iNetSec Smart Finder V2 - Fujitsu · 2013-01-11 · Adobe、Reader、Adobe AIR およびAIR...

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まえがき

このたびは、iNetSec Smart Finder をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。

本書は、iNetSec Smart Finder の正しい使い方や使用上の注意について記載しています。ご使

用の前に、本書をよくお読みになり、正しくお使いください。また、本書が必要になったと

き、すぐに利用できるように保管してください。

なお、本書を表示 / 印刷するには、アドビ システムズ社の Adobe® Reader® 9.0 以降が必要で

す。

平成 24 年 12 月

Microsoft、Windows、Windows Server、Windows Vista、Internet Explorer、SQL Server は、

米国 Microsoft Corporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標で

す。

Red Hat は米国その他の国で Red Hat,Inc. の登録商標若しくは商標です。

Linux は Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Adobe、Reader、Adobe AIR および AIR は、Adobe Systems Incorporated(アドビ システム

ズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。

Mac、Mac OS は、Apple Inc. の商標です。

Intel、Pentium、Xeon は、Intel Corporation の商標です。

Systemwalker は富士通株式会社の登録商標です。

LanScope Cat、MOTEX はエムオーテックス株式会社の登録商標です。 そのほか、本書に記載されている商品名は、各社の商標または登録商標です。

本製品のドキュメントに記載されている社名、システム名、製品名などには、 必ずしも商標

表示(®、TM)を付記しておりません。

Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。

Adobe® AIR®. Copyright © 2007-2010. Adobe Systems Incorporated. All Rights Reserved.© PFU LIMITED 2012

まえがき

i

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まえがき

本書の目的

本書は、iNetSec Smart Finder の導入方法および運用方法について説明します。

対象読者と前提知識

本書は、iNetSec Smart Finder を利用して、ネットワークシステムを構築または運用する方を

対象としています。

本書を読むためには、以下の知識が必要です。

• Windows の操作方法に関する基本的な知識

• ネットワークの構築に関する基本的な知識

また、iNetSec Inspection Center と連携する場合は、以下の知識も必要です。

• iNetSec Inspection Center を使った検疫ネットワークシステムに関する知識

本書の構成

本書の構成と内容は、以下のとおりです。

分類 構成 内容

製品理解 第 1 章 概要 iNetSec Smart Finder の概要について説明してい

ます。

第 2 章 動作環境 動作環境について説明しています。

導入と運用 第 3 章 導入 マネージャーとセンサーの導入方法について説明しています。

第 4 章 運用 マネージャーの運用方法と画面について説明しています。

第 5 章 センサーの操作 センサー各部の名称、センサーの操作、センサーの基本設定画面について説明しています。

チャート機能 第 6 章 チャート機能 iNetSec Smart Finder チャートのインストール、設定、運用について説明しています。

連携ソフトウェア 第 7 章 iNetSec Inspection Centerとの連携

iNetSec Inspection Center 連携運用を行う場合の設定、接続機器の検疫ログイン状態を確認する画面について説明しています。

第 8 章 資産管理ソフトウェアと

の連携

資産管理ソフトウェアとの連携について説明します。

保守、移行、撤去 第 9 章 保守 構築したシステムを保守するための作業について説明しています。

第 10 章 移行・撤去 旧システムからの移行方法と、構築したシステムの撤去について、説明しています。

リファレンス 第 11 章 コマンドリファレンス マネージャーで実行するコマンドについて説明しています。

第 12 章 メッセージ マネージャーのエラーメッセージおよび確認方法について説明しています。

付録 A ファイル形式 機器情報ファイル、イベント情報ファイル、センサー情報ファイル、ベンダー ID 自動許可設定

ファイル、IP アドレス変更通知の除外設定ファイル、IP アドレス自動許可設定ファイル、治癒

サーバファイル、資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式について説明しています。

設定変更 付録 B 運用開始後の設定変更 運用後の設定変更について説明しています。

ii

momo
ノート
momo : Marked
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まえがき

略称について

本書では、以下のようにオペレーティングシステム名を略して表記しています。

Windows Vista® Business Windows Vista Windows(*)

Windows Server® 2003, Standard Edition Windows Server 2003

Windows Server® 2003 R2, Standard Edition Windows Server 2003 R2

Windows Server® 2008 Standard Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V™ Windows Server® 2008 Enterprise Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V™

Windows Server 2008

Windows Server® 2008 R2 Standard Windows Server® 2008 R2 Standard without Hyper-V™ Windows Server® 2008 R2 Enterprise Windows Server® 2008 R2 Enterprise without Hyper-V™

Windows Server 2008 R2

Windows® 7 Home Premium operating system

Windows® 7 Professional operating system

Windows® 7 Enterprise operating system

Windows® 7 Ultimate operating system®Windows 7 Home Premium 64-bit edition operating system®Windows 7 Professional 64-bit edition operating system

Windows® 7 Enterprise 64-bit edition operating system®Windows 7 Ultimate 64-bit edition operating system

Windows 7

Red Hat Enterprise Linux 5(for x86) Linux

Mac OS X v10.4Mac OS X v10.5Mac OS X v10.6Mac OS X v10.7

Mac OS X

® ESX(vSphere4)4.0VMware

VMware® ESXi 4.0

VMware

*) オペレーティングシステムの種類を区別する場合は、以下のように記載します。

32 ビット環境のオペレーティングシステム:32 bit 版

64 ビット環境のオペレーティングシステム:64 bit 版

諸元 付録 C 諸元 iNetSec Smart Finder の各種諸元について説明します。

言語、タイムゾーン

付録 D 言語、タイムゾーン iNetSec Smart Finder の言語とタイムゾーンにつ

いて説明しています。

用語集 用語集 iNetSec Smart Finder に関する用語を説明してい

ます。

オペレーティングシステム名 略称

分類 構成 内容

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まえがき

本書では、以下のように Web ブラウザ名を略して表記しています。

® Internet ExplorerWindows ® 9.0 Internet Explorer 9

® Internet ExplorerWindows ® 8.0 Internet Explorer 8

® Internet ExplorerWindows ® 7.0 Internet Explorer 7

本書では、以下のようにアプリケーション名を略して表記しています。

Microsoft® Internet Information Service IIS

Microsoft® .NET Framework 3.5 SP1 .NET Framework

® SQL ServerMicrosoft ® 2008 R2 Express Edition SQL サーバ

本書の表記について

斜体字について

指定形式、設定例、メッセージには、斜体字で表現している箇所があります。斜体字は、可変の値であることを表しています。例:

< センサー IP アドレス >http:// /index.html

YYYYMMDDhhmmssについて

YYYY は、西暦が 4 けたで表示されます。MM は、月(01 ~ 12)が 2 けたで表示されます。ただし、M と記載している場合は、1 ~ 12 の月が表示されます。DD は、日付(01 ~31)が 2 けたで表示されます。ただし、D と記載している場合は、1 ~ 31 の日付が表示されます。hh は、時間(00 ~ 24)が表示されます。mm は、分(00 ~ 59)が表示されます。ss は、秒(00 ~ 59)が表示されます。

± hh:mm は、UTC からの時間差を表します。

大カッコ([ ])とバーティカルバー(|)について

コマンドの引数に関する説明では、以下の記号を使って表現している箇所があります。[ ]:大カッコ([ ])で囲まれた引数は、省略できることを表します。

| :バーティカルバー(|)で区切られた引数は、そのいずれかを選択することを表します。例:

Web ブラウザ名 略称

アプリケーション名 略称

• [-h on|off] インポートするファイルの 1 行目に、項目名があるかどうかを指定します。省略すると、off が指定されたものとみなされます。 on:1 行目に項目名があるものとみなしてインポートします。

off:1 行目に項目名がないものとみなしてインポートします。

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まえがき

IP アドレス、および xxx.xxx.xxx.xxx について

IPv4 形式の IP アドレスです。形式は「xxx.xxx.xxx.xxx」です。xxx は 0 ~ 255 の数値を表します。

ネットワークアドレス、および xxx.xxx.xxx.xxx/yy について

IPv4 形式のネットワークアドレスです。形式は「xxx.xxx.xxx.xxx/yy」です。xxx は 0 ~ 255の数値を表します。yy は 8 ~ 31 を表します。

輸出管理規制について

当社マニュアルには「外国為替及び外国貿易管理法」に基づく特定技術が含まれていることが

あります。特定技術が含まれている場合は、当該製品を輸出または非居住者に提供するとき、

同法に基づく許可が必要になります。

高度な安全性が要求される用途への使用について

本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・

設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航

空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システ

ムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保さ

れない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」

という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。

お客様は本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しな

いでください。また、お客様がハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、

お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても株式会社 PFU およびその

関連会社は一切責任を負いかねます。

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目次

目次

まえがき ........................................................................................................................ i

第 1 章 概要 ............................................................................................................... 11.1 iNetSec Smart Finder とは ...................................................................................21.2 iNetSec Smart Finder の特長 ...............................................................................31.3 iNetSec Smart Finder の機能 ...............................................................................4

第 2 章 動作環境 ........................................................................................................ 82.1 マネージャーの動作環境 .......................................................................................92.2 チャートの動作環境 .............................................................................................102.3 必須ソフトウェア ................................................................................................11

2.3.1 クライアント機器 ...................................................................................112.3.2 マネージャーにアクセスするコンピュータ ............................................112.3.3 センサーの設定を行うコンピュータ ......................................................12

2.4 連携ソフトウェア ................................................................................................12

第 3 章 導入 ............................................................................................................. 133.1 iNetSec Smart Finder を使ったシステム導入の流れ .........................................143.2 マネージャーの導入 .............................................................................................15

3.2.1 動作環境の確認 .......................................................................................153.2.2 インストール前の環境設定 .....................................................................163.2.3 インストール ..........................................................................................183.2.4 インストール後の確認 ............................................................................23

3.3 ユーザーの登録 ....................................................................................................243.4 センサーの導入・設置 .........................................................................................25

3.4.1 センサーへのログイン ............................................................................263.4.2 センサーの基本設定 ................................................................................273.4.3 センサーの設置 .......................................................................................283.4.4 センサー設置後の動作確認 .....................................................................28

3.5 セグメントグループの作成と割り当て ................................................................293.6 ホワイトリストの作成 .........................................................................................30

3.6.1 接続機器の情報収集による作成 ..............................................................303.6.2 機器情報のインポートによる作成 ..........................................................32

3.7 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定 ......................................................333.8 資産管理ソフトウェア連携の設定 .......................................................................343.9 センサーを遮断モードに変更 ..............................................................................35

第 4 章 運用 ............................................................................................................. 374.1 マネージャーへのログイン ..................................................................................38

4.1.1 ログイン ..................................................................................................384.1.2 マネージャー管理画面 ............................................................................39

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4.1.3 ログアウト ..............................................................................................414.2 接続機器の管理 ....................................................................................................42

4.2.1 機器管理画面 ..........................................................................................424.2.2 機器情報の表示 .......................................................................................44

4.2.2.1 機器情報の絞り込み .....................................................................444.2.2.2 「機器一覧」の表示 .......................................................................454.2.2.3 「機器一覧」の表示項目選択 .........................................................48

4.2.3 選択した機器の操作 ................................................................................494.2.4 機器の情報更新と事前登録 .....................................................................504.2.5 機器情報のファイル入力(インポート) .................................................544.2.6 機器情報のファイル出力(エクスポート) .............................................55

4.3 センサーの管理 ....................................................................................................564.3.1 センサー管理画面 ...................................................................................56

4.3.1.1 センサー管理画面[センサー一覧]タブ .....................................574.3.1.2 センサー管理画面[セグメント一覧]タブ .................................58

4.3.2 センサー情報の管理 ................................................................................594.3.2.1 「センサー一覧」の表示 ................................................................594.3.2.2 センサー情報の更新 .....................................................................614.3.2.3 センサー情報の削除 .....................................................................624.3.2.4 センサー情報のファイル出力(エクスポート) ............................63

4.3.3 セグメント情報の管理 ............................................................................634.3.3.1 セグメント一覧の表示 ..................................................................634.3.3.2 セグメント動作モードの変更 .......................................................644.3.3.3 セグメント情報の更新 ..................................................................65

4.4 ユーザーの管理 ....................................................................................................674.4.1 ユーザー管理画面 ...................................................................................67

4.4.1.1 「ユーザー一覧」の表示 ................................................................684.4.2 ユーザーの追加と更新 ............................................................................684.4.3 ユーザーの削除 .......................................................................................71

4.5 セグメントグループの管理 ..................................................................................724.5.1 セグメントグループ管理画面 .................................................................72

4.5.1.1 「セグメントグループ一覧」の表示 ..............................................734.5.2 セグメントグループの追加と変更 ..........................................................734.5.3 セグメントグループの削除 .....................................................................75

4.6 イベント情報の参照 .............................................................................................764.6.1 イベント参照画面 ...................................................................................76

4.6.1.1 「イベント一覧」の表示 ................................................................774.6.2 イベント情報の削除 ................................................................................784.6.3 イベント情報のファイル出力(エクスポート) ......................................78

4.7 マネージャーのシステム設定 ..............................................................................794.7.1 システム設定画面 ...................................................................................794.7.2 システム設定画面[ユーザー固有設定]タブ ........................................804.7.3 システム設定画面[セグメントグループ固有設定]タブ ......................81

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4.7.3.1 イベント通知 ................................................................................824.7.3.2 機器の遮断・承認 .........................................................................854.7.3.3 クライアント画面通知メッセージ ................................................884.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 .................................................91

4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ ........................................954.7.5 MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定 .....................................97

4.7.5.1 自動許可するベンダー ID の設定 ..................................................974.7.6 IP アドレス変更通知の除外設定画面 ......................................................994.7.7 IP アドレスの自動許可設定画面 ...........................................................1004.7.8 機器識別辞書の登録 ..............................................................................102

4.8 接続遮断時の利用申請(ネットワーク利用者) .................................................1034.8.1 クライアント機器の利用申請 ...............................................................1044.8.2 Web ブラウザを表示できない機器の利用申請 .....................................1054.8.3 遮断および利用申請後に表示される画面 .............................................107

4.9 利用申請画面のカスタマイズ ............................................................................1094.10 運用時の注意事項 ..............................................................................................113

第 5 章 センサーの操作 ......................................................................................... 1175.1 センサー各部の名称 ...........................................................................................1185.2 センサーの起動 ..................................................................................................1195.3 センサーの停止 ..................................................................................................1215.4 センサーの初期化 ..............................................................................................1225.5 センサーの基本設定画面 ...................................................................................123

5.5.1 単一セグメントサポートの場合 ............................................................1245.5.2 複数セグメントサポートの場合 ............................................................1275.5.3 tagVLAN サポートの場合 .....................................................................130

5.6 センサー基本設定情報のエクスポート/インポート ........................................1355.7 センサーのデータ消去 .......................................................................................136

第 6 章 チャート機能 ............................................................................................. 1386.1 チャートとは .....................................................................................................1396.2 チャートの特長 ..................................................................................................140

6.2.1 機器の台数と構成 .................................................................................1406.2.2 プリンターの印刷量 ..............................................................................1416.2.3 機器の電力使用量と稼働時間 ...............................................................142

6.3 チャートのインストール ...................................................................................1446.3.1 チャートのインストール ......................................................................144

6.4 チャートへのログイン .......................................................................................1476.4.1 チャートのログイン画面 ......................................................................1476.4.2 チャートのメイン画面 ..........................................................................149

6.5 サマリーの表示 ..................................................................................................1516.5.1 サマリー画面 ........................................................................................151

6.6 詳細情報の表示 ..................................................................................................154

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6.6.1 機器一覧画面 ........................................................................................1546.6.2 印刷量画面 ............................................................................................1576.6.3 電力使用量画面 .....................................................................................1606.6.4 稼働状況画面 ........................................................................................1636.6.5 機器詳細画面 ........................................................................................1656.6.6 データ絞り込み画面 ..............................................................................1696.6.7 表示列選択画面 .....................................................................................170

6.7 CSV ファイルへの出力 ......................................................................................1736.7.1 CSV ファイルへの出力(サマリー画面) ..............................................1746.7.2 CSV ファイルへの出力(機器一覧画面) ..............................................1756.7.3 CSV ファイルへの出力(印刷量画面) .................................................1786.7.4 CSV ファイルへの出力(電力使用量 / 稼働状況画面) .........................179

6.8 印刷・プレビュー ..............................................................................................1826.9 表示設定 .............................................................................................................1846.10 タイムゾーン設定 ..............................................................................................1856.11 CSV 出力設定 ....................................................................................................1866.12 チャートのアンインストール ............................................................................187

第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携 ...................................................... 1887.1 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定 ....................................................1897.2 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定変更 .............................................1917.3 検疫ログイン状態表示画面 ................................................................................191

7.3.1 ログイン ................................................................................................1917.3.2 検疫ログイン状態表示 ..........................................................................192

第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携 ................................................................ 1948.1 LanScope Cat との連携 ....................................................................................195

8.1.1 自動資産インポート設定 ......................................................................1958.1.2 インポート後の機器の資産情報の設定 .................................................1958.1.3 インポート後の機器の削除 ...................................................................1958.1.4 LanScope Cat エージェント導入判定に関する注意事項 ....................196

8.2 Systemwalker Desktop Patrol との連携 .........................................................1978.2.1 Systemwalker Desktop Patrol 連携時の設定について .......................1978.2.2 資産台帳へのインポート設定 ...............................................................1978.2.3 Systemwalker Desktop Patrol CT 導入判定に関する注意点 .............197

8.3 IT Policy N@vi との連携 ...................................................................................1988.3.1 IT Policy N@vi へのインポート設定 ....................................................1988.3.2 IT Policy N@vi エージェント導入判定に関する注意事項 ...................198

第 9 章 保守 ........................................................................................................... 1999.1 センサーの保守 ..................................................................................................200

9.1.1 センサーの追加 .....................................................................................2009.1.2 センサーの削除 .....................................................................................200

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9.1.3 センサーの移動 .....................................................................................2009.1.4 センサーの交換 .....................................................................................200

9.1.4.1 センサーの自動引き継ぎでセンサーを交換する ........................2019.1.4.2 センサー引き継ぎコマンドでセンサーを交換する .....................202

9.2 マネージャーの保守 ...........................................................................................2039.2.1 マネージャーの環境設定変更 ...............................................................2039.2.2 マネージャーのバックアップとリストア .............................................2049.2.3 iNetSec Smart Finder に関連するサービスの起動と停止 ...................205

9.3 トラブル時の情報収集 .......................................................................................205

第 10 章 移行・撤去 ................................................................................................ 20610.1 iNetSec Smart Finder V1.0 からの移行 ...........................................................20710.2 iNetSec Patrol Cube からの移行 ......................................................................20910.3 撤去 ....................................................................................................................211

10.3.1 センサーの撤去 .....................................................................................21110.3.2 マネージャーのアンインストール方法 .................................................211

第 11 章 コマンドリファレンス .............................................................................. 21311.1 バックアップコマンド(pq_backup.exe) ........................................................214

11.1.1 コマンドの仕様 .....................................................................................21411.1.2 操作手順 ................................................................................................215

11.2 リストアコマンド(pq_restore.exe) ...............................................................21611.2.1 コマンドの仕様 .....................................................................................21611.2.2 操作手順 ................................................................................................217

11.3 マネージャー保守情報収集コマンド(pq_investigate.exe) ............................21811.3.1 コマンドの仕様 .....................................................................................21811.3.2 操作手順 ................................................................................................219

11.4 センサー保守情報収集コマンド (pq_investigate_sensor.exe) ....................22011.4.1 コマンドの仕様 .....................................................................................22011.4.2 操作手順 ................................................................................................221

11.5 機器情報エクスポートコマンド(pq_export_device.exe) ..............................22211.5.1 コマンドの仕様 .....................................................................................22211.5.2 操作手順 ................................................................................................223

11.6 機器情報インポートコマンド(pq_import_device.exe) .................................22411.6.1 コマンドの仕様 .....................................................................................22411.6.2 操作手順 ................................................................................................225

11.7 治癒サーバエクスポートコマンド(pq_export_remediation_server.exe) ....22611.7.1 コマンドの仕様 .....................................................................................22611.7.2 操作手順 ................................................................................................226

11.8 治癒サーバインポートコマンド(pq_import_remediation_server.exe) .......22711.8.1 コマンドの仕様 .....................................................................................22711.8.2 操作手順 ................................................................................................228

11.9 イベント情報エクスポートコマンド(pq_export_event.exe) ........................229

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11.9.1 コマンドの仕様 .....................................................................................22911.9.2 操作手順 ................................................................................................229

11.10 センサー情報エクスポートコマンド(pq_export_sensor.exe) ......................23011.10.1 コマンドの仕様 .....................................................................................23011.10.2 操作手順 ................................................................................................231

11.11 センサー制御コマンド(pq_control_sensor.exe) ..........................................23211.11.1 コマンドの仕様 .....................................................................................23211.11.2 操作手順 ................................................................................................233

11.12 センサー引き継ぎコマンド(pq_inherit_sensor.exe) ....................................23311.12.1 コマンドの仕様 .....................................................................................23411.12.2 操作手順 ................................................................................................234

11.13 iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンド (pq_collaborate_ic.exe) ...................................................................................23611.13.1 コマンドの仕様 .....................................................................................23611.13.2 操作手順 ................................................................................................236

11.14 資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンド(pq_collaborate.exe) .........23711.14.1 コマンドの仕様 .....................................................................................23711.14.2 操作手順(資産管理ソフトウェア連携機能の有効化) .........................238

11.15 資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンド (pq_export_itam.exe) .......................................................................................23911.15.1 コマンドの仕様 .....................................................................................23911.15.2 操作手順 ................................................................................................240

11.16 システム設定更新コマンド (pq_customize_config.exe) ..............................24111.16.1 コマンドの仕様 .....................................................................................24111.16.2 操作手順 ................................................................................................242

第 12 章 メッセージ ................................................................................................ 24312.1 システムのイベントログ ...................................................................................24412.2 イベント参照画面のイベント情報 .....................................................................24612.3 コマンド実行時の出力メッセージ .....................................................................25212.4 メールで通知されるメッセージ .........................................................................25612.5 SNMP トラップで通知されるメッセージ ..........................................................26112.6 チャートのエラーメッセージ ............................................................................27012.7 センサーセルフチェックの詳細コード ..............................................................27212.8 操作ログ .............................................................................................................275

12.8.1 操作ログの出力内容 ..............................................................................276

付録 A ファイル形式 .............................................................................................. 285A.1 機器情報ファイルの形式 ....................................................................................286A.2 イベント情報ファイルの形式 .............................................................................291A.3 センサー情報ファイルの形式 .............................................................................292A.4 ベンダー ID 自動許可設定ファイル ....................................................................293A.5 IP アドレス変更通知の除外設定ファイル ..........................................................294A.6 IP アドレス自動許可設定ファイル .....................................................................295A.7 治癒サーバファイル ............................................................................................295

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目次

A.8 資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式 .......................................................297A.8.1 LanScope Cat の場合 ............................................................................297A.8.2 Systemwalker Desktop Patrol の場合 ..................................................298

付録 B 運用開始後の設定変更 ................................................................................ 300B.1 画面用ポート番号の変更 ....................................................................................301B.2 画面用通信プロトコルの変更 .............................................................................302

付録 C 諸元 ............................................................................................................. 306C.1 iNetSec Smart Finder のシステムの上限値 ......................................................307C.2 iNetSec Smart Finder が使用するポート一覧 ...................................................308

付録 D 言語、タイムゾーン ................................................................................... 309D.1 言語 .....................................................................................................................310D.2 タイムゾーン ......................................................................................................310

用語集 ....................................................................................................................... 312

