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Issue 13 Airbus Helicopters Japan 親愛なるお客様 2018 Jan/Feb/Mar CONTENTS エアバス・ヘリコプターズは昨年118 日に発生しました AS332 事故でお亡くなり になられた方々に追悼の意を表しますとともに、ご遺族、関係者の方々にお悔やみを 申し上げます。弊社は引き続き運輸安全委員会(JTSB)が行っている事故調査に全 面的に協力し、またお客様と密接に連携し安全運航のために最善を尽くして参ります。 エアバス・ヘリコプターズは International Helicopter Safety Team IHST)の 主要機関として、ヘリコプターの Zero Accident を目指す安全に関する取り組み Aviation Safety Roadshow (航空安全ロードショー)”を世界各国で主導・推進し ております。エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社もこの活動を強く支持し、 Japan Helicopter Safety Team JHST)と共に航空安全のための活動を日頃より 行っております。今後もお客様のご意見をお伺いしながら、継続して航空安全とヘリ コプターオペレーションの安全性を高める活動を推進していきます。昨年弊社は新規 のお客様や、 H145//BK117 D-2 の初納入を含む、合計 5 機の新機納入を果たしまし た。また 2017 年顧客満足度アンケートを実施し、これまでで最も多くのご回答、お よび多くの貴重なご意見を頂戴しました。皆様に改めて深くお礼申し上げます。 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社は 2017 年、日本の民間ヘリコプター 市場のブッキングシェアでナンバー 1 を獲得し、マーケット・リーダーの地位を確立 しました。本年も引き続き、お客様のご要望と信頼にお応え し、従業員一同、品質と安全を第一に安全運航のために全力 で業務に取り組んで参ります。 皆様が健やかなる1 年をお迎えになりますよう心よりお祈り 申し上げます。 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社 営業本部長 ギヨム・ルプランス PRODUCT 製品 H145//BK117 D-2初納入 世界中で活躍するエアバス・ヘリコプターズのEMSH160 プロトタイプ3 号機目の飛行試験を実施 水平線より先を偵察可能にするVSR700 SERVICE サービス 最新の改修設計のご紹介 Keycopterのパスワード変更に関する最新情報 2018年度分マニュアル更新サービスの申込開始 AVIATION SAFETY 航空安全 Vision 1000HFDMへの活用 Aviation Safety活動のご紹介 EHESTが作成したビデオのご紹介 訓練リーフレットの最新情報をご紹介 TRAINING 訓練 2018年度開催予定の訓練コースのご紹介 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンの訓練コースについて INFORMATION インフォメーション 参加・出展予定イベント 1

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Issue 13

Airbus Helicopters Japan

親愛なるお客様

2018 Jan/Feb/Mar

C O N T E N T S

エアバス・ヘリコプターズは昨年11月8日に発生しましたAS332事故でお亡くなりになられた方々に追悼の意を表しますとともに、ご遺族、関係者の方々にお悔やみを申し上げます。弊社は引き続き運輸安全委員会(JTSB)が行っている事故調査に全面的に協力し、またお客様と密接に連携し安全運航のために最善を尽くして参ります。

エアバス・ヘリコプターズは International Helicopter Safety Team(IHST)の主要機関として、ヘリコプターのZero Accidentを目指す安全に関する取り組み“Aviation Safety Roadshow(航空安全ロードショー)”を世界各国で主導・推進しております。エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社もこの活動を強く支持し、Japan Helicopter Safety Team(JHST)と共に航空安全のための活動を日頃より行っております。今後もお客様のご意見をお伺いしながら、継続して航空安全とヘリコプターオペレーションの安全性を高める活動を推進していきます。昨年弊社は新規のお客様や、H145//BK117 D-2の初納入を含む、合計5機の新機納入を果たしました。また2017年顧客満足度アンケートを実施し、これまでで最も多くのご回答、および多くの貴重なご意見を頂戴しました。皆様に改めて深くお礼申し上げます。

