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Hokkaido SnowTravel EXPO 2018 in Tomamu 4 5 2018 北海道観光振興機構 広報誌 Vol.15 HTO PRESS Hokkaido Tourism Organization Contents 北海道観光振興機構のお知らせ 12 キュンちゃんの小部屋 15 HTOリサーチ 02 05 09 北海道の最近のトピック&今後のお知らせ 道内 HOT 情報 世界で日本で北海道観光のプロモーション 特集 HTO レポート HTO pressは、平成30年度から隔月刊発行となりました

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Page 1: HT PRESS Hokkaido Tourism OrganizationVol · じて世界に発信し、世界屈指のスキーデ スティネーションとしての北海道ブランド を確立しようとする招聘事業です。

Hokkaido SnowTravelEXPO2018 inTomamu

4・52018

北海道観光振興機構 広報誌 Vol.15

HTOPRESSHokkaido Tourism Organization

Contents

北海道観光振興機構のお知らせ

12

キュンちゃんの小部屋15

HTOリサーチ02 05

09 北海道の最近のトピック&今後のお知らせ

道内HOT情報

世界で日本で北海道観光のプロモーション特集HTOレポート

HTO pressは、平成30年度から隔月刊発行となりました

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HokkaidoSnowTravelEXPO2018 inTomamu

2/25~3/2

特集

羊蹄山を背景に招聘参加者が記念撮影

 北海道スノートラベルEXPOとは、アジア・欧米の旅行会社とメディア関係者を招いて、北海道が持つ冬と雪、そしてスノーリゾートに滞在する魅力を彼らを通じて世界に発信し、世界屈指のスキーデ

スティネーションとしての北海道ブランドを確立しようとする招聘事業です。 7回目の開催となる今回は、16カ国46名(前回14カ国58名)の参加となりました。今回は、タイやロシアで開催した

スキーイベント等で本イベントをPRしたこともあり特に参加者が多く、イベント開催の効果が確認できました。 また、今回は北海道だけではなく、東北と連携し、一体的にPRしました。

世界が北海道の冬の魅力に触れた6日間

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 昨年と同様に、初日2/25から道内各スノーリゾート(4コース)を回るコースを設定。各リゾートでスキー・スノーボード体験を取り入れたことにより、北海道のスキー場や雪質の魅力、レッスンのレベルの高さ等を発信することができました。 道内4コースの他、東北観光推進機構との連携により、今年から地域視察に東北2コースを追加したことで、北日本全体でスノーリゾートの魅力を海外に発信することができました。 北海道のスキー場はパウダースノーを売りにしているため、一部のスキーヤーか

らハイレベルなスキー場が多い印象を持たれていますが、実際にスキー・スノーボードの体験を取り入れることで、バックカントリーだけでなくゲレンデ滑走の魅力や整備能力の高さなど、初心者・中級者にも楽しんで貰えることを発信でき、招聘者からも高評価を得ることができました。

 昨年の札幌市開催では、都市型スキー体験の魅力を伝えましたが、今年度はトマムでの開催となり、リゾート滞在の魅力を伝えることができました。 2月27日の集合日は、オリエンテーショ

ン・開会式・パネルディスカッション・ウェルカムパーティを行いました。 オリエンテーションでは、これまで発信してきたスキー場の雪質の魅力をより細かく説明するため、北海道のスキー場が分布する西、中央、東の3エリアに分け、食や温泉などアフタースキーも含めそれぞれの特性により説明したことで、北海道の大きさによるスケールメリット、長期滞在する価値を発信しました。 パネルディスカッションでは、北海道のスキー場に精通した外国人をモデレータにし、英国、豪州、台湾からパネリストを選定し、北海道が世界中を魅了する理由や今後北海道に求められるものなど、活発な意見交換ができました。

前半は、道内地域を4つのコース別に視察

2/27、トマムに集合してオープニングセレモニー

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HokkaidoSnowTravelEXPO2018 inTomamu特集

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 海外旅行会社43社、日本側出展者43社とのマッチング商談会を実施し、次シーズンのスキー旅行商品造成に向けて活発な商談が展開されました。 東北観光推進機構の他、星野リゾートも青森屋などから出展。海外参加者から色 と々情報をいただき、日本側参加者からも手ごたえを感じられていました。 商談会に参加しない海外メディアの参加者は、別途冬のアクティビティ体験(湯の沢温泉裏山でのスノーシュー体験や星野リゾートトマム)の視察を行い、リゾート滞在での楽しみ方についてアピー

ルし、露出を促しました。

 スキー場視察・体験は、悪天候のため全てのコースは体験できませんでしたが、1カ所のみリフトが動いたため、初心者向けのスキー等レッスン体験が実施できました。トマムでは、悪天候でもファミリーゲレンデのリフトを動かしており、悪天候時の対応を確認することができました。また、スキーに行けなかった人もそれぞれリゾート内施設で視察できたそうです。 一方、わかさぎ釣り希望者は、南富良野のかなやま湖へ移動。暴風雪でしたが

体験を実施できました。1匹も釣れませんでしたが、わかさぎ釣りがどんなものかご理解いただけました。その後、昼食会場であるホテルラーチで、ホテルやコテージ内の視察を行いました。トマムでも悪天候の中、スノーモービル体験も行い、全てのメニューを実施できました。 招聘者からは満足したとの意見をいただきました。今回参加した旅行会社には、次シーズンのスキーツアー商品造成への情報提供を行い、メディアには、記事・番組での扱い状況を追跡していきます。次回の開催地については、旭川市(カムイスキーリンクス)を予定しています。