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第 1 章 概要

iNetSec Smart Finder の機能概要を説明します。

1.1 iNetSec Smart Finder とは..........................................................................................21.2 iNetSec Smart Finder の特長 ...................................................................................... 31.3 iNetSec Smart Finder の機能 ...................................................................................... 4

第 1 章 概要

1

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第 1 章 概要

1.1 iNetSec Smart Finder とは

iNetSec Smart Finder は、ネットワークに接続されているさまざまな IT 機器を検知、把握する

とともに、ネットワークに接続しようとする IT 機器を監視、遮断する製品です。

オフィスなどのネットワークに接続されている機器の台数、種別、稼働時間を把握する機能

や、接続を許可されていない機器を検知、遮断する機能を持ちます。

管理対象となる個々の IT 機器に専用ソフトウェアをインストールしなくても、プリンターやス

マートフォンなどの携帯端末を含むすべてのネットワーク上の IT 機器の情報を管理できます。

ネットワークへの接続が許可されていない PC や携帯端末からの不正接続を防止するセキュリ

ティ対策だけでなく、機器の稼働時間の適正化や印刷量の削減といったエコロジー対策にも活

用できます。

以下に、iNetSec Smart Finder を使ったシステムの概要図を示します。

図 1.1 iNetSec Smart Finder を使ったシステムの概要図

2

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第 1 章 概要

iNetSec Smart Finder は、以下の 3 つで構成されます。

• 専用アプライアンス

iNetSec Smart Finder センサー(以降、センサーと表記しています)

• 管理用ソフトウェア

iNetSec Smart Finder マネージャー(以降、マネージャーと表記しています)

• 見える化ビューア

iNetSec Smart Finder チャート(以降、チャートと表記しています)

以下に、それぞれについて説明します。

• センサー

ネットワークのセグメント単位で設置します。設置したセグメント内のネットワークに

接続された機器を検知・把握します。管理外の機器が接続された場合は、その機器の

ネットワークへの接続を遮断します。機器の利用者は、必要に応じて、利用申請するこ

とでネットワークへの接続が可能となります。

• マネージャー

システムに 1 台設置し、各センサーが検知した機器情報を収集し、一元管理します。

マネージャーをインストールしたコンピュータを「マネージャーマシン」と呼びます。

システム管理者は、Web ブラウザを使ってマネージャーにアクセスし、ネットワークに

接続された機器情報を把握(参照)します。また、ネットワークから遮断された機器の

利用申請に対して、ネットワークへの接続を「許可」または「拒否」することで、ネッ

トワークの適正化を図ることができます。

• チャート

マネージャーが管理する IT 機器の情報をさまざまな角度で集計し、グラフや表などのビ

ジュアルな形式で表示するソフトウェアです。システム管理者は、チャートを利用する

ことによって、容易に現状の把握と分析ができます。

注意

• iNetSec Smart Finder は、IPv6 には対応していません。

• iNetSec Smart Finder で管理できるネットワークは、サブネットマスクが 8 ビット

(255.0.0.0)から 30 ビット(255.255.255.252)までの範囲です。

1.2 iNetSec Smart Finder の特長

iNetSec Smart Finder には、以下の特長があります。

• 多様化する IT 機器の一元管理を容易に実現

本製品をネットワークに接続するだけで、個々の IT 機器に専用のソフトウェアをインス

トールすることなく、管理対象のネットワークセグメントに接続されたすべての IT 機器

を自動的に検知します。また、機器種別の自動識別機能により、検知した IT 機器を、

PC、プリンター、ネットワーク機器、携帯端末などの種別に識別します。

• 持ち込み PC や携帯端末からの不正接続を防止

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第 1 章 概要

登録されていない持ち込み PC や携帯端末(スマートフォンなど)がネットワークに接

続されたことを検知した場合、それら機器の通信をネットワークから遮断できます。遮

断された機器からのネットワーク利用申請、または利用申請を受けた管理者の承認に

よって、ネットワーク遮断が解除され、ネットワーク通信が許可されます。

• IT 機器情報の見える化

チャートを利用することによって、ネットワークに接続された IT 機器の情報をグラフィ

カルなレポートとして表示し、見える化します。それにより、現状の把握と分析が容易

にできます。コスト削減やエコロジー対策の観点で、PDCA サイクルにのっとった効果

的で継続的な改善を図ることができます。

1.3 iNetSec Smart Finder の機能

iNetSec Smart Finder には、以下の機能があります。

機器の検出と識別

• 管理対象のネットワークセグメントに接続された機器を自動的に検知します。

• 検知した機器の種別(Windows、Mac、携帯端末、プリンターなど)を自動的に識別し

ます。

注意

• 機器の種類やネットワーク接続形態によっては、機器の種別を自動的に識別できな

い場合があります。識別できない機器については、ユーザーが機器種別を設定することもできます。

ヒント

• ルータなどの機器については、機器の設定で SNMP エージェント機能を有効にする

ことで、識別精度が上がる場合があります。

• 機器の種別が識別されてから、1 週間経過するごとに、再度、識別の処理が行われま

す。このとき、機器種別を識別できない場合は、前回、識別された種別から変更がないものとみなされます。

機器の管理

• 接続機器の一元管理

複数のセンサーが検出したネットワークに接続された機器の情報を一元管理します。

管理している機器情報は、CSV ファイルにエクスポートできます。また、CSV ファイ

ルの機器情報をインポートすることもできます。

• 運用管理のグループ化

ネットワークセグメントをグループ化して管理できます。また、セグメントグループご

とに管理するユーザーを割り当てることができます。

• 長期未接続機器の自動抽出

一定期間接続のない機器を自動抽出または自動削除することで、機器の不正使用をなく

し、機器情報を安全に保つことができます。

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第 1 章 概要

複数ネットワークセグメントの対応

• 1 台のセンサーで、 大 3 つの物理ネットワークセグメントを管理できます。

• 1 台のセンサーで、 大 16 の tagVLAN セグメントを管理できます。

ヒント

• 複数ネットワークセグメントの対応には、別途ライセンスの購入が必要です。

ネットワークへの機器の不正接続防止

• 自動的に生成したネットワーク接続機器リストから、個々の機器や機器の種別ごとに、

承認ステータス(ネットワークへの接続許可)を付与したホワイトリストを生成できます。機器のリストをファイルからホワイトリストにインポートすることもできます。

• 遮断モードでは、許可されていない機器がネットワークに接続された場合、その機器の

通信を遮断することができます。Web ブラウザでアクセスしている場合、遮断理由とと

もに利用申請画面が表示されます。その利用申請画面からネットワークの利用申請ができます。

• 利用申請後または利用申請の承認後に、通信の遮断が解除できます。

• 許可されていない機器がネットワークに接続された場合、システム管理者にメールや

SNMP トラップで通知します。

• 機器の種別に応じて、ネットワークへの接続を自動的に許可できます。例えば、プリン

ターは利用申請なしで許可されるように設定できます。

• 固定 IP アドレスで運用している環境で、機器の IP アドレスが変更された場合に、システ

ム管理者にメールや SNMP トラップで通知します。また、機器にあらかじめ使用可能な

IP アドレスを割り当てておき、これ以外の IP アドレスが使用された場合に通信を遮断

することができます。

機器情報の見える化

• チャートを利用することで、センサーが収集しマネージャーが一元管理する情報を、グ

ラフィカルなレポート画面で表示できます。機器の稼働時間、電力使用量、プリンターの印刷量などを把握できます。

• チャートで表示する情報は、レポートとして印刷したり、CSV ファイルとしてエクス

ポートできます。チャートの詳細は、" 第 6 章 チャート機能 " を参照してください。

システムの運用管理と可用性

• マネージャーは、複数のセンサーを一元管理し、各センサーの動作モード設定や稼働状

況を管理します。また、各センサーの状態を監視し、センサーの異常を検出した場合、メールや SNMP トラップでシステム管理者に通知します。

• マネージャーが動作していない場合やマネージャーとの通信ができない場合でも、セン

サーは継続して動作できます。

• センサーが 2 台以上ある場合は、センサー同士が相互に監視し合い、センサーの異常を

検出します。相互の監視により、他のセンサーの異常を検出したセンサーは、メールやSNMP トラップで、システム管理者に異常を通知します。これによって、マネージャー

が動作していない状態でもセンサーの死活が監視できます。

• センサーの停止、再起動、および保守情報の採取が、マネージャーから操作できます。

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第 1 章 概要

検疫ネットワークシステムの運用

弊社セキュリティ製品「iNetSec Inspection Center」と連携することで、検疫ネットワークシ

ステムを構築できます。検疫ネットワークシステムでは以下が可能になります。

• セキュリティポリシーの遵守状況の把握

• セキュリティポリシーに適合していないクライアント機器をネットワークから隔離

• 隔離されたクライアント機器に、 新のセキュリティパッチを適用したり、ウイルス対

策ソフトウェアを更新したりするように誘導

設定方法については、"3.7 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定 " を参照してください。

以下に、iNetSec Inspection Center 連携運用の概要図を示します。

図 1.2 iNetSec Inspection Center 連携運用の概要図

ヒント

• iNetSec Inspection Center 連携時の動作環境や検疫機能の詳細は、『iNetSec Inspection Center ユーザーズガイド』を参照してください。

資産管理ソフトウェアとの連携

以下のソフトウェアと連携することで、ネットワークに接続して動作する資産(機器)の把握

を容易にし、資産管理を支援します。

• エムオーテックス社製品 「LanScope Cat」• 富士通社製品「Systemwalker Desktop Patrol」• 富士通システムズ・ウエスト社製品「IT Policy N@vi」

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第 1 章 概要

資産管理ソフトウェアとの連携で以下が可能になります。

• 資産管理エージェント未導入機器の通信を遮断し、資産管理エージェントの導入を促し

ます。

• iNetSec Smart Finder で検出したネットワーク機器を資産管理ソフトウェアへインポー

トすることで、資産管理ソフトウェアが検出できない機器を、資産管理ソフトウェアで管理できるようになります。

設定方法については、"3.8 資産管理ソフトウェア連携の設定 " を参照してください。

以下に、資産管理ソフトウェア連携運用の概要図を示します。

図 1.3 資産管理ソフトウェア連携運用の概要図(LanScope Cat の場合)

× ○

7

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第 2 章 動作環境

iNetSec Smart Finder を使用する場合の動作環境について説明します。

2.1 マネージャーの動作環境 ............................................................................................ 92.2 チャートの動作環境.................................................................................................. 102.3 必須ソフトウェア ..................................................................................................... 112.4 連携ソフトウェア ..................................................................................................... 12

第 2 章 動作環境

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第 2 章 動作環境

2.1 マネージャーの動作環境

マネージャーの動作環境は、以下のとおりです。

サポートするオペレーティングシステム

• Windows Vista Service Pack 2 32bit 版• Windows Server 2003 Service Pack 2 32bit 版• Windows Server 2003 R2 Service Pack 2 32bit 版• Windows Server 2008 Service Pack 2 32bit 版• Windows Server 2008 R2 Service Pack なし /Service Pack 1 64bit 版• Windows 7 Service Pack なし / Service Pack 1 32bit 版• Windows 7 Service Pack なし / Service Pack 1 64bit 版

ヒント

• オペレーティングシステムがVMware vSphere およびHyper-V上で動作している場合

もサポートしています。

• Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の場合、Server Core には対応

していません。

• ドメインコントローラーには、マネージャーをインストールできません。

プロセッサ

Intel Pentium 4 2GHz 以上 または Intel Xeon 2GHz 以上を推奨

メモリ

1G バイト 以上を推奨

ディスクの空き容量

• 静的ディスク容量

インストールドライブ:30M バイト

システムドライブ:330M バイト

• 動的ディスク容量

インストールディレクトリ 1G バイト 以上

必須ソフトウェア

• オペレーティングシステムに応じた以下のいずれかの IISなお、IIS の Web サーバーを事前にインストールしておく必要があります。IIS の設定

は、"3.2.1 動作環境の確認 " を参照してください。

− IIS 6.0(Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2)

− IIS 7.0(Windows Vista、Windows Server 2008)

− IIS 7.5(Windows 7、 Windows Server 2008 R2)• .NET Framework 3.5 SP1

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第 2 章 動作環境

.NET Framework は、事前にインストールしておく必要があります。なお、Windows 7および Windows Server 2008 R2 では、.NET Framework 3.5.1 が標準でインストールさ

れていますが、設定を有効にする必要があります。.NET Framework の設定は、"3.2.1 動作環境の確認 " を参照してください。

• Microsoft SQL Server 2008 R2 Express Edition SP1マネージャーをインストールすると、マネージャーマシンのシステムドライブの

Program Files 配下に SQL サーバがインストールされます。

• Windows インストーラ 4.5Windows Server 2003 および Windows Server 2003 R2に Microsoft SQL Server 2008 R2 をインストールするために必要です。これら以外の OS では Windows インストーラは

必要ありません。

ヒント

• .NET Framework は、iNetSec Smart Finder マネージャーのインストール用 DVD に同

梱されています。

排他ソフトウェア

Microsoft SQL Server 2005 SP2 以前の Microsoft SQL Server

2.2 チャートの動作環境

チャートをインストールするコンピュータの動作環境は、以下のとおりです。

サポートするオペレーティングシステム

• Windows XP Service Pack 3 32bit 版• Windows Vista Service Pack 2 32bit 版• Windows Vista Service Pack 2 64bit 版• Windows 7 Service Pack なし / Service Pack 1 32bit 版• Windows 7 Service Pack なし / Service Pack 1 64bit 版

プロセッサ

Intel Pentium 4 2GHz 以上を推奨

メモリ

1G バイト 以上を推奨

ディスクの空き容量

• 静的ディスク容量

インストールドライブ:100M バイト

ユーザーディレクトリ:1G バイト

• 動的ディスク容量

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第 2 章 動作環境

ユーザーディレクトリ:1G バイト以上

ヒント

• ユーザーディレクトリとは、インストールドライブのユーザー ID のディレクトリで

す。ユーザー ID が“user”、インストールドライブが C ドライブの場合、 Windows 7では“C:¥Users¥user”がユーザーディレクトリです。

必須ソフトウェア

• Adobe® Reader® 9.0 以降

• Adobe® AIR® 3.2 以降ランタイム

チャートのインストール時にインストールされます。

2.3 必須ソフトウェア

ここでは、各コンピュータで必要なソフトウェア環境について説明します。

2.3.1 クライアント機器

ネットワークの遮断を行う場合、遮断通知や利用申請画面を表示するために、クライアント機

器に Web ブラウザが必要です。ほぼすべての Web ブラウザが利用できます。ただし、Opera mini のようなプロキシー型 Web ブラウザは利用できません。

2.3.2 マネージャーにアクセスするコンピュータ

Web ブラウザを通してマネージャーにアクセスするコンピュータには、以下のソフトウェアが

必要です。マネージャー管理画面から運用時の設定をしたり、機器のネットワーク利用の申請

を行う際に使用します。

• Adobe® Reader® 9.0 以降

• 以下のいずれかの Web ブラウザ

− Internet Explorer 7− Internet Explorer 8− Internet Explorer 9使用する Web ブラウザに、以下の設定を行って、JavaScript を利用できるようにしてく

ださい。

− [ツール]-[インターネットオプション]の[セキュリティ]で[イントラネッ

ト]を選択し、[レベルカスタマイズ]ボタンをクリックします。

− セキュリティにおいて、[スクリプト]-[アクティブスクリプト]-[有効にす

る]を選択します。

ヒント

• マネージャーの管理画面は、解像度が 1024×768 以上の画面で表示してください。ブラウ

ザのウィンドウサイズを小さくすると、正しく表示できない場合があります。

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第 2 章 動作環境

2.3.3 センサーの設定を行うコンピュータ

センサーの基本設定を行うコンピュータには、以下のいずれかの Web ブラウザが必要です。

• Internet Explorer 7• Internet Explorer 8• Internet Explorer 9

使用する Web ブラウザに、以下の設定を行って、JavaScript を利用できるようにしてくださ

い。

• [ツール]-[インターネットオプション]の[セキュリティ]で[イントラネット]

を選択し、[レベルカスタマイズ]ボタンをクリックします。

• セキュリティにおいて、[スクリプト]-[アクティブスクリプト]-[有効にする]

を選択します。

ポップアップブロックに関する設定で、ポップアップを許可する設定(サイト単位または全

体)にします。

ヒント

• センサーの基本設定画面は、解像度が 1024×768 以上の画面で表示してください。ブラウ

ザのウィンドウサイズを小さくすると、正しく表示できない場合があります。

2.4 連携ソフトウェアここでは、iNetSec Smart Finder と連携するソフトウェアの環境について説明します。

iNetSec Inspection Center 連携

iNetSec Inspection Center と連携する場合、以下のいずれかのソフトウェアが必要です。

• iNetSec Inspection Center V6.0L10• iNetSec Inspection Center V6.0L20• iNetSec Inspection Center V6.0L30• iNetSec Inspection Center V6.0L40• iNetSec Inspection Center V7.0L10上記のソフトウェアを使用する場合、サポート Web で公開されている 新のソフトウェア修正を適用してください。また、iNetSec Inspection Center 連携時の動作環境の詳細は、『iNetSec Inspection Center ユーザーズガイド』を参照してください。

資産管理ソフトウェア連携

資産管理ソフトウェアと連携する場合、以下のいずれかのソフトウェアが必要です。

• エムオーテックス株式会社

− LanScope Cat6 Ver.6.6.0.0 以降

• 富士通株式会社

− Systemwalker Desktop Patrol V14.2 以降

• 株式会社富士通システムズ・ウエスト

− IT Policy N@vi

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第 3 章 導入

マネージャーとセンサーの導入、および運用前のホワイトリストの作成などについて説明しま

す。

3.1 iNetSec Smart Finder を使ったシステム導入の流れ ................................................ 143.2 マネージャーの導入.................................................................................................. 153.3 ユーザーの登録 ......................................................................................................... 243.4 センサーの導入・設置 .............................................................................................. 253.5 セグメントグループの作成と割り当て ..................................................................... 293.6 ホワイトリストの作成 .............................................................................................. 303.7 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定 .............................................................. 333.8 資産管理ソフトウェア連携の設定 ............................................................................ 343.9 センサーを遮断モードに変更 ................................................................................... 35

第 3 章 導入

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第 3 章 導入

3.1 iNetSec Smart Finder を使ったシステム

導入の流れ

iNetSec Smart Finder を使ったシステム導入の流れは、以下のとおりです。

:必須の作業

:必要に応じて行う作業

図 3.1 iNetSec Smart Finder を使ったシステム導入の流れ

*1)セグメントグループごとにユーザーのアクセスを制御する場合に設定

*2)チャートを利用する場合に運用管理者のコンピュータにインストール

*3)未許可の機器をネットワークから遮断する場合に設定

*4) iNetSec Inspection Center 連携運用を行う場合に設定

*5)資産管理ソフトウェア連携を行う場合に設定

"3.2 マネージャーの導入 "

"3.3 ユーザーの登録 " (*1)

"3.4 センサーの導入・設置 "

"3.5 セグメントグループの作成と割り当て " (*1)

"6.3 チャートのインストール " (*2)

"3.6 ホワイトリストの作成 " (*3)

"3.7 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定 " (*4)

"3.8 資産管理ソフトウェア連携の設定 " (*5)

"3.9 センサーを遮断モードに変更 " (*3)

運用へ

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第 3 章 導入

3.2 マネージャーの導入

マネージャーの導入の流れは、以下のとおりです。

1. 動作環境の確認

2. インストール前の環境設定

3. インストール

4. インストール後の動作確認とパスワードの変更

5. インストール後の環境設定

それぞれの作業手順は、以下のとおりです。

3.2.1 動作環境の確認

インストール前に、マネージャーをインストールするコンピュータの動作環境を確認します。

マネージャーの動作環境については、"2.1 マネージャーの動作環境 " を参照してください。

IIS の確認

マネージャーの動作環境には IIS が必要です。

"2.1 マネージャーの動作環境 " に記載されている IIS をインストールしてください。

インストール後に、マネージャーマシンのオペレーティングシステムに応じて、以下を確認してください。

• Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 の場合

− IIS インストール時に、役割サービスの選択画面で「Web サーバー」-「アプリケー

ション開発機能」-「ASP .NET」をチェックしてください。

− 「サーバーマネージャー」から「役割」-「Web サーバー (IIS)」とたどり、コンテキ

ストメニューから「役割サービスの追加」を選択し、「Web サーバー」-「HTTP 基

本機能」の下にある「静的なコンテンツ」のチェックをしてください。

• Windows 7、Windows Vista の場合

− IIS インストール時に、役割サービスの選択画面で「Web サーバー」-「アプリケー

ション開発機能」-「ASP .NET」をチェックしてください。

− 「コントロールパネル」から「プログラムと機能」-「Windows の機能の有効化また

は無効化」-「インターネットインフォメーションサービス」-「World Wide Webサービス」-「HTTP 共通機能」とたどり、「静的コンテンツ」のチェックをしてく

ださい。

• Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2 の場合

− IIS インストール時に、役割サービスの選択画面で「Web サーバー」-「アプリケー

ション開発機能」-「ASP .NET」をチェックしてください。

.NET Framework の確認

マネージャーの動作環境には .NET Framework が必要です。

"2.1 マネージャーの動作環境 " に記載の .NET Framework をインストールしてください。

Windows Server 2008 R2 および Windows 7 には、.NET Framework 3.5.1 が標準でインストールされていますが、機能を有効にする必要があります。

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第 3 章 導入

マネージャーマシンのオペレーティングシステムに応じて、以下の手順で機能が有効になっていることを確認してください。

• Windows Server 2008 R2 の場合

− 「スタート」メニューから「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サーバーマ

ネージャー」を選択し、サーバーマネージャーコンソールの「機能」-「機能の追

加」-「.NET Framework 3.5.1 の機能」から「.NET Framework 3.5.1」をチェック

してください。

• Windows 7 の場合

− 「スタート」メニューから「コントロールパネル」-「プログラム」-「プログラム

と機能」-「Windows の機能の有効化または無効化」を選択し、「Microsoft .NET Framework 3.5.1」をチェックしてください。

3.2.2 インストール前の環境設定

動作環境を確認した後、iNetSec Smart Finder が使用するネットワークの設定、ファイア

ウォールの設定、および DNS サーバ/ HTTP プロキシーサーバの設定を行います。

iNetSec Smart Finder で使用するネットワークの設定

マネージャーのインストールには、以下の設定が必要です。事前に決定しておいてください。

• マネージャーの通信プロトコル(初期値 HTTPS を使用しない)

センサー、マネージャー管理画面、利用申請画面(マネージャー)、およびチャートと

の通信に使用するプロトコルに HTTPS を使用するかどうかです。

• センサーとの通信ポート(初期値 8877)マネージャーとセンサー間の通信に使用するポート番号です。センサー間での相互監視

にも、このポート番号を使用します。マネージャーの通信プロトコルに HTTPS を使用

する場合は、マネージャーとセンサー間の通信ポートに「マネージャーと画面との通信

ポート(初期値 8109)」を使用します。

• マネージャーと画面との通信ポート(初期値 8109)マネージャー管理画面、利用申請画面(マネージャー)、およびチャートとの通信に使

用するポート番号です。センサーとマネージャー間の通信に HTTPS を使用する場合、

指定したポート番号が、マネージャー管理画面、利用申請画面(マネージャー)、およ

びチャートとの通信にも使用されます。

ファイアウォールの設定

マネージャーマシンでは、通信を行うためにパーソナルファイアウォールの例外設定が必要です。マネージャーが使用するポートは以下のとおりです。

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第 3 章 導入

表 3.1 マネージャーが使用するポート一覧

*1)マネージャーインストール時に変更可能です。センサー側の設定変更も必要です。

*2)マネージャーインストール時に変更可能です。

パーソナルファイアウォールの設定によっては、マネージャーから通信する相手の通信先の

ポート番号が制限されている場合があります。必要に応じてファイアウォールの設定を変更し

てください。

表 3.2 マネージャーの通信先とポート番号

*) マネージャー管理画面のシステム設定より変更可能です。

ヒント

• マネージャーとセンサーの待受ポート一覧は、"C.2 iNetSec Smart Finder が使用する

ポート一覧 " を参照してください。

DNS サーバの設定

マネージャーでは、設定された IP アドレスや、検出された機器の IP アドレスに対して、ホスト名を逆引きします。マネージャーマシンには、DNS サーバ情報または HOSTS ファイル定義による名前解決方法を設定してください。これらが正しく設定されない場合、iNetSec Smart Finder が正常に動作しない、または処理性能に影響が出る場合があります。また、機器の IP アドレスが、マネージャーマシンでホスト名の逆引きできないネットワーク環境の場合、"4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ " で「機器のホスト名の逆引き」を「しない」にしてください。

