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弁護団より(高桑秀長弁護士)
~想定外なんて言わせない~
今年は日本全国,猛暑のみならず,地震,豪雨,
台風と,様々な災害に見舞われました。被災された
皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて,災害により大きな被害が生じてしまったと
きに,行政が「想定外」だったと述べることがあり
ます。自然災害の場合,人智を超えた力が発生する
こともあるため,「想定外」との言葉も理解できなく
はありません。
しかし,原発は人間が設計したものですから,人
智の範囲内といえます。ですから,原発事故におい
て「想定外」との言い訳は許されません。設計の際
に様々な危険を予見して,万が一にも事故が起こら
ないように安全設計をしていれば事故は防げるから
です。仮に完全に事故を防げないのであれば,そも
そも原発を設置すべきではありません。
国や東電は,訴訟において,津波が「想定外」だ
ったと主張していますが,私たち弁護団は,様々な
知見から国や東電が津波を予見できたはずだと主張
し,国や東電の責任を追及しています。
弁護団にとって,原告やサポーターの方の声が力
になります。引き続きよろしくお願いします。
原子力災害はこんなにも人生を狂わしてしまった。他人事にしないで考えてみてください。
10月 22日(月)13:15集合 14:00~神戸地方裁判所101法廷
第 26回期日
ぽかぽか★サポートチーム(原発賠償ひょうご訴訟)事務局発行 http://pokapoka-hyogo.weebly.com/
兵庫県原発被災者支援弁護団 事務局
神戸合同法律事務所 弁護士 辰巳 裕規
住所:〒650-0044
兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3−3
電話: 078-371-0171 Fax: 078-371-0175
http://hinansha-hyogo.social-action.net/
今後の期日予定
12月 12 日(水)14時 00分
(集合 13 時 15 分)101法廷
閉廷後 報告集会
婦人会館さくら(裁判所西側) (終了予定 16:00ごろ)
今回より、所持品検査がありますので
集合時間が早くなります
NO.24 2018.9 月
原告より
~子供たちの将来のために~
福島県白河市から子供達を連れ、避難生活を続け
て 7年 8ヶ月の月日が経ちました。「福島は危険で
はない、生活しても安全だと国も言っているから白
河を出る必要はない。」と、避難する事に大反対さ
れ、悩みに悩んだ末に“やはり子供達の健康と未来
は絶対に守らなければならない”との強い思いで、
反対する夫を残して兵庫県に避難して来ました。夫
とは、現在も冷戦状態で疎通も取れず、家族の形が
壊れたままです。
避難当時の事は、只々必死でほとんど記憶に残っ
ていないのですが、新たな場所での生活に不安で押
しつぶされそうになる中、サポートの方達や弁護士
の先生方に支えて頂き、たくさん助けて頂いたおか
げで生活基盤が出来、子供達も安全な場所でのびの
びと元気に成長出来ている事に、感謝の気持ちでい
っぱいです。
新たな場所で、落ち着きを取り戻しつつあります
が、これから先も子供達の健康への不安は一生消え
る事はありませんし、バラバラになった家族がどう
なるのか、どうすれば良いのか、考えても考えても
答えが見つかりません。
自分の子供だけではなく、福島県や他の放射線被
害に遭った場所に暮らしている全ての子供達の将来
の為にも、国・東電にはしっかりと罪を認めて、そ
の罪を償ってもらうよう原告の一人として、切に願
います。
通信 これは、東京電力福島第1原発事故でかけがえのない「あたり前の日常」を破壊された被害者が、完全賠償だけでなく医
療的措置を含めた十分な恒久的補償制度を確立させ、憲法上の自己決定を尊重する「避難する権利」を勝ち取り、東電の
過失責任とそれを放置してきた国の責任を明確にすることを通じて、地球上で二度と同じような惨事を繰り返させない安
心できる社会を実現して、「子どもたちの未来」を取り戻すことを求めている集団訴訟です。
第一次訴訟(2013年 9月)18 世帯 54人、第二次訴訟(2014年 3月)11世帯 29人、第三次訴訟(2015年 3月)5世帯 9人、
合計で 34世帯 92人です。
ぽ か ぽ か
ぽかぽか★サポートチーム 原発賠償ひょうご訴訟
入会のご案内 2018.9
*関西訴訟 @大阪地裁 11 月1日(木) 開廷時間 14時
13 時 00 分~13 時 15 分 抽選券配布
*京都訴訟 @大阪高裁 12 月 14 日(金)開廷時間 10 時 30 分
●結審を迎える裁判
10 月 30 日(火)……えひめ訴訟
●判決を迎える裁判
2 月 20 日(水)…かながわ訴訟
3月 14 日(木)…千葉訴訟(2陣)
ぽかぽかサポーターから
あれ程の事故を起こして多くの人々に多大な損害を与えたにもかかわらず、原因究明はうやむや、誰も責任を取らな
い、しかも補償は不十分。いったいこの国の企業、政府、官僚、そして私たち大人はどうなっているのか?本当に情け
なく悲しい思いです。「こんな不正義がまかり通る社会をこのままにしておくわけにはいかない。」-そんな思いが原告
の方々を裁判に向かわせているのだろうし、私も毎回ではありませんが姫路から傍聴に出向くわけです。
しかし自分が原告の方の何かの力になれているかと問われると、答えることができません。もっと多くの人にこの裁
判のことを知ってもらうことが大事だと思いつつも、なかなかそれができていないので。
前回期日では、コープ自然派の仲間と「夏休み親子で裁判傍聴を」を企画し、予想を超える参加者があったのはうれ
しいことでした。原発というより裁判そのものへの興味で来た人や、説明不足でなんのこっちゃ?と思った人もいただ
ろうけど、ともかくこの裁判の存在を知ってもらえた。
今のように人間関係が希薄な時代は人に伝えることも難しいですが、伝える努力は怠ってはいけないと自分に言い聞
かせています。
原告の方々にはどうかお身体を大切にして、精神的に参らないようにしてください。休むことも大事ですし、遊びや
趣味など気分転換も上手にしてください。そしてサポーターがいることを忘れないでくださいね。
カンパは傍聴支援、報告集会の会場代、
チラシなどの印刷物、交流会費用、宣伝
物、全国の裁判協力などに使わせてい
ただいています。
右のアドレスにメールをする。(携帯メールでも可)
ML 上のお名前公開の可否を書いてください [email protected]
りそな銀行 西宮北口支店 普通 1390467
ぽかぽかサポートチーム
ぽかぽか★サポートチーム
尼崎市潮江 1-3-30KDI ビル 4 階
事務局(松本理花)080-1458-5327
http://pokapoka-hyogo.weebly.com/ フェイスブック(ぽかぽかサポートチーム)
ツイッター(@pokapokahyogo)
期日前街頭宣伝お手伝いください
10月22 日(月)12 時 30 分~13 時
JR 神戸駅北側で
ぽかぽか通信を配布します
ひょうご訴訟のあゆみ
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 20182/25第1回期日
3/7 第 2 次提訴11 世帯 29 人
3/12 第 3 次提訴5 世帯9 人
裁判長交代
6/8第14回期日期日前街宣を始める
5/25第19回期日避難元土壌調査、まだ放射線管理区域
当たり前の日常が…9/30 第1次提訴18世帯54人
11/11第5期日ありふれた幸せな暮らし奪われた
11/19第15回期日被告東電が津波予測資料提出拒否憤りの声続出
8/2第25回期日146人満員御礼傍聴席あふれる
12/20第17回期日内部被ばくについて弁論
東日本大震災東電福島第一原発事故