2/28、商談会とアクティビティ体験で別行動 3/1、トマムスキー場と

わかさぎ釣りで別行動

海外プロモーショングループ 佐野

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Wo r l d R e p o r t

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 豪州からのスキー観光客の拡大のため、豪州最大手旅行会社のフライトセンター主催する旅行博「ワールドトラベルエキスポ」に出展しました。クルーズやビーチリゾートが主流を占める会場で、当ブースはスキーで出展しましたが、北海道でスキー経験がある人やその親族という方々が多くブース来場されました。 北海道のスキー観光は一定の認知があり、コア層は、オーストラリア人が多いニセコを離れる傾向が。また今回、国立公園やトレッキングといった自然系に関する質問も多く、新たなニーズを感じました。 この行程で、現地旅行会社を訪問し近況をヒアリングしましたが、ニセコの宿泊価格高騰、予約のしにくさ等で、白馬(長野五輪会場)がニセコを追い抜く勢いがあるとわかりました。また道内で新しくオープンするホテルや、コンドミニアム等の情報も必要と言われました。 豪州市場のニーズが進化しており、その対応が求められていると感じました。

と合わせ、4月からの北海道花観光を含めた魅力を現地旅行会社56社へプレゼンと、10団体との個別商談が実施できました。ここでの問合せは、インセンティブへの支援メニュー等が多かったほか、道内リゾートについての情報、きた北海道・ひがし北海道の情報も多く求められました。 TITF終了後、現地エアライン(エアアジアX)と、現地旅行会社4社を直接訪問し、聞き取りができました。来道客数の減少については、◆ローカル旅行会社の北海道商品の多くが他社と同じ観光地。新しい観光地がない。◆北海道への飛行機代は欧州とほぼ同額。ホテル代等の価格は北海道が高く、客は欧州に流れている。◆タイからの北海道直行便が他都府県と比べて高額で、旅行会社への座席供給数も少ない、との理由が挙げられ、4月からのLCCによる道内直行便の就航で来道客数は増加する、との見方が多数でした。今後はFITや団体に向け、新しく細かい観光情報を発信する必要があります。

 北海道を舞台にした映画のヒットやロケ地を巡るツアーが人気を集めたタイ市場ですが、平成29年は予想よりも伸びが見られず、対策が急がれています。 そこで、タイ・バンコクで開催される旅行博「TITF」に出展し、春・夏の観光情報や交通情報の発信とともに、併催のセミナー・商談会への参加で、現地旅行会社にタイ市場の近況の聞き取りや体験コンテンツ等の観光情報発信を行いました。 当日のTITF会場には、道内関係者4団体とともに出展。10月に招聘したタイ人女優のミウさんを当ブースへ招待し、道内旅行の魅力を来場者へ直接発信しました。 来場者からは、◆季節毎の花の見頃時期(桜や芝桜など)◆温泉の泉質や規模、周辺施設、観光スポット◆各地区のグルメスポット、おすすめの食事等◆特定観光地への交通手段や移動所要時間、観光施設の情報、等の質問が寄せられ、FIT層のニーズを把握できました。 また、TITF併催のセミナー・商談会では、今回作成したドライブブック

HTO Report2/17~18【World Travel Expo Melbourne】メルボルン コンベンション&エキシビジョンセンター

豪州の秋休みにあたる4月と、春休みにあたる9月~10月に何ができるか、の問い合わせも多くありました

北海道を舞台にしたタイ映画でブレイクした女優のミウさん(後列右から3人目)がブースに来場。ミウさんによるプレゼンテーションで北海道観光の魅力を伝えました。

海外プロモーショングループ 佐野

2/7~11 【Thai International Travel Fair(TITF)】     クイーンシリキット・ナショナル・コンベンションセンター2/12~13 【旅行会社等セールスコール】 バンコク5社

現地旅行会社へのセールスコールで、タイ市場の近況をヒアリング

旅行会社56社が参加したセミナーでのプレゼンテーション

HTOレポート 平成30年2月

スキーだけニセコだけではない豪州市場

実は、ヨーロッパが北海道の競合。来道客数が伸び悩むタイ市場で、現地旅行会社の考えは?

AustraliaThailand

海外プロモーショングループ 佐藤

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HTOレポート

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平成30年2月

 香港人サイクリストの北海道誘客拡大を目的に、北海道でのサイクリングの魅力発信と現地ヒアリングを兼ねて、旅行会社3社、メディア2社、自転車ショップ5店舗と、香港サイクリンツアー協会を訪問しました。 今年度は、サイクリングモデルコース等を紹介するウェブサイト(英語・繁体字・タイ語版)を用意。ニセコクラッシック等北海道の自転車イベントを併せて案内した所、数軒が自社のSNSやウェブページで紹介することになり、現地サイクリストに直接リーチできることになりました。またメディア訪問では、雑誌やウェブページを活用してH30年度事業につながるような関係構築ができました。 海外サイクリング旅行はFIT中心で、SNSやウェブでの動画、モデルコース(コースの高低差・距離等の詳細データ)、病院、自転車修理店等情報の充実を、と自転車ショップから助言をうけました。今後は、現地イベント出展や動画での魅力PRを充実させる予定です。

めか、最も多い質問は「旅行時期はいつが最もよいか?」で、次いで「花」の開花時期、「雪」の降雪時期に質問が集中。また、映画「KITA KITA」のロケ地への質問も多数あり、根強いファンがまだ存在することから、次回もロケ地を露出した展開を継続したいと考えました。北海道旅行の場合、前泊が必要なケースが多いため、最初の訪日目的地に北海道を勧めるよりも、関東・関西を滞在2~3泊したのちに北海道旅行の提案をいたしました。 FIT化も進んでおりますが、海外旅行ニーズがVISA緩和により徐々に増え、旅行会社への相談も増えているようです。旅行会社では「北海道」商品がまだまだ少ないのが今後の課題です。「タイムリーな北海道の観光情報がほしい」という要望も多くありました。 日本に対し友好的で、経済も安定し、今後も成長する市場のため、インバウンドの増加も期待できます。TTEや独自セミナー、招聘等H30年度も実施をしたいと思います。