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社は2017年、日本の民間ヘリコプター市場のブッキングシェアでナンバー 1 を獲得し、マーケット・リーダーの地位を確立しました。本年も引き続き、お客様のご要望と信頼にお応えし、従業員一同、品質と安全を第一に安全運航のために全力で業務に取り組んで参ります。

皆様が健やかなる1年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます。

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社営業本部長 ギヨム・ルプランス

PRODUCT 製品H145//BK117 D-2初納入世界中で活躍するエアバス・ヘリコプターズのEMS機H160 プロトタイプ3 号機目の飛行試験を実施水平線より先を偵察可能にするVSR700

SERVICE サービス最新の改修設計のご紹介Keycopterのパスワード変更に関する最新情報2018年度分マニュアル更新サービスの申込開始

AVIATION SAFETY 航空安全Vision 1000のHFDMへの活用Aviation Safety活動のご紹介EHESTが作成したビデオのご紹介訓練リーフレットの最新情報をご紹介

TRAINING 訓練2018年度開催予定の訓練コースのご紹介エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンの訓練コースについて

INFORMATION インフォメーション参加・出展予定イベント

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H I G H L I G H T

特集製品P R O D U C T

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社は2017年12月19

日、ヒラタ学園様にH145//BK117D-2を引き渡しました。同機は、2018年6月から長崎県のドクターヘリとして運用され、救急医療サービス(EMS)任務において重要な役割を担います。優れた飛行安全性とあらゆる任務に柔軟に対応することのできる高い性能を持つH145//BK117D-2は、航空医療のまさに難しい環境下でその任務を果たします。同社は、「2016年国際航空宇宙展」において同機を2機購入する契約を締結しました。2機目のH145//BK117D-2

は、2018年9月に納入され、同じくEMS機として配置される予定です。H145//BK117D-2は川崎重工業と共同開発されました。新型アビオニクス「ヘリオニクス」を装備しています。また、特に高高度、高温環境において優れた任務遂行能力と柔軟性を提供します。

広いキャビン、コンパクトな機体と強力なエンジンにより、H145//BK117D-2は救急医療、消防防災、オフショア人員輸送、警察任務など幅広い任務に最適です。世界21か国で1,400機以上が運航されており、総飛行時間は480万時間以上にのぼります。

H135は1994年に初飛行を開始しました。1996年に運用が開始となり、H135は小型双発の多用途ヘリコプタークラスで圧倒的なシェアを誇っています。これまで世界中で1,250機以上のH135が納入されており、総飛行時間は400万時間以上にのぼります。2016年11月、最先端で最も安全なオートパイロット性能を実現する4軸オートパイロットを含むアビオニクスシステム「ヘリオニクス」の認証をEASAより受け、同システムが搭載可能となりました。現在、H135

は国内において88機が導入され、そのうち約30機がドクターヘリとして運用されています。2001年にドクターヘリによる緊急医療サポートが正式に国内に導入されて以来、全国40を超える道府県に70機以上のドクターヘリが配備されています。近年、ドクターヘリの全国配備が急速に進展しており、その一例として、鳥取県では2018年3月末(予定)から鳥取大学医学部附属病院を基地病院としてドクターヘリの運航を開始します。鳥取大学医学部附属病院、救命救急センター講師の生越先生にお話をお伺いしました。「鳥取県は徐々に交通網は充実してきていますが、搬送にかなりの時間を要することもあり、医療介入が遅れる地域があります。ドクターヘリにてその地域の是正をおこない、鳥取県の救急医療のサポートができればと思っております」、また搬送手段としてのヘリコプターの優位点についても、「渋滞などがない航空輸送手段としてヘリコプターは有用で、また速度も速い。いち早く患者に接触できるという点ではかなり優位。今後は夜間でも安全に着陸できたり、また機内が広くいろいろな事例に対応できることができたら良いと思います」と救命医療現場でのEMS機への高い期待のお言葉を頂きました。また、「ドクターヘリの管轄する範囲は50kmといわれています。日本でもこの範囲を外れている地域はまだ多数あり、拡充が必要と思われます」と、今後も日本国内で高まるドクターヘリへの需要をお話し頂きました。生越先生は近年、欧州の複数のEMSオペレーターをご訪問され、各国での異なる運用方法を視察されています。「現地で実際に働かれ

