JPX起業体験プログラム...2017.spring Vol.08...

発行者:株式会社東京証券取引所 2017.spring Vol. 08 ( ) 綿使( ) <<< 裏面へつづく 起業教育 情報紙 自分の未来、 ニッポンの未来を 起こそう! [ 大溝くんの出店内容 ] [ 竹田さんの出店内容 ] スイーツと飲み物を販売。スイーツは10 種類 以上をそろえた。メンバーのキャラクターがさ まざまで、それぞれの得意を生かした役割分担 が自然に成立。スムーズに動くチームだった。 資本金は、事業内容のプレゼンに応じ、出資者役と交渉で金額決定。売上高から 経費や借入金利などの営業外費用を差し引いたものが経常利益、経常利益から税金 (起業体験プログラムでは 30%に設定)を差し引いたものが純利益となります。 ROE(株主資本利益率)は、企業の収益力をはかる指標。 [1株当たりの純利益÷ 1 株当たりの株主資本 ] の計算式で求めます。起業体験プログラムでは、ROEが最も 優れたチームを勝ちとします。2014 年度は、会場のテント設営費全額をチーム負担 としたため、全チームが赤字決算に。最も赤字率の少ないチームの優勝となりました。 その場でスノードームを作る体験型店舗。チー ム全員が中学生のため、それぞれの動き方が分 からず、まとまりのない状態からスタート。しだ いに楽しい雰囲気になっていった。 優勝チームの収支決算 学校とは違う体験で視野が広がり 社会の仕組みを理解する ことができました 2014 年度 2015年度 2016 年度 大溝一生 佐藤友香 竹田真帆 資本金 145,000円 41,000円 15,300円 売上高 27,960円  31,580円 27,800円 経常利益 ▲59,935円 12,322 円 9,460円 純利益 ▲59,935円 8,632 円 6,622円 ROE ▲41.3% 21.0% 43.2% 株式会社 プチスイーツ 株式会社 ARK 株式会社 工作部屋 代表取締役 社長 模擬 会社名 中高生を対象に、日本取引所グループ (JPX)が 毎 年 行っている [ 起 業 体 験プログラム ] は、模擬会社を設立 し、ビジネスプランの策定、事業活動、 決算までを実際に体験してもらうこと が特徴。会社間で収益性を競い合 う活動を通じて、社会の仕組みが身 に付きます。このプログラムで、参加 者は何を学んだのか、過去3年間の 優勝社長たちにうかがいました。 JPX起業体験プログラム レポート 受賞参加者 2016年度優勝 竹田真帆 さん ニュースをよく見る父親の 影響を受けて、普段から 政治やビジネスに興味が ある。そ の 父 の 勧 めで 参 加。現在、中学3年生。 2015年度優勝 佐藤友香 さん 高校生の活動を扱うフリー ペーパーの記者をやる中 で知り、参加。進路に迷っ ていたことも参加理由の1 つ。現在、大学1年生。 2014 年度優勝 大溝一生 くん もともと起業には関心があ り、Facebookの起業体 験ページで知って参加。 チームの大切さを再認識 した。現在、高校3年生。 調会社を設立すると、出資を募るための事業プレゼンがある。出 資者からは、事業の実現性、収支見通しなど鋭い質問が飛ぶ。 「ナーフガンの現物を持ってきて、これは面白そうだと大人のおじ さんの心を掴みました」(佐藤さん)など、 社長たちもたくましい。 [ 佐藤さんの出店内容 ] おもちゃの「ナーフガン」を用いた射的場。 景品を取るのではなく、点数を競う方式にして 成功。女子が多く、チームは家族のような雰囲 気で、佐藤さんは母親的な存在だった。

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Page 1: JPX起業体験プログラム...2017.spring Vol.08 自信はありました利益率トップになるコスト削減に全力 ... 2014年度 2015年度 2016年度 大溝一生 佐藤友香

発行者:株式会社東京証券取引所

2017.springVol.08

コスト削減に全力。

利益率トップになる

自信はありました

        (竹田さん)