HTTP プロキシーサーバの設定

プロキシ自動構成(PAC)でプロキシ設定をする場合は、PAC ファイルを公開しているサーバを遮断除外サーバに設定してください。遮断除外サーバの詳細は "4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

待受ポート(初期値)プロトコル

通信元 備考

8877(*1) TCP センサー センサーとマネージャー間の通信で使用します。

8109(*2) HTTPまたはHTTPS

センサー、マネージャー管理画面、利用申請画面(マネージャー)、 またはチャートを表示するコンピュータ

各画面とマネージャー間の通信で使用します。また、センサーとマネージャー間の通信に HTTPS を使

用する場合、センサーとマネージャー間の通信でも使用します。

通信先通信先ポート番号

(初期値)プロトコル 備考

センサー 80 HTTP センサー保守情報を、IP アドレスを指定して

取得する場合に使用します。

SMTP サーバ 25 (*) SMTP メール通知を有効にした場合に使用します。

SNMP マネージャー 162 UDP SNMP トラップ通知を有効にした場合に使用

します。

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第 3 章 導入

3.2.3 インストール

マネージャーのインストール方法について説明します。

ヒント

• iNetSec Smart Finder V1.0 から移行する場合は、"10.1 iNetSec Smart Finder V1.0 からの

移行 " を参照してください。

• iNetSec Patrol Cube から移行する場合は、"10.2 iNetSec Patrol Cube からの移行 "を参照

してください。

注意

• マネージャーのインストールには Windows の管理者権限が必要であるため、管理者とし

て実行してください。

• 以下のフォルダーには、マネージャーをインストールできません。

− ネットワーク共有フォルダー

− 圧縮フォルダー

− 暗号化フォルダー

− NTFS 以外のファイルシステムのフォルダー

• マネージャーは、上書きインストールできません。すでにマネージャーがインストール

されている場合は、いったんアンインストールした後、インストールしてください。

• マネージャーのインストーラの「通信設定」で「HTTPS」を選択した場合は、インス

トール時に自己署名した証明書がインポートされます。この証明書は、正式な証明書ではないため、お客様の環境に合わせて正式な証明書を入手し、インポートしてください。以下に、Windows Server 2003 の例で、証明書をインポートする方法を説明します。

1. [スタート]メニューから[ 管理ツール]- [ インターネットインフォメーション サービス(IIS)マネージャ]で IIS マネージャを起動します。

2. [インターネット インフォメーション サービス]-[<コンピュータ名>]-

[Web サイト]-[sysadmin]を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

3. [ディレクトリセキュリティ]タブの「セキュリティ保護された通信」グループの

「サーバー証明書」を選択します。

[Web サーバー証明書ウィザードの開始]が起動されます。

以降は、画面の指示に従ってウィザードを進めてください。

[操作]

1. 製品付属のインストール用 DVD を DVD ドライブに挿入します。

注意

• リモートデスクトップ使用時に、ローカルの DVD ドライブを UNC パスでリモー

トアクセスする方法でマネージャーのインストールはできません。

2. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下を実行します。

D:¥setup.exe

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第 3 章 導入

セットアップ画面が表示されます。

3. [次へ]ボタンをクリックします。

SQL サーバのインストール確認画面が表示されます。

4. [次へ]ボタンをクリックします。

インストール設定の確認画面が表示されます。

5. マネージャーマシンで日本語以外の言語を使用する場合、または、マネージャーとセン

サー間で暗号化通信を行う場合は、[詳細]ボタンをクリックします。それ以外の場合

は、[次ヘ]ボタンをクリックします。

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第 3 章 導入

[詳細]ボタンをクリックすると、言語の選択画面が表示されます。

[次ヘ]ボタンをクリックすると、インストール先フォルダー選択画面が表示される

ので、手順 7 へ進みます。

6. 言語の選択画面で使用する言語を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

インストール先フォルダー選択画面が表示されます。

7. マネージャーのインストール先を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。

[参照]ボタンをクリックし、表示されたフォルダー選択画面から設定することもでき

ます。

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第 3 章 導入

マネージャーとセンサー間の通信の設定画面が表示されます。なお、インストール設

定の確認画面で[次へ]ボタンをクリックした場合は、通信の設定画面が表示される

ので、手順 8 へ進みます。

8. マネージャーとセンサー間の通信に関する以下の設定を行い[次へ]ボタンをクリック

します。

− マネージャーとセンサー間で使用するポート番号

− マネージャーとセンサー間で暗号化通信を行うかどうか

− 暗号化通信で使用するポート番号を指定します。

通信の設定画面が表示されます。

9. 通信に関する以下の設定を行い[次へ]ボタンをクリックします。

− マネージャー管理画面および利用申請画面(マネージャー)で使用するプロトコル

− マネージャー管理画面および利用申請画面(マネージャー)で使用するポート番号

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第 3 章 導入

− マネージャーとセンサー間で使用するポート番号

なお、「マネージャーとセンサー間で使用するポート番号」をマネージャーとセンサー

間の通信の設定画面で設定済みの場合は、この項目は、表示されません。

ヒント

• マネージャー管理画面で使用するプロトコルやポート番号は、インストール後に変

更することもできます。プロトコル変更は、"B.2 画面用通信プロトコルの変更 " を参照してください。ポート番号の変更は、"B.1 画面用ポート番号の変更 " を参照し

てください。

マネージャーのインストールの準備完了画面が表示されます。

10.[インストール]ボタンをクリックします。

インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。

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第 3 章 導入

11.[完了]ボタンをクリックして、インストールウィザードを終了します。

3.2.4 インストール後の確認

マネージャーが正しくインストールされていることを確認するため、"4.1 マネージャーへのロ

グイン " を参照し、マネージャー管理画面にログインしてください。

マネージャー管理画面にログイン後、以下の操作を行ってください。

• admin ユーザーのパスワード変更

パスワードは、マネージャー管理画面のシステム設定画面で変更します。システム設定

画面については、"4.7 マネージャーのシステム設定 " を参照してください。

• メールサーバの情報および通知先のメールアドレスの設定

センサー異常などのイベント情報をメールで通知するために、メールサーバの情報およ

び通知先のメールアドレスを設定します。メールサーバおよび通知先メールアドレスの

設定は、マネージャー管理画面のシステム設定画面を使用します。

システム設定画面については、"4.7 マネージャーのシステム設定 " を参照してくださ

い。

• SQL サーバのセキュリティ更新プログラムの適用

製品インストール直後の状態では、SQL サーバ のセキュリティ更新プログラムが 新

ではないため、製品インストール後に Microsoft Update を実施し、SQL サーバ の 新

のセキュリティ更新プログラムを適用してください。

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第 3 章 導入

3.3 ユーザーの登録

センサーが設置されたネットワークセグメントのアクセスをユーザーごとに制限する場合は、

「admin」以外のユーザーを登録します。ユーザーの登録については、"4.4.2 ユーザーの追加と

更新 " を参照してください。

また、セグメントごとにユーザーのアクセスを制限するには、セグメントグループの作成が必

要です。詳細は、"3.5 セグメントグループの作成と割り当て " を参照してください。

なお、iNetSec Smart Finder のユーザーには、「ロール」というユーザー種別を設定する必要が

あります。

以下に、ロールの種別と使用できる機能について説明します。

表 3.3 ロールの種別と使用できる機能

ロール 使用できる機能

システム管理者 すべてのセグメントグループについて、以下の操作が行えます。

• 接続機器の管理

• センサーの管理

• ユーザーの管理

• セグメントグループの管理

• イベント情報の参照

• システム設定

初期状態では「admin」のみが登録されています。このロールは「admin」を含め、50アカウントまで設定できます。

グループ管理者 特定のセグメントグループについて、以下の操作が行えます。

• 接続機器の管理

• センサーの管理

• イベント情報の参照

• システム設定

1 つのセグメントグループに、グループ管理者と閲覧者を合わせて 10 アカウントまで設定できます。

閲覧者 特定のセグメントグループについて、以下を参照できます。機器の登録や承認処理などの設定はできません。ただし、ログインしたユーザーのユーザー情報の設定は可能です。

• 接続機器の管理

• センサーの管理

• イベント情報の参照

• システム設定

1 つのセグメントグループに、グループ管理者と閲覧者を合わせて 10 アカウントまで設

定できます。

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第 3 章 導入

3.4 センサーの導入・設置

センサーの設置には、以下の 3 つの形態があります。1 台のセンサーが監視するネットワーク

セグメントに応じて、センサーを設置してください。

• 単一セグメントサポート(標準)

1 台のセンサーで 1 つのネットワークセグメントを監視・遮断する形態です。

• 複数セグメントサポート

1 台のセンサーで 大 3 つのネットワークセグメントを監視・遮断する形態です。ご使

用にあたっては、別途セグメント数に応じたライセンスの購入が必要です。

• tagVLAN サポート

1 台のセンサーで 大 16 個の VLAN を監視・遮断する形態です。ご使用にあたっては、

別途セグメント数に応じたライセンスの購入が必要です。

センサーは、上記の形態に応じた基本設定が必要です。また、以下の拡張機能を利用する場合

は、「拡張機能あり」の基本設定が必要です。詳細は、"3.4.2 センサーの基本設定 " を参照して

ください。

• センサー設置環境で DNS によるホスト名解決を行う

• マネージャーをホスト名で指定する

• マネージャーとの接続を https(暗号化通信)で行う(プロキシーの使用を含む)

注意

• 1 つのネットワークセグメントに複数台のセンサーを設置しないでください。

• 以下のセンサーを使用する場合は、事前にセンサーを初期化するか、センサーのデータ

を消去する必要があります。

− センサー管理画面の「センサー一覧」から削除したセンサー

− 異なるマネージャーに接続していたセンサー

詳細は、"5.4 センサーの初期化 " または "5.7 センサーのデータ消去 " を参照してくださ

い。

• iNetSec Smart Finder では、1 つの VLAN ID に複数のセグメントが設定されている環境

(1つの VLAN をセカンダリ IP で区切っている環境)の管理はできません。この場合

は、スイッチ側で、セグメントごとに VLAN ID を設定します。その後、tagVLAN サ

ポートの基本設定画面で、LAN2 ポートに、スイッチ側で設定した VLAN ID をセグメン

トごとに指定してください。tagVLAN サポートの基本設定画面については、"5.5.3 tagVLAN サポートの場合 " を参照してください。

センサーの導入・設置は、以下の順に行います。

1. センサーへのログイン

2. センサーの基本設定

3. センサーの設置

4. センサー設置後の動作確認

それぞれの操作について、説明します。

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第 3 章 導入

3.4.1 センサーへのログイン

センサーの基本設定を行うには、以下の手順で、センサーへログインします。

[操作]

1. センサーの基本設定を行うコンピュータ(以降、設定用 PC と表記しています)を準備

します。設定用 PC には、Web ブラウザが必要です。詳細は、"2.3.3 センサーの設定を

行うコンピュータ " を参照してください。

2. 設定用 PC の IP アドレスを設定し、センサーとネットワーク接続できるようにします。

3. 設定用 PC とセンサーをネットワークに接続します。

a. センサーの LAN0 ポートに設定用 PC を接続します。接続方法は、ストレートケー

ブル、クロスケーブル、または HUB 経由のいずれの方法でも構いません。

b. センサーの電源を投入します。センサーの基本設定がされていない状態で、セン

サーの電源を投入した場合は、センサー起動完了後に、SENSOR ランプが消灯状態

のまま POWER ランプ がグリーン点灯となります。

4. 設定用 PC の Web ブラウザから以下の URL にアクセスします。

すでに基本設定を行ったセンサーにログインするには、センサーにネットワーク接続で

きるコンピュータの Web ブラウザから、以下の URL にアクセスします。

http://< センサー IP アドレス >:81/

以下のセンサーログイン画面が表示されます。

設定用 PC の IP アドレス

例: 192.168.0.254センサーと同じネットワークの IP アドレスを設定します。

センサーの IP アドレスのデフォルトは、 192.168.0.253 に設定されています。

設定用 PC のサブネットマスク 255.255.255.0

http://192.168.0.253:81/

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第 3 章 導入

5. 管理者 ID「admin」、パスワード「sysadmin」を入力し、[ログイン]ボタンをクリック

します。

注意

• マネージャーとすでに通信している場合、マネージャーで設定した「admin」のログ

インパスワードを使用します。パスワードの変更方法については、"4.7.2 システム

設定画面[ユーザー固有設定]タブ " を参照してください。

センサーへのログインが完了すると、センサーの基本設定画面が表示されます。

3.4.2 センサーの基本設定

ご購入直後の初期状態では、単一セグメントサポート用の基本設定画面が表示されます。

ただし、センサーの設置形態や拡張機能の使用有無によって、設定する基本設定画面が異なり

ます。以下の手順で該当する基本設定画面を表示し、各項目に設定値を入力してください。

なお、基本設定画面については、"5.5 センサーの基本設定画面 " を参照してください。

[操作]

1. センサーの設置形態によって、単一セグメントサポートの基本設定画面で以下の操作を

行い、該当する基本設定画面を表示します。

− 複数セグメントサポートの場合

[3 ポート LAN 構成に変更する]のリンクをクリックします。

− tagVLAN サポートの場合

[tagVLAN 構成に変更する]のリンクをクリックします。

選択した設置形態に対応する基本設定画面が表示されます。

2. 拡張機能を使用する場合は、[拡張機能(DNS,https, プロキシー)を使用する場合は、

こちらの画面から設定してください]のリンクをクリックします。

拡張機能を使用するための基本設定画面が表示されます。

注意

• それぞれの設定画面に移動する際に、ライセンス警告のポップアップ画面が表示さ

れます。 必要なライセンスを購入済みの場合は、[OK]ボタンをクリックしてください。

3. ネットワーク情報を設定し、[適用]ボタンをクリックします。

設定反映中画面が表示されます。入力した内容にエラーがある場合は、メッセージ領

域にエラーが表示されます。設定内容を見直し、再度、[適用]ボタンをクリックし

てください。

ヒント

• ネットワーク構成にデフォルトゲートウェイが存在しない環境の場合は、ゲート

ウェイ IP アドレスに同一セグメント内の IP アドレス(例えばマネージャーマシン

の IP アドレスなど)を設定します。

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第 3 章 導入

4. センサーの基本情報の設定が完了したら、センサーのネットワークケーブルを抜き、セ

ンサーを停止します。センサーの停止方法については、"5.3 センサーの停止 " を参照し

てください。

注意

• センサー基本設定画面の設定の適用が完了するまで、センサーを停止しないでくだ

さい。 センサーの稼働状態は、LED ランプの点灯状態で確認できます。LED ランプの点灯

状態については、"5.1 センサー各部の名称 " を参照してください。

ヒント

• センサー基本設定画面でセンサーの IP アドレスを誤って設定し、センサーに接続で

きなくなった場合は、センサーを初期化してください。その後で、再度センサーの基本設定を行います。センサーを初期化する方法については、"5.4 センサーの初期

化 " を参照してください。

3.4.3 センサーの設置

基本設定が完了したら、センサーを監視・遮断したいネットワークに設置します。

[操作]

1. 基本情報の設定が完了したセンサーをネットワークにつなぎます。

単一セグメントサポートの場合は、センサーのポートは「LAN0」を使用します。

複数セグメントサポートの場合は、センサーの LAN0、LAN1、LAN2 の各ポートにそれ

ぞれのネットワークを接続します。

tagVLAN サポートの場合は、スイッチのトランクポートにセンサーの LAN2 を接続しま

す。

2. 電源ボタンを押して、センサーを起動します。

ヒント

• センサー起動直後は、センサー前面の SENSOR ランプが、消灯しています。ネット

ワークに接続し、マネージャーとの通信が始まると、グリーン点灯に変わります。

3.4.4 センサー設置後の動作確認

センサーが問題なく動作し、マネージャーと通信できているかをセンサー管理画面で確認しま

す。センサー管理画面の詳細は、"4.3 センサーの管理 " を参照してください。

[操作]

1. センサーの SENSOR ランプが緑色点灯していることを確認します。

2. マネージャーにネットワーク接続できるコンピュータの Web ブラウザからマネー

ジャーにログインします。

マネージャー管理画面が表示されます。

3. [センサー]メニューを選択して、センサー管理画面を表示します。

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第 3 章 導入

設置したセンサーの情報が「センサー一覧」に表示されます。

4. 設置したセンサーの情報が表示され、稼働状況が「正常」となっていることを確認しま

す。

5. [セグメント一覧]タブを選択して、セグメント一覧を表示します。

設定したセグメントの情報が「セグメント一覧」に表示されます。

6. 新規登録されたセグメントが「セグメント一覧」に表示され、以下の状態になっている

ことを確認します。

動作モード:「監視」

イベント通知:「しない」

セグメントグループ名:「デフォルト」

注意

• 設置したセンサーの情報がセンサー管理画面に表示されるには、センサー設置後 10 分程

度かかります。

• センサー前面の SENSOR ランプがアンバー点灯のままで、設置したセンサーの情報が、

センサー管理画面に表示されていない場合は、マネージャーとセンサーが通信できない状態です。マネージャーとセンサー間のネットワーク状態を確認してください。ネットワーク状態に問題がない場合は、センサーを再起動してください。センサーの再起動については、"5.1 センサー各部の名称 " を参照してください。

3.5 セグメントグループの作成と割り当てiNetSec Smart Finder では、複数のセグメントをグループ化してセグメントグループを作成し、

作成したセグメントグループごとに、アクセス制御を行うことができます。アクセス制御を行

うには、以下の順に設定が必要です。

1. セグメントグループの登録

セグメントグループを作成します。インストールした直後は、「デフォルト」というセ

グメントグループが作成されています。

セグメントグループの作成は、セグメントグループ登録画面で行います。セグメントグ

ループの作成については、"4.5.2 セグメントグループの追加と変更 " を参照してくださ

い。

2. セグメントの割り当て

作成したセグメントグループに、セグメントを割り当てます。1 つのセグメントを複数

のセグメントグループに割り当てることはできません。セグメントグループが割り当て

られていないセグメントは、「デフォルト」セグメントグループに属します。セグメン

トの割り当ては、セグメントグループ登録画面またはセグメントグループ詳細画面で行

います。詳細は、"4.5 セグメントグループの管理 " を参照してください。

3. ユーザーに割り当てるセグメントグループの設定

登録したユーザーにセグメントグループを割り当てます。セグメントグループの割り当

ては、ユーザー登録画面またはユーザー詳細画面で行います。詳細は、"4.4 ユーザーの

管理 " を参照してください。

ヒント

• iNetSec Patrol Cube のセンサーが管理するセグメントは、「デフォルト」以外のセグメ

ントグループには所属できません。

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第 3 章 導入

• ネットワークへの接続が許可されていない機器を遮断する場合、「許可」など機器の承

認ステータスは、セグメントグループ単位で設定できます。

• センサーの相互監視は、セグメントグループ内のセンサー間で行われます。

3.6 ホワイトリストの作成

「ホワイトリスト」とは、機器管理画面の承認ステータスが「許可」となっている機器の一覧

です。承認ステータスが「未承認(検出)」の機器を、「許可」または「拒否」に設定して、承

認ステータスを確定することでホワイトリストを作成します。

マネージャーの導入が完了し、各ネットワークセグメントにセンサーが設置できたら、運用に

入る前にホワイトリストを作成します。ホワイトリストは、セグメントグループ単位で作成で

きます。

ホワイトリストを作成するには、以下の方法があります。

• 一定期間接続される機器の情報をセンサーで収集した後、その間に接続された機器を管

理者が「許可」「拒否」を判断する方法

• あらかじめ、機器情報の承認ステータスを「許可」と設定し、その機器情報をインポー

トする方法

注意

• セグメントグループを作成して運用する場合は、セグメントグループの作成・設定を

行った後にホワイトリストを作成してください。

以下に、それぞれのホワイトリスト作成手順を説明します。

3.6.1 接続機器の情報収集による作成

機器管理画面で一定期間接続された機器情報に対して、承認ステータスを設定し、ホワイトリ

ストを作成できます。機器の承認ステータスは、セグメントグループ単位に設定できます。

セグメントグループにグループ管理者のロールが設定されたユーザーが割り当てられている場

合、そのグループ管理者がセグメントグループでの機器に対する承認ステータスを設定できま

す。

ヒント

• iNetSec Patrol Cube のセンサーが管理するセグメントは、「デフォルト」セグメントグ

ループに属します。

[操作]

1. 各ネットワークセグメントにセンサーを設置します。

センサーが各ネットワークセグメントに接続された機器を検出し、マネージャーに通知

します。一定期間、接続された機器の情報がマネージャーに収集されるのを待ちます。

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第 3 章 導入

ヒント

• センサーは毎日 12:00 にセグメント内の全 IP アドレスに対して 1 秒間隔で ARP request を送信することで、自ら ARP を送信しないプリンターや Web カメラな

どの機器も検出します。ただし、この機能はセンサー設置セグメントのネットマスクが 16 ビット(255.255.0.0)以上の場合のみ有効になります。

2. 機器管理画面で、収集した機器の情報を確認します。

機器管理画面の表示方法については、"4.2 接続機器の管理 " を参照してください。セン

サーで収集した機器は、ネットワークへの接続を許可するかどうかを表す以下の「承認

ステータス」を持っています。

− 未承認(検出)

システム管理者またはグループ管理者による承認が行われていない状態を示します。

センサーが新規に機器を検出した場合は、この状態になります。

− 許可

システム管理者またはグループ管理者が「ネットワークへの接続が許可された機器」

であると判断した状態を示します。

− 拒否

システム管理者またはグループ管理者が「ネットワークへの接続が許可されていな

い機器」であると判断した状態を示します。

ヒント

• どの機器種別の承認ステータスを種別判定時に「許可」とするかは、システム設定

画面の「新規接続機器の自動許可」で指定できます。システム設定画面については、"4.7 マネージャーのシステム設定 " を参照してください。デフォルトでは、「プリン

ター」、「ネットワークスキャナ」 、「IP 電話 」、「情報 Kiosk 端末」の機器種別は、

「許可」とする設定になります。 ただし、以下の機器は例外機器として、設定によらず自動で「許可」となります。

− マネージャー

− センサーに設定したゲートウェイ

− 外部利用申請サーバ

− 検疫サーバ

− 治癒サーバ

− 遮断除外サーバ

• 購入時の初期設定では、収集した機器の承認ステータスは、判定された機器種別に

よって、以下の状態になります。

機器種別 承認ステータス

「Mac」、「Linux/UNIX」、「ルータ / スイッチ」、「NAS」、「携帯端末」、

「他のネットワーク機器」、「不明」

未承認(検出)