 ビザの規制緩和で旅行需要が高まるフィリピン市場は、初来日客の多いことが特徴ですが、まだ北海道との直行便がないため、東京~大阪のゴールデンルートに遅れを取っています。フィリピンでヒアリングすると「2度目の訪日は北海道」という声が多く、今後期待できる市場として、現地の旅行博「TTE」への出展と、現地旅行会社へのセールスコールを実施し、誘客促進を図りました。 TTEでは「JNTOエリア」に出展し、他の都府県団体と合同でPR。北海道ブースには、当機構の道央地域分科会、函館市観光部、余市観光協会の皆様に参加いただきプロモーションを実施しました。ブースのバックパネルには、北海道ロケで製作しヒットしたフィリピン映画「KITA KITA」のクライマックスシーンである藻岩山展望台(鐘台)と、北海道地図(各都市・空港・鉄路)を標記したデザインを施しました。 ブース来場者は、日本または北海道旅行を決めている人もいましたが、多くは北海道の初歩的な知識を得るために来た人でした。季節感がないた

2/25~28【自転車関連法人セールスコール】香港企業・団体11社

海外に行く香港のサイクリストと接点を

ウェブサイト Hokkaido Cycling Tourism Guide を今年度作成しセールスコールの際に紹介。(http://hok-kaido-cycling.visit-hokkaido.jp/)

北海道の基本的な観光情報への質問が多かった出展ブースの様子。映画「KITA KITA」のイメージで、フィリピンの方々の注目を集めました

2/9~11  【Travel Tour EXPO 2018(TTE)】       フィリピン首都圏・パサイ SMXコンベンションセンター2/12~13 【旅行会社セールスコール】 マニラ近郊18社

直行便がないフィリピン市場から「もっと北海道の観光情報がほしい」との声

旅行会社では、「北海道+他県」の旅行商品で現在対応中

投票イベントには、多くのお子様連れの家族が参加していただきました

Hong KongPhilippines

海外プロモーショングループ 櫻田

海外プロモーショングループ 藤井

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Wo r l d R e p o r t

までの移動時間とさほど変わらないこと、韓国人の好きな温泉があること(十勝川温泉)、ガーデン・食・スイーツなどコンテンツが多数あること、などを伝えると、商品造成したいという意見が多かったため、早速十勝地域と連携したPRを実施しようと思いました。 他にも、ハナツアー(韓国最大の旅行会社)の日本専門ランド社への訪問では、日本全国への送客の企画や、日本人スタッフがいることを知りました。こうした会社への北海道のMICE情報提供から、窓口となる大手旅行会社へのインセンティブツアー誘客につなげられるため、継続的に接点を持ちたいと思います。また、1泊1万円以上の宿泊予約はここで検索されると言われ、日本の高級旅館・ホテルにも強い「温泉ホテルドットコム」や、ハナフリー(ハナツアーの子会社)等OTAへの訪問から、OTAと連携したFIT向けプロモーションを今年度企画しており、PRの幅をさらに拡大したいと思います。

のプレゼンテーションは、韓国の旅行会社担当者に大変好評でした。 また、定山渓ファームの「フルーツテーマパーク」という観光コンテンツや、HISが用意した新しい北海道の観光情報は参加者の興味を引くことができました。 「北海道観光セミナー」の翌日からは、タイアップ事業を行うためオンライン旅行会社(OTA)への訪問、およびインセンティブツアーの取扱いがある旅行会社を訪問し、セールスコールを実施しました。訪問先6社とは、来年度のPR事業につながる関係構築ができました。 商談内容の一例を挙げると、長距離の移動時間は難しいが、札幌・小樽・登別・富良野・美瑛・函館・洞爺湖・ニセコ以外の新しい観光地の開発を行いたい、という話題が多く出ました。そこで、事前に帯広のホテルや帯広観光コンベンション協会から伺った話を引用し、韓国人のFITが十勝・帯広地域で増加傾向にあり、これに対して当地域も受入に意欲的になっていること、高速道路の利用によって道央から富良野・美瑛

 北海道人気の高まりに加え、直行定期便の新規就航や増便が相次いだことにより、来道者数が飛躍的に伸びている韓国市場。一方でその大部分が札幌など道央圏に集中しているため、道内各地域の魅力ある観光資源を発信しようと、当機構主催による独自BtoBイベント「北海道観光セミナー」をソウル市内で開催しました。 韓国側からの参加者は、旅行会社、ランド社、航空会社、メディア等旅行観光関連の事業者が合計26名集まりました。北海道側からは、当機構、定山渓ファーム、HIS北海道により、北海道観光を新たな切り口でプレゼンテーションを行いました。 成熟市場である韓国ソウルの旅行会社担当者は、北海道について熟知しており、ありきたりな内容では満足してもらえないため、伝えたい情報を整理し、最新のコンテンツを集めるなど工夫を凝らしました。 韓国で情報が少ない道東のモデルコースやWI-Fi韓国アプリを活用した韓国人観光客の動向調査、最新の北海道の観光コンテンツなど

2/21   【北海道観光セミナー】   ザ・プラザホテル ソウル2/22~23 【旅行会社セールスコール】 旅行会社6社

北海道観光の定番情報では、もはや満足されない韓国市場。最新コンテンツを集めた「北海道観光セミナー」で一大PRを実施

セミナー終了後の食事会においても、現地旅行会社との情報交換が尽きないほど、十分な手応えを感じた「北海道観光セミナー」韓国編となりました

1999年に韓国で上映され大ヒットした中山美穂主演映画『ラブレター』のロケ地観光に始まる韓国市場は、来道外国人の中のヘビーユーザー。最新情報を用意し最善を尽くしました

Korea

海外プロモーショングループ 櫻田

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 道内にMICEを誘致するため、北海道MICE誘致推進協議会と協力して、東京・京王プラザホテルで開催された第27回国際MICEエキスポ(IME2018)に、参加しました。 IMEは、昨年までの旅行博形式から商談会方式に変わり、手探り状態となりましたが、機構ブースの事前アポは全て埋まり、また、商談内容も、具体的、かつ全道域に及ぶもので、北海道へのMICE誘致に手ごたえを感じることができました。 また、国際会議誘致成功事例の情報交換を行うビジネスエキスチェンジにも参加し、道内からは札幌国際プラザ、旭川観光コンベンション協会、および当機構による発表も行いました。全国からの参加者の皆様と貴重な意見交換を行うこともでき、非常に充実した1日となりました。 MICEの誘致は数年前からの準備が必要であることから、今後も根気強く、道内の受入環境などのPRをしていきます。