大「商品が残らないよう、最後に値下げし

て結構な数を売ってしまいましたし、赤字

だったんで勝てるとは思わなかったです。で

も、周りも赤字で、『えっ!』みたいな。優

勝して唖然としました(

笑)

佐「売上予定は達成しましたし、レンタル

料など経費も抑えてそこからも黒字が出ま

した。でも、後半に伸びたチームがいて、こ

れは負けたかもしれないと。他のチームの発

表数字を見て、負けたと思ったら、その数

字が間違っていて一転トップに。一気にテンショ

ンが上がりましたね」

竹「私たちは正直勝てたかもって思ってまし

た。隣の綿あめ屋さんは、機械のレンタル

料がかかっているし、アイス屋さんは、その

日の気温がちょうど低かったので、売れ残っ

ていました。輪投げ屋さんは豪華な景品に

お金を使っていたので。対して、私たちは極

限までコストを下げていて、例えば材料も、

自宅から不要な木を持ってきたりして安く

抑えていました。だから優勝が決まった時も、

『ヨッシャー!』というよりも、小さく『よしっ』

ていう感じでしたね(

笑)

<<<裏面へつづく

起業教育情報紙

自分の未来、ニッポンの未来を

起こそう!

[ 大溝くんの出店内容 ]

[竹田さんの出店内容]

スイーツと飲み物を販売。スイーツは10 種類以上をそろえた。メンバーのキャラクターがさまざまで、それぞれの得意を生かした役割分担が自然に成立。スムーズに動くチームだった。

 資本金は、事業内容のプレゼンに応じ、出資者役と交渉で金額決定。売上高から経費や借入金利などの営業外費用を差し引いたものが経常利益、経常利益から税金

(起業体験プログラムでは 30%に設定)を差し引いたものが純利益となります。 ROE(株主資本利益率)は、企業の収益力をはかる指標。[1株当たりの純利益÷1株当たりの株主資本 ] の計算式で求めます。起業体験プログラムでは、ROEが最も優れたチームを勝ちとします。2014 年度は、会場のテント設営費全額をチーム負担としたため、全チームが赤字決算に。最も赤字率の少ないチームの優勝となりました。

その場でスノードームを作る体験型店舗。チーム全員が中学生のため、それぞれの動き方が分からず、まとまりのない状態からスタート。しだいに楽しい雰囲気になっていった。

優勝チームの収支決算

学校とは違う体験で視野が広がり社会の仕組みを理解する

ことができました

2014年度 2015年度 2016年度

大溝一生 佐藤友香 竹田真帆

資 本 金 145,000円 41,000円 15,300円売 上 高 27,960円  31,580円 27,800円経常利益 ▲59,935円 12,322円 9,460円純 利 益 ▲59,935円 8,632円 6,622円R O E ▲41.3% 21.0% 43.2%

株式会社プチスイーツ

株式会社ARK 株式会社工作部屋

代表取締役社長

模擬会社名

中高生を対象に、日本取引所グループ(JPX)が毎年行っている[ 起業体験プログラム] は、模擬会社を設立し、ビジネスプランの策定、事業活動、決算までを実際に体験してもらうことが特徴。会社間で収益性を競い合う活動を通じて、社会の仕組みが身に付きます。このプログラムで、参加者は何を学んだのか、過去3年間の優勝社長たちにうかがいました。

[JPX起業体験プログラム]レポート受賞参加者

2016年度優勝

竹田真帆さん

ニュースをよく見る父親の影響を受けて、普段から政治やビジネスに興味がある。その父の勧めで参加。現在、中学3年生。

2015年度優勝佐藤友香さん

高校生の活動を扱うフリーペーパーの記者をやる中で知り、参加。進路に迷っていたことも参加理由の1つ。現在、大学1年生。

2014年度優勝

大溝一生くん

もともと起業には関心があり、Facebookの起業体験ページで知って参加。チームの大切さを再認識した。現在、高校3年生。

最初は迷ったけれど

受け身がいやで、

社長になりました

        (佐藤さん)

 