ておられる医療従事者からの説明を受け、ディスカッションをし、当院において開始するにあたりいろいろ検討することができた」と海外でのご経験とともに今後の抱負など、大変貴重なお話をお伺いしました。飛行安全性とあらゆる任務に柔軟に対応することのできる高い性能を持つH135は、今後もその重要な役割を果たし続けます。

H135 EMS機の海外視察、仏にて生越先生(お写真左側)

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2018 Issue 13 Jan/Feb/Mar3

H I G H L I G H T

特集製品P R O D U C T

エアバス・ヘリコプターズはこのほど、仏マリニャンヌにてH160の3号機目となるプロトタイプ(PT3)の初飛行を行いました。このプロトタイプは、実際の運航機体の内装に近く、2019 年の運航開始に向けて機体の成熟度を確実にするための認証作業と飛行試験に貢献します。

2015 年6 月の初飛行以来、2機のプロトタイプによって500時間を超える飛行時間を達成しています。その間、機体の飛行エンベロープはすでに完全にテストされ、引き渡しの準備が順調に進んでいます。今後は、高温環境における試験、アンテナ、オプション装備品などの開発がプロトタイプ 3機すべてを使用して行われます。マリニャンヌのヘリコプターの最終組立ラインは完成の最終段階にあり、まもなく量産を開始する準備が整います。実際の運用に先駆けて、プロトタイプとテスト手段を利用した整備計画、デジタルワークカードと技術文書、またツール類などの確認と改善がメンテナンスチームの広範囲な関わり合いにより行われ、カスタマーサポートも並行して準備されています。2019 年に運航開始する最初の機体は、旅客輸送または石油・ガス事業といった人員輸送を行います。それに続いてEMS任務にも対応します。エアバス・ヘリコプターズは、2017年11月、ドバイ航空ショーにて、ファルコン・アビエーションからの3機の追加発注を発表しました。

エアバス・ヘリコプターズは、米・ラスベガスで開催されるHAI Heli-Expo(2月26日~3月1日)にてH160を公開します。また近日米国にてデモツアーを開始予定です。

エアバス・ヘリコプターズが現在開発中のVSR700無人航空機(UAV)は、革新的で多用途型、強固で経済的なヘリコプター・プラットフォームをベースにしており、多面的な性能、信頼性、運用コストを軍用の用途に応じ、最適な組み合わせを提供します。VSR700は民間機のカブリG2を製造しているギンバル社との共同開発によるもので、700 kgの機体は、認証された自律飛行システムと海上ヘリコプター分野でのエアバス・ヘリコプターの優れた技術が生かされています。 2017年6月、カブリG2プロトタイプを使用して、自動飛行制御システムと機体の新しいエンジンシステムの統合を検証し、2018年に実施予定のVSR700試作機による初飛行への道を切り拓く自律飛行の試験が開始されました。今後、無人航空機を運用し、遠方の情報収集や偵察が可能になります。エアバス・ヘリコプターズと仏ナバル・グループはこのほど、仏国防省の装備総局DGA

(Directiongénéralede l'armement)と無人航空機ヘリコプター分野における技術開発契約を締結しました。この契約には、将来軍艦に搭載される戦闘用無人航空機ヘリコプターの製造に先立つ、リスク回避の研究も含まれます。このデモンストレーションプロジェクトは、フランス海軍が実施する無人機発射システム、ミッション・システムおよび空中航空機の試験へとつながります。