 地方都市連携推進事業の一環で、昨年11月に「大道芸ワールドカップ」へブース出展し一般向けPRと市場動向把握を実施した静岡において、2/15にメディアミーティングの実施と、その前後の期間で県内の旅行会社・空港関係者・観光関係者を訪問しヒアリングをいたしました。 メディアミーティングには、10社17名が参加の他、静岡県庁からも2名参加いただきました。北海道観光の素材PRおよび次年度事業についてプレゼンテーション後、質問が多くあり、関心の高さが伺えました。 旅行会社セールス、航空会社ヒアリングでは、今まで静岡での北海道観光PRはほとんどなかったため、多くの質問を受けました。また静岡県庁訪問では、昨年11月のイベントでのアンケート結果を提供したところ、今後の北海道への送客に役立てられる、と大変喜ばれました。お互いに協力体制を確立すれば、双方の集客につなげられます。今後も情報交換を続けたいと思います。

 HTO press 3月号の特集で紹介した「海外テレビ局への番組配信」において、今年度タイアップ分のロケーション撮影が、2/3をもって完了しました。最終取材先は、初回の取材先と同じ十勝エリアで、北海道の冬の魅力を画面からも感じられるよう、スタッフ一丸で撮影しました。 紹介情報は、然別湖コタン(鹿追町)、おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凜華」(音更町)、ジュエリーアイス(豊頃町)、麺処田楽(音更町)、朝日堂(豊頃町)となりました。 撮影を振り返ると、ロケバス等で撮影地を回る事が多く、車利用者向けの番組構成になりがちです。FITの方の目線をより意識し、JR・バス利用での周遊をテーマにした番組製作を来年度は検討したいです。 今回撮影分は、HTBで3/24㈯9:50から放送された後、各国語による字幕対応を行い3月末から台湾・中国・タイ・インドネシア等で放送されています。

HTO Report2/28【国際MICEエキスポ】東京・新宿 京王プラザホテル

2/15【メディアミーティング静岡】静岡市

MICE開催を支援する商談会に出展

静岡県のメディアに道内の観光素材をPR

札幌・旭川・函館・釧路・北見・帯広・道・当機構で構成する北海道MICE誘致推進協議会として参加しました

十勝観光連盟の後藤係長からの発表(写真)のほか、当機構からFDA活用による北海道への近さ等を説明

2/1~3【LOVE HOKKAIDO ロケ撮影】鹿追町・音更町・豊頃町

始まりも終わりも十勝。テレビ番組ロケが完了

絶品のアメリカンドーナツでファンを虜にする豊頃町の老舗「朝日堂」で、ロケ取材後の記念撮影

Press conferenceLocation shooting

広報・国内プロモーショングループ 西本

海外プロモーショングループ 佐々木

Business meeting

J a p a n R e p o r tHTOレポート 平成30年2月

広報・国内プロモーショングループ 長野

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最近のトピック平成30年2月

2日、2泊3日の短期間コースを巡りました。 北海道の自然、アイヌ文化、食、宿泊(温泉・部屋・食事など)は招聘者の高い評価を得ました。意見として挙げられた、言語(ホテル・観光施設での英語表記、国別の情報発信として各国の母語表記)、交通(北海道の認知度、ゴールデンルートからのアクセス情報、道内主要空港からのア

クセス情報)、日程(旅行者のニーズと日程のミスマッチ、日本のイメージと食・自然等北海道の打ち出しの違い、野鳥観察・スキー等特定目的の優位性、道央圏中心の好アクセス地域からの販売)の課題は、これからの事業に反映させたいと思います。

欧米で、訪日旅行を扱う旅行会社に対し、北海道旅行の商品造成を狙った招聘を実施 訪日のゴールデンルート(東京・大阪)を旅行する欧米からの観光客に対し、北海道への誘客を図るため、欧米5カ国(米・英・独・仏・伊)で訪日旅行を取り扱う旅行会社を招聘しました。 参加したのは、合計11社(米3社・英2社・独2社・仏2社・伊2社)。ゴールデンルート旅行者向けの旅中プランとして、1泊

1/30~2/3 釧路市・登別市・小樽市・札幌市ほか

ぎ釣りから始まったツアー。冬の網走・阿寒・十勝での体験は、マレーシアに写真・動画ですぐにSNSで発信され、北海道のリアルな大自然を訴求できました。今回の招聘参加者は、30代中心であり、寒さに対して強く、体調を崩す人もなく、積極的に雪に触れて楽しんでいただきました。 夕食はホテルで特別に献立を依頼しまし

たが、「朝食ブッフェもハラル対応コーナーを作っていただきたい」など、道内のムスリム対応が進んでいない現状への指摘もありました。今後も拡大する市場ですので、文化の違いを知り、誘客強化を図ります。

国民の6割がムスリム層というマレーシアから、ライター・カメラマン・ブロガーを招聘 クアラルンプールからの直行便も週4便就航し、来訪者は年々増加傾向にあるマレーシア。FITが増えており、メディアによる冬の北海道の流氷観光やスノーアクティビティなどの取材で、道東地区への誘客促進を狙おうと旅行雑誌社から3名を招聘しました。 流氷砕氷船オーロラ号と、網走湖わかさ

2/7~11 網走市・釧路市・音更町・札幌市ほか 海外プロモーショングループ 掛田

海外プロモーショングループ 佐野

網走湖の冬の風物詩・わかさぎ釣りは、入れ食い体験後に熱々の天ぷらを堪能。塩コショウだけの味付けは、ムスリムもOKです

た時の感動、釣った魚をその場で天ぷらにして食す等、中国人旅行者にも受入れられる素材と評価されました。その後の野生のタンチョウ見学や、ジュエリーアイス体験、北の屋台も魅力的な素材と評価されました。 中国市場に対する情報発信の意見交換では、旅行先の検討段階で参考にするサイト(SNS、OTA等)への情報発信が重要と