起業体験プログラムは、参加者が集まり、

いくつかの会社を設立するところから始ま

る。最初の仕事は、社長を決めることだ。

大「僕はその場の成り行きで社長になりま

した。こういう儲け方をしようと言ったのが

自分で、真ん中にいることが多かったんです。

じゃあお前やれよみたいな感じでしたね」

佐「私の時は立候補制で。最初は手を挙げ

なかったんですけど、こんな受け身でいいのか

なと思って、思いきって手を挙げて社長にな

りました」

竹「私も成り行きです。私のチームは中学

生だけだったんですけど、それぞれがやりた

い役割を取っていったら最後に監査役と社長

が余って、それで社長に。責任が重くてどう

しようって不安で最初は悩みました」

 

会社が営業するのは、都内のイベント会

場で1日ないし2日間。どんなビジネスを

行うのか、チームで知恵を出し合っていく。

大「何を売ろうかという話になった時に、原

価が低くて売値が高ければとりあえず儲か

るだろうと。スイーツって見た目がいいじゃな

いですか。その見た目に惹かれてお客さんが

買ってくれるんじゃないかって、スイーツを仕

入れてきて売ることにしました」

佐「最初、社長の私がみんなの意見をうま

く引き出せなくて決まらなかったんですけ

ど、メンバーの一人が射的をやりたいと言い

出して。でも、景品を倒す射的はあまり気

が進まなくて、点数を競う射的ゲームにした

ら楽しそう、というところに落ち着きました」

竹「みんなで案を出した時に、射的とか輪

投げが多くて、でも他のチームも似たような

ことを考えていて、そういうのじゃ勝てないっ

て自分では思ってました。その時に誰かがス

ライムって言ったんですよ。そこから工作や体

験型がいいねという話になり、調べたらお客

さんは親子連れが多いと分かりました。小

さい頃にスノードーム作りが楽しかったので、

スノードームを売ることにしました」

寒くて売れない時、

移動販売の発想が

生まれました

        (大溝くん)

 さて、出店当日。各チームは、売上拡大

を目指し、さまざまに工夫を重ねていく。

佐「まず自分たちで射的を実演して興味

を持ってもらうことに。そのうち、うまく

当たった時に『すごい!』とか掛け声をか

けるとお客さんが喜んでリピーターになりや

すい、ということをチームの中学生が発見し

て、みんなで積極的に盛り上げることにし

ました。やっぱり小さな子たちの顔がほころ

びますね。一緒に来たお母さんたちも嬉し

そうでした」

竹「私たちのお店は、リピーターというわ

けにはいきません。作った後に袋に入れて渡

すんですが、スノードームが見えるように透

明の袋にして、その袋にひと目で分かるよう

に『工作部屋』っていう会社名を貼りまし

た。それを会場で持ち歩いてくださるので、

宣伝になるかなって」

大「おでんを売っているところがあって、やっ

ぱり寒いので売れるんですね。向こうにお

客さんが並んじゃって、うちに全然来ないよっ

てなりました。で、その時に移動販売が生

まれたんです。2人ペアで会場を回り、声

を出して売り歩くんです。結局、移動販売

の売上のほうが多くなりました」

 

営業が終了すると、売上や経費を計上

して決算書作り。本職の公認会計士の承

認を得て、正式に収支が確定する。全チー

ムが確定したところで、いよいよ優勝チー

ムが判明する。

会社を設立すると、出資を募るための事業プレゼンがある。出資者からは、事業の実現性、収支見通しなど鋭い質問が飛ぶ。

「ナーフガンの現物を持ってきて、これは面白そうだと大人のおじさんの心を掴みました」(佐藤さん)など、 社長たちもたくましい。

[佐藤さんの出店内容]おもちゃの「ナーフガン」を用いた射的場。景品を取るのではなく、点数を競う方式にして成功。女子が多く、チームは家族のような雰囲気で、佐藤さんは母親的な存在だった。

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2017.springVol.08社

長を経験したことで

学校とは違う自分が開けました

             (竹田さん)

 