VSR700は任務に応じて航続時間10時間、最大150kgの搭載能力を持ち、現在ではカテゴリとサイズが大幅に高い航空機の予備機とされます。自律飛行制御能力(荒海でのデッキへの自律着陸能力の保証)、自律飛行システム、安全なデータリンク、レーダーやオプトエレクトロニクス・システムなどのセンサー等、複雑なミッション・システムの管理と軍用機の認証などエアバス・ヘリコプターズの70年以上の歴史を誇る専門技術により、無人機システムを設計することが可能です。無人航空機はメンテナンスの必要性が低く、既存の物資調達スキームとの強力な相乗効果により、運用コストが抑えられます。またコンパクトなサイズなため、異なる船上に搭載されるヘリコプターとの同時運用が可能です。有人による飛行試験フェーズでは、OPV(Optionally Piloted Vehicle)に搭載されているエアバス・ヘリコプターズの自動飛行制御システムの改良に重点を置き、最終的には無人による完全な自律飛行に至ることになります。VSR700の飛行制御システムは、完全デジタル方式で、高い冗長性をもったマルチ・チャンネルシステムであり、エアバス・ヘリコプターズの優れたデジタル自動操縦の技術が生かされています。

■H160プロトタイプに関してhttp://www.airbus.com/newsroom/press-releases/en/2017/10/third-

h160-prototype-joins-the-flight-test-campaign.html(英語)http://www.airbushelicopters.co.jp/news/505/(日本語)

■ファルコン・アビエーションの発注に関してhttp://www.airbus.com/newsroom/press-releases/en/2017/11/falcon-

aviation-expands-their-commitment-to-the-h160.html(英語)http://www.airbushelicopters.co.jp/news/509/(日本語)

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2018 Issue 13 Jan/Feb/Mar4

H I G H L I G H T

特集

2017年に修理改造検査で装備した、新たな設計をご紹介します。(追加型式設計承認『STC』含む。)詳細は、カスタマーサポート部担当者へお問い合わせください。

【概要】 航空機用衛星電話装置は、低周回衛星軌道にある通信衛星(IRIDIUM)を経由し、一般電話回線と音声・データ通信を行うことを可能にします。 医療機関あるいは関連機関との連絡、及び防災/救難/捜索活動等の援助での使用に有効で、動態管理システムのデータ通信に利用可能です。

※備考:これまでSTCで装備していたgogo社(旧Aircell社)製のイリジウム衛星電話装置ST3100は生産中止となっております。

【適用型式】 AS365N3

最新の改修設計のご紹介

■航空機用衛星電話の装備

【概要】 FOOT STEPは、胴体側面のHARD POINTに装着し、PILOT、COPILOTの乗降を容易にします。

【適用型式】 AS365N3

■FOOT STEPの装備

【主要装備品】

【補足情報】

名 称 型 番

S200-021

S67-1575-109

PTA12-100

JM043-25-230-11

1.6

0.51

0.36

0.10

CARGO ROOM E/E RACK RH

AFT ENG COWLING

PEDESTAL(側面も選択可能)

CABIN LH CEILING

LATITUDE TECHNOLOGIES CORP.

Sensor Systems Inc.

Wulfsberg Electronics Division

日本エアロスペース株式会社(JAPAN AEROSPACE CORP.)

重量(kg) 製造者 装備位置

衛星電話装置(IRIDIUM SATELLITE TELEPHONE)

衛星電話アンテナ(IRIDIUM ANTENNA)

TELEPHONE ADAPTER

RINGER LIGHT

【主要装備品】

名 称 型 番SDP-25-A1552-11

SDP-53-A1553-11

SDP-25-A1552-10

SDM-53-A1553-10

1.1

2.2

1.1

2.2

COPILOT DOOR下部

PILOT DOOR下部

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社

重量(kg) 製造者 備 考

STEP ASSY, LH

MOUNT FITTING, LH

STEP ASSY, RH

MOUNT FITTING, RH

作業区分飛行性追加飛行規程

□小修理 ■小改造□影響あり ■影響なし□あり ■なし

【補足情報】

作業区分飛行性追加飛行規程 □あり ■なし

■小修理 □小改造□影響あり ■影響なし

衛星電話装置 TELEPHONE ADAPTER

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2018 Issue 13 Jan/Feb/Mar5

H I G H L I G H T

特集

航空安全A V I A T I O N S A F E T Y

Keycopterのご利用に関して最新情報をお伝えします。Keycopterホーム画面でもご紹介しておりますが、Keycopterのパスワード変更が従来の60日毎の更新から180日毎の更新へ変更となりました。以前と同様に、お客様の必要に応じてパスワードをいつでも変更することも可能です。ご不明な点ございましたら、技術部技術課 眞鍋(078-306-4495)へお問い合わせください。