「プリンター」、「ネットワークスキャナ」、「IP 電話」、「情報 Kiosk 端末」 許可

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第 3 章 導入

注意

• ホワイトリスト作成時には、スイッチ、ルータ、無線アクセスポイント、認証ス

イッチなどの機器の承認ステータスを「許可」にしてください。「許可」以外の状態で、センサーを遮断モードに変更すると、以下の問題が発生する場合があります。

− 機器保守時にその機器への接続(telnet など)が遮断される

− 運用管理システム導入時にその機器の監視がエラーとなる

− 認証ネットワークで、認証スイッチのリダイレクト処理が誤動作する

3. 承認ステータスが「未承認(検出)」となっている機器に対して、承認ステータスを

「許可」(接続が許可された機器)または「拒否」(接続が許可されていない機器)に変

更します。

各ネットワークセグメントに設置されたセンサーは、承認ステータスを変更すること

で、各機器のネットワーク接続を以下のように制御します。

許可 対象の機器がセグメントグループに属するネットワークに接続することを許可します。

拒否 その機器がセグメントグループに属するネットワークに接続することを拒否し、遮断します。

承認ステータスを変更する方法については、"4.2 接続機器の管理 " を参照してくださ

い。

ここで設定したホワイトリストの情報は、CSV ファイルにエクスポートすることができ

ます。エクスポートした CSV ファイルをメンテナンスし、インポートすることで機器

管理画面の機器情報に反映することもできます。エクスポートとインポートについては

"4.2.5 機器情報のファイル入力(インポート)"、"4.2.6 機器情報のファイル出力(エ

クスポート)" を参照してください。

3.6.2 機器情報のインポートによる作成

すでに接続が許可された機器を把握している場合は、機器情報が記載された「機器情報ファイ

ル」の「承認ステータス」を設定し、設定した機器情報ファイルをマネージャーにインポート

することもできます。機器情報ファイルの形式については、"A.1 機器情報ファイルの形式 " を参照してください。

また、機器情報をインポートする方法については、"4.2.5 機器情報のファイル入力(インポー

ト)" を参照してください。機器を「許可」するセグメントグループを指定した機器情報をイ

ンポートすることで、特定のセグメントグループのホワイトリストを作成できます。

承認ステータス センサーの動作

32

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第 3 章 導入

3.7 iNetSec Inspection Center 連携運用の設

iNetSec Inspection Center 連携運用の設定は、以下の順に行います。

1. iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化

2. 検疫サーバの設定

3. 治癒サーバの設定

4. 検疫除外機器の設定

5. 検疫対象セグメントの設定

以下に、それぞれの設定について説明します。

iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化

iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にします。

iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化については、"11.13 iNetSec Inspection Center連携機能有効化コマンド(pq_collaborate_ic.exe)" を参照してください。

注意

• iNetSec Inspection Center 連携機能が無効な場合は、マネージャー管理画面に

iNetSec Inspection Center 連携運用に関する設定項目が表示されません。

• iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にした場合、センサー故障などでセンサー

を交換する際、「センサーの自動引き継ぎ」はできません。詳細は "9.1.4 センサーの

交換 " を参照してください。

検疫サーバの設定

システム設定画面で、対象となるセグメントグループで使用するすべての検疫サーバを登録します。詳細は、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してください。

治癒サーバの設定

システム設定画面で、対象となるセグメントグループで使用するすべての治癒サーバを登録します。未検疫状態の機器でも治癒サーバへはネットワーク接続できます。詳細は、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してください。

検疫除外機器の設定

検疫を除外する機器を事前に登録するには、センサーを一定期間「監視モード」で運用し、収集した機器情報の中から検疫を除外する機器を選択します。検疫除外機器の登録については、"4.2.3 選択した機器の操作 " を参照してください。

検疫対象セグメントの設定

検疫対象セグメントを設定します。

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第 3 章 導入

[操作]

1. セグメント詳細画面で、対象とするセグメントで使用する検疫サーバを指定します。

ただし、システム設定画面の「システム設定登録済検疫サーバリスト」に登録されてい

るセグメントグループの検疫サーバをすべて使用する場合は、ここで検疫サーバを指定

する必要はありません。

詳細は、"4.3.3.3 セグメント情報の更新 " を参照してください。

2. セグメントグループ管理画面の「センサー一覧」で、検疫対象セグメントの検疫モード

を「検疫する」に指定します。詳細は、"4.3.3.3 セグメント情報の更新 " を参照してく

ださい。

3. セグメントグループ管理画面の「センサー一覧」で、「センサー情報」の適用状況が

「反映済」と表示されるのを確認します。「検疫する」設定を行ったセンサーのセグメン

トが、検疫の対象となります。

3.8 資産管理ソフトウェア連携の設定

資産管理ソフトウェア連携の設定は、以下の順に行います。連携する各製品の注意事項につい

ては、 " 第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携 " を参照してください。

1. 資産管理ソフトウェア連携機能の有効化

マネージャーで、資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンドを実行します。資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンドの詳細は、"11.14 資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンド(pq_collaborate.exe)" を参照してください。

2. 資産管理ソフトウェア導入判定の設定

システム設定画面で、資産管理ソフトウェア連携を行うセグメントグループに対して、資産管理エージェント導入判定を設定します。"4.7.3 システム設定画面[セグメントグループ固有設定]タブ " の「資産管理ソフトウェアの自動許可」で判定する資産管理ソフトウェアを選択してください。

3. 資産管理ソフトウェアへのエクスポート設定

マネージャーから資産管理ソフトウェアに機器の情報をインポートする場合は、機器情報エクスポートコマンドでエクスポートし、資産管理ソフトウェアにインポートします。詳細は、"11.15 資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンド (pq_export_itam.exe)" を参照してください。

4. 資産管理エージェント導入徹底の設定

センサーの動作モードを「遮断モード」にする場合は、クライアント通知画面を利用して、資産管理エージェントの導入を促すメッセージを表示したり、ダウンロードのリンク先を通知できます。クライアント通知画面の設定については、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

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第 3 章 導入

5. 資産管理エージェント導入不可機器の許可設定

資産管理ソフトウェアが管理するネットワーク内の機器で、NAS など資産管理エージェントを導入できない機器は、マネージャー管理画面から該当機器を「許可」に設定してください。詳細は、"4.2.4 機器の情報更新と事前登録 " を参照してください。

注意

• センサーの動作モードを「遮断モード」に切り替える前に、ネットワークへの接続

を許可する以下の機器の承認ステータスが「許可」になっていることを確認してください。

− 資産管理エージェント導入済み機器

− 資産管理エージェントが導入できない機器

3.9 センサーを遮断モードに変更

不正接続防止機能を使用する場合は、ホワイトリストの作成後、各センサーの動作モードを

「監視モード」から「遮断モード」に変更します。

センサーの動作モードを変更する方法については、"4.3.3.2 セグメント動作モードの変更 " を参照してください。なお、センサーには、以下の動作モードがあります。

• 監視モード

ネットワークに接続されている機器を検知し、その機器情報を収集するモードです。

• 遮断モード

承認(「許可」)されていない機器を、ネットワークから遮断するためのモードです。遮

断モードには、以下があります。

− 申請後解除

ネットワーク利用者が遮断された機器から利用申請することでネットワークに接続

できます。

− 承認後解除

ネットワーク利用者が利用申請した後、システム管理者が承認(「許可」)すること

で、ネットワークに接続できます。

センサーが「遮断モード」に設定されると、ネットワークセグメントに新規に接続された機器

を検出すると、ネットワークから遮断します。遮断された機器をネットワークに接続する場合

は、その機器の利用申請が必要です。利用申請については、"4.8 接続遮断時の利用申請(ネッ

トワーク利用者)" を参照してください。

システム管理者またはグループ管理者は、利用申請のあった機器の承認ステータスを「許可」

または「拒否」に振り分けることで、ネットワークのセキュリティを維持します。

注意

• セグメントグループを作成して運用する場合は、セグメントグループの作成・設定を

行った後にホワイトリストを作成してください。

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第 3 章 導入

ヒント

• 新規検出した機器で、以下のいずれかの条件を満たす場合は、利用申請を行う必要はあ

りません。自動許可されます。

− 「新規接続機器の自動許可」または「資産管理ソフトウェアの自動許可」で設定した

条件を満たした機器の場合 詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

− 「役割」を持つ機器の場合

詳細は、" 表 4.4 機器詳細画面 / 機器登録画面の項目 " を参照してください。

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第 4 章 運用

マネージャーおよびセンサー導入後の運用方法について説明します。

4.1 マネージャーへのログイン ....................................................................................... 384.2 接続機器の管理 ......................................................................................................... 424.3 センサーの管理 ......................................................................................................... 564.4 ユーザーの管理 ......................................................................................................... 674.5 セグメントグループの管理 ....................................................................................... 724.6 イベント情報の参照.................................................................................................. 764.7 マネージャーのシステム設定 ................................................................................... 794.8 接続遮断時の利用申請(ネットワーク利用者)...................................................... 1034.9 利用申請画面のカスタマイズ ................................................................................. 1094.10 運用時の注意事項 ................................................................................................... 113

第 4 章 運用

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第 4 章 運用

4.1 マネージャーへのログイン

iNetSec Smart Finder のシステム運用は、マネージャー管理画面で行います。マネージャー管

理画面は、マネージャーにネットワーク接続できるコンピュータの Web ブラウザからマネー

ジャーへログインすると、表示されます。

4.1.1 ログイン

ログイン画面を表示するには、Web ブラウザから以下の URL を指定します。

画面の通信プロトコルが HTTP の場合:

http://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/Login.aspx

画面の通信プロトコルが HTTPS の場合:

https://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/Login.aspx

ヒント

• ポート番号には、マネージャーのインストール時に指定したポート番号(デフォルト は8109)を指定します。

• マネージャーをインストールした直後は、「admin」というユーザーに「sysadmin」と

いうパスワードが設定されています。

マネージャーのログイン画面が表示されたら、ユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン]

ボタンをクリックします。

ログインが完了すると、マネージャー管理画面が表示されます。

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第 4 章 運用

注意

• 複数のコンピュータから同時にマネージャーにログインして各管理画面を操作すること

ができます。ただし、複数のコンピュータから同じ設定項目を変更した場合は、後から変更した内容が有効になります。

• ログインしてから、30 分以上、操作をしなかった場合、セッションタイムアウトになり

ます。

• マネージャーマシンのオペレーティングシステムが Windows 7 Home Premium の場合

は、複数のコンピュータから同時にログインした際にマネージャー管理画面にアクセスできないことがあります。

• マネージャー管理画面を複数起動する場合は、Web ブラウザを新たに起動してくださ

い。同一ブラウザから複数のマネージャー管理画面を表示すると、正しく動作しない場合があります。

4.1.2 マネージャー管理画面

マネージャーへのログインが完了すると、マネージャー管理画面が表示されます。

ここでは、マネージャー管理画面の構成について説明します。

(1)(3)

(2)

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第 4 章 運用

表 4.1 マネージャー管理画面の項目

注意

• Web ブラウザの設定で、必ず JavaScript を有効にしてください。

• Web ブラウザの[戻る]ボタンおよび[進む]ボタンは使用しないでください。

番号

画面項目 説明

(1) メニュー 以下のいずれかのメニューを選択することで、対応する画面がメイン表示部に表示されます。

• [機器]メニュー

メイン表示部には、機器管理画面が表示されます。

• [センサー]メニュー

メイン表示部には、センサー管理画面が表示されます。

• [ユーザー]メニュー

メイン表示部には、ユーザー管理画面が表示されます。

• [セグメントグループ]メニュー

メイン表示部には、セグメントグループ管理画面が表示されます。

• [イベント]メニュー

メイン表示部には、イベント参照画面が表示されます。

• [システム]メニュー

メイン表示部には、システム設定画面が表示されます。

(2) メイン表示部

(3) 本ユーザーズガイドが新規ウィンドウで表示されます。メイン表示部に表示中の画面について記載されているページが表示されます。

ログアウト 表示中の管理画面がログイン画面に切り替わります。

ユーザー名 マネージャー管理画面にログインしたユーザー名が表示されます。上記の画面例では、「admin」が表示されています。

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第 4 章 運用

4.1.3 ログアウト

マネージャーからログアウトするには、マネージャー管理画面でログアウトボタンをクリック

します。ログアウトが完了すると、ログイン画面に切り替わります。

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第 4 章 運用

4.2 接続機器の管理

各セグメントに接続される機器を管理するには、機器管理画面を使用します。

機器管理画面は、マネージャー管理画面にログインすると、 初に表示されます。また、マ

ネージャー管理画面で[機器]メニューを選択すると表示されます。

機器管理画面では、「機器一覧」に表示される機器を絞り込んだり、表示順をソートして、機

器情報を表示することができます。また、機器の承認ステータスを変更したり、機器情報を更

新することができます。

4.2.1 機器管理画面

以下に、機器管理画面の項目について説明します。

表 4.2 機器管理画面の項目

画面項目 説明

状態タブ 以下のタブを選択することで、対応する承認ステータスの機器の情報が表示されます。

• [未承認]タブ

承認ステータスが「未承認(検出)」および「未承認(申請中)」の機器情報が「機器一覧」に表示されます。

• [許可]タブ

承認ステータスが「許可」、「許可[期間内]」、「許可[期間外]」、「許可(検疫除外)(*)」の機器情報が「機器一覧」に表示されます。

• [拒否]タブ

承認ステータスが「拒否」の機器情報が「機器一覧」に表示されます。

• [長期未接続]タブ

長期間接続されていない機器情報が「機器一覧」に表示されます。長期間未接続の判定については、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してくだ

さい。

• [すべて]タブ

マネージャーが保持している機器情報が「機器一覧」に表示されます。

[未承認]タブ [許可]タブ [拒否]タブ [長期未接続]タブ [すべて]タブ

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第 4 章 運用

*) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

絞込み検索 状態タブで絞り込んだ機器の一覧を、さらに絞り込むため、以下の条件を設定できます。詳細は、"4.2.2.1 機器情報の絞り込み " を参照してください。

• 承認ステータス

• セグメントグループ

• 検知セグメント

• MAC アドレス

• 機器備考

• センサー名

• NetBIOS 名

• IP アドレス / ホスト名

• 有効期間付き機器を含む

「絞り込み検索」のタイトルバーをクリックすることで、絞り込み検索に関する設定項目を展開して表示したり、折りたたんで非表示にできます。タイトルバーの

右端には、 または が表示されます。

[絞込み検索] ボタン

絞り込んだ結果が「機器一覧」に表示されます。

機器一覧 大で 100 件まで一覧表示されます。表示項目については、"4.2.2 機器情報の表示 " を参照してください。

登録数 重複する MAC アドレスの機器をすべて含んだ機器数です。「X / Y」の形式で表示されます。X は絞り込み検索後の機器数、Y はすべての機器数です。

機器数 重複する MAC アドレスの機器を除外した機器数です。「X / Y」の形式で表示されます。X は絞り込み検索後の機器数、Y はすべての機器数です。

機器登録画面が表示されます。"4.2.4 機器の情報更新と事前登録 " を参照してく

ださい。

エクスポート画面が表示されます。エクスポート画面では、「機器一覧」に表示されている情報を CSV ファイルに出力できます。詳細は、"4.2.6 機器情報のファイ

ル出力(エクスポート)" を参照してください。

インポート画面が表示されます。機器情報を CSV ファイルから入力できます。

詳細は、"4.2.5 機器情報のファイル入力(インポート)" を参照してください。

表示列選択画面が表示されます。表示列選択画面では、「機器一覧」に表示する項目を選択できます。詳細は、"4.2.2.3「機器一覧」の表示項目選択 " を参照してください。

「機器一覧」に表示される時刻情報について、現地時間で表示するか表示用タイムゾーンで表示するかを切り替えます。

更新時間 画面の 終更新日時が表示されます。

新の情報に画面が更新されます。

[許可(検疫除外)](*) 選択した機器の承認ステータスを「許可(検疫除外)」にします。

承認ステータスの変更については、"4.2.3 選択した機器の操作 " を参照し

てください。[許可]ボタン 選択した機器の承認ステータスを「許可」にしま

す。

[拒否]ボタン 選択した機器の承認ステータスを「拒否」にします。

[削除]ボタン 選択した機器の機器情報を削除します。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

4.2.2 機器情報の表示

機器管理画面の「機器一覧」に表示される機器の絞り込み条件と、それぞれの機器が持つ機器

情報について説明します。

4.2.2.1 機器情報の絞り込み

機器管理画面の状態タブを選択することで、承認ステータスの状態に応じた機器のみを表示できます。状態タブで絞り込んだ情報を、さらに絞り込むには、以下の項目を設定し、[絞込み検索]ボタンをクリックします。複数の条件を指定した場合は、AND 条件で絞り込まれます。

• 承認ステータス

絞り込みの対象となる承認ステータスをチェックします。

チェックした承認ステータスの状態に該当する機器が絞り込まれます。

− 未承認(検出)

承認ステータスが「未承認(検出)」の機器が絞り込まれます。

− 未承認(申請中)

承認ステータスが「未承認(申請中)」の機器が絞り込まれます。

− 許可

以下の承認ステータスの機器が絞り込まれます。

• 「許可」

• 「許可[期間内]」

• 「許可[期間外]」

− 許可(検疫除外)

iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

承認ステータスが以下の機器が絞り込まれます。

• 「許可(検疫除外)」

• 「許可(検疫除外)[期間内]」

• 「許可(検疫除外)[期間外]」

− 拒否

承認ステータスが「拒否」の機器が絞り込まれます。

• セグメントグループ

32 文字までの文字列を指定すると、部分一致で絞り込まれます。

• 検知セグメント

32 文字までの文字列を指定すると、部分一致で絞り込まれます。

• MAC アドレス

17 文字までの英数字と MAC アドレスの区切り文字を指定すると、部分一致で絞り込ま

れます。区切り文字には「:」または「-」が使用できます。区切り文字なしの MAC アド

レスでも絞り込みができます。

• 機器備考

256 文字までの文字列を指定すると、部分一致で絞り込まれます。検索対象は、「機器備

考 1」、「機器備考 2」、「機器備考 3」です。

• センサー名

32 文字までの文字列を指定すると、部分一致で絞り込まれます。

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第 4 章 運用

• NetBIOS 名

16 文字までの文字列を指定すると、部分一致で絞り込まれます。

• IP アドレス / ホスト名

機器の IP アドレスおよびホスト名の文字列が部分一致で絞り込まれます。

• 有効期間付き機器を含む

有効期間付き機器を含むかどうかを設定します。

チェックすると、有効期限が設定されていない機器も含め、すべての機器が表示されま

す。チェックを外すと、有効期間が設定されていない機器が絞り込まれます。

4.2.2.2 「機器一覧」の表示

「機器一覧」には、以下の情報を表示できます。表示項目と表示順序は、表示列選択画面で選

択できます。表示列選択画面については、"4.2.2.3 「機器一覧」の表示項目選択 " を参照して

ください。機器一覧のヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。

ソートして表示した場合、項目の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示さ

れます。

• IP アドレス

センサーが機器の接続を検知したときの機器の IP アドレスです。

1 つの MAC アドレスに複数の IP アドレスを持つ場合は、 初に検知された IP アドレス

が表示されます。

• MAC アドレス

センサーが検知した機器の MAC アドレスです。

• ベンダー名

機器の MAC アドレスに割り当てられているベンダー名です。

ベンダー名は、IEEE に登録されている OUI(MAC アドレスの上位 24 ビット)で定義

されています。ベンダー名が判断できない場合、「-」になります。

• 承認ステータス

機器の承認状態です。以下のステータスがあります。

− 未承認(検出)

− 未承認(申請中)

− 許可

− 許可(検疫除外)

− 拒否

• 機器種別

センサーが自動で識別するか、手動で設定された機器の種別です。初めて検出された機

器は「判定中」になります。機器種別の「判定中」表示は、機器種別が判定できない場

合やセンサーと機器が通信できない場合に、機器の接続をセンサーが検出してから 大 24 時間表示されます。機器種別が判定され次第、表示が変わりますが、24 時間経過後

に種別を判定できなかった場合は、「不明」になります。

• 資産管理導入状態

センサーが検出した資産管理エージェントの種別と状態です。

資産管理ソフトウェア連携が有効な場合にのみ表示されます。

以下の状態があります。ただし、Systemwalker Desktop Patrol の場合は、「判定中」と

「未導入」は表示されません。

− (空白)

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第 4 章 運用

資産管理エージェント導入対象外の機器です。

− - 資産管理ソフトウェア連携していないセグメントグループの機器です。

− 未判定 ( 製品名 )資産管理エージェントの導入判定が開始されていない機器です。

− 判定中 ( 製品名 )資産管理エージェントの導入判定中の機器です。

− 未導入 ( 製品名 )資産管理エージェントが導入されていない機器です。

− 導入済 ( 製品名 ) 資産管理エージェントが導入されている機器です。

( 製品名 ) には、以下のいずれかが表示されます。

− LanScope Cat の場合:「(LanScope Cat)」

− Systemwalker Desktop Patrol の場合:「(DTP)」

− IT Policy N@vi の場合:「ITPN@vi」• 機器備考 1 ~ 3

機器詳細画面で設定した文字列、またはインポート時に設定した文字列です。機器詳細

画面については、"4.2.4 機器の情報更新と事前登録 " を参照してください。

• 申請/検出日時

利用申請日時または新規登録日時が、「YYYY/MM/DD hh:mm」または「YYYY/MM/DD hh:mm ± hh:mm」の形式で表示されます。承認ステータスが「未承認(申請中)」の場

合は、利用申請日時です。「未承認(申請中)」以外の場合は、新規登録日時です。同一

機器に対して複数の利用申請がなされた場合、申請日時の表示は、初回の利用申請日時

となります。

• 終検知日

センサーが機器の接続を 後に検知した日付が「YYYY/MM」または「YYYY/MM ±

hh:mm」の形式で表示されます。機器情報のインポートによって登録された機器は「-」が表示されますが、機器登録後にセンサーに検知された時点でその日付が表示されま

す。

• 検知セグメント

機器の接続が 後に検知されたセグメント名です。

• セグメントグループ

機器が検出されたセグメントグループ名です。

• ホスト名

機器のホスト名です。取得できない場合は、以下のいずれかになります。

− マネージャーが取得した NetBIOS 名

− 機器の IP アドレス

センサーで機器の IP アドレス変更が検出されると、ホスト名も更新されます。

• NetBIOS 名

機器の NetBIOS 名です。

• 役割 iNetSec Smart Finder のシステムでの役割で、以下のいずれかが表示されます。

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第 4 章 運用

− マネージャー

− ゲートウェイ

− 検疫サーバ

− 治癒サーバ

− 利用申請サーバ

− 遮断除外サーバ

− -(役割がない場合)