言われました。北海道は中国で広く認知されており、2度目の北海道をテーマに、新しい旅行素材を発信し、北海道ファン作り(リピーター)に繋げることで安定した来道者を確保したいと思います。

インフルエンサー(Key Opinion Leader)招聘による中国の北海道ファン作り 来道外国人観光客数が最も多い中国市場に向けて、冬の北海道の情報発信を目的に、中国SNS「ウェイボー」で38万フォロワーを持つ中国人旅行作家の宋冠華さんを招聘しました。 初日の網走は流氷接岸日で、見応えのある取材、撮影ができたほか、網走湖のわかさぎ釣りにおいても、氷の穴あけや、魚が釣れ

2/2~7 網走市・弟子屈町・鶴居村・鹿追町ほか 海外プロモーショングループ 上田

招聘コース・然別湖を取材中の宋さんに、現地にいたテレビクルーから取材の申し出が。観光客の1人としてテレビ出演しました

道内

情報

米・英・独・仏・伊から招聘した旅行会社11社11名が集まって、登別地獄谷で記念撮影

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にオープン。 人気コース「アドベンチャーコース」と「キャノピーコース」に加え、オプションとしてエキサイトプランも用意! 雄大な北海道の大自然を余すこと無く楽しめる新スポットの誕生です。 ウェブ予約は、http://foret-aventure.jp/booking-list/ まで。

 自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」が北海道初登場! 自然の立木の地上2~15mの位置に設置されたプラットフォームと呼ばれる足場にのぼり、そこから別の木に移るスリルと爽快感、そして達成感も味わえる、子どもから大人まで楽しめる新感覚のアドベンチャースポーツ「フォレストアドベンチャー」が恵庭

フォレストアドベンチャー恵庭●コース数/◇アドベンチャーコース(スタンダードプラン5サイト/35アクティビティ、エキサイトプラン6サイト/37アクティビティ)、◇キャノピーコース3サイト/23アクティビティ●体験時間/◇アドベンチャーコース:約120分、◇キャノピーコース:80分間遊び放題●利用条件/◇アドベンチャーコース:小学4年生以上または身長140cm以上、体重130kg以下、◇キャノピーコース:身長110cm以上、体重130kg以下●利用料金/◇アドベンチャーコース(スタンダードプラン1名3,600円、エキサイトプラン:1名4,800円、◇キャノピーコース:1名2,600円 ※税込価格●住所/恵庭市西島松275ルルマップ自然公園ふれらんど内●電話予約/090-4057-4560(受付9:00~17:00)

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道内

情報

広報・国内プロモーショングループ

恵庭に自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」が北海道初登場!

4/28 恵庭市

ドタウン協定。このたびオープンする「小清水ツーリストセンター」は、観光窓口となるビジターセンターのほか、道東初のモンベル直営店が出店する複合施設となります。ビジターセンターでは、野鳥の楽園「ラムサール条約登録湿地濤沸湖」に近い立地を生かしたバードウォッチングツアーやサイクリング、スノーシュー等、多彩なアウトドア体験を

提供予定です。国内はもとより海外からの多くの観光客に楽しんでもらえる活動拠点の誕生です。

広報・国内プロモーショングループ

新たなオホーツクの観光拠点「小清水ツーリストセンター」開業! 世界自然遺産・知床や網走、北見などへのアクセスが良く、北海道の大自然を満喫できる小清水町に、新たな観光情報拠点「小清水ツーリストセンター」がオープン!小清水町は、自然環境の保全と地域経済の活性化を両立するまちづくりを進めることを目的とし、2016年9月に国内トップクラスのアウトドア用品メーカー「モンベル」とフレン

4/14 小清水町

口の増加を図り活力あるまちづくりの一端を担う施設として学校統合によって閉校となった旧音江中学校を宿泊施設として改修し、「エフパシオ」をオープンしました。 この施設では、宿泊室18室、監督・コーチ室4室、多目的室3室のあわせて25室に宿泊が可能で、最大約150人が宿泊することができます。もちろん、合宿など団体で

の利用のほか、旅行や出張など個人でも利用可能です。(要予約)

 スポーツや音楽、演劇など各種合宿や観光、出張などで利用可能な宿泊施設「学びと集いの郷 音江広里交流館」(愛称:エフパシオ)が深川市内に誕生! 深川市では、これまで陸上競技を中心に実業団や大学の強化合宿などの誘致を積極的に推進してきました。このたび、合宿を受け入れる宿泊施設不足の解消と交流人

4/1 深川市

体育館を併設した多機能型宿泊施設エフパシオ開業、深川で150人受入可能に

深川市学びと集いの郷「音江広里交流館」(愛称:エフパシオ)●住所/深川市音江町字広里246-1●問合せ/TEL.0164-34-6150

広報・国内プロモーショングループ 林

小清水ツーリストセンター●住所/斜里郡小清水町字浜小清水474-7(JR釧網本線・浜小清水駅そば)●問合せ/(一社)小清水町観光協会TEL.0152-67-5120

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4月・5月のお知らせ

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広報・国内プロモーショングループ 林

のカナリアたち」に続く、“北の3部作”最終章となっております。稚内市内では、本「北の桜守パーク」をはじめ、宗谷丘陵や稚内港北防波堤ドームなどで撮影が行われております。 北の桜守パーク内の資料展示施設には、映画で使用された関係資料をはじめ、映画撮影の現場の様子、AR(拡張現実)

で吉永さんと2ショット写真が撮れる仕掛けもあります。

 『北の桜守パーク(吉永小百合さん命名)』は、2017年に稚内市でロケが行われ、2018年3月10日より全国ロードショーとなった女優「吉永小百合」さん主演の映画「北の桜守」のオープンセットを映画の資料展示施設として活用した施設です。 映画「北の桜守」は、吉永小百合さん120本目の出演作であり、「北の零年」「北

