地方経済天気図 - The 77 Bank生産活動...

4
全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年9月)より抜粋 各地域の景況感 天 気 地 域 景  況  感 北海道 公共工事が減少し、生産活動が弱含んでいるものの、住宅建築が持ち直し、輸出 が好調となるなど、緩やかな持ち直し。 公共工事が減少、生産活動が弱含んでいるものの、輸出が持ち直し、雇用情勢が 回復し、緩やかな持ち直し。 生産活動が足踏みとなったものの、個人消費、輸出が好調となるなど、持ち直し。 甲信越 住宅建築が上向いたものの、個人消費が横這い、輸出が低調となるなど、持ち直 しの動きが一服。 住宅建築が減少、公共工事が弱含んでいるものの、観光、雇用情勢が持ち直すな ど、全体では緩やかな持ち直し。 生産活動、設備投資が横這いとなったものの、住宅建築が増加し、輸出も持ち直 すなど、全体では緩やかな持ち直し。 住宅建築が上向き、観光が回復したものの、生産活動が横這い、輸出も伸び悩み、 全体では足踏み。 輸出が上向き、雇用が持ち直しているものの、公共工事が弱含み、全体では横這 い圏内。 公共工事、生産活動が横這いとなったものの、個人消費が持ち直し、住宅建築が 上向き、緩やかな持ち直し。 生産活動が弱含んだものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、全体では緩や かな持ち直し。 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移し、拡大。 27 七十七銀行 調査月報 2015年10月号    地方経済天気図 地方経済天気図

Transcript of 地方経済天気図 - The 77 Bank生産活動...

全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年9月)より抜粋

各地域の景況感

天 気 地 域 景  況  感

北海道 公共工事が減少し、生産活動が弱含んでいるものの、住宅建築が持ち直し、輸出が好調となるなど、緩やかな持ち直し。

東 北 公共工事が減少、生産活動が弱含んでいるものの、輸出が持ち直し、雇用情勢が回復し、緩やかな持ち直し。

関 東 生産活動が足踏みとなったものの、個人消費、輸出が好調となるなど、持ち直し。

甲信越 住宅建築が上向いたものの、個人消費が横這い、輸出が低調となるなど、持ち直しの動きが一服。

北 陸 住宅建築が減少、公共工事が弱含んでいるものの、観光、雇用情勢が持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

東 海 生産活動、設備投資が横這いとなったものの、住宅建築が増加し、輸出も持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

近 畿 住宅建築が上向き、観光が回復したものの、生産活動が横這い、輸出も伸び悩み、全体では足踏み。

中 国 輸出が上向き、雇用が持ち直しているものの、公共工事が弱含み、全体では横這い圏内。

四 国 公共工事、生産活動が横這いとなったものの、個人消費が持ち直し、住宅建築が上向き、緩やかな持ち直し。

九 州 生産活動が弱含んだものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

沖 縄 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移し、拡大。

27七十七銀行 調査月報 2015年10月号   

地方経済天気図

地方経済天気図

東北地方・各県の景況感

各地域の景況感の推移

地 域 項 目 概     況

景 況 公共工事が減少、生産活動が弱含んでいるものの、輸出が持ち直し、雇用情勢が回復し、緩やかな持ち直し。

生産活動 一般機械、電子部品・デバイス、化学が減少し、やや弱含み。

個人消費 スーパー販売や家電品販売が増加したものの、乗用車販売が減少し、横這い圏内の動き。

住宅建築 分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、上向き。

設備投資 需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、伸び悩み。

公共工事 国、市町村が減少するなど、減少傾向。

観 光 観光地への入込客が増加し、上向き。

雇 用 有効求人倍率が大幅に上昇し、回復に向けた動き。

H26/9 10 11 12 H27/1 2 3 4 5 6 7 8 9

北海道

東 北

関 東

甲信越

北 陸

東 海

近 畿

中 国

四 国

九 州

沖 縄

28    七十七銀行 調査月報 2015年10月号

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

 

 

景 況 緩やかに持ち直している。

生産活動 低下。6月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比2.9%低下の105.4と再びマイナス。

個人消費 やや低調。6月の大型小売店販売(確報値)は、前年比1.8%減と3か月ぶりのマイナス。7月の乗用車販売は、全体では同11.4%減と7か月連続のマイナス。

住宅建築 増加。7月の住宅着工戸数は、全体では前年同月比9.2%増と再びプラス。

設備投資 減少。

公共工事 幾分増加。7月の公共工事請負額は、全体では前年比2.1%増と4か月ぶりにプラス。

観 光 入り込み客数、宿泊者数ともに増加。7月の主な県内観光施設(34施設)の入り込み客数は前年比9.3%増と2か月ぶりにプラス。

雇 用 改善の動きが継続。7月の有効求人倍率(季調済)は0.94倍で前月比0.01ポイント上昇。

 

