業所

札幌営業所

宇都宮営業所

上田事業所

山洋電気テクノサービス株式会社

上田営業所

本社

名古屋支店

京都営業所

豊田営業所

静岡営業所

大阪支店

広島営業所

九州営業所

本社 支店 事業所 営業所 国内生産・請負子会社

フランスSANYO DENKI EUROPE SA.

ドイツSANYO DENKI EUROPE SA.

GERMAN LIAISON OFFICE

香港SANYO DENKI CO., LTD. HONG KONG BRANCH

フィリピンSANYO DENKI PHILIPPINES, INC.

イリノイ州SANYO DENKI AMERICA, INC.

MIDWEST OFFICE

マサチューセッツ州SANYO DENKI AMERICA, INC.

NEW ENGLAND OFFICE

日本　　　　　　　　　　　 （本社）

カルフォルニア州SANYO DENKI AMERICA, INC.

SILICON VALLEY OFFICE

ジョージア州SANYO DENKI AMERICA, INC.

SOUTHEASTERN OFFICE

カルフォルニア州SANYO DENKI AMERICA, INC.

ジョージア州AUTOMATION INTELLIGENCE, INC.

海外子会社および関連会社 本社 海外支店 海外生産子会社 海外販売代理店

台湾SANYO DENKI CO., LTD. TAIWAN BRANCH

上海 SANYO DENKI CO., LTD. SHANGHAI BRANCH

決算期

株主メモ

定時株主総会

利益配当金受領株主確定日

中間配当金受領株主確定日

公告掲載新聞

名義書換代理人

同事務取扱場所

毎年3月31日

毎年6月中

毎年3月31日

毎年9月30日

東京都において発行する

日本経済新聞

東京都中央区日本橋茅場町1丁目2番4号

日本証券代行株式会社

東京都中央区日本橋茅場町1丁目2番4号

日本証券代行株式会社　本店

郵便物送付先 お問合せ先

〒103－8202

東京都中央区日本橋茅場町1丁目2番4号

日本証券代行株式会社　代理人部

（住所変更等用紙のご請求） 　 0120－707－842

（その他のご照会）　　　　　　0120－707－843

同取次所 日本証券代行株式会社　各支店

ホームページ www.sanyodenki.co.jp

本社 〒170-8451 東京都豊島区北大塚 1-15-1電話（03） 3917 5151（大代）

ホームページ「IR情報」アドレス : www.sanyodenki.co.jp/ir/

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※「お手続き用紙のご請求」をご参照願います。 ※証券保管振替制度をご利用の方は、お取引口座のある証券会社へご照会　ください。