エアバス・ヘリコプターズは、安全性の向上を目的に、コックピット内の様子を映像として記録するVision 1000*1を2015年中期以降に製造される機体に標準装備しております。この装置をHelicopter Flight Data Monitoring (HFDM)用のデータ収集装置として活用することで、整備コストの削減や乗員訓練の効率化だけでなく、運航に関するリスク・ハザードを特定することで安全性の向上が期待できます。本号では、Vision 1000で収集したデータをHFDMに活用するソフトウェアをご紹介します。HFDMの手引きとしてFAA Advisory Circular

120-82 “Flight Operational Quality Assurance”、UK CAA CAP 739 “Flight Data Monitoring: A Guide to Good Practice”も参考に、Vision 1000を安全運航にお役立てください。

■Vision 1000 Playback Utility

内臓センサーから得た速度・高度・姿勢・方位に関する情報と、カメラで記録したコックピット内の様子と音声を再生します。スロー再生や、特定の部分を拡大表示し、例えば計器表示を詳細に確認することも可能です。

2018年4月~ 2019年3月分マニュアル更新サービスの申込受付を開始いたしました。4 月以降も最新のマニュアルをご利用頂くために、早めのお申込をお願いいたします。申込締切は2018年2月23日(金)です。なお、紙媒体(有償)よりも安価で差し替えが不要なO.R.I.O.N.をお勧めしております。今回の更新時に是非ご検討ください。

マニュアル媒体 有償/無償 特徴

①O.R.I.O.N. オンライン

②O.R.I.O.N. Light USB

無償

有償(紙媒体より安価)

・ オンラインで最新のマニュアルと旧マニュアルにアクセスが可能・ 紙媒体では必須となる差し替え作業が不要

・ 専用USBで、オフラインでお客様のPCやWindowsタブレット上で閲覧可能

※O.R.I.O.N. Light USB は今回のご契約分から有償とさせていただきます。なお、O.R.I.O.N. LightはO.R.I.O.N. オンラインから無償でダウンロード可能です。 ぜひご利用ください。※紙媒体及びO.R.I.O.N. Light USBは3年契約が可能です。契約期間中の価格上昇がなく、1年ごとの契約更新も不要ですので、ぜひご検討ください。

【お問い合わせ先】マニュアルに関するお問い合わせ:技術部技術課 眞鍋(078-306-4495)ご契約に関するお問い合わせ:カスタマーサポート部担当者(03-5414-3339)

Playback Utilityの画面例(左)と計器盤の拡大表示(右)

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2018 Issue 13 Jan/Feb/Mar6

H I G H L I G H T

特集航空安全

A V I A T I O N S A F E T Y

A V I A T I O N S A F E T Y

■AS Flight Analysis*2とAS Web Analyzer*2

Playback Utilityと組み合わせて使用することで、記録された飛行の軌跡を3Dで再生します。2Dモードでは、内蔵センサーで記録された飛行パラメーターをグラフとして表示します。また、パラメーターが事前に設定された値を超えた瞬間を “Event” として特定し、その時の状況を後から確認することが可能です。

■Vision 1000の装備現在Vision 1000を装備していない機体であっても、SBにより装備が可能です。●H135(EC135 T1/T2/T2+/T3/P1/P2/P2+/P3): SB EC135-31-070●H145(BK117 D-2): SB MBB-BK117 D-2-31-004●H225(EC225LP): SB EC225-31-011

