地方経済天気図 - The 77 Bank · 生産活動...

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全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年12月)より抜粋 各地域の景況感 天 気 地 域 景  況  感 北海道 公共工事が低調となっているものの、個人消費、住宅建築が持ち直し、観光も回 復するなど、緩やかな持ち直し。 雇用情勢が回復に向けた動きにあるものの、個人消費、生産活動が弱含みとなる など、持ち直しの動きが一服。 個人消費が持ち直し、公共工事も上向きとなったものの、生産活動が足踏み、輸 出も横這いとなるなど、持ち直しの動きが一服。 甲信越 観光、雇用情勢が持ち直したものの、生産活動が足踏み、輸出が低調となるなど、 持ち直しの動きが一服。 個人消費が底固く、観光が持ち直したものの、公共工事が弱含み、輸出が足踏み となるなど、持ち直しの動きが一服。 個人消費、観光が上向きとなったものの、生産活動、輸出が横這いとなり、持ち 直しの動きが一服。 個人消費が持ち直し、住宅建築も上向いたものの、公共工事、輸出が弱含みとな るなど、足踏み。 住宅建築、観光が上向いたものの、公共工事が弱含み、生産活動も横這いとなる など、横這い圏内。 生産活動が足踏み、輸出が弱含んだものの、公共工事が持ち直し、観光が上向く など、緩やかな持ち直し。 生産活動が弱含み、輸出が減少したものの、個人消費が持ち直すなど、緩やかな 持ち直し。 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移するなど、拡大。 12 七十七銀行 調査月報 2016年1月号 地方経済天気図 地方経済天気図

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全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年12月)より抜粋

各地域の景況感

天 気 地 域 景  況  感

北海道 公共工事が低調となっているものの、個人消費、住宅建築が持ち直し、観光も回復するなど、緩やかな持ち直し。

東 北 雇用情勢が回復に向けた動きにあるものの、個人消費、生産活動が弱含みとなるなど、持ち直しの動きが一服。

関 東 個人消費が持ち直し、公共工事も上向きとなったものの、生産活動が足踏み、輸出も横這いとなるなど、持ち直しの動きが一服。

甲信越 観光、雇用情勢が持ち直したものの、生産活動が足踏み、輸出が低調となるなど、持ち直しの動きが一服。

北 陸 個人消費が底固く、観光が持ち直したものの、公共工事が弱含み、輸出が足踏みとなるなど、持ち直しの動きが一服。

東 海 個人消費、観光が上向きとなったものの、生産活動、輸出が横這いとなり、持ち直しの動きが一服。

近 畿 個人消費が持ち直し、住宅建築も上向いたものの、公共工事、輸出が弱含みとなるなど、足踏み。

中 国 住宅建築、観光が上向いたものの、公共工事が弱含み、生産活動も横這いとなるなど、横這い圏内。

四 国 生産活動が足踏み、輸出が弱含んだものの、公共工事が持ち直し、観光が上向くなど、緩やかな持ち直し。

九 州 生産活動が弱含み、輸出が減少したものの、個人消費が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

沖 縄 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移するなど、拡大。

12    七十七銀行 調査月報 2016年1月号

地方経済天気図

地方経済天気図

東北地方・各県の景況感

各地域の景況感の推移

地 域 項 目 概     況

景 況 雇用情勢が回復に向けた動きにあるものの、個人消費、生産活動が弱含みとなるなど、持ち直しの動きが一服。

生産活動 一般機械、鉄鋼、電子部品が減少し、弱含み。

個人消費 百貨店販売、スーパー販売ともに増加したものの、乗用車販売が減少するなど、弱含み。

住宅建築 分譲住宅が増加したものの、貸家が減少し、足踏み。

設備投資 需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、伸び悩み。

公共工事 国、県が減少するなど、やや弱含み。

観 光 観光地への入込み客が増加し、上向き。

雇 用 卸・小売業、医療・福祉、サービス業で新規求人数が増加するなど、回復に向けた動き。

H26/12 H27/1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

北海道

東 北

関 東

甲信越

北 陸

東 海

近 畿

中 国

四 国

九 州

沖 縄

13七十七銀行 調査月報 2016年1月号   

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

 

 

景 況 持ち直している。

生産活動 やや減少。9月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比1.2%減の105.7と3か月ぶりにマイナス。

個人消費 やや低調。9月の百貨店・スーパー販売(確報値)は、前年比横這い。10月の乗用車販売は、全体では同9.4%減と2か月連続のマイナス。

住宅建築 減少。10月の住宅着工戸数は、全体では前年同月比4.7%減と再びマイナス。

設備投資 27年度計画上方修正。

公共工事 増加。10月の公共工事請負額は、全体では前年比31.2%増と再びプラス。

観 光 入込み客数は減少、宿泊者数は微増。10月の主な県内観光施設(34施設)の入込み客数は前年比4.2%減と再びマイナス。

雇 用 改善の動きが継続。10月の有効求人倍率(季調済)は0.97倍で前月比0.01ポイント上昇。

 