こうしてチームを優勝に導いた3人の社

長たち。社長を経験してみて、どんなこ

とが見えてきたのだろうか。

大「自分が本当に人をまとめられるか分か

らなかったのですが、周りが結構支えてくれ

たのが大きくて、まとめる楽しさを知りま

した。もちろん、大変さも知りました。み

んな意見が違うので、何を採用するのか、

何を断るのか、その中でどうやって自分の意

見を出していくのか、とにかく大変でした」

佐「私は、みんなから、いかにして意見を

引き出すかという難しさですね。誰かが出

したいいアイデアが、みんなのアイデアだって

いう感覚で仕事をして欲しくて、そこへ導

くよう意識してやりました。社長なんだけ

ど、縁の下の力持ちという感覚を初めて体験

しました。人をまとめるのはこういうことな

のかって知り、新鮮な経験になりました」

竹「私はリーダーシップとか、感謝の気持ち

を学んだと思います。私は今まで人の上に

立って指示するような役ではなくて、リーダー

を支える側の方をずっとしてきたので、学校

でもそういう役目が多くて。自分で社長を

やってみて、どうしたらみんながついてきてく

れるか、どうしたら話し合いをスムーズに進

められるかを考えるようになりました。そ

の経験で、

初対面の人とどう接するかとか、

リーダーとしてみんなをどう引っ張り士気を

上げてチームを運営していくかが学べました」

想像もできなかった起業が

今は手の届くものに思えます

(佐藤さん)

 

実際に「起業体験プログラム」に参加

してみて、学校での勉強とは違う学びを得

たと3人は口をそろえる。

大「まず、学校とは違った人との関わり方

ですね。少人数のチームで、利益を上げる

という目標に向かっていくことは授業じゃ学

べないと思いました。それと、お金の稼ぎ

方というよりも、こうすればお客さんが寄っ

てくるとか、人の心を掴まなければお金は

稼げないこととか。人のためを先に考えるこ

との大事さを感じました」

佐「私の学校は進学校だったので勉強しかし

ていなくて。お金や会社についてはあまり学

べず、全てが新しく感じました。お金を稼

ぐことについて、私でもやれないことはないん

だなと、ハードルが低くなりました。以前

は選ばれし者だけが起業できると思っていま

したが、チャンスとアイデアと根性、それと

人脈があればできるかなと」

竹「チュロスの露天販売でお金について学んだ

ことがあるんですが、今回はどうやって売る

ものを決めていくかなど、新しいことを学べ

ました。私はもともとビジネスに興味があっ

たから、お金や会社について学べるのは楽し

かったです。あとは実際に稼ぐとなると絶

対にお釣りを間違えないようにしなきゃいけ

ないなど、お金の重さとか、お金の大事さ

を学びました」

将来は、自分がやりたいことで

人を喜ばせるビジネスがしたい

(大溝くん)

 

ビジネスの仕組みやお金を稼ぐことにつ

いて学んだ3人。自らの将来をどう描いて

いるのだろうか。

大「僕は、すでに仲間3人で、学生団体向

けのWebホスティング事業を立ち上げまし

た。ほかにもホームページを作ったり、自分

たちでプロジェクションマッピングなどのアート

を企画したり。あくまでも学校規模ですが。

将来は、自分のやりたいことを人が喜ぶ形に

変えて提供するようなビジネスが作れればい

いな、と思っています」

佐「私は、いろいろな人との出会いで視野が

広がりました。社会の仕組みが分かって、もっ

と社会を知ろうと思い、海外に留学しよう

という結論に至りました。心理学、リベラル

アーツ、やりたい勉強がたくさんあって、と

にかく勉強してみたいです」

竹「私はまだ全然考えてないのですが、今回、

関わった人とのつながりを大切にして、将来

また何かで一緒にやれたらいいなと。自分で

起業するより、起業家と一緒に何かをやり

たいと思いました」

 

みなさん、ありがとうございました!