 

景 況 持ち直しに向けた動き。

生産活動 持ち直しの動きに足踏み感。6月の鉱工業生産指数は93.2(季調値)と前月比1.0%低下。

個人消費 持ち直しに向けた動き。7月の大型小売店販売(店調前)は前年同月比1.9%増と4か月連続のプラス。8月の乗用車販売(軽含む)は同1.1%減。

住宅建築 増加。7月の住宅着工戸数は726戸で前年同月比12.2%(79戸)増と3か月連続のプラス。

設備投資 横這い。7月の建築着工床面積(非居住用)は前年同月比0.1%の微増。

公共工事 増加。8月の公共工事請負額は38,120百万円で前年同月比28.8%増。

観 光 減少。7月の主要観光地の入込み客数は99千人で前年同月比4.8%減と、天候不順が続いたことから2か月連続で前年を下回った。

雇 用 堅調。7月の有効求人倍率(季調済)は1.27倍(前月比0.06ポイント増)と震災後最高値を更新。

秋 田 県

景 況 緩やかな持ち直しの動きが一服している。

生産活動 持ち直し。6月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では前月比5.4%上昇し3か月ぶりに上昇。原指数は前年比1.4%上昇し2か月ぶりに上昇。

個人消費 横這い。6月の大型小売店販売(店調前)は、前年比0.8%減と3か月ぶりに減少。8月の乗用車販売は、同15.5%増と3か月ぶりに増加。

住宅建築 一服。7月の住宅着工戸数は、持ち家が前年比3.6%減、貸家が29.2%減、分譲住宅が6.9%増となり、全体では同10.9%減と3か月ぶりに減少。

29七十七銀行 調査月報 2015年10月号   

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

秋 田 県

設備投資 増加傾向。日銀短観(6月調査)によると、2015年度の設備投資計画は、製造業が前年度比40.8%増加、非製造業が38.7%減少、全産業では同16.7%増加。

公共工事 減少基調。8月の公共工事請負額は、県は増加したものの、国、市町村が減少し、全体では前年比11.4%減と2か月ぶりに減少。

観 光 持ち直し。8月の県内の主要観光地や観光施設の入込みは、客足が戻り基調で推移し、持ち直し。

雇 用 改善基調。7月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.06ポイント上昇の1.09倍。新規求人数は前年比12.1%増と3か月連続で増加。

 

 

景 況 企業の生産活動にやや弱さがみられるものの、総じてみれば緩やかながら持ち直しの動きが続いている。

生産活動 やや弱い動き。6月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では96.9で前月比0.2%低下し、2か月連続のマイナス。

個人消費 足もとでは弱さもみられるが、総じてみれば持ち直し。7月の大型小売店販売(店調後)は、全体では前年比2.3%減。7月の乗用車販売も、同7.1%減。

住宅建築 増加傾向。7月の住宅着工戸数は、前年比40.4%増で7か月連続のプラス。

設備投資 総じてみれば横這い。7月の建築着工床面積(非居住用)は前年比55.9%減で3か月連続のマイナス。

公共工事 前年比マイナスながら上向きの兆し。7月の公共工事請負額は、前年比4.1%減で2か月ぶりのマイナス。

観 光 持ち直しの動きが鈍化。6月の県内宿泊者数(延数)は、前年比7.4%減で4か月ぶりのマイナス。

雇 用 緩やかに改善。7月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.06ポイント低下の1.20倍となり、3か月連続で前年を下回った。

 

 

景 況 個人消費の一部や生産活動などが低調であるものの、公共投資や設備投資が高い水準にあり、全体では回復の動きが継続。

生産活動 横這い。6月の鉱工業生産指数は、86.0(季節調整値)で5か月ぶりで前月を上回ったものの、原指数が92.0で9か月連続で前年を下回った。

個人消費 横這い。6月の大型小売店の販売額(全店舗ベース)は、3か月連続で前年を上回った。7月の乗用車新車登録台数は、16か月連続で前年を下回った。

住宅建築 横這い。7月の県内新設住宅着工戸数は、1,410戸(前年同月比14.4%減)と4か月ぶりで前年を下回った。

設備投資 横這い。6月の建築着工(民間・非居住用)は、棟数が前年同月比38.2%増、床面積が同2.7%減、工事費予定額が同16.4%減。

公共工事 横這い。7月の公共工事前払保証取扱は、件数が904件(前年同月比10.5%減)と3か月連続で前年を下回った。

観 光 横這い。5月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比0.3%増と2か月連続で増加。

雇 用 横這い。7月の新規求人倍率は、季節調整値が1.97倍(前月比0.15ポイント上昇)、原数値が2.02倍(前年同月比0.01ポイント上昇)となった。

30    七十七銀行 調査月報 2015年10月号

地方経済天気図