4/29 稚内市

吉永小百合さん主演“北の3部作”最終章となった映画「北の桜守」の展示施設が開業

稚内市映画北の桜守資料展示施設●住所/稚内市大字声問字下声問 「メグマ沼自然公園内」●営業時間/4/29~10/31 10:00~17:00●休館日/月曜日(祝日の場合は翌日) 入場無料●問合せ/稚内市建設産業部観光交流課TEL.0162-23-6468

広報・国内プロモーショングループ 林

を持たせました。また、待合用の椅子を40席に増やしたほか、オストメイト対応の多目的トイレや授乳室も完備しています。 施設では、これまでのバス乗車券などの販売やレンタサイクル貸し出しに加え、観光情報の発信などを行います。観光機能を高めるため、建物の一角に、アウトドア観光の展示スペースを設置します。

 建て替え工事を行っていた帯広駅前バス待合所が、新施設「バスターミナルおびくる」として、5月25日にオープンします。 この新しい待合所の名称は、一般公募で応募のあった216件のアイデアの中から決定しました。 建物は、外壁の一部をガラス張りにして採光性に配慮し、室内はこれまでよりゆとり

5/中旬 帯広市

帯広駅前に「バスターミナルおびくる」誕生。施設には、アウトドア観光の展示スペースも常設。

バスターミナル おびくる●住所/帯広市西1条南12丁目●問合せ/帯広市商業まちづくり課TEL.0155-65-4165

©2018「北の桜守」制作委員会

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HTOリサーチ

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39,993

(単位:人)

(単位:人)

(単位:人)(単位:人)

道内空港における外国人入国者数(主な国別)

H29年12月H28年12月対前年比

総数183,022151,763121%

アジア171,819142,489

3,6452,885

121%

ヨーロッパ

2,524126%

北米

117%

オセアニア3,055

121%

航空機利用による来道者数(空港別)

H30年1月H29年1月対前年比

総数959,647960,60099.9%

航空機869,762867,607100.2%

JR48,30053,00091.1%

フェリー41,585

104.0%

稚内 中標津

1,728 2,472

1,555 2,625

111.1% 94.2%

帯広

26,060

24,999

104.2%

H29年12月H28年12月

函館エリア 新千歳丘珠 旭川 女満別釧路 紋別

46,824 43,261 18,42718,494 2,873

44,637 39,807 17,48818,720 2,846

104.9% 108.7% 105.4%98.8% 100.9%

709,623

714,930

対前年比 99.3%

H30年1月H29年1月

4,4403,788

(2018年2月北海道観光振興機構調べ)

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000

オセアニア

米国

カナダ

英国

ベトナム

フィリピン

インドネシア

マレーシア

タイ

シンガポール

韓国

香港

台湾

中国 19,55025,776

35,054

66%

105%

40,13018,01419,072

31,72947,701

9,06712,20712,474

8,18011,66312,242

2,1173,308

8621,115

1301551,2641,4021,2451,5252,5222,9042,5243,055

135%

156%

129%

119%

111%

122%

115%

121%

106%

132%

114%

150%

2017年の年間直接入国者数、前年比22%増の164万3千人

平成30(2018)年1月 来道者輸送実績全体でほぼ前年並みの結果に

平成29(2017)年12月 道内への外国人直接入国者数 (出典:法務省出入国管理統計統計表 港別 入国外国人の国籍・地域 2018年2月)

12月の直接入国者数は、前年同月比21%増の18万3千人で、昨年よりも約3万人増となりました。その中で、昨年よりも約1万6千人増で全体の約半数を占めた韓国市場が好調をキープしております。また、2017年(1月~12月)の直接入国者数は前年比22%増の164万3千人で、昨年よりも19万人増となりました。国別では、韓国49万8千人(56%増)、台湾44万2千人(4%増)、中国24万6千人(19%増)、15万6千人(24%増)と直接入国者数全体の80%を東アジア4市場で占める結果となりました。

※平成29年12月のデータから、2月に就航したバニラ・エアの成田・函館線、関西・函館線の実績が追加されています。

1月は、総数で99.9%と前年並みでした。航空機では、地方空港が比較的好調でしたが、新千歳空港が前年を下回った結果、全体は前年並みとなりました。フェリーは104.0%と前年を上回りました。JRは、9カ月間続いた対前年比70~80%台から今月90%台に回復。北海道新幹線開業ブームの反動がようやく一段落を迎えたと思われます。

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(単位:人)

(単位:人)

(単位:人)(単位:人)

道内空港における外国人入国者数(主な国別)

H30年1月H29年1月対前年比

総数184,588163,014113%

アジア170,712150,015

2,8713,256

114%

ヨーロッパ

6,21588%

北米

83%

オセアニア8,082

130%

航空機利用による来道者数(空港別)

H30年2月H29年2月対前年比

総数998,722945,424105.6%

航空機910,715857,318106.2%

JR50,90049,000103.9%

フェリー37,107

94.9%

稚内 中標津

2,044 2,966

2,001 2,551

102.1% 116.3%

帯広

26,249

25,090

104.6%

H30年1月H29年1月

函館エリア 新千歳丘珠 旭川 女満別釧路 紋別

44,232 42,466 23,62021,418 3,724

41,576 39,678 23,09519,876 3,994

106.4% 107.0% 102.3%107.8% 93.2%

743,996

699,457

対前年比 106.4%

H30年2月H29年2月

2,8643,446

(2018年3月北海道観光振興機構調べ)

0 10000 20000 30000 40000 50000 60000

オセアニア

米国

カナダ

英国

ベトナム

フィリピン

インドネシア

マレーシア

タイ

シンガポール

韓国

香港

台湾

中国 33,43532,000

37,220

101%

112%

42,19218,810

14,94241,870

61,3141,1682,100

9,5159,620

5,4246,066

7271,0314802801752281,2589731,0738222,3542,029

6,2158,082

180%

142%

58%

130%

77%

77%

86%

130%

79%

96%

113%

146%

1月は、前年同月比13%増の18万4千人

平成30(2018)年2月 来道者輸送実績航空機・JRが好調、全体も対前年越え

平成30(2018)年1月 道内への外国人直接入国者数 (出典:法務省出入国管理統計統計表 港別 入国外国人の国籍・地域 2018年3月)

