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Japan SailGP Team ニュースレター Vol.2 2019 年 2 月 15 日 ※日本セーリング連盟に所属している加盟団体の方々に BCC にてお送りしています。 いよいよ今日、明日の 2 日間(2019 年 2 月 15~16 日)SailGP(セールジーピー)開幕戦が豪 州シドニーで行われます。この大会には日本から Japan SailGP Team(ジャパン・セールジー ピー・チーム)が参戦しています。50 ノットに迫るレースの様子は公式サイト/APP のほか、 スポーツライブストリーミングサービスの DAZN でもライブ中継もされますので、ぜひ日本 チームを応援していただければ幸いです。 【SailGP とは?】 SiailGP(セールジーピー)は米オラクル社の創始者で自らもセーラーであるラリー・エリソンと、セ ーリング界のレジェンド、ラッセル・クーツが 2018 年に立ち上げたヨットレース界に新風を吹き込 むプロフェッショナルのチャンピオンシップです。 レース艇は全長 50 フィート、飛行機の翼のような形状のウイングセールと水中翼を搭載し、最高 速度 50 ノット(時速約100 キロ)に迫るスピードで疾走するフォイリングカタマラン「F50」です。 F50 はすべてが全く同じ同型艇。国を代表するセーラーたちがその真の実力を競います。 開幕シーズンとなる 2019 年はイギリス、オーストラリア、アメリカ、フランス、中国そして日本 の6カ国が参加し、豪シドニー大会(2月)を皮切りに、米サンフランシスコ大会(5月)、米ニューヨ ーク大会(6月)、英カウズ大会(8月)、仏マルセイユ大会(9月)の 5 大会が予定されており、ファイ ナルのマルセイユ大会では総合優勝チームに 100 万 US ドルの賞金が渡されます。

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Japan SailGP Team ニュースレター Vol.2

2019 年 2月15日

※日本セーリング連盟に所属している加盟団体の方々にBCCにてお送りしています。 いよいよ今日、明日の 2 日間(2019 年 2 月 15~16 日)SailGP(セールジーピー)開幕戦が豪州シドニーで行われます。この大会には日本から Japan SailGP Team(ジャパン・セールジーピー・チーム)が参戦しています。50 ノットに迫るレースの様子は公式サイト/APP のほか、スポーツライブストリーミングサービスの DAZN でもライブ中継もされますので、ぜひ日本チームを応援していただければ幸いです。

【SailGP とは?】 SiailGP(セールジーピー)は米オラクル社の創始者で自らもセーラーであるラリー・エリソンと、セーリング界のレジェンド、ラッセル・クーツが2018年に立ち上げたヨットレース界に新風を吹き込むプロフェッショナルのチャンピオンシップです。 レース艇は全長 50 フィート、飛行機の翼のような形状のウイングセールと水中翼を搭載し、最高速度50ノット(時速約100キロ)に迫るスピードで疾走するフォイリングカタマラン「F50」です。F50はすべてが全く同じ同型艇。国を代表するセーラーたちがその真の実力を競います。 開幕シーズンとなる2019年はイギリス、オーストラリア、アメリカ、フランス、中国そして日本の6カ国が参加し、豪シドニー大会(2月)を皮切りに、米サンフランシスコ大会(5月)、米ニューヨーク大会(6月)、英カウズ大会(8月)、仏マルセイユ大会(9月)の 5 大会が予定されており、ファイナルのマルセイユ大会では総合優勝チームに 100万 USドルの賞金が渡されます。

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2 月 13日には鹿児島県・伊邇色(いにしき)神社の甲斐重徳宮司が来豪し、