 

景 況 持ち直しの動きに足踏み感。

生産活動 持ち直しの兆し。9月の鉱工業生産指数は95.3(季調値)と前月比2.2%の低下。

個人消費 弱い動き。10月の百貨店・スーパー販売(店調前)は前年同月比3.1%増と7か月連続のプラス。11月の乗用車販売(軽含む)は同12.1%減。

住宅建築 減少。10月の住宅着工戸数は664戸で前年同月比41.1%(463戸)減と2か月連続で悪化。

設備投資 増加。10月の建築着工床面積(非居住用)は前年同月比56.0%増。

公共工事 減少。11月の公共工事請負額は34,378百万円で前年比18.3%減。

観 光 減少。10月の主要観光地の入込み客数は125千人で前年同月比8.9%減。

雇 用 堅調。10月の有効求人倍率(季調済)は1.22倍(前月比0.01ポイント増)となり、30か月連続の1倍台。

秋 田 県

景 況 緩やかな持ち直しの動きが足踏みしている。

生産活動 一進一退。9月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では前月比2.2%低下し2か月ぶりに低下。原指数は前年比3.1%低下し2か月ぶりに低下。

個人消費 横這い。9月の大型小売店販売(店調前)は、前年比0.9%増と3か月連続で増加。11月の乗用車販売は、同7.8%減と3か月連続で減少。

住宅建築 弱い動き。10月の住宅着工戸数は、持家が前年比9.3%増、貸家が9.7%減、分譲住宅が13.6%増、全体では同4.7%増と4か月ぶりに増加。

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地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

秋 田 県

設備投資 増加傾向。日銀短観(9月調査)によると、2015年度の設備投資計画は、製造業が前年度比52.9%増、非製造業が同34.1%減、全産業では同26.6%増。

公共工事 減少基調。11月の公共工事請負額は、国、県、市町村ともに増加し、全体では前年比34.7%増と4か月ぶりに増加。

観 光 好調。11月の県内の主要観光地や観光施設の入込みは、秋の行楽シーズンで県外客の客足が伸び好調。

雇 用 改善基調。10月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.02ポイント上昇の1.10倍。新規求人数は前年比8.2%増と6か月連続で増加。

 

 

景 況 企業の生産活動などが弱含んでおり、持ち直しの動きに足踏み感がみられる。

生産活動 弱含み。9月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では94.3で前月比0.2%低下し、5か月連続のマイナス。

個人消費 おおむね横ばい。10月の百貨店・スーパー販売(店調後)は、全体では前年比2.0%減で5か月連続のマイナス。11月の乗用車販売も、同2.8%減で3か月連続のマイナス。

住宅建築 増加傾向。10月の住宅着工戸数は、前年比5.6%増で10か月連続のプラス。

設備投資 総じてみれば横ばい。10月の建築着工床面積(非居住用)は前年比7.2%減で2か月ぶりのマイナス。工事費予定額は前年比横ばい。

公共工事 減少傾向。10月の公共工事請負額は、前年比52.1%減で4か月連続のマイナス。

観 光 横ばい。9月の県内宿泊者数(延数)は、前年のデスティネーションキャンペーンの反動もあり、前年比2.8%減で4か月連続のマイナス。

雇 用 緩やかに改善。10月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.01ポイント上昇の1.21倍で、2か月連続のプラス。

 

 

景 況 個人消費の一部や生産活動などが低調であるものの、設備投資や住宅投資が高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。

生産活動 横ばい。9月の鉱工業生産指数は、84.4(季節調整値)で4か月ぶりで前月を下回り、原指数が86.8で12か月連続で前年を下回った。

個人消費 横ばい。9月の大型小売店の販売額(全店舗ベース)は、6か月連続で前年を上回った。10月の乗用車新車登録台数は、19か月連続で前年を下回った。

住宅建築 増加。10月の新設住宅着工戸数は、1,454戸(前年同月比23.4%増)と3か月連続で前年を上回った。

設備投資 増加。9月の建築着工(民間・非居住用)は、棟数が前年同月比18.8%増、床面積が同8.5%増、工事費予定額が同21.2%増。

公共工事 減少。10月の公共工事前払保証取扱は、件数が827件(前年同月比5.2%減)と6か月連続で前年を下回った。

観 光 好転。9月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比5.4%増と6か月連続で増加。

雇 用 横ばい。10月の新規求人倍率は、季節調整値が1.93倍(前月比0.14ポイント低下)、原数値が2.15倍(前年同月比0.12ポイント低下)となった。

15七十七銀行 調査月報 2016年1月号   

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