1月の直接入国者数は、前年同月比13%増と全体としては堅調に推移しました。昨年は1月末にあった旧正月休暇が、今年は2月となったことにより、その影響を受けた中国、香港では、直接入国者数が伸び悩んだ一方で、台湾が前年同月比13%増と影響を感じさせない伸びを示しました。また、タイが昨年の8月以来のプラスに転じた他、オセアニアが前年同月比30%増となり好調をキープしております。

※平成29年12月のデータから、2月に就航したバニラ・エアの成田・函館線、関西・函館線の実績が追加されています。

2月は、航空機が全体的に好調で、地方空港においては、中標津空港が対前年比116.3%と大幅に前年を上回ったほか、新千歳・函館・旭川・釧路が106%以上の大幅な伸びを示しました。またJRも、103.9%と10カ月ぶりにプラスとなり、総数でも前年を越えています。一方、これまで堅調だったフェリーが今月マイナスの結果となりました。

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平成29(2017)年12月 北海道外国人観光案内所(新千歳空港)利用状況ウィンターシーズン突入で、お客様が増加

(2018年1月 北海道観光振興機構調べ)

※利用者は主に個人旅行・少人数旅行者層で、公共交通情報や観光コンテンツ情報の入手が利用目的として多いです。 (単位:人)

フィリピン87

中国1,252

ベトナム7

台湾1,515

英国711

米国20

香港 その他の国83

フランスドイツ20 2

韓国162

シンガポール1,133 561,815

豪州462

日本220

マレーシアタイ878

合計8,526

インドネシア103

■外客に喜ばれたことや感謝されたこと・独自の取り組み 以前お客様に知床のおすすめ観光スポットをご案内したところ、当案内所に再び立ち寄って、「またひと味違った北海道観光を教えてください」とわざわざ訪ねてきてくださいました。 当案内所は、日本全国の様々な都道府県、市町村のパンフレットを置いているため、地域の関係機関とコンタクトを取ることが多々あります。その中で、インバウンドの受け入れに対して、抵抗感を持っている地域や観光ボランティア、体験プログラムが多いと感じます。 もっと関係機関と積極的にコンタクトをとり、インバウンドを歓迎する受入先をお客様にご案内していきたいと考えております。また、目的地が決まるタイムリーな場を活かし、二次交通(タクシー・JR・バス)や宿泊施設・観光施設等の各キャンペーンの紹介や連携企画を検討して、お客様の満足度を引き上げられたらいいと思います。

で、香港の方だけでなく世界各地から香港経由で来た方も増え、フィリピンの方が以前よりも目立ちました。その他、マレーシア、シンガポール、タイ経由でいらっしゃるインドネシアとシンガポールの方も増えたと感じました。

■お問合せ内容 12月で多かった問合せは、目的地の天候、レンタカー・ジャンボタクシーのご予約、道路や積雪状況等の天気と交通についてと、冬期間のイルミネーションやクリスマス市等の札幌や小樽のイベントについてでした。 他にも、ワカサギ釣りや犬ぞり体験等、冬の北海道ならではのアクティビティも問合せもありました。 また、個人でタクシーを手配したが結局うまくいかなくなり、助けを求めてくる外国人のお客様が12月にも多く、中でも既に予約をしていたタクシーの運転手とうまくコンタクトがとれないので、助けてほしいとの問い合わせもありました。

■全体総評 12月に入り、スキー場へのアクセスやオープン状況についての問合せが急増。スキー場行きのシャトルバスの運行も始まり、お電話でのご予約のお手伝いをする事も多々ありました。 月の後半になると、年末の休暇や学校の冬休みの影響もあって、家族連れのお客様も多くなり、特にシンガポール、香港、フィリピンのお客様は、2~3家族で1つのグループという大人数の傾向が見られました。 昨年のこの時期は、大幅な遅延や欠航がありましたが、今年はなく、混乱なしに応対できました。

■来店者動向 今月からシンガポール航空の直行便が運航を開始したため、朝早くからのお問合せが増えました。 スキーシーズンに突入し、ウィンタースポーツを目的にした来道が非常に多いヨーロッパや豪州のお客様は、経由等々でどの便にもいらっしゃいました。 月の後半には、香港の直行便が1便増えたこと

平成30(2018)年1月 北海道外国人観光案内所(新千歳空港)利用状況スキー場情報や交通アクセスの案内が多数

(2018年2月 北海道観光振興機構調べ)

(単位:人)

フィリピン12

中国1,539

ベトナム3

台湾1,281

英国786

米国14

香港 その他の国95

フランスドイツ7 0

韓国552

シンガポール443 612,135

豪州492

日本253

マレーシアタイ824

合計8,549

インドネシア52

■外客に喜ばれたことや感謝されたこと・独自の取り組み 航空機の遅延により、宿泊先や二次交通の手配に困られているお客様に対し、すぐに状況と依頼内容を各施設へ説明できる日本語のメモをお渡ししたところ、スムーズに手配できた、と喜ばれました。

ではスキーをしにいらっしゃる方が非常に多いですが、今月は昨年の同時期と比べてもかなり増えていました。 韓国のお客様は、案内所来訪者だけで考えると、昨年よりかなり低い人数となりましたが、お客様から聞いたところによると、韓国では旅行先として北海道への人気が非常に高まっている、と報道されているそうです。

■お問合せ内容 札幌近郊でスキーやスノーアクティビティができる場所の情報についての内容が多く寄せられ、レンタカーを事前に手配されていた方からは、積雪・道路状況について聞かれることが多くありました。 月の中旬を越えたあたりから、さっぽろ雪まつりや千歳支笏湖氷濤まつり、層雲峡温泉氷瀑まつり、流氷砕氷船等の冬のイベントについてのお問い合わせが増えました。その他、大雪による航空機の遅延で二次交通への案内も局所的に多くありました。