「-」以外の機器は、自動的に「許可」または「許可(検疫除外)」の承認ステータスが設

定されます。「許可(検疫除外)」は、iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合

にのみ表示されます。

• 機器種別詳細 センサーが識別した機器種別の詳細です。センサーで識別できない機器種別詳細は、空

白になります。

• 機種名

センサーが識別した機器の機種名です。センサーで識別できない機種名は、空白になり

ます。

• OS 種別

センサーが識別した機器の OS 種別(Windows 7 など)です。センサーで識別できない

OS 種別は、空白になります。

• メーカー名 センサーが識別した機器のメーカー名です。センサーが識別できないメーカー名は、空

白になります。

• 平均消費電力

機器の平均消費電力です。単位はワット(W)単位です。チャートで電力使用量を計算

するときの係数として使用されます。

• IP アドレスの変更

機器の IP アドレスが変更された場合に、イベントを通知するかどうかを表します。

「通知する」を選択すると、IP アドレスの変更イベントが通知されます。

ただし、IP アドレス変更通知の除外設定がされている機器については、IP アドレス変更

のイベントは通知されません。

IP アドレス変更通知の除外設定については、"4.7.6 IP アドレス変更通知の除外設定画面

" を参照してください。

ヒント

• 1つのMACアドレスに複数の IPアドレスを持つ機器を、IPアドレス変更通知の対

象にした場合、以下の動作になります。

− 複数の IP アドレスのうち、1 つのみ通信可能な場合

通信可能な IP アドレスが切り替わると、IP アドレス変更通知が行われます。

IP アドレス変更が頻繁に通知される場合、IP アドレスの変更を「通知しな

い」に設定してください。

− 複数の IP アドレスが常に通信可能な場合

1 つの MAC アドレスに 1 つの IP アドレスを持つ場合と同様、設定した IP ア

ドレスを変更しない限り、IP アドレス変更通知は行われません。

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第 4 章 運用

• 割り当て IP アドレス

割り当てた IP アドレス以外を利用し、遮断・イベント通知を行う場合に設定します。

ヒント

• ある機器に割り当てられた IP アドレスを、他の機器が使用してネットワークに接

続した場合では、他の機器の遮断やイベント通知は行われません。

• セグメントの動作モードが「監視モード」の場合は、割り当てられた IP アドレス

以外を利用した場合でも、機器の遮断やイベント通知は行われません。

• 利用申請日時

遮断・利用申請画面(クライアント)や利用申請画面(マネージャー)から利用申請し

た日時が表示されます。

• 新規登録日時

センサーが機器の接続を 初に検出した日時が「YYYY/MM/DD hh:mm」または

「YYYY/MM/DD hh:mm ± hh:mm」の形式で表示されます。機器情報のインポートや機

器登録画面によってマネージャーに新規登録された場合は、マネージャーにインポート

された日時が新規登録日時となります。

• 承認日時

機器の承認ステータスが「許可」、「許可(検疫除外)」、または「拒否」に初めて設定さ

れた日時が「YYYY/MM/DD hh:mm」または「YYYY/MM/dd hh:mm ± hh:mm」の形式

で表示されます。承認ステータスが「許可」でも「拒否」でもない場合には「-」が表示

されます。「許可」から「拒否」へ、または「拒否」から「許可」への変更では承認日

時は変更されません。機器情報のインポートによって承認ステータスが設定された場合

は、インポートされた日時が承認日時となります。なお、「許可(検疫除外)」は、

iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

• 利用開始日

有効期間を設定した場合の利用開始日が表示されます。

• 利用終了日

有効期間を設定した場合の利用終了日が表示されます。

• 機器属性の自動更新

機器種別、機器種別詳細、機種名、OS 種別、メーカー名、平均消費電力のデフォルト

を自動的に更新するかどうかを表します。

• センサー名

機器の接続が 後に検知されたセンサー名です。

• 申請項目 1 ~ 5機器をネットワークに接続するために、利用者が遮断・利用申請画面(クライアント)

や利用申請画面(マネージャー)から申請した内容です。

ヒント

• 同一機器が複数のセグメントグループに登録されている場合、セグメントグループごと

に、機器が表示されます。

4.2.2.3 「機器一覧」の表示項目選択

機器管理画面で表示列選択ボタンをクリックすると、表示列選択画面が表示されます。

48

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第 4 章 運用

表示列選択画面は、機器管理画面の「機器一覧」の表示項目と表示順を選択できます。ただ

し、「IP アドレス」と「MAC アドレス」は、表示順を変更したり、非表示にすることはできま

せん。

表示列選択画面で選択した項目は、ログインユーザーごとに保存され、次回以降のログインで

も「機器一覧」の表示項目に設定されます。

以下に、表示列選択画面の項目について説明します。

表 4.3 表示列選択画面の項目

4.2.3 選択した機器の操作

機器管理画面の「機器一覧」から接続機器を選択し、以下の操作を行うことができます。

• 接続機器の許可

選択した機器のネットワーク接続が許可されます。

「機器一覧」から機器を選択し、[許可]ボタンをクリックします。

• 接続機器の拒否

選択した機器のネットワーク接続が拒否されます。

「機器一覧」から機器を選択し、[拒否]ボタンをクリックします。

画面項目 説明

選択できる項目: 「機器一覧」に表示項目として追加できる項目の一覧です。

ボタン「選択できる項目」で選択した項目を、「表示する項目」に追加します。

ボタン「表示する項目」で選択した項目を、「選択できる項目」に戻します。

表示する項目: 「機器一覧」に表示する項目と順番の一覧です。

上から表示されている項目の順番に、「機器一覧」の左から順に表示されます。

表示する項目は、 大 11 個まで追加できます。

ボタン選択した項目の順番を 1 つ上に移動します。

ボタン選択した項目の順番を 1 つ下に移動します。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

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第 4 章 運用

• 接続機器の検疫除外設定(iNetSec Inspection Center 連携運用)

選択した機器が、iNetSec Inspection Center 連携運用時に検疫除外設定機器として設定

され、ネットワーク接続が許可されます。

「機器一覧」から機器を選択し、[許可(検疫除外)]ボタンをクリックします。

• 接続機器の削除

選択した機器が「機器一覧」から削除されます。

「機器一覧」から機器を選択し、[削除]ボタンをクリックします。

機器を選択するには、以下の操作を行います。

• 特定の機器を選択する

特定の機器を選択するには、「機器一覧」の各機器の左側のチェックボックスをチェッ

クします。チェックをはずすと、選択状態が解除されます。

• 「機器一覧」に表示されているすべての機器を選択する

「機器一覧」のヘッダーの左側にあるチェックボックスをチェックすると、「機器一覧」

に表示されているすべての機器を選択できます。チェックをはずすと、すべての選択状

態が解除されます。

絞込み検索や「機器一覧」のページ遷移を行うと、選択状態は解除されます。

4.2.4 機器の情報更新と事前登録

以下の操作と関連する画面について、説明します。

• 機器情報を更新する

「機器一覧」に表示されている特定の機器の MAC アドレスをクリックします。

機器詳細画面が表示されるので、必要な情報を設定した後、[OK]ボタンをクリックし

ます。

• 機器情報を事前に登録する

「機器一覧」で をクリックします。

機器登録画面が表示されるので、必要な設定項目を入力した後、[OK]ボタンをクリッ

クします。

以下に、機器詳細画面と機器登録画面について説明します。

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第 4 章 運用

機器詳細画面

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第 4 章 運用

機器登録画面

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第 4 章 運用

表 4.4 機器詳細画面 / 機器登録画面の項目

画面項目 機器詳細画面の説明 機器登録画面の説明

機器情報

セグメント グループ

機器に割り当てられているセグメントグループ名がドロップダウンリストで表示されます。セグメントグループを選択すると、選択したセグメントグループの機器情報が表示されます。

IP アドレス 機器の IP アドレスです。 -

ホスト名 機器のホスト名です。 -

NetBIOS 名 機器の NetBIOS 名です。 -

MAC アドレス 機器の MAC アドレスです。 事前登録する機器の MAC アドレスを入力します。

MAC アドレスの区切り文字は、「:」、「-」または区切り文字なしの形式で入力できます。

ベンダー名 機器のベンダー名です。 -

[参照]ボタン - MAC アドレスに入力したアドレスがす

でに存在する場合、別ウィンドウで " 機器詳細画面 " が表示されます。

機器種別 " 機器種別 " をプルダウンメニューから選択します。

役割 " 役割 " が表示されます。 -

資産管理導入状態 (*1)

" 資産管理導入状態 " が表示されます。 -

機器種別詳細 機器の詳細種別を 64 文字以内で設定します。

機種名 機器の機種名(製品名)を 64 文字以内で設定します。

OS 種別 機器の OS 種別(Windows 7 など)を 64 文字までの文字列を設定します。

メーカー名 機器のメーカー名を 64 文字までの文字列で設定します。

機器属性の自動更新

機器属性情報(機器種別、機器種別詳細、機種名、OS 種別、メーカー名、平均消費電力)を自動識別された値で上書きするかどうかを設定します。

「更新する」または「更新しない」のいずれかを選択します。機器の種別を手動で設定し、設定値を自動識別された値で上書きされないようにする場合は、「更新しない」を指定します。

平均消費電力 機器の平均消費電力をワット(W)単位で設定します。

0 ~ 65535 の半角数字で設定できます。

承認ステータス " 承認ステータス " をプルダウンメニューで選択します。

承認日時 機器の承認ステータスが、「許可」、「許可(検疫除外)(*2)」、「拒否」のいずれ

かに初めて設定された日時です。

承認ステータスが「許可」でも「拒否」でもない場合には「-」が表示されます。

有効期間 承認ステータスが「許可」または「許可(検疫除外)(*2)」の場合に、機器がネッ

トワークへの接続を許可する期間を設定します。設定しない場合は無期限で許可されます。

新規登録日時 センサーが機器を 初に検出した日時です。

IP アドレスの

変更

機器の IP アドレスが変更された場合に、イベントを通知するかどうかが表示されま

す。

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第 4 章 運用

*1)資産管理ソフトウェアが有効な場合にのみ表示されます。

*2) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

4.2.5 機器情報のファイル入力(インポート)

機器情報を CSV ファイルから入力するには、以下の操作を行います。

[操作]

1. 機器管理画面の「機器一覧」で ボタンをクリックします。

インポート画面が表示されます。

2. [参照]ボタンをクリックします。

「ファイルの選択」ダイアログが表示されます。

割り当て IP ア

ドレス

" 割り当て IP アドレス " を参照してください。

機器備考 1 ~ 3 256 文字までの文字列を設定できます。改行は 2 文字とみなされます。

申請状況

利用申請日時 遮断・利用申請画面(クライアント)や利用申請画面(マネージャー)から機器の利用申請を行った日時が表示されます。

(項目 1)~

(項目 5)64 文字までの文字列で利用申請した内容を設定できます。

(項目 1)から(項目 5)までの項目名は、システム設定画面で定義した利用項目名

となります。クライアント画面の通知メッセージの設定については、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

終検知情報

終検知日 センサーが機器の接続を 後に検知した日付です。

検知セグメント 機器の接続を 後に検知したセグメント名です。

セグメントグループ割り当て

- 割り当てるセグメントグループをチェックして、機器が所属するセグメントグループを割り当てます。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル] ボタン

設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

画面項目 機器詳細画面の説明 機器登録画面の説明

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第 4 章 運用

3. インポートする機器情報のファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

インポートファイルに定義されている機器が、マネージャーが保持している機器情報

に存在しない場合は、新規機器として登録されます。「MAC アドレス」と「セグメン

トグループ名」の両方が一致する機器がすでに存在する場合は、ファイルに定義され

ている内容でマネージャーの機器情報が更新されます。

インポートする機器情報ファイルの形式については、"A.1 機器情報ファイルの形式 " を参照し

てください。

ヒント

• インポート途中で機器情報ファイルの形式エラーなどが発生した場合は、エラーメッ

セージが表示され、インポート前の状態に戻ります。機器情報ファイルを見直した後、再度インポートを行ってください。

• iNetSec Patrol Cube でエクスポートした CSV ファイルは、インポートできません。

4.2.6 機器情報のファイル出力(エクスポート)

機器情報を CSV ファイルに出力するには、以下の操作を行います。

[操作]

1. 機器管理画面の「機器一覧」で をクリックします。

以下のエクスポート画面が表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

同一の機器を 1 レコードのみ MAC アドレス単位で集約して出力するには、「MAC 集約」

をチェックします。「MAC 集約」をチェックすると、同一機器が複数のセグメントグ

ループに存在する場合は、 終検知日が 新のセグメントグループのレコードのみが出

力されます。

「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。

3. 「ファイルのダウンロード」ダイアログで出力するフォルダーとファイル名を指定しま

す。ファイル名のデフォルトは、deviceList_<YYYYMMDD>.csv で、YYYYMMDD はエ

クスポートの実行日となります。

絞り込み条件に合致するすべての機器情報が、画面で指定されたソート順に出力され

ます。絞り込み件数が 0 件の場合は、空のファイルが出力されます。

エクスポートする機器情報ファイルの形式については、"A.1 機器情報ファイルの形式 " を参照

してください。

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第 4 章 運用

注意

• Web ブラウザのオペレーティングシステムが Windows Server 2003 の場合は、機器情報

のファイル出力時などでファイルをダウンロードできないことがあります。Microsoft が提供している修正プログラムを適用してください(マイクロソフト サポートオンライン

の文書番号:932823)。

ヒント

• 資産管理ソフトウェアに対してエクスポートする場合は、資産管理ソフトウェア連携用

機器情報エクスポートコマンドを使用してください。詳細は、"11.15 資産管理ソフト

ウェア連携用機器情報エクスポートコマンド (pq_export_itam.exe)" を参照してくだ

さい。

4.3 センサーの管理

各セグメントに設置されたセンサーを管理するには、センサー管理画面を使用します。

センサー管理画面は、マネージャー管理画面で[センサー]メニューを選択すると表示されま

す。

センサー管理画面では、設置したセンサーを一覧で表示したり、センサーが管理するセグメン

トの一覧を表示できます。

また、動作モードの設定や、検疫実施の有無を、セグメントごとに設定できます。

なお、センサー管理画面には、ログインしているユーザーに割り当てられているセグメントグ

ループのセグメントとそのセンサーが表示されます。

4.3.1 センサー管理画面

センサー管理画面には、[センサー一覧]タブと[セグメント一覧]タブがあり、選択したタ

ブによって、表示が切り替わります。

• [センサー一覧]タブ

センサーを一覧表示するための項目が表示されます。

• [セグメント一覧]タブ

セグメントを一覧表示するための項目が表示されます。

詳細は、"4.3.1.2 センサー管理画面[セグメント一覧]タブ " を参照してください。

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第 4 章 運用

4.3.1.1 センサー管理画面[センサー一覧]タブ

以下に、[センサー一覧]タブの表示項目と設定内容について説明します。

表 4.5 センサー管理画面[センサー一覧]タブの項目

画面項目 説明

絞込み検索 以下の条件で、「センサー一覧」に表示するセンサーを絞り込むことができます。

絞り込みの項目を複数指定した場合は、AND 条件となります。

• センサー名

32 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

• MAC アドレス

17 文字までの MAC アドレスの文字列を部分一致で絞り込みます。MAC アドレス

の区切り文字は、「:」、「-」、区切り文字なしが使用できます。絞込み結果が 大で

100 件まで一覧表示されます。

「絞り込み検索」のタイトルバーをクリックすることで、絞り込み検索に関する設定項目を展開して表示したり、折りたたんで非表示にできます。タイトルバーの右端には、

または が表示されます。

[絞込み検索]ボタン

絞り込んだ結果が「センサー一覧」に表示されます。

センサー一覧 大で 100 件まで一覧表示されます。表示項目については、"4.3.2.1「センサー一覧」の表示 " を参照してください。

センサー数 センサー数が「表示センサー数 / 総センサー数」の形式で表示されます。

エクスポート画面が表示されます。エクスポート画面では、「センサー一覧」に表示されている情報を CSV ファイルに出力できます。詳細は、"4.3.2.4 センサー情報のファ

イル出力(エクスポート)" を参照してください。

更新時間 画面の 終更新日時が表示されます。

新の情報に画面が更新されます。

[削除]ボタン 選択したセンサー情報を削除します。センサー情報の削除については、"4.3.2.3 セン

サー情報の削除 " を参照してください。

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第 4 章 運用

4.3.1.2 センサー管理画面[セグメント一覧]タブ

以下に、[セグメント一覧]タブの表示項目と設定内容について説明します。

表 4.6 センサー管理画面[セグメント一覧]タブの項目

画面項目 説明

絞込み検索 以下の条件で、「セグメント一覧」に表示するセグメントを絞り込むことができます。

• セグメント名

32 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

• IP アドレス

15 文字までの数字と「.」を指定して部分一致で絞り込みます。

• センサー名

32 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

• セグメントグループ名

32 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

「絞り込み検索」のタイトルバーをクリックすることで、絞り込み検索に関する設定項目を展開して表示したり、折りたたんで非表示にできます。タイトル

バーの右端には、 または が表示されます。

[絞込み検索] ボタン

絞り込んだ結果が「セグメント一覧」に表示されます。

セグメント一覧 大で 100 件まで一覧表示されます。表示項目については、"4.3.3.1 セグメン

ト一覧の表示 " を参照してください。

セグメント数 絞込み検索で絞り込んだセグメント数が表示されます。

更新時間 画面の 終更新日時が表示されます。

新の情報に画面が更新されます。

不正機器遮断

動作モード センサーの動作モードを選択します。動作モードについては、"4.3.3.2 セグメント動作モードの変更 " を参照してください。

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第 4 章 運用

*) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

注意

• 検疫実施の有無に関する設定は、システム設定画面で「検疫サーバ」を設定した後に設

定してください。

4.3.2 センサー情報の管理

センサー情報は、センサー管理画面の[センサー一覧]タブで表示されます。

[センサー一覧]タブでは、センサー情報を確認したり、表示されたセンサー情報をソートす

ることができます。

4.3.2.1 「センサー一覧」の表示

[センサー一覧]タブの「センサー一覧」には、以下の情報が表示されます。

センサー一覧のヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソートして表示した場合、

項目名の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

• センサー名

センサー詳細画面で設定した文字列が表示されます。デフォルトはセンサーの LAN0 の

MAC アドレスが設定されます。

• MAC アドレス

センサーの LAN0 の MAC アドレスが表示されます。MAC アドレスをクリックすると、

クリックした MAC アドレスのセンサー詳細画面が表示されます。センサー詳細画面に

ついては、"4.3.2.2 センサー情報の更新 " を参照してください。

オプション

イベント通知 イベント通知するかどうかを選択します。通知先メールアドレスについては、"4.7.2 システム設定画面[ユーザー固有設定]タブ " を参照してください。

メールや SNMP トラップの通知内容については "4.7.3 システム設定画面[セ

グメントグループ固有設定]タブ " を参照してください。

遮断の解除 センサーの動作モードが「遮断モード」の場合にのみ表示されます。

遮断の解除を行うタイミングを選択します。「申請後」を選択すると、クライアント機器から利用申請が行われたタイミングで遮断を解除します。「承認後」を選択すると、利用申請に対して管理者から承認を受けた後で遮断を解除します。

ヒント

• 「承認後」を選択した場合、承認を行ってから実際に遮断が解除さ

れるまでに、10 分程度のタイムラグがあることがあります。

検疫(*) 検疫実施の有無をセグメントごとに設定します。

[検疫する] ボタン

[検疫する]ボタンをクリックすると、センサーが配置されたセグメント配下の機器には、検疫が実施されます。

[検疫しない]ボタン

[検疫しない]ボタンをクリックすると、センサーが配置されたセグメント配下の機器には、検疫が実施されません。

[適用]ボタン 入力した設定内容が反映されます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

• 適用状況

− 機器情報

機器管理画面で各機器に対して行った設定(承認ステータスの変更など)がセン

サーに反映されているかどうかが表示されます。

− センサー情報

センサー管理画面で各センサーに対して行った設定(動作モードの変更など)がセ

ンサーに反映されているかどうかが表示されます。

− システム設定

システム設定画面で行った設定(メール通知など)がセンサーに反映されているか

どうかが表示されます。

• バージョン

− ファームウェア

センサーに適用されているファームウェアのバージョンが表示されます。

− 機器識別辞書

センサーに適用されている機器識別辞書のバージョンが表示されます。

• 稼働状態

センサーの稼働状態が以下のいずれかで表示されます。

− 正常

センサーは正常に稼働中です。

− 正常[緊急対処モード]

iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

センサーは正常に稼働しています。ただし、センサーに設定された1つ以上のセグ

メントで、登録されている全検疫サーバに対する稼働監視が失敗し、緊急時対処

モードで動作している状態です。検疫サーバが復旧すると、「正常」に戻ります。

緊急対処モードが表示された場合は、システム設定の「緊急時対処」で選択された

モードで動作します。

緊急時対処については、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してくださ

い。

− 異常

マネージャーからのセンサー監視、またはセンサーの相互監視の結果通信できない

状態です。

注意

• マネージャーマシンの時刻を進めた場合は、センサーの稼働状態が、一時的に

「異常」で表示される場合があります。

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第 4 章 運用

4.3.2.2 センサー情報の更新

センサー情報は、センサー詳細画面で更新します。センサー詳細画面は、センサー管理画面の

「センサー一覧」に表示されている MAC アドレスをクリックすると、別ウィンドウで表示され

ます。

センサー詳細画面

以下に、センサー詳細画面の表示項目と設定可能な項目について説明します。必要な設定項目を入力した後、[OK]ボタンをクリックして設定内容を反映してください。

表 4.7 センサー詳細画面の項目

画面項目 説明

センサー情報

センサー名 32 文字までの文字列を設定できます。デフォルトは、センサーの LAN0 のMAC アドレスです。

MAC アドレス センサーの LAN0 の MAC アドレスが表示されます。

機器情報 機器設定の反映状況が表示されます。

「反映済」、「未反映」のいずれかになります。

センサー情報 センサー設定の反映状況が表示されます。

「反映済」、「未反映」のいずれかになります。

システム情報 システム設定の反映状況が表示されます。

「反映済」、「未反映」のいずれかになります。

ファームウェア バージョン

センサーのファームウェアバージョンが表示されます。

機器識別辞書 センサーに適用されている機器識別辞書のバージョンが表示されます。

稼働状態 センサーの稼働状態が表示されます。

「正常」、「異常」のいずれかになります。

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第 4 章 運用

注意

• センサー名の先頭および末尾に、空白がある状態で[適用]ボタンをクリックすると、

その空白が削除されて更新されます。

4.3.2.3 センサー情報の削除

センサー情報を削除するには、センサーをネットワークから撤去し、稼働状態を「異常」にし

てから削除します。以下のいずれかの操作で、削除対象となるセンサーを選択し、[削除]ボ

タンをクリックすると、センサー情報は削除されます。

• 特定のセンサーを選択する

「センサー一覧」から特定のセンサー名の左側のチェックボックスをチェックします。

チェックをはずすと、選択状態が解除されます。

• 「センサー一覧」に表示されているすべてのセンサーを選択する

「センサー一覧」のヘッダーの左端にあるチェックボックスをチェックします。

チェックをはずすと、すべての選択状態が解除されます。

絞込み検索や「センサー一覧」のページ遷移を行うと、選択状態は解除されます。

センサーの撤去手順については、"10.3.1 センサーの撤去 " を参照してください。

稼働確認日時 マネージャーがセンサーの稼働状態を確認した 終日時が表示されます。

タイムゾーン センサーが配置されている地域のタイムゾーンを指定します。指定したタイムゾーンで時刻が表示されます。

自動的に夏時間の調整をする

選択したタイムゾーンに夏時間を適用する場合は、チェックします。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

4.3.2.4 センサー情報のファイル出力(エクスポート)

センサー情報を CSV ファイルに出力するには、以下の操作を行います。

[操作]