 JPX 起業体験プログラムは、主に中学生や高校生を対象に、「学校」「地域」「民間企業」がともに取り組む教育プロジェクトです。株式会社を擬似的に設立・経営する体験等を通じ、

「生きる力」を育むことを目的としています。事前に必要な知識やスキルは特にありません。 全国で公立や私立、学年を問わず教育現場での採用も広がっており、「総合的な学習の時間」や「学級活動」の他、課外授業などの時間を活用して実施されています。2014 年度のプロジェクト始動から 16 年度末までに全国で延べ 27 拠点 677 名がプログラムに参加しています。 和洋国府台女子高校(千葉県市川市)では、学園祭の模擬店で当プログラムを取り入れました。模擬株式会社の経営は、公認会計士や司法書士らのプロフェッショナルの協力のもと、現実に限りなく近い条件で行われました。各クラスとも全員で一丸となって取り組んだ結果、プログラムに参加した高校2年、3年のクラスともに利益が出ました。

 高校3年生のクラスでは同校の所在地である市川市へ、高校 2 年生のクラスでは 16 年の熊本地震で被害を受けた熊本城の復興のためにそれぞれ利益を寄付しました。 株式会社の仕組みを知ることにより、社会についての理解をさらに深めたり、職業観・勤労観を育む機会としての活用も考えられます。生徒が自ら課題を見つけ、考え、主体的に判断する資質や能力を高めるツールとして JPX 起業体験プログラムのご活用をご検討ください。

「会社は多くの人が支えてくれました。チームメンバーやお客さんに感謝するようになりました」は3人共通の感想

読者へのメッセージ ● 竹田真帆さん起業体験プログラムを経験してみると変わるよと言いたいです。私の場合は、学校ではそんなに変われなかったんですが、参加してリーダーシップを取れる自分に変わったと思います。

読者へのメッセージ ● 大溝一生くん起業体験プログラムは大変だけど、必死にやれば掴めるものは多いし、会社の仕組みなどを学ぶいい機会です。参加してそこから先、自分の好きなものにつなげていって欲しいです。

小学生から大学生まで、延べ27拠点で677名が起業体験プログラムを実践しています(16年末現在)。教育機関におけるキャリア教育はもちろん、地方創生の目的で自治体や地域団体等でも開催されています。

東京証券取引所の大納会で鐘を叩く大溝くん

「生きる力」を次世代につなぐ場を一緒に創りませんか?

和洋国府台女子高校の高校3年生のクラスのみなさんから、大久保博市川市長へ利益 54,325 円を贈呈している様子。

読者へのメッセージ ● 佐藤友香さん起業体験プログラムは、ただ参加するだけで、将来の選択肢が増えると思います。私の場合は海外留学に目が向き、参加した意義がありました。とにかく参加してみてください。

■起業教育に関する情報はホームページでもご案内しています。

第 08 号  お問合せ:株式会社東京証券取引所 金融リテラシーサポート部 TEL:03-3666-0141 E-mail: [email protected]

http://www.jpx.co.jp/learning/education/entrepreneur/検索 JPX 起業家

Information

[編集後記] 日本取引所グループ(JPX)では、さまざまな金融経済教育プログラムの提供を通じて広く社会に貢献していくことを目指しています。2014 年の開始以降、多くの関係者や元気あふれる参加者に支えられてきた

「JPX 起業体験プログラム」も、皆様の声を受けて、今後さらなる深化 ・ 発展を目指していきたいと考えています。このような活動を通じて次世代のわが国を担う生徒たちの「生きる力」を支えられるよう、よき企業市民としての役割と責任を果たしてまいります。  

起業体験で学んだことは、「チームをまとめる難しさ」と

「感謝の気持ち」

[JPXによる起業体験プログラムの実施場所]

◎ 長岡市役所◎ 登米市役所

● 川口市立仲町中学校

● 海老名青年会議所● 東洋学園大学

● 宮城県 (女川町 )● 茨城県立土浦第一高校

● 和洋国府台女子高校

◎ 東京農業大学オホーツク キャンパス(網走市)

● 北海道網走桂陽高校

● 東京学芸大附属国際 中等教育学校

● 秋田県立大学◎ 秋田県立西目高校 (由利本荘市)

◎ 日本取引所グループ

● ちりゅうこども フェスティバル実行委員会

◎ 大阪府立大学

◎ 江津市立 渡津小学校

● 江津市教育委員会 (中学2校、小学2校)

● 益田市立 美都中学校

● 江津青年会議所

● 奥出雲 ベンチャーキッズスクール (島根県奥出雲町)

● 愛知県立春日井 商業高校

◎=複数回開催場所