■全体総評 年末年始の休暇に合わせた形で、12月末から1月の上旬までは非常に賑わいをみせた月でした。多くの方が、家族やグループ単位で行動し、事前に来訪先を決められているようでした。 スキーシーズンということもあり、ニセコ・トマム・富良野・ルスツ・サホロへの交通アクセスやスキー場の情報などのお問い合わせが全体の中でもかなりの数を占めました。やはり、アジア圏からもスキーを目的に北海道へいらっしゃる方がかなり多く、話を聞いたところ、北海道のホテルやスキーの料金が他と比べて「安い」ということでした。 航空便においては、若干ではありましたが遅延などの乱れが発生することがありました。

■来店者動向 大雪の影響で航空便の乱れがあったため、来店者数があまり伸びませんでした。 オーストラリアからのお客様は、以前からこの時期

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北海道観光PRキャラクター

北海道における観光の振興と地域活性化を目的として、様々な社会環境の変化に対応し、国内外への観光客誘致や地域の基盤整備、連携促進などを行う組織です。

道民と一体となって、観光を北海道のリーディング産業に導き、観光で地域を活性化します。

北海道観光振興機構とは ますます充実! 北海道の観光案内所

会員募集中!

北海道の地域と産業を牽引する観光の中核組織としての役割を果たします。

各界の力を集結します

民間の英知と資源を活用します

機動性と専門性を発揮します

・北海道観光戦略の企画推進・観光に関する提言・要望活動・北海道さっぽろ食と観光情報館受託・各種セミナーの開催

北海道観光戦略の推進機能

・国・道および地域間調整・他産業との連携

コーディネート機能

・マーケティング調査・来道者調査

マーケティング機能

・国内キャンペーンPR催事出展・首都圏等マスコミ招聘・宣伝印刷物作成・教育旅行誘致・観光ブランドの開発および支援

プロモーション推進機能

・国際旅行博出展・海外観光プロモーション・海外マスコミ、エージェント等の招聘・海外媒体宣伝 (各種広告、TV番組作成など)・海外旅行エージェントへの支援

・地域プロモーション事業 (地域部会の各種事業)・地域観光振興事業 (地域に対する助成事業)・北海道観光ボランティア 連絡協議会への支援・外国人観光客受入 研修会の開催・ホスピタリティ運動の展開・観光事業功労者 の表彰

地域支援機能

基本理念

5つの事業機能をもつ組織です。

行動指針

事業概要 「どさんこ旅サロン」は、東京・JR有楽町駅前のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」がある東京交通会館の3階に入っています。道内各地のパンフレットを取り揃えているほか、案内カウンターでは、スタッフによる観光・イベント情報のご案内やご旅行相談も承っております。

 JR札幌駅の「北海道さっぽろ『食と観光』情報館」内にあり、JR総合案内所が併設。専門のスタッフが日本語以外に、英語、中国語、韓国語にて旅行相談に応じ、最新の観光情報を提供いたします。観光機構作成パンフレット及び会員施設のパンフレットが各種陳列されています。

北海道外国人観光案内所どさんこ旅サロン北海道さっぽろ観光案内所対応言語/日本語・英語・中国語・韓国語

JR札幌駅内

 カテゴリー3に認定された空港における北海道初の外国人観光案内所です。道内外の外国語観光パンフレットを多数設置のほか、多言語にて旅行相談に応じ、最新の観光情報を提供します。タイ語・ベトナム語・スペイン語などは、タブレット端末での多言語通訳システムを用意しています。

対応言語/日本語

JR有楽町駅前(東京)

対応言語/英語・中国語・韓国語ほか

新千歳空港国際線到着ロビー前

住所/札幌市北区北6条西4丁目   JR札幌駅西コンコース北口   北海道さっぽろ「食と観光」情報館内営業時間/8:30~20:00定休日/年中無休問合せ/電話011-213-5088

住所/東京都千代田区有楽町2丁目   10-1 東京交通会館3階営業時間/10:00~17:30定休日/土・日・祝、年末年始、    施設の全館休業日問合せ/電話03-6206-3163

住所/千歳市美 々新千歳空港   国際線旅客ターミナルビル2階   到着ロビー内営業時間/8:00~21:30定休日/年中無休問合せ/電話0123-46-2175

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5

3

国内

海外

GoodDay北海道ウェブサイト内「北海道観光振興機構について」

http://www.visit-hokkaido.jp/company/北海道観光振興機構 総務部(受付/月~金 9:00~17:30)

TEL.011-231-0941

入会申込みの詳細は、こちらにお問合せください

レンタルできます(有料)

[発行]公益社団法人 北海道観光振興機構〒060-0003 札幌市中央区北3条西7丁目緑苑ビル1FTEL.011-231-0941 FAX.011-232-5064

北海道観光振興機構広報誌 HTO press vol.15(平成30年4月27日発行)

北海道観光公式サイト http://www.visit-hokkaido.jp/

011-231-2323

5,660円

http://yumedaichi.visit-hokkaido.jp/

●価格は税込です。●身体障がい者手帳・療育手帳の提示で、10%引き。●入場料・道路通行料・駐車場料・飲食料等は、別途ご負担いただきます。

受付時間/平日(土・日・祝除く)9:00~17:00

北海道観光おもてなしタクシー乗務員認定機構 事務局

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お出かけ先選びに迷う

時間が少しあいた交通

網が

わからない

観光知識と接客マナーの認定試験合格者が、運転と観光ガイドをしてくれる観光タクシー。だから、安心・安全!

シマフクロウのマークが目印です

キュンちゃんの小部屋

北海道観光PRキャラクター

キュンちゃんぷち旅日記

 東京や大阪、東北エリアをはじめ、初めて行った沖縄や水戸など、今年度もたくさんの場所で北海道を知ってもらえたのです♪ また、春以降も色んなところに行ってみ

んなに北海道の魅力を知ってもらえると嬉しいな~。 北海道内のぷち旅もいっぱいして、新しい北海道の良さもどんどん発見していくのです!

平成29年度の思い出アルバム

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