1. センサー管理画面の[センサー一覧]タブで をクリックします。

エクスポート画面が表示されます。

2. セグメント情報もエクスポートする場合は、「セグメント情報も付与する」をチェック

し、[OK]ボタンをクリックします。

「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。

3. エクスポートするファイルを選択します。ファイル名のデフォルトは、

sensorList_<YYYYMMDD>.csv で、YYYYMMDD には、エクスポートの実行日が表示さ

れます。

すべてのセンサー情報が、画面で指定されたソート順に出力されます。センサーが 0 件の場合は、空のファイルが出力されます。

エクスポートするセンサー情報ファイルの形式については、"A.3 センサー情報ファイルの形式

" を参照してください。

4.3.3 セグメント情報の管理

セグメント情報は、センサー管理画面の[セグメント一覧]タブで表示されます。

[セグメント一覧]タブでは、セグメントの動作モードや検疫実施の有無を設定したり、表示

されたセグメント情報をソートすることができます。

4.3.3.1 セグメント一覧の表示

[セグメント一覧]タブの「セグメント一覧」には、以下の情報が表示されます。

「セグメント一覧」のヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソートして表示した

場合、項目名の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

• セグメント名

セグメント詳細画面で設定した文字列が表示されます。デフォルトは、ネットワークア

ドレスが設定されます。

• IP アドレス

セグメントに設置しているセンサーの IP アドレスが表示されます。IP アドレスをク

リックすると、クリックした IP アドレスのセグメント詳細画面が表示されます。セグメ

ント詳細画面については、"4.3.3.3 セグメント情報の更新 " を参照してください。

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第 4 章 運用

• センサー名

センサー名が表示されます。

• セグメントグループ名

セグメントが属しているセグメントグループ名が表示されます。

• 動作モード

動作モードが、「監視モード」または「遮断モード」で表示されます。

• オプション

センサーの動作モードによって、以下の設定が表示されます。

− 「通知する」

動作モードが「監視モード」で、イベント通知が「する」の場合

− 「通知しない」

動作モードが「監視モード」で、イベント通知が「しない」の場合

− 「申請後解除」

動作モードが「遮断モード」で、遮断の解除が「申請後」の場合

− 「承認後解除」

動作モードが「遮断モード」で、遮断の解除が「承認後」の場合

• 検疫実施

iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。検疫を実施す

るかどうかが、「検疫する」または「検疫しない」で表示されます。

4.3.3.2 セグメント動作モードの変更

センサーの動作モードの変更は、センサー管理画面の[セグメント一覧]タブを選択し、「セ

グメント一覧」から行います。動作モードを変更するセンサーの左側のチェックボックスを選

択し、動作モードとそのオプションを選択し、[適用]ボタンをクリックします。「セグメント

一覧」のチェックボックスの選択状態は、「セグメント一覧」のページ遷移を行うと解除され

ます。

クライアント機器のネットワーク接続状態は、センサー動作モードと機器の承認ステータスの

関係によって異なります。以下に、センサー動作モードの設定と機器の承認ステータスの関係

を示します。

表 4.8 センサー動作モードと機器の承認ステータス

*) センサーが新規に検知した機器は、承認ステータスが「未承認(検出)」となります。

ヒント

• 動作モードを変更した場合は、「セグメント一覧」の動作モードが変わり、適用状況

(センサー情報)が「未反映」になります。動作モード変更後、10 分以内にセンサーへ

の設定変更が完了し、適用状況(センサー情報)が「反映済」に戻ります。

センサー動作モード機器の承認ステータス(*)

未承認(検出) 未承認(申請中) 許可 拒否

監視モード ○接続可 ○接続可 ○接続可 × 遮断

遮断モード(申請後解除) × 遮断 ○接続可 ○接続可 × 遮断

遮断モード(承認後解除) × 遮断 ×遮断 ○接続可 × 遮断

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第 4 章 運用

4.3.3.3 セグメント情報の更新

セグメント情報は、セグメント詳細画面で更新します。セグメント詳細画面は、センサー管理

画面の「セグメント一覧」に表示されている IP アドレスをクリックすると、別ウィンドウで表

示されます。

セグメント詳細画面

ここでは、セグメント詳細画面の表示項目と設定可能な項目について説明します。必要な項目を入力した後、[OK]ボタンをクリックして設定内容を反映してください。

表 4.9 セグメント詳細画面の項目

画面項目 説明

セグメント情報

セグメント名 32 文字までの文字列を設定できます。デフォルトは、ネットワークアドレス

です。

IP アドレス センサーに設定されている IP アドレスが表示されます。

サブネットマスク センサーに設定されているサブネットマスクが表示されます。

デフォルトゲートウェイ

センサーに設定されているデフォルトゲートウェイの IP アドレスが表示されます。

センサー名 センサー名が表示されます。

セグメントグループ名 セグメントが属しているセグメントグループ名が表示されます。

動作モード センサーの動作モードが表示されます。

「監視モード」、「遮断モード」のいずれかが表示されます。

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第 4 章 運用

*) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

注意

• セグメント名の先頭および末尾に、空白がある状態で[適用]ボタンをクリックする

と、その空白が削除されて更新されます。

オプション センサーの動作モードのオプションが表示されます。

「-」、「通知なし」、「申請後解除」、「承認後解除」のいずれかが表示されます。

管理セグメント外機器の遮断

このセグメントの範囲以外の IP アドレスを持つ機器が、このセグメントに接

続した場合に、遮断するかどうかが表示されます。

「する」、「しない」のいずれかが表示されます。

検疫実施(*) 検疫実施状態が表示されます。

「検疫する」、「検疫しない」のいずれかが表示されます。

iNetSec Inspection Center 連携(*)

システム設定登録済 検疫サーバリスト

システム設定画面の「検疫サーバ」で登録した、検疫サーバのリストが表示されます。詳細は、"4.7.3.4iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してください。

[▼追加]ボタン 選択した検疫サーバが「優先順位」に追加されます。

優先順位 セグメントごとに使用する検疫サーバを設定します。設定を省略すると、「システム設定登録済検疫サーバリスト」の表示順に従って検疫サーバに接続します。

リストの左の[▲][▼]ボタンで、センサーごとにサーバの優先順位を変更できます。検疫サーバは、上から表示された順に優先されます。

[削除]ボタン 選択された「優先順位」の検疫サーバが、検疫サーバのリストから削除されます。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

4.4 ユーザーの管理

iNetSec Smart Finder のユーザーを管理するには、ユーザー管理画面を使用します。

ユーザー管理画面は、マネージャー管理画面で[ユーザー]メニューを選択すると表示されま

す。

4.4.1 ユーザー管理画面

以下に、ユーザー管理画面の表示項目と設定内容について説明します。

表 4.10 ユーザー管理画面の項目

画面項目 説明

絞り込み検索 以下の条件で、「ユーザー一覧」に表示するユーザーを絞り込むことができます。絞り込み項目を複数指定した場合は、AND 条件となります。256 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込まれます。

• ユーザー名

20 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

• メールアドレス

512 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。指定できる文字は半

角英数字と以下の文字です。! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~ @ .

• ロール

「システム管理者」、「グループ管理者」、「閲覧者」を選択して、絞り込みます。

• 備考

256 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

タイトルバーをクリックすることで、絞り込み検索の設定項目を展開して表示したり、

折りたたんで非表示にすることができます。タイトルバーの右端には、 または

が表示されます。

[絞込み検索]ボタン

絞り込んだ結果が「ユーザー一覧」に表示されます。

ユーザー一覧 大で 100 件まで一覧表示されます。表示項目については、"4.4.1.1「ユーザー一覧」

の表示 " を参照してください。

ユーザー数 ユーザー数が「絞り込んだ結果のユーザー数 / 総ユーザー数」の形式で表示されます。

ユーザー登録画面が表示されます。

ユーザー登録画面については、"4.4.2 ユーザーの追加と更新 " を参照してください。

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第 4 章 運用

4.4.1.1 「ユーザー一覧」の表示

「ユーザー一覧」には、以下の情報が表示されます。「ユーザー一覧」のヘッダーに下線が付い

た項目は、ソートできます。ソートして表示した場合、項目名の右側に「▼(降順)」または

「▲(昇順)」のマークが表示されます。

• ユーザー名

登録ユーザーのユーザー名が表示されます。ユーザー名をクリックすると、そのユー

ザーのユーザー詳細画面が表示されます。ユーザー詳細画面については "4.4.2 ユーザー

の追加と更新 " を参照してください。

• メールアドレス

ユーザー登録画面またはユーザー詳細画面で設定したユーザーのメールアドレスが表示

されます。

• ロール

ユーザー登録画面またはユーザー詳細画面で設定したユーザーのロールが表示されま

す。

• 備考

ユーザー登録画面またはユーザー詳細画面で設定した文字列が表示されます。

• アクセス対象

ユーザーがアクセスできるセグメントグループが表示されます。複数のセグメントグ

ループに割り当てられている場合、カンマ区切りで表示されます。

登録されているすべてのセグメントグループに割り当てられている場合は、「すべて」

と表示されます。

4.4.2 ユーザーの追加と更新

以下の操作と関連する画面について、説明します。

• ユーザーを追加する

「ユーザー一覧」で をクリックします。ユーザー登録画面が表示されるので、必要

な情報を設定した後、[OK]ボタンをクリックします。

• ユーザー情報を更新する

「ユーザー一覧」に表示されている特定のユーザー名をクリックします。ユーザー詳細

画面が表示されるので、更新するユーザー情報を入力した後、[OK]ボタンをクリック

します。

以下に、ユーザー登録画面を例に、設定項目について説明します。ユーザー詳細画面の設定項

目は、ユーザー登録画面と同様です。

更新時間 画面の 終更新日時が表示されます。

新の情報に画面が更新されます。

[削除]ボタン 選択したユーザーのユーザー情報を削除します。ユーザーの削除については、"4.4.3ユーザーの削除 " を参照してください。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

ユーザー登録画面

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第 4 章 運用

表 4.11 ユーザー登録画面 / ユーザー詳細画面の項目

画面項目 説明

ユーザー情報

ユーザー名 マネージャー管理画面にログインするためのユーザー名を、20 文字までの

半角英数字と - _ . @ で設定します。省略できません。

大文字は小文字に変換されて表示されます。マネージャー管理画面にログインする際は大文字、小文字は区別されません。ユーザー詳細画面では入力できません。

パスワード/パスワードの再入力

マネージャー管理画面にログインする際のパスワードを、8 文字以上 32 文字までの英数字、および以下の記号で設定します。

! # $ % ( ) _ - ~ ^¥[ ]:+,省略できません。

ロール ユーザーの種別を「システム管理者」、「グループ管理者」、「閲覧者」から選択します。

メールアドレス マネージャーやセンサーからイベントを通知するあて先を、253 文字以内のメールアドレスで指定します。複数のメールアドレスを指定する場合は、合計 512 文字までの文字列で設定します。

メールアドレスを複数設定する場合は、メールアドレスを「,(カンマ) 」で

区切ります。使用可能な文字は、半角英数字と以下の文字です。

! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~ @ .

メール通知 マネージャーやセンサーで発生したイベントをメールで通知する場合は、チェックします。チェックしたイベントが通知されます。

ただし、本設定をチェックしても、センサーの動作モードが「監視モード(通知なし)」の場合のメールは通知されません。

機器に関するイベント/システムに関するイベント

通知先メールアドレスにメール通知するイベントをチェックします。通知されるイベントについては、"12.4 メールで通知されるメッセージ " を参照してください。

備考 ユーザーに関する情報を 256 文字までの文字列で設定します。

エクスポート / イン

ポートの文字コード

インポート、エクスポート時の CSV ファイルの文字コードを設定します。

「UTF-8」または「SJIS」を選択します。この項目は、マネージャーインス

トール時の言語に日本語を選択した場合にのみ表示されます。

機器のエクスポート項目のカスタマイズ

機器情報のエクスポート時に CSV ファイルの列に追加する項目を選択します。

• 資産管理導入状態を追加する

• 割り当て IP アドレスを追加する

表示用タイムゾーン ユーザーがいる地域のタイムゾーンを指定します。指定したタイムゾーンで時刻が表示されます。

自動的に夏時間の調整をする

選択したタイムゾーンに夏時間を適用する場合は、チェックします。

セグメントグループ割り当て

絞込み検索 以下の条件でセグメントグループを絞り込むことができます。絞り込みの項目を複数指定した場合は、AND 条件となります。

• セグメントグループ名

32 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

• 備考

256 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

[絞込み検索]ボタン 絞り込んだ結果が「セグメントグループ一覧」に表示されます。

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第 4 章 運用

ヒント

• 「システム管理者」のロールで登録できるユーザーは、50 アカウントまでです。

4.4.3 ユーザーの削除

ユーザー情報を削除するには、「ユーザー一覧」から、削除したいユーザーを選択し、[削除]

ボタンをクリックします。なお、ユーザー「admin」は削除できません。

ユーザーを選択するには、以下の操作を行います。

• 特定のユーザーを選択する

「ユーザー一覧」の特定のユーザー名の左側のチェックボックスをチェックします。

チェックをはずすと、選択状態が解除されます。

• 「ユーザー一覧」に表示されているすべてのユーザー選択する

「ユーザー一覧」のヘッダーの左端にあるチェックボックスをチェックします。

チェックをはずすと、すべての選択状態が解除されます。

絞込み検索や「ユーザー一覧」のページ遷移を行うと、選択状態は解除されます。

セグメントグループ一覧

絞り込んだセグメントグループ名と備考が一覧で表示されます。デフォルトでは、マネージャーに登録されているセグメントグループがすべて表示されます。

ユーザーに割り当てるセグメントグループをチェックします。

1 つのセグメントグループに割り当てられるユーザーは 10 アカウントまで

です。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

4.5 セグメントグループの管理

iNetSec Smart Finder では、複数のセグメントをグループ化してセグメントグループを作成し、

作成したセグメントグループごとに、ホワイトリストの管理やアクセス制御を行うことができ

ます。セグメントグループは、セグメントグループ管理画面で管理します。

セグメントグループ管理画面は、マネージャー管理画面で[セグメントグループ]メニューを

選択すると表示されます。

4.5.1 セグメントグループ管理画面

以下に、セグメントグループ管理画面の表示項目と設定内容について説明します。

表 4.12 セグメントグループ管理画面の項目

画面項目 説明

絞込み検索 以下の条件で「セグメントグループ一覧」に表示するセグメントグループを絞り込むことができます。絞り込みの項目を複数指定した場合は、AND 条件となります。

• セグメントグループ名

32 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

• 備考

256 文字までの文字列を指定して部分一致で絞り込みます。

「絞り込み検索」のタイトルバーをクリックすることで、絞り込み検索に関する設定項目を展開して表示したり、折りたたんで非表示にできます。タイトルバーの右

端には、 または が表示されます。

[絞込み検索] ボタン

絞り込んだ結果が「セグメントグループ一覧」に表示されます。

セグメントグループ一覧

大で 100 件まで一覧表示されます。表示項目については、"4.5.1.1「セグメントグループ一覧」の表示 " を参照してください。

セグメント グループ数

絞り込んだセグメントグループ数が表示されます。

セグメントグループ登録画面が表示され、セグメントグループを新規に登録できます。

セグメントグループ登録画面については、"4.5.2 セグメントグループの追加と変更" を参照してください。

更新時間 画面の 終更新日時が表示されます。

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第 4 章 運用

4.5.1.1 「セグメントグループ一覧」の表示

「セグメントグループ一覧」には、以下の情報が表示されます。「セグメントグループ一覧」の

ヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソートして表示した場合、項目名の右側に

「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

• セグメントグループ名

セグメントグループ名が表示されます。

セグメントグループ名をクリックすると、そのセグメントグループのセグメントグルー

プ詳細画面が表示されます。セグメントグループ詳細画面については、"4.5.2 セグメン

トグループの追加と変更 " を参照してください。

• 備考

セグメントグループ登録画面またはセグメントグループ詳細画面で設定した文字列が表

示されます。

• セグメント名

セグメントグループ登録画面またはセグメントグループ詳細画面でセグメントグループ

に割り当てたセグメント名が、カンマ区切りで表示されます。

登録されているすべてのセグメントグループに割り当てられている場合、「すべて」と

表示されます。

4.5.2 セグメントグループの追加と変更

以下の操作と関連する画面について、説明します。

• セグメントグループを追加する

「セグメントグループ一覧」の をクリックします。セグメントグループ登録画面が

表示されるので、必要な情報を設定した後、[OK]ボタンをクリックします。

• セグメントグループを変更する

「セグメントグループ一覧」で特定のセグメントグループ名をクリックすると、セグメ

ントグループ詳細画面が別ウィンドウで表示されます。情報を変更した後、[OK]ボタ

ンをクリックして設定内容を反映します。

以下に、セグメントグループ登録画面およびセグメントグループ詳細画面の表示形式と設定内

容について説明します。

新の情報に画面が更新されます。

[削除]ボタン 選択したセグメントグループを削除します。セグメントグループの削除については、"4.5.3 セグメントグループの削除 " を参照してください。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

セグメントグループ登録画面 / セグメントグループ詳細画面

表 4.13 セグメントグループ登録画面 / セグメントグループ詳細画面の項目

画面項目 説明

セグメントグループ情報

セグメントグループ名

32 文字までの文字列で設定します。省略できません。

すでに同じセグメントグループ名が登録されている場合はエラーとなります。

備考 セグメントグループに関する情報を 256 文字までの文字列で設定します。

セグメント割り当て

絞込み検索 セグメントグループ名を指定して、「セグメント一覧」に表示するセグメントグループを部分一致で絞り込むことができます。

• セグメントグループ名

32 文字までの文字列で設定します。省略できません。

[絞込み検索]ボタン

絞り込んだ結果が「セグメントグループ一覧」に表示されます。

セグメント一覧 セグメントグループ名で昇順にソートされて表示されます。同一セグメントグループの場合は、セグメント名で昇順にソートされます。

セグメントの左側のチェックボックスをチェックすると、絞り込んだセグメントグループに割り当てられます。チェックしたセグメントが、すでにほかのセグメントグループに属している場合は、そのセグメントグループからの置き換えとなります。

セグメントの左側のチェックボックスのチェックをはずすと、絞り込んだセグメントグループの所属ではなくなります。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

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第 4 章 運用

注意

• セグメントグループを変更したセグメントは、以下の状態になります。

− 動作モード:「監視モード」

− 検疫実施:「しない」

− 管理セグメント外機器の遮断:「しない」

また、セグメントグループ変更前に作成したホワイトリストはクリアされます。このた

め、動作モードを「遮断モード」にする場合、再度ホワイトリストを作成する必要があ

ります。

• セグメントグループ名の先頭および末尾に、空白がある状態で[適用]ボタンをクリッ

クすると、その空白が削除されて更新されます。

• セグメントグループは 1000個まで登録できます。1000個を超える数のセグメントグルー

プは登録できません。

4.5.3 セグメントグループの削除

セグメントグループを削除するには、セグメントグループ管理画面の「セグメントグループ一

覧」から、削除したいセグメントグループを選択し、[削除]ボタンをクリックします。なお、

セグメントグループ「デフォルト」は削除できません。

セグメントグループを選択するには、以下の操作を行います。

• 特定のセグメントグループを選択する

「セグメントグループ一覧」のセグメントグループ名の左側のチェックボックスを

チェックします。チェックをはずすと、選択状態が解除されます。

• 「セグメントグループ一覧」に表示されているすべてのセグメントグループを選択する

「セグメントグループ一覧」の左端のヘッダーにあるチェックボックスをチェックしま

す。チェックをはずすと、すべての選択状態が解除されます。

チェックボックスの選択状態は、絞込み検索やセグメントグループ一覧のページ遷移を行うと

解除されます。

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第 4 章 運用

ヒント

• 削除されたセグメントグループに含まれるセグメントは、自動的にデフォルトセグメン

トグループに移動されます。

• 削除されたセグメントグループに所属する機器は、すべて削除されます。セグメントグ

ループの削除にともなって削除された機器の情報は、チャートからも参照できなくなります。ただし、イベント情報は削除されません。

4.6 イベント情報の参照

マネージャーやセンサーで発生したイベント情報は、イベント参照画面で確認します。

イベント参照画面は、マネージャー管理画面で[イベント]メニューを選択すると表示されま

す。

イベント参照画面に表示されるイベント情報の内容については、"12.2 イベント参照画面のイ

ベント情報 " を参照してください。

4.6.1 イベント参照画面

以下に、イベント参照画面の表示形式と設定内容について説明します。

画面未採取

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第 4 章 運用

表 4.14 イベント参照画面の項目

ヒント

• 機器をネットワークに接続した後、すぐに別のネットワークに接続し直した場合は、当

該機器に対するイベントおよびメールが複数回通知されることがあります。

4.6.1.1 「イベント一覧」の表示

「イベント一覧」には、以下の情報が表示されます。

• 発生日時

イベントが発生した日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」または「YYYY/MM/DD hh:mm:ss ± hh:mm」の形式で表示されます。

• イベント IDイベントの ID が表示されます。

• レベル

イベントのレベルが「ERROR」、「WARNING」、「INFO」のいずれかで表示されます。

• セグメントグループ名

イベントに対応するセグメントグループ名が表示されます。

画面項目 説明

絞込み検索 「イベント一覧」に表示するイベントを、以下の条件で絞り込むことができます。複数指定すると、OR 条件となります。

• レベル

絞り込みたいイベントのレベルをチェックします。

• 発生期間

• イベント ID• メッセージ

「絞り込み検索」のタイトルバーをクリックすることで、絞り込み検索に関する設定項目を展開して表示したり、折りたたんで非表示にできます。タイトルバーの右

端には、 または が表示されます。

[絞込み検索]ボタン

絞り込んだ結果が「イベント一覧」に表示されます。

イベント一覧 大で 100 件まで一覧表示されます。

表示項目については、"4.6.1.1「イベント一覧」の表示 " を参照してください。

「イベント一覧」のヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソートして表示した場合、項目名の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

エクスポート画面が表示されます。エクスポート画面では、ユーザーに割り当てられているイベント情報を CSV ファイルに出力できます。詳細は、"4.6.3 イベント情報のファイル出力(エクスポート)" を参照してください。

「イベント一覧」に表示される時刻情報について、現地時間で表示するか表示用タイムゾーンで表示するかを切り替えます。

更新時間 画面の 終更新日時が表示されます。

新の情報に画面が更新されます。

[削除]ボタン ユーザーに割り当てられているイベント情報をすべて削除します。

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第 4 章 運用

システム管理者に割り当てられたシステムに関するイベントの場合は、「-」が表示され

ます。

• メッセージ

イベントの ID に応じたメッセージが表示されます。詳細は、"12.2 イベント参照画面の

イベント情報 " を参照してください。

4.6.2 イベント情報の削除

イベント情報を削除するには、イベント参照画面で[削除]ボタンをクリックします。マネー

ジャー管理画面にログインしているユーザーに割り当てられているイベント情報がすべて削除

されます。

4.6.3 イベント情報のファイル出力(エクスポート)

イベント情報を CSV ファイルに出力するには、以下の操作を行います。

[操作]

1. イベント参照画面で をクリックします。

「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。

2. 「ファイルのダウンロード」ダイアログで出力するフォルダーと保存するファイル名を

指定します。

ファイル名のデフォルトは、eventList_<YYYYMMDD>.csv で、YYYYMMDD はエクス

ポートの実行日となります。

マネージャー管理画面にログインしているユーザーに割り当てられているイベント情

報が、発生日時でソートされた順に出力されます。マネージャーが保持しているイベ

ント情報が 0 件の場合は、空のファイルが出力されます。

エクスポートするイベント情報ファイルの形式については、"A.2 イベント情報ファイルの形式

" を参照してください。

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第 4 章 運用

4.7 マネージャーのシステム設定

iNetSec Smart Finder を使ったシステムの動作は、システム設定画面で設定/変更します。

システム設定画面は、マネージャー管理画面で[システム]メニューを選択すると表示されま

す。

4.7.1 システム設定画面

システム設定画面は、マネージャー管理画面で[システム]メニューを選択すると表示されま

す。

システム設定画面には、以下のタブがあり、選択したタブによって、表示が切り替わります。

• [ユーザー固有設定]タブ

ユーザーごとに適用される設定項目が表示されます。

• [セグメントグループ固有設定]タブ

セグメントグループごとに適用される設定項目が表示されます。

• [システム全体設定]タブ

システム全体に適用される設定項目が表示されます。なお、マネージャーにログインし

たユーザーのロールが、「グループ管理者」または「閲覧者」の場合、このタブは表示

されません。

ヒント

• セグメントグループ固有設定で、デフォルトセグメントグループに設定した情報を、他

のセグメントグループでも利用する場合は、各セグメントグループのグループ固有設定で「デフォルト設定を使用」をチェックします。

システム設定画面の右下には、[適用]ボタンが表示されます。

[適用]ボタンをクリックすることで、入力した設定内容がマネージャーとセンサーに反映さ

れます。[適用]ボタンをクリックせずに、設定中の画面を切り替えると、設定内容は破棄さ

れます。

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第 4 章 運用

ヒント

• 入力形式などのエラーがある場合は、[適用]ボタンをクリックするとエラーメッセー

ジが表示されます。正しく入力した後、再度[適用]ボタンで設定を反映します。

• センサーに関連する設定項目は、[適用]ボタンをクリックした後、次の同期が取られ

たタイミングでセンサーに反映されます。反映されたかどうかはセンサー管理画面で確認できます。

4.7.2 システム設定画面[ユーザー固有設定]タブ

システム設定画面のユーザー固有の設定項目と設定内容について説明します。

表 4.15 システム設定画面[ユーザー固有設定]タブの項目

画面項目 説明

アカウント設定

パスワード

パスワード マネージャーおよびセンサー管理画面へのパスワードを 8 ~ 32 文字ま

での英数字、および以下の記号で設定します。

! # $ % ( ) _ - ~ ^¥[ ]:+,パスワードを変更する場合のみ入力してください。

パスワード (再入力)

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第 4 章 運用

4.7.3 システム設定画面[セグメントグループ固有設定]タブ

システム設定画面のセグメントグループ固有の設定項目と設定内容について説明します。

[セグメントグループ固有設定]タブでは、初めに、セグメントグループを選択します。

イベント通知

通知先メールアドレス マネージャーやセンサーからイベントを通知するメールアドレスを、1 つのメールアドレスで 253 文字、複数では 512 文字までの文字列で設

定します。

アドレスを複数設定する場合は、アドレスを「,(カンマ)」で区切ります。

使用可能な文字は、半角英数字と以下の文字です。

! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~ @ .