レース艇の安航と勝利、そしてクルーの安全を祈念しご祈祷していただきました 日本チームを最高執行責任者(COO)として運営サイドから支えるのは、5回のアメリカズカップ挑戦経験があるベテランセーラーの早福和彦です。セーリングチームには 470 級ロンドン五輪代表の吉田雄悟、吉田と共にソフトバンク・チームジャパンで 2017 年の第 35 回アメリカズカップに挑戦した笠谷勇希、そして同じ年に行われたユースアメリカズカップ(19~24歳)で海神チームジャパンのヘルムスマンを務めた高橋レオが参加しています。 1シーズン目の今年、日本チームにはオーストラリア代表として五輪に出場し 49er 級で金・銀メダルを獲得したネイサン・アウタリッジとイアン・ジャンセン、さらに世界一周ボルボオーシャンレース優勝のルーク・パーキンソンが加入し、スタートダッシュを狙います。Japan SailGP Team(ジャパン・セールジーピー・チーム)の活躍にぜひご注目ください。 ※ワールドセーリング(国際セーリング連盟)の特別イベントであるSailGPには国籍ルールが適用されており、セーリングチームはその国の国籍を有するセーラーのみで構成されています。しかし、リーグ参加時点で F50 を安全に操船する経験や競争力を持たない国については、段階的に国籍比率を 100%に上げるという例外的な措置が適用されており、最初のシーズンである今年は日本と中国が 40%の国籍比率でスタートします。その後、1年ごとに比率が 20%ずつ引き上げられ 4 シーズン目にはセーラー全員が日本国籍保有者となります。 SailGP は世界中のスポーツファンにセーリング競技の魅力を発信するだけでなく、スポーツとしてのセーリングの魅力を次世代に紹介し、卓越したセーラーに新たなキャリアを作り出すことを目的としており、今後、日本でも次世代のトップセーラーを育てるデベロッピングプログラムを全国開催する予定です。 【セーリングチーム】 ヘルムスマン:ネイサン・アウタリッジ ウィングトリマー:イアン・ジャンセン フライトコントローラー:ルーク・パーキンソン グラインダー:吉田 雄悟 グラインダー:笠谷 勇希 リザーブグラインダー:高橋 レオ

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開幕戦を前にロイヤル・シドニー・ヨット・スコードロンで行われた共同記者会見に勢揃いしたスキッパーたち。 (左から)ローム・カービー/アメリカ、フィル・ロバートソン/中国、デュラン・フレッチャー/イギリス、ネイサン・アウタリッジ/日本、ビリー・ベッソン/フランス、トム・スリングスビー/オーストラリアChris Cameron@SailGP

開幕戦で優勝候補に名前が挙がっているのが、地元オーストラリアチームとハイパフォーマンス艇やフォイリング艇の経験豊富なネイサン・アウタリッジが舵を握る我らが日本チームです。共同記者会見では「優勝候補と言われていますが、手応えは?」という質問が投げかけられるほど。

「ここにいる皆は誰もが全員が強敵なので、簡単に勝てるとは思っていません。レース艇の F50 はシステムが非常に複雑なので準備に時間が必要ですし、チームのコンビネーションを密にする必要があります。日本チームはレース艇の進水が一番遅かったので、実質、5 日ほどしかテストセーリングすることができませんでした。全員がアメリカズカップ経験者だといっても、息を合わせるにはそれなりの時間が必要です。でもここまでにきたのですから思いっきりやるまでです。がんばりますよ」とアウタリッジは答えていました。

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【F50 仕様】 全長 50フィート=15m 全幅 28フィート=8.8m ウィングセール高=24m 総重量=約2.5トン 乗員=5人乗り 【シドニー大会詳細】 https://sailgp.com/ https://sailgp.com/races/Sydney 【日本でのレース観戦方法】 DAZN:生中継、全レースの再放送、ハイライト https://watch.dazn.com/ja-JP/sports/ SailGP App: 補足データ付き動画、全レースの再放送 https://sailgp.com/ Facebook:全レースの再放送 https://www.facebook.com/SailGP/

お問い合わせ Japan SailGP Team 西 朝子 [email protected]