機体の形態によりSBが適用できない場合がございます。詳細及び上記以外の型式への装備に関しましては、弊社カスタマーサポート部担当者へお問い合わせください。

*1 平成三十年六月一日施行予定の改正航空法施行規則第百四十九条に定められたクラスC航空機映像記録装置には該当しません。*2 追加の有償ソフトウェアとなります。

本活動は、エアバス・ヘリコプターズグループのネットワークプログラムの一部(航空安全促進)として、各お客様や大学、及び主要都市において、「事故統計、安全概要、Safety Management System

の概論と実践(不安全事象報告 /リスク分析 /対策等)、リスクマネジメント、新技術の紹介等」や、「Workshop:参加者による意見交換」等を実施し、ヘリコプターオペレーションの安全性を高める活動を推進しております。弊社は2016年より“Aviation Safety Roadshow

(航空安全ロードショー)”実施しており、これまでに273名様にご参加頂いております。ご参加頂きましたお客様からは、「安全意識が更に高まり、安全推進の重要性を再確認できた」、「異なった環境で運航されている各社の安全に関する取り組み状況等が聞ける良い機会となった」、「個別訪問での開催や定期訓練として検討したい」等のご意見を頂いております。昨年末には早稲田大学で開催しましたエアバスセミナーの一環として航空安全ロードショーを開催しました。今年度も引き続き、各お客様の事業所での開催や主要都市(札幌 /

仙台 /長野 /名古屋 /広島 /福岡等)での開催を計画しております。日程等に関して調整しながら実施して参ります。

ご意見を頂いておりま

飛行軌跡の3D表示(左)と記録された飛行パラメーター(右)

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2018 Issue 13 Jan/Feb/Mar7

H I G H L I G H T

特集航空安全

A V I A T I O N S A F E T Y

A V I A T I O N S A F E T Y

ヘリコプター運航におけるインシデントや事故の発生は、操縦士の天候判断や視覚情報の喪失が密接に関係しております。操縦士に悪天候下で運航するリスクを認識して頂き、飛行前の準備と適切な判断をして頂くと共に、飛行中に視界の悪化や視覚情報が喪失した場合に適切な判断をすることの重要性を説く事を目的に、EHESTが2

つのビデオ作成をしました。このたび日本語ナレーション版も完成しましたのでお知らせいたします。これらのビデオは今後お客様訪問などの機会に、訓練リーフレットと共にお渡しさせて頂く予定です。

エアバス・ヘリコプターズは IHST及びEHEST(European Helicopter Safety Team)の主要機関として、ヘリコプターオペレーションの安全性を高める活動を推進しており、IHST及びEHESTのウェブサイトにて、Safety Management Toolkitや訓練リーフレット等が無料で提供されています。また、翻訳版訓練リーフレットについては、日本ヘリコプタ協会及びAHEST(Asia Pacific Helicopter Safety

Team)のウェブサイトにて無料で提供されており、新たにHE12、HE13が加わりましたので是非ご活用ください。

弊社は、日本ヘリコプタ安全チーム(JHST:日本ヘリコプタ協会(JHS)内の組織)の一員として、お客様、関連団体、監督官庁等のご理解や支援を頂きながら、ヘリコプターの安全運航に関する取り組みを推進しております。引き続きよろしくお願いいたします。

■ビデオ1:Decision Making同一天候情報(悪天候予測)に基づく3名のパイロット(Private/Company/EMS)の判断

■ビデオ2:Degraded Visual Environment視界の悪化や視覚情報が喪失した場合の判断と処置に関する内容

A VA VA VA VA VA VA V I AI AI AI AI AI AI A T IT IT IT IT IT IT I O NO NO NO NO NO NO N S

[ 英語版:Safety Management Toolkit ]https://essi.easa.europa.eu/ehest/

[ 翻訳版の訓練リーフレットへのリンク ]日本ヘリコプタ協会 http://helijapan.org/index.htmlAHEST http://www.asiahst.org/safety-resources.html