高度な設定 • メール通知

イベント発生時にメール通知する場合にチェックします。センサーの動作モードが「監視モード(通知なし)」の場合は、この設定をチェックしても、メールは通知されません。

• メール通知内容

メール通知する以下のイベントをチェックします。

− 機器に関するイベント

• 新規機器の接続検知

• 利用申請

• 拒否機器の接続

• IP アドレスの変更

• IP アドレス割り当て違反

• 機器の自動許可

− システムに関するイベント

• センサー登録

• セグメント登録

• システム異常

通知されるイベントの詳細は、"12.4 メールで通知されるメッセージ "を参照してください。なお、拒否機器の接続検知メールは 1 日 1 回、初

回検知時にのみ通知されます。

表示・出力設定

エクスポート / イン

ポートの文字コード

インポート、エクスポート時の CSV ファイルの文字コードを設定しま

す。「UTF-8」または「SJIS」を選択します。この項目は、マネー

ジャーインストール時の言語に日本語を選択した場合にのみ表示されます。

機器のエクスポート項目のカスタマイズ

機器情報のエクスポート時に CSV ファイルの列に追加する項目を選択

します。

• 資産管理導入状態を追加する

• 割り当て IP アドレスを追加する

表示用タイムゾーン マネージャー管理画面やチャートで表示する時刻のタイムゾーンを指定します。

自動的に夏時間の調整をする

選択したタイムゾーンに夏時間を適用する場合は、チェックします。

画面項目 説明

81

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第 4 章 運用

以降の設定項目では、ここで選択したセグメントグループに関する固有の設定を行うことがで

きます。

4.7.3.1 イベント通知

以下に、イベント通知に関する設定項目について説明します。

82

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第 4 章 運用

表 4.16 イベント通知の項目

画面項目 説明

メール通知設定 メール通知に関する設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

メールサーバ (マネージャー)

• SMTP サーバ

マネージャーからメール通知に使用するメールサーバを、IP アドレスまた

は 255 文字までの FQDN で設定します。使用可能な文字は、半角英数字と

以下の文字です。. - _

• SMTP ポート番号

メール通知に使用するメールサーバの通信ポート番号を 1 ~ 65535 の半角

数字で設定します。デフォルトは、 25 です。

省略できません。

• テストメール

テストメールの送信先(ログインしたユーザーの通知先メールアドレス)が表示されます。

[テストメール送信]ボタン

テストメールが送信されます。

メールサーバ (センサー)

• SMTP サーバ

センサーからメールを送信する際に使用する SMTP サーバを指定します。

省略時はマネージャーの SMTP サーバが使用されます。

• SMTP ポート番号

センサーからメールを送信する際に使用する SMTP サーバのポート番号を

指定します。省略時はマネージャーの SMTP サーバのポート番号が使用さ

れます。

メール設定 • From アドレス

メールの送信元メールアドレスを 253 文字までの文字列で設定します。

高度な設定

メール認証 (SMTP-Auth)

メール認証する場合は、チェックします。メール認証は、LOGIN 方式となりま

す。

• ユーザー名

メール認証する場合のユーザー名を 32 文字までの半角英数字と記号で設定

します。メール認証する場合は、省略できません。

• パスワード、パスワード(再入力)

メール認証する場合のユーザーパスワードを 32 文字までの印刷可能な半角

英数字と記号で設定します。メール認証する場合で、かつ、初回設定時は省略できません。初回以降省略した場合は、前回設定したパスワードを使用します。

通信設定 • リトライ回数

メール送信のリトライ回数を 0 ~ 10 の半角数字で設定します。デフォルト

は 2 です。省略できません。

• タイムアウト時間

メール送信のタイムアウト時間を 2 ~ 600 の半角数字で設定します。デ

フォルトは 300 です。省略できません。

SNMP トラップ通知設定 SNMP トラップ通知に関する設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

SNMP トラップ通知

先(マネージャー)

マネージャーから送信する SNMP トラップ通知先を、IP アドレスまたは 255 文字までの FQDN で設定します。使用可能な文字は、半角英数字と以下の文字で

す。

. - _

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第 4 章 運用

ヒント

• システム設定画面の[システム全体設定]タブの「サーバのホスト名を正引き」に「マ

ネージャー」を選択している場合、マネージャーの SMTP サーバを FQDN で指定した

とき、マネージャーマシンで SMTP サーバの IP アドレスが解決できないと、設定の適

用に失敗します。

SNMP トラップ通知先(センサー)

センサーから送信する SNMP トラップ通知先を、IP アドレスまたは 255 文字までの FQDN で設定します。使用可能な文字は、半角英数字と以下の文字です。

. - _

SNMP コミュニ

ティー名

SNMP コミュニティーを、32 文字までの空白を除く半角英数字と記号で設定し

ます。

デフォルトは、「public」です。

SNMP トラップ通知 マネージャーやセンサーで発生したイベントを SNMP トラップで通知する場合は、チェックします。「SNMP トラップ通知内容」でチェックしたイベントが通

知されます。

ただし、本設定をチェックしても、センサーの動作モードが「監視モード(通知なし)」の場合、SNMP トラップは通知されません。

SNMP トラップ通知

内容

SNMP トラップ通知に通知するイベントをチェックします。通知されるイベン

トについては、"12.5 SNMP トラップで通知されるメッセージ " を参照してください。拒否機器の接続検知の SNMP トラップは 1 日 1 回、初回検知時にのみ通

知されます。

共通

IP アドレス変更通知の除外設定

[除外設定] ボタン

IP アドレス変更通知の除外設定画面が表示されます。"4.7.6 IP アドレス変更通知の除外設定画面 " を参照してください。

画面項目 説明

84

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第 4 章 運用

4.7.3.2 機器の遮断・承認

以下に、機器の遮断 • 承認に関する設定項目について説明します。

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第 4 章 運用

表 4.17 機器の遮断 • 承認の項目

画面項目 説明

新規接続機器の自動許可 新規接続機器の自動許可に関する設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

機器種別 新たに接続された機器の種別が判定された時点、または 大 24 時間後に、

承認ステータスを自動的に「許可」と設定する機器種別をチェックします。iNetSec Inspection Center 連携運用時には、機器種別ごとに「許可」または

「許可(検疫除外)(*1)」のいずれかを選択できます。

新規に接続した機器が自動許可されない機器の場合は、承認ステータスが「未承認(検出)」となります。

資産管理ソフトウェアの自動許可(*2)

選択した資産管理ソフトウェアが新たに接続された機器に導入されていることが判定された場合、機器の通信を自動許可します。自動許可しない場合、資産管理ソフトウェアの導入判定は行われません。

高度な設定

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可

[設定] ボタン

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面が表示されます。"4.7.5 MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定 " を参照してください。

IP アドレスの自動許可

[設定] ボタン

IP アドレスの自動許可設定画面が表示されます。"4.7.7 IP アドレスの自動許可設定画面 " を参照してください。

機器の遮断 機器の遮断に関する設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

長期未接続判定

長期未接続 判定期間

長期未接続機器と判定する期間を、1 から 31(日)、または 1 から 24(か

月)の範囲で設定します。デフォルトは 1(か月)です。

機器の以下の日付から、長期未接続判定期間に設定した期間が経過した機器が、長期未接続と判定されます。

• 「 終検知日」が存在する場合「 終検知日」で判定

• 機器情報のインポートまたは事前登録された機器で「 終検知日」がな

い場合、「新規登録日時」から判定月末で該当日がない場合には、該当月の月末日に判定されます。

自動削除 長期未接続と判定された機器をマネージャーの定期処理で自動的に削除する場合は、チェックします。ただし、有効期間付きで許可されている機器は、その有効期間が切れるまで自動削除されません。

遮断除外サーバ 遮断モードの場合でも、「未承認」および「拒否」状態の端末から通信を許可するサーバを指定します。

iNetSec Inspection Center 連携時に未検疫の場合は、「許可」状態の端末も遮断されますが、遮断除外サーバへの通信は許可されます。

遮断除外サーバは、以下のいずれかで指定します。255 文字以内の英数字と

「.」「-」「_」「/」が使用できます。

• FQDN 形式のホスト名

• IP アドレス

• ネットワークアドレス

また、遮断除外サーバは、1 ~ 65535 の通信ポート番号で指定することもできます。ただし、ホスト名または IP アドレスに加えて、通信ポート番号を指

定すると、ポート番号で指定したサービスのみが通信を許可されます。ネットワークアドレスを指定すると、通信ポート番号は指定できません。

ネットワークアドレスの形式にかかわらず 10 件まで登録できます。

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第 4 章 運用

*1) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

*2)資産管理ソフトウェア連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

ヒント

• 長期未接続機器は、以下のように判定されます。

− センサーが機器の接続を 後に検知した日付から「長期未接続期間」を経過した機

例えば、システム設定で指定した期間が「1 か月」で、「1 月 30 日」に接続が検知さ

れた場合は、うるう年に関係なく、1 か月を経過した「3 月 1 日」から長期未接続と

判定されます。

− 機器情報をインポートした後、一度もネットワークに接続していない場合で、イン

ポートした日付から「長期未接続期間」を経過した機器

[▼登録]ボタン 指定した遮断除外サーバがリストに登録されます。遮断除外サーバは、ネットワークアドレスの形式にかかわらず 10 件まで登録できます。

[削除]ボタン リストから選択した遮断除外サーバが削除されます。

プロキシーサーバのポート番号

ネットワーク利用者が Web ブラウザを使用する際に設定するプロキシーサーバの通信ポート番号を 1 ~ 65535 の半角数字で設定します。プロキシー

サーバを利用していない場合は、省略してください。

デフォルト値はマネージャーのインストール時にマネージャーマシンのプロキシー情報に設定されている値です。インストール時にプロキシー情報が取得できなかった場合は、省略します。

プロキシーサーバを経由する遮断除外サーバ

遮断除外サーバを、プロキシーサーバを経由しないとアクセスできないネットワークに設置する場合に指定します。

プロキシーサーバを経由する遮断除外サーバは、以下のいずれかで指定します。255 文字以内の英数字と「.」「-」「_」「/」が使用できます。

• FQDN 形式のホスト名

• IP アドレス

• ネットワークアドレス

• ドメイン指定(*.domainname)

[▼登録]ボタン 指定した遮断除外サーバがリストに登録されます。遮断除外サーバは、ネットワークアドレスの形式にかかわらず 10 件まで登録できます。

[削除]ボタン リストから選択した遮断除外サーバが削除されます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

4.7.3.3 クライアント画面通知メッセージ

以下に、クライアント画面通知メッセージに関する設定項目について説明します。

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第 4 章 運用

表 4.18 クライアント画面通知メッセージの項目

画面項目 説明

クライアント画面通知メッセージ

クライアント画面に通知するメッセージの設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

クライアント画面通知 クライアント画面(遮断・利用申請画面、承認待ち画面、拒否機器用遮断画面)を表示して、遮断理由を通知するかどうか選択します。

外部利用申請サーバ 標準以外の利用申請画面を利用する場合、「利用する」を選択します。

外部利用申請サーバ URL

外部利用申請サーバの URL を指定します。プロトコルは「http」「https」のい

ずれかを選択します。アドレスは、IP アドレスまたは FQDN で、255 文字以内の半角英数字および以下の文字で指定します。

 .-_ポート番号は 1 ~ 65535 の半角数字で指定します。デフォルトは 80 です。パ

スは 256 文字以内の半角英数字と以下の文字で指定します。

 %/-_.!

遮断、利用申請画面 遮断、利用申請画面の「タイトル」と「メッセージ」に表示する文字列を設定します。

タイトルは 64 文字まで、

メッセージは 512 文字までの文字列です。

メッセージ内の改行は 2 文字として数えられます。メッセージには HTML タグ

を使用できます。ただし、「<script 」が含まれる場合

は、エラーとなります。省略できません。

承認待ち画面 承認待ち画面の「タイトル」と「メッセージ」に表示する文字列を設定します。

拒否機器用遮断通知 拒否機器用遮断通知画面の「タイトル」と「メッセージ」に表示する文字列を設定します。

IP アドレス割り当て違反通知

IP アドレス割り当て違反通知画面の「タイトル」と「メッセージ」に表示する文字列を設定します。

利用申請画面 (マネージャー)

利用申請画面(マネージャー)の「タイトル」と「メッセージ」に表示する文字列を設定します。マネージャーからの利用申請については、"4.8.2 Web ブラウザを表示できない機器の利用申請 " を参照してください。

利用申請項目名 以下の画面の申請項目を 16 文字までの文字列で設定します。

• 利用申請画面(マネージャー)

• 遮断・利用申請画面(クライアント)

利用申請項目名には HTML タグを使用できます。

各申請項目のデフォルトは以下のとおりです。

項目 1:氏名 項目 2:所属

項目 3:電話番号 項目 4:備考 1 項目 5:備考 2項目 1 ~項目 5 のチェックボックスでは、利用申請画面および遮断・利用申請画面で項目を表示するかを設定します。

チェックすると、利用申請画面および遮断・利用申請画面の申請項目として項目が表示されます。すべての項目のチェックを外すと、利用申請画面および遮断・利用申請画面で[利用申請]ボタンがグレーアウトされて表示されます。

また、「利用者からの入力必須」チェックボックスでは、項目 1 ~項目 5 の入

力を必須とするかどうかを設定します。

「利用者からの入力必須」をチェックすると、空白文字(半角 / 全角スペース)

のみを入力した場合に利用申請できなくなります。

フッター 上記の各画面の「フッター」に表示する 128 文字までの文字列を設定します。

デフォルトは “iNetSec Smart Finder V2.0” です。

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第 4 章 運用

注意

• 検疫サーバとして設定しているアドレスを外部利用申請サーバや遮断除外サーバ、治癒

サーバに設定しないでください。

• 外部利用申請サーバは遮断除外サーバや治癒サーバに設定しないでください。

• 遮断除外サーバに設定しているアドレスは治癒サーバに設定しないでください。

遮断・利用申請画面、承認待ち画面、拒否機器用遮断通知、および利用申請画面(マネー

ジャー)については、それぞれのタイトルとメッセージが、デフォルトで以下のとおり設定さ

れています。

表 4.19 クライアント画面の通知メッセージ(デフォルト)

注意

• 「クライアント画面通知メッセージ」の各画面のタイトル、メッセージ、およびフッ

ターに、空白を除く半角英数の長い文字列を設定しても、画面端で折り返して表示することができません。意図した位置で折り返して表示するには、HTML タグを使用して調

整するか、外部利用申請サーバのご使用をご検討ください。

外部利用申請サーバについては、"4.9 利用申請画面のカスタマイズ " を参照してくださ

い。

ヒント

• 資産管理ソフトウェア連携を行う場合は、「遮断、利用申請画面」のクライアント画面

通知メッセージをカスタマイズし、資産管理エージェントのダウンロードを促すメッセージやダウンロード先リンクを記載することができます。この場合、エージェントをダウンロードするリンク先サーバは遮断除外サーバに登録してください。

クライアント画面 デフォルト

遮断・利用申請画面 タイトル ネットワーク遮断通知

メッセージ この端末は未登録なためネットワークへの接続が許可されていません。利用申請を行ってください。

承認待ち画面 タイトル ネットワーク遮断通知

メッセージ この端末は利用申請中です。管理者からの承認連絡をお待ちください。

拒否機器用遮断通知 タイトル ネットワーク遮断通知

メッセージ この端末はネットワークへの接続が許可されていません。

IP アドレス割り当

て違反通知

タイトル IP アドレス割り当て違反通知

メッセージ この端末は、割り当て IP アドレス以外を利用しているため、ネット

ワークへの接続が許可されていません。端末の IP アドレスを変更し

てください。

利用申請画面 (マネージャー)

タイトル ネットワーク利用申請

メッセージ 申請する機器の IP アドレスを入力して「MAC アドレス表示」ボタン

をクリックし、該当 MAC アドレスを選択して利用申請をしてください。申請する機器に IP アドレスを設定し、ネットワークに接続して

遮断されてことを確認した後に利用申請してください。接続前に利用申請を行うことはできません。

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第 4 章 運用

4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携

iNetSec Inspection Center 連携に関する設定項目は、iNetSec Inspection Center 連携機能が有

効な場合にのみ表示されます。iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化については、

"11.13 iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンド(pq_collaborate_ic.exe)" を参照

してください。

以下に、iNetSec Inspection Center 連携に関する設定項目について説明します。

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第 4 章 運用

表 4.20 iNetSec Inspection Center 連携運用の項目

画面項目 説明

検疫設定 iNetSec Inspection Center の検疫に関する設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

検疫サーバ 検疫クライアントの検疫を実施する検疫サーバのアドレスを 255 文字以内の

英数字と「.」「-」「_」で指定します。IP アドレスまたは FQDN で指定しま

す。また、通信プロトコルを http/https から選択し、通信ポート番号を 1 ~65535 の半角数字で指定します。

検疫サーバアドレスを設定しないと、センサー管理画面でセンサーを「検疫する」状態にできません。

治癒サーバ セキュリティパッチを適用するために、接続を許可するサーバのあて先を255 文字以内の英数字と「.」「-」「_」で指定します。

FQDN、IP アドレス、またはネットワークアドレス指定ができます。

また、オプションとして通信ポート番号を 1 ~ 65535 で指定できます。ポー

ト番号を指定した場合、指定したサーバの指定ポートへの TCP/UDP 通信の

みが対象となります。治癒サーバとして、ネットワークアドレスを指定した場合、ポート番号は指定できません。センサーは、未検疫のマシンから登録されたサーバへの通信は許可します。

治癒サーバは、ネットワークアドレスの形式にかかわらず、1 セグメントグ

ループあたり 128 件まで登録できます。登録内容が重複していると、エラー

メッセージが表示され登録できません。

なお、「(1) 検疫サーバ」で指定した検疫サーバアドレス(TCP)と DNS プロ

トコルは、設定する必要はありません。

[▼登録]ボタン 指定した検疫サーバまたは治癒サーバが、リストに登録されます。検疫サーバは、1 セグメントグループあたり 10 件まで登録できます。治癒サーバは、1 セグメントグループあたり 128 件まで登録できます。[▲]および[▼]ボ

タンで登録順序を入れ替えることができます。

[削除]ボタン 指定した検疫サーバまたは治癒サーバがリストから削除されます。「検疫する」状態のセンサーが存在する場合に、全件削除しようとするとエラーメッセージが表示され、削除できません。センサー管理画面で「検疫する」状態を解除してから、全件削除してください。

検疫クライアントとの通信設定

共有シークレット

iNetSec Inspection Center で指定したセンサー連携時の共有シークレットを指定します。共有シークレットは、4 ~ 16 文字以内の半角英数字と、「_」

「-」「@」「.」で指定します。デフォルトは「inetsec」です。省略できませ

ん。iNetSec Inspection Center で設定する共有シークレットについては、『iNetSec Inspection Center ユーザーズガイド』を参照してください。

注意

• iNetSec Inspection Centerで指定した共有シークレットの値と異な

る場合は、検疫ログインに成功しても遮断が解除されません。

ヒント

• 共有シークレットは、マネージャーをインストールした直後に変

更してください。その後も定期的に(1 年に 1 回程度)変更して

ください。

共有シークレット (再入力)

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第 4 章 運用

仮想 IP アドレス

検疫サーバと連携するためのセンサー仮想 IP アドレスを設定します。

iNetSec Inspection Center のセンサー連携時の環境定義ファイル

($QUARANTINE_CONF_DIR/quarantine/share/conf/INSPCSensorPlugin.conf(*))の AuthCGIHost で設定した値を設定します。

デフォルトは 1.2.3.4 です。省略できません。

*) $QUARANTINE_CONF_DIR は、検疫サーバの環境ファイルの

インストールディレクトリです

注意

• 仮想 IP アドレスの設定を誤ると、検疫サーバへの誘導や遮断が解

除されません。iNetSec Inspection Center のセンサー連携時の環

境定義ファイル($QUARANTINE_CONF_DIR/quarantine/share/conf/INSPCSensorPlugin.conf)の AuthCGIHost で設定した値が

仮想 IP アドレスの値として設定されているかを確認してくださ

い。

自動ログアウト時間

アイドルタイムアウト

遮断解除後、検疫クライアントの無通信状態の時間を 1 ~ 1440(分)の整数

で設定します。デフォルトは 30(分)です。省略できません。設定値を超えると、未検疫状態となり、遮断されます。

ログイン状態の検疫クライアントは、センサーに定期的にクライアント機器が稼働していることを通知します。通知する間隔は、 iNetSec Inspection Center で設定した定期接続間隔となります。

アイドルタイムアウトの時間を変更した場合、検疫ログインに成功した機器から変更した設定値が適用されます。変更した時点で、すでに検疫ログインに成功した機器には、変更した設定値が反映されません。

セッションタイムアウト

iNetSec Inspection Center で許可されてからログアウトせずに、接続し続け

た場合は、再度検疫が必要になるまでの時間を 0 ~ 744(時間)の整数で設定します。

デフォルトは 0(無制限)です。省略できません。

セッションタイムアウトの時間を変更した場合、検疫ログインに成功した機器から変更した設定値が適用されます。変更した時点で、すでに検疫ログインに成功している機器には、変更した設定値が反映されません。

検疫サーバの稼働監視

緊急時対処 1 つのセグメントに設定されている全検疫サーバの監視に失敗した場合に、

検疫未実施の機器を接続するか遮断するかについて、以下のいずれかを選択します。

• 検疫未実施機器を接続させる

• 検疫未実施機器を遮断する

緊急時対処後も、「切り戻し時間」の間隔で稼働監視を継続し、検疫サーバが復旧次第、緊急時対処を解除します。

ヒント

• 「検疫未実施機器を接続させる」を選択した場合は、緊急対処モー

ドになった場合、センサーが管理している未検疫機器はログインしたとみなされ、検疫サーバが復旧してもクライアント機器がタイムアウトするまでは接続できます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