HE1

HE2

HE3

HE4

HE5

HE6

HE7

安全に対する配慮

ヘリコプターエアマンシップ

場外離着陸場におけるオペレーション

意思決定

訓練におけるリスク管理

ヘリコプター飛行訓練におけるシミュレーターの優位性

山岳・丘陸地帯におけるヘリコプターの運用技術

スレット&エラーマネジメント(TEM)の原則

オートメーションとフライトパスの管理

模擬飛行訓練装置(シミュレーター)での教育及び試験

ヘリコプターでの非常操作及び異常操作の訓練及び試験

ヘリコプターの性能(New)

有視界(VMC)飛行における天候の脅威(New) 

HE8

HE9

HE10

HE11

HE12

HE13

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2018 Issue 13 Jan/Feb/Mar8

A V I A T I O N S A F E T Y

Av ia t i on Sa fe t y Roadshow

インフォメーションI N F O R M A T I O N

前号に引き続き、2018年度に実施予定の訓練コースをご案内いたします。同じクラスに複数のお客様が参加されるグループ形式により、通常よりも低価格でご案内しています(EC135SIM TEM訓練を除く)。定員に限りがございますので、お早めにお申込ください。コース内容など詳細は、カスタマーサポート部担当者までお問い合わせください。

ヘリコプターの安全運航は、エアバス・ヘリコプターズの最優先事項です。当社はエアバス・ヘリコプターズ認定のトレーニングセンターとして、エアバス・ヘリコプターズが開発した多様な訓練プログラムを日本の試験制度や運航事情に合わせてアレンジし、認定を受けた教官が日本語で訓練を提供しています。教材にはマルチメディア教材、フル・フライト・シミュレーター、モックアップ等メーカーならではの最新鋭の教育教材を使用し、特にEC135P2+のフル・フライト・シミュレーターは、実機では実施不可能な非常操作、悪天候条件下の運航、整備士の地上試運転、その他任務飛行訓練を可能にしています。詳細は当社ホームページ内、「サポート・サービス」→「7.訓練」にてご案内しています。

技能証明

操 縦 士

整 備 士

訓練コース 訓練日数(時間) 開催日程* 訓練カタログ記載頁**

EC135SIM TEM訓練(2018年度新設)

1日(学科訓練:2時間、FFS訓練:2時間)

8日間(学科訓練:55時間)

10日間(学科訓練:70時間)

2日間(学科訓練:10時間)

10日間 (学科訓練:70時間)

12日間(学科訓練:84時間)

8日間(学科訓練:55時間)+実技訓練あり

随時

6/18~6/27

9/3~9/14

4/23~4/24

5/7~5/18

6/18~7/39/3~9/19

4/9~4/18(キャンセル待ち) 

7/9~7/19 1/7~1/17 

EC135 10頁/FFS 4頁

EC135 5頁

EC135 6頁

AS350 9頁

AS365 16頁

EC135 14頁

EC135 16頁

EC135 ガイドラインオートパイロットあり(学科)

EC135 計器飛行証明(学科)

AS350 型式内移行(B3 → B3e)(学科)

AS365 型式限定変更(N3+)(学科)

EC135 二等航空整備士(学科)

EC135 ガイドライン

●整備士向け「EC135ガイドライン学科」に実技訓練を追加可能です。実技訓練の日程調整は、カスタマーサポート部が承ります。●TEM訓練はお客様のご要望を伺って、日程を決めさせて頂きます。日程調整が必要となりますので、余裕をもってお申込ください。

* 開催日程は、お申込頂いたお客様の実技訓練等との兼ね合いにより、前後する場合がございます。最新の日程は、カスタマーサポート部までお問い合わせください。

** 訓練カタログをご希望の方は、カスタマーサポート部までご連絡ください。

■HAI HELI-EXPO 2018日程:2018年2月26 日(月)~ 3月1日(木)  場所:ラスベガス・コンベンション・センター(アメリカ)http://heliexpo.rotor.org/