注意

• 検疫サーバとして設定しているアドレスを外部利用申請サーバや遮断除外サーバ、治癒

サーバに設定しないでください。

• 外部利用申請サーバは遮断除外サーバや治癒サーバに設定しないでください。

• 遮断除外サーバに設定しているアドレスは治癒サーバに設定しないでください。

監視間隔 各センサーが検疫サーバを稼働監視する監視間隔を 30 ~ 3600(秒)の整数で設定します。

監視間隔を変更した場合は、変更後に監視した監視間隔から変更値が有効になります。

前回の監視が完了してから、指定された時間後に再度監視します。

デフォルトは 30(秒)です。省略できません。

監視リトライ回数

各センサーが検疫サーバを稼働監視するときのリトライ回数を 0 ~ 30(回)の整数で設定します。

0 を指定した場合は、リトライしません。

デフォルトは 10(回)です。省略できません。

監視タイムアウト

各センサーが検疫サーバを稼働監視するときのタイムアウト値を 1 ~ 30(秒)の整数で設定します。

変更した場合は、変更後に監視した監視間隔から設定値が有効になります。

デフォルトは 5(秒)です。省略できません。

切り戻し時間 検疫サーバの稼働監視で、優先度の低い検疫サーバに切り替わった後、再び優先度の高い検疫サーバへ切り戻すまでの時間を 1 ~ 1440(分)の整数で指定します。

デフォルトは 30(分)です。省略できません。

切り戻し時間は、「監視タイムアウト×監視リトライ回数×検疫サーバ台数」よりも十分に長い時間を設定してください。

この設定は、全検疫サーバダウン時の緊急時対処からの切り戻し時間と共通となります。

検疫ログイン状態表示(センサー)

パスワード センサーの検疫ログイン状態表示画面へのログイン時に使用するパスワードを 8 ~ 32 文字までの英数字、および以下の記号で設定します。

! # $ % ( ) _ - ~ ^¥[ ]:+,検疫ログイン状態表示画面については、"3.7 iNetSec Inspection Center 連携

運用の設定 " を参照してください。

デフォルトは、「iNetSecSF」です。パスワードを変更する場合のみ入力して

ください。

パスワード (再入力)

画面項目 説明

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第 4 章 運用

4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ

以下に、システム設定画面[システム全体設定]タブの項目について説明します。

表 4.21 システム設定画面[システム全体設定]タブの項目

画面項目 説明

機器種別

機器識別辞書 機器識別情報が集約された機器識別辞書を更新する場合に設定します。

[設定]ボタン 機器識別辞書設定画面が表示されます。

高度な設定

機器識別用SNMP コミュニ

ティー名

機器種別の識別およびプリンターの情報収集のために使用する SNMP コミュニティー名を、1 ~ 64 文字以内の空白およびカンマを除く半角英数字

と記号で指定します。複数の SNMP コミュニティー名( 大 10 件)を指定するには、カンマで区切ります。この項目の指定に加えて、SNMP コミュ

ニティー名には「public」も使用されます。

動作設定

マネージャーの動作設定

イベント保存期間 イベント参照画面で表示するイベント情報の保存期間を 30/60/90(日)から選択します。デフォルトは 30(日)です。保存期間を超えたイベント情

報はマネージャーの定期処理時に自動削除されます。また、イベント情報が10 万件を超えた場合は、保存期間内でも定期処理時に古いイベントから自動削除されます。

マネージャー定期処理時刻

マネージャー上で 1 日 1 回実行する、イベント削除や長期未接続機器情報削除などの定期処理時刻を、00:00 ~ 23:59 の範囲で、「hh:mm」形式、

「hh:m」形式、「h:mm」形式、「h:m」形式のいずれかで設定します。デフォルトは 02:00 です。省略できません。

定期処理時刻を変更する場合は、すでにその時刻を過ぎていれば、翌日より変更後の時刻で動作します。

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第 4 章 運用

ヒント

• センサーに関連する設定項目は、[適用]ボタンをクリックした後、次の同期が取られ

たタイミングでセンサーに反映されます。

注意

• センサー相互監視は、センサー同士が通信できない環境(NAT 環境やファイアウォール

がある場合)では使用できません。

• 相互監視するセンサー同士は、センサーの基本設定で定義したデフォルトゲートウェイ

の経路から通信できる必要があります。

機器のホスト名を逆引き

機器のホスト名を IP アドレスから逆引きするかどうかを指定します。

以下の環境の場合、「しない」を選択してください。

• マネージャーマシンのネットワークから、機器のホスト名を逆引きでき

ない環境であり、マネージャーが管理するセンサーに iNetSec Patrol Cube センサーが含まれる場合

• 機器のホスト名を IPアドレスから逆引きできないネットワーク環境の場

マネージャーでの利用申請

マネージャーでの利用申請を利用する場合は「利用する」を選択します。デフォルトは「利用しない」です。

CSV ファイルの項目名

機器情報をファイルにエクスポートする際に、項目名を出力するには「表示する」を選択します。

なお、利用申請の申請項目は、デフォルトセグメントグループに設定されている内容で出力されます。

また、「表示する」に指定した場合、インポートする際に、項目名の行が読み飛ばされます。

通信設定

マネージャー・ センサー同期間隔

マネージャーとセンサー間で通信する間隔を 1/5/10(分)から選択します。

デフォルトは 10(分)です。マネージャーがセンサーの動作状況を監視す

る間隔や、本システム設定の変更をセンサーに反映させる間隔を変更する場合に設定します。ファームアップデート時には、「10」分に設定してくださ

い。

各センサーの時刻は、マネージャーと通信したタイミングでマネージャーの時刻と同期が取られます。

センサーの時刻は、設定値が反映されたタイミングでマネージャーの時刻と同期が取られます。

センサー相互監視 センサー相互でセンサーの動作状況を監視する場合にチェックします。センサー相互監視は、同じセグメントグループのセンサー間で行われます。センサー間の相互監視間隔は 5 分です。

サーバのホスト名を正引き

マネージャーで設定したサーバ(遮断除外サーバなど)のホスト名から、IPアドレスへの正引きをマネージャー、センサーのどちらで行うかを選択します。

マネージャーに接続するセンサーに iNetSec Patrol Cube センサーが含まれる場合、「マネージャー」を選択してください。

画面項目 説明

96

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第 4 章 運用

4.7.5 MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定

MAC アドレスの上位 3 バイトには製造元を識別するための“ベンダー ID”が格納されていま

す。iNetSec Smart Finder マネージャーにベンダー ID を事前登録することにより、特定ベン

ダーの機器がネットワーク接続された際、ネットワーク通信が許可されるよう自動判定しま

す。

4.7.5.1 自動許可するベンダー ID の設定

ネットワーク通信を自動許可するベンダー ID は、MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設

定画面で設定します。MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面は、システム設定画

面[セグメントグループ固有設定]タブの「MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可」の

[設定]ボタンをクリックすると、表示されます。

以下に、MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面の項目について説明します。

97

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第 4 章 運用

表 4.22 MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面の項目

画面項目 説明

MAC アドレス(ベンダー

ID)の自動許可設定

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可に関する設定を行います。「デフォル

ト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

セグメントグループ名

セグメントグループ名が表示されます。

ベンダー ID の追加 許可対象のベンダー ID を入力します。ベンダー ID は、セグメントグループごとに 大 1000 個まで設定できます。

指定できるベンダー ID の形式は、XX:XX:XX です。X は 0 ~ 9, a ~ f ,A ~ F を指定します。ベンダー ID の区切り文字には、「:」、 「-」、または区切り文字なし

が使用できます。

許可 範囲指定した IP アドレスの承認ステータスを「許可」に設

定します。

iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

許可(検疫除外)

範囲指定した IP アドレスの承認ステータスを「許可(検疫

除外)」に設定します。

指定したベンダー ID が登録されます。

登録されたベンダー ID を CSV ファイルにエクスポートします。

CSV ファイル形式については、"A.4 ベンダー ID 自動許可設定ファイル " を参

照してください。

許可対象のベンダー ID を CSV ファイルからインポートします。CSV ファイル

形式については、"A.4 ベンダー ID 自動許可設定ファイル " を参照してください。

ベンダー ID リスト 許可対象のベンダー ID が 100 件まで表示されます。許可対象のベンダー ID が100 件を超える場合は、ベンダー ID リストの上にページ項目が表示されます。

ベンダー ID リストのヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソート

して表示した場合、項目名の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

[削除]ボタン 選択したチェックボックスのベンダー ID を削除します。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

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第 4 章 運用

ヒント

• 自動許可を有効とする前に iNetSec Smart Finder マネージャーに登録された機器は、自

動許可の判定が行われません。機器の承認を行う場合は、iNetSec Smart Finder マネー

ジャーの管理画面上で機器の承認を行う必要があります。具体的な手順については"4.2.3 選択した機器の操作 " を参照してください。

• ベンダー ID の入力形式として、区切り文字に「:」または「-」を使用している場合、2 桁

目の 0 を省略することができます。(01:01:01 → 1:1:1)• ベンダー ID を登録すると、対応するベンダー名が一覧に表示されます。

注意

• インポートを行うと、iNetSec Smart Finder マネージャーにすでに登録されているベン

ダー ID がすべて削除されて上書きされます。

4.7.6 IP アドレス変更通知の除外設定画面

DHCP など特定の IP アドレス範囲において、IP アドレス変更のイベントが通知されないよう

にするには、IP アドレス変更通知の除外設定画面を設定します。

IP アドレス変更通知の除外設定画面は、システム設定画面[セグメントグループ固有設定]タ

ブの[イベント通知]の[除外設定]ボタンをクリックすると、表示されます。

以下に、IP アドレス変更通知の除外設定画面の項目について説明します。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

画面項目 説明

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第 4 章 運用

表 4.23 IP アドレス変更通知の除外設定画面の項目

4.7.7 IP アドレスの自動許可設定画面

ネットワーク通信を自動許可する IP アドレスの範囲は、IP アドレスの自動許可設定画面で設

定します。この画面は、システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブの[機器の

遮断・承認]の「IP アドレスの自動許可」で[設定]ボタンをクリックすると、表示されま

す。

IP アドレスの自動許可設定は、セグメントグループごとに行います。

大設定数は、セグメントグループごとに 3000 です。

IP アドレスの自動許可設定を行う前に登録された機器は、"4.2.3 選択した機器の操作 " を参照

し、ネットワーク接続を許可してください。

以下に、IP アドレスの自動許可設定画面の項目について説明します。

画面項目 説明

IP アドレス変更通知の除外設定 IP アドレス変更通知の除外設定を行います。「デフォルト設定を使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

セグメントグループ名 セグメントグループ名が表示されます。

除外する IP アドレス範囲の追加

除外を開始する IP アドレスから、除外を終了する IP アドレスまでを入力します。

すでに登録されている IP アドレスの範囲を指定した場合は、マージされます。

除外する IP アドレスの範囲は、3000 件まで設定できます。

終了アドレスに開始アドレスよりも前のアドレスを指定すると、エラーとなります。

指定した IP アドレス範囲が登録されます。

除外設定されたすべての IP アドレスを IP アドレス変更通知の除外設定ファイルにエクスポートします。

ファイル形式については、"A.5 IP アドレス変更通知の除外設定ファイル " を参照してください。

除外設定されたすべての IP アドレスを IP アドレス変更通知の除外設定ファイルにインポートします。

除外 IP アドレス範囲情報をインポートすると、登録されている情報

は削除され、インポートした情報で置き換えられます。

ファイル形式については、"A.5 IP アドレス変更通知の除外設定ファ

イル " を参照してください。

除外 IP アドレスリスト 登録済みの除外 IP アドレスが 100 件まで表示されます。除外 IP アド

レスリストのヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソートして表示した場合、項目名の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

[削除]ボタン 「除外 IP アドレスリスト」でチェックした IP アドレス範囲が削除され

ます。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

100

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第 4 章 運用

注意

• IP アドレスの自動許可によって、いったんネットワーク接続を許可された機器は、機器

の IP アドレスを自動許可の範囲外に変更しても、許可のままとなります。

表 4.24 IP アドレスの自動許可設定画面の項目

画面項目 説明

IP アドレスの自動許可設定 IP アドレスの自動許可に関する設定を行います。「デフォルト設定を

使用」をチェックすると、デフォルトセグメントグループの設定値が表示中の画面に反映されます。

セグメントグループ名 セグメントグループ名が表示されます。

許可する IP アドレス範囲の

追加

追加 IP アドレスの範囲が重複している場合、IP アドレスの範囲はマー

ジされます。ただし、自動許可時の承認ステータスが異なる IP アドレス範囲が重複した場合は、エラーになります。

自動許可する IP アドレスの範囲は、セグメントグループごとに 大3000 件までです。

許可 範囲指定した IP アドレスの承認ステータスを「許可」に設定します。

iNetSec Inspection Center 連携機能が

有効な場合にのみ表示されます。許可

(検疫除外)

範囲指定した IP アドレスの承認ステータスを「許可(検疫除外)」に設定します。

指定した IP アドレス範囲が登録されます。

登録された IP アドレス自動許可情報をファイル

にエクスポートします。

ファイル形式については、"A.6 IPアドレス自動許可設定ファイル " を参照してください。

許可対象の IP アドレス範囲を IP アドレス自動許

可設定ファイルからインポートします。

自動許可 IP アドレスリスト 登録済みの自動許可 IP アドレスが 100 件まで表示されます。自動許可

IP アドレスリストのヘッダーに下線が付いた項目は、ソートできます。ソートして表示した場合、項目名の右側に「▼(降順)」または「▲(昇順)」のマークが表示されます。

[削除]ボタン 選択した IP アドレス範囲の機器に関する自動許可設定を削除します。

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第 4 章 運用

4.7.8 機器識別辞書の登録

機器識別辞書を登録するには、以下の操作を行います。

[操作]

1. システム設定画面の[システム全体設定]タブで[設定]ボタンをクリックします。

機器識別辞書設定画面が表示されるので、登録されている機器識別辞書のバージョン

表示を確認してください。

2. [参照]ボタンをクリックします。

「ファイルの選択」ダイアログが表示されます。

3. 登録するファイル名を指定し、[アップロード]ボタンをクリックします。

「指定した機器識別辞書ファイルをアップロードします。よろしいですか?」のメッ

セージダイアログが表示されます。

4. [OK]ボタンをクリックします。

「アップロードが完了しました。」のメッセージが機器識別辞書設定画面に表示され、

機器識別辞書が登録されます。指定したファイルが、登録済みのファイルと同一か古

い場合、ファイルの形式に問題がある場合は、エラーメッセージが表示されます。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

画面項目 説明

102

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第 4 章 運用

4.8 接続遮断時の利用申請(ネットワーク利

用者)

クライアント機器の利用申請は、遮断・利用申請画面から行います。また、インターネットに

接続できるブラウザを持たないプリンターなどの機器については、ブラウザがインストールさ

れている機器から利用申請画面にアクセスすることで利用申請ができます。

利用申請した後、ネットワークの接続が許可されるまでの流れは、センサーの動作モードに

よって異なります。

センサーの動作モードが「遮断(申請後解除)」に設定されている場合

ネットワーク利用者が遮断された機器から利用申請するだけで、ネットワークに接続できます。利用申請からネットワーク接続までの流れは、以下のとおりです。

1. クライアント機器をネットワークに接続します。

遮断・利用申請画面が表示されます(インターネットに接続できるブラウザを持つ

機器の場合)。

2. 遮断・利用申請画面から申請項目を入力し、[利用申請]ボタンをクリックします。

利用申請完了メッセージが表示され、ネットワークへの接続が可能になります。

センサーの動作モードが「遮断(承認後解除)」に設定されている場合

ネットワーク利用者が遮断された機器から利用申請した後、システム管理者が承認(許可)することで、ネットワークへの接続が可能となります。システム管理者が承認(許可)する前に、ネットワークに接続すると、承認待ち画面が表示されます。利用申請からネットワーク接続までの流れは、以下のとおりです。

1. クライアント機器をネットワークに接続します。

遮断・利用申請画面が表示されます(インターネットに接続できるブラウザを持つ

機器の場合)。

2. 遮断・利用申請画面から申請項目を入力し、[利用申請]ボタンをクリックします。

利用申請完了メッセージが表示されますが、再度、ネットワークへ接続すると、承認

待ち画面が表示されます。

3. システム管理者が、管理端末からマネージャーにログインし、機器管理画面を表示しま

す。

機器管理画面に、承認ステータスが「未承認(検出)」および「未承認(申請中)」の

機器情報がすべて表示されます。

4. システム管理者は、接続を許可する機器の左側のチェックボックスをチェックして、

[許可]ボタンをクリックします。

利用申請したクライアント機器のネットワークへの接続が可能になります。

103

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第 4 章 運用

ヒント

• ホワイトリストに登録済みの機器は、遮断・利用申請画面は表示されません。また、監

視モードで運用している場合も遮断・利用申請画面は表示されません。

• iNetSec Inspection Center 連携時は、遮断・利用申請画面からの利用申請が許可された

後、検疫処理が行われます。検疫ログインに成功すると、ネットワークに接続できます。

• 遮断・利用申請画面および利用申請画面(マネージャー)は、お客様の利用環境に合わ

せてカスタマイズできます。カスタマイズするための設定については、"4.9 利用申請画

面のカスタマイズ " を参照してください。

• クライアント機器のブラウザで、自動プロキシ構成スクリプト(Internet Explorer の場合

は自動構成スクリプト)を利用している場合は、ネットワークの接続が許可された後、ブラウザを再起動して、プロキシ接続を有効にしてください。

4.8.1 クライアント機器の利用申請

クライアント機器の利用申請は、遮断・利用申請画面から行います。

センサーの動作モードがデフォルトの「遮断モード」に設定されている場合は、クライアント

機器を初めてネットワークに接続すると、遮断・利用申請画面が表示されます。ただし、シス

テム設定画面でクライアント画面通知を「通知しない」に設定した場合は、表示されません。

注意

• 遮断・利用申請画面は、http 通信(ポート番号 80)の場合のみ表示されます。

(1)(2)

(3)

(4)

(5)

104

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第 4 章 運用

表 4.25 遮断・利用申請画面の項目

注意

• マネージャーを停止した状態で、機器を別のセグメントに移動した場合は、移動前のセ

グメントでの利用申請がマネージャーに反映されないことがあります。この場合は、再度利用申請を行ってください。

• Web ブラウザを使用する際にプロキシーサーバを設定している場合は、センサーの IP ア

ドレスをプロキシの除外設定として登録してください。登録していない場合は、利用申請後に利用申請完了の画面が表示されず、プロキシーサーバのエラーが表示されることがあります。

4.8.2 Web ブラウザを表示できない機器の利用申請

Web ブラウザを表示できない機器(プリンターなど)は、Web ブラウザを利用できる機器か

ら、マネージャーの利用申請画面で利用申請を行います。

マネージャーの利用申請画面を利用するには、以下を実施します。

マネージャーの利用申請画面を有効化

システム設定画面の「システム全体設定」の「高度な設定」にある「マネージャーでの利用申請」を「利用する」にしてください。

利用申請画面(マネージャー)での利用申請

Web ブラウザを利用できる機器より以下の URL にアクセスし、申請したい機器の利用

申請を行います。

画面の通信プロトコルが HTTP の場合

番号 画面項目 説明

(1) タイトル システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブの遮断、利用申請画面で設定した「タイトル」、「メッセージ」の文字列が表示されます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。(2) メッセージ

(3) 機器情報 MAC アドレ

センサーが検知した機器の MAC アドレスが表示されます。

(4) 利用状況 (項目 1) システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブの利用申請項目名で設定した申請項目が表示されます。

(項目 1)から(項目 5)までの項目名は、システム設定画面で定義した

項目名となります。

各利用申請項目の設定については、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

利用申請に必要な項目を入力し、[利用申請]ボタンをクリックして機器の利用申請を行います。

(項目 2)

(項目 3)

(項目 4)

(項目 5)

[利用申請]ボタン

(5) フッター システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブの「フッター」で指定した文字列が表示されます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 "を参照してください。

http://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/Application.aspx

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第 4 章 運用

画面の通信プロトコルが HTTPS の場合

ヒント

• ポート番号には、マネージャーのインストール時に指定したポート番号(デフォルト 8109)を指定します。

注意

• マネージャーでの利用申請には、以下の条件があります。

− マネージャーに登録されていない機器の Web ブラウザからは利用申請できません。

− マネージャーに登録されていない機器を利用申請することはできません。

− Web ブラウザを表示している機器と、利用申請する機器は、同じセグメントグルー

プに所属している必要があります。異なるセグメントグループの機器の利用申請はできません。

− すでに許可、拒否または利用申請されている機器に対しては利用申請できません。

以下に、利用申請画面(マネージャー)の項目について説明します。

表 4.26 利用申請画面(マネージャー)の項目

https://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/Application.aspx

番号 画面項目 説明

(1) タイトル システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブの利用申請画面(マネージャー)の「タイトル」、「メッセージ」で設定した内容が表示されます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してくだ

さい。

(2) メッセージ

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

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第 4 章 運用

4.8.3 遮断および利用申請後に表示される画面

クライアント機器の利用申請後や、クライアント機器がネットワークから遮断された場合に表

示される画面について説明します。

承認待ち画面

センサーの動作モードが「遮断(承認後解除)」で、管理者が利用申請を承認する前に、利用申請したクライアント機器がネットワークに接続した場合に表示されます。以下は、承認待ち画面の例です。

(3) 機器情報 IP アドレス 利用申請する機器の IP アドレスを入力し、[MAC アドレス表示]ボタンをクリックします。入力した IP アドレスに対応する MAC アドレスが

表示されます。入力された IP アドレスを持つ機器が見つからない場合、エラーメッセージが表示されます。

MAC アドレス 表示された MAC アドレスのリストから、利用申請する MAC アドレスを選択します。

(4) 利用状況 (項目 1) 各利用申請項目を 64 文字までの文字列で設定します。

(項目 1)から(項目 5)までの項目名は、システム設定画面の[セグメ

ントグループ固有設定]タブで定義した項目名となります。

システム設定画面で「利用者からの入力必須」をチェックした項目は、省略したり、空白文字(半角 / 全角スペース)のみを入力した状態で

は、利用申請できません。また、「項目」にチェックしていない項目は表示されません。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してくだ

さい。

(項目 2)

(項目 3)

(項目 4)

(項目 5)

[利用申請] ボタン

機器の利用申請に必要な項目を入力し、[利用申請]ボタンをクリックして機器の利用申請を行います。

(5) フッター システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブで設定した「フッター」の文字列が表示されます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・

承認 " を参照してください。

番号 画面項目 説明

(1)

(2)

(3)

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第 4 章 運用

拒否機器用遮断通知画面

承認ステータスが「拒否」状態のクライアント機器をネットワークに接続した場合に表示されます。また、機器詳細画面の「有効期間」で設定した期間より前にネットワーク接続した場合も、拒否機器用遮断通知画面が表示されます。以下は、拒否機器用遮断通知画面の例です。

IP アドレス割り当て違反通知画面

センサーの動作モードが「遮断モード」で、機器詳細画面で割り当てた IP アドレス以外でクライアント機器がネットワークを利用し、遮断された場合に表示されます。以下は、IPアドレス割り当て違反通知画面の例です。

表 4.27 遮断および利用申請後に表示される画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) タイトル システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブの利用申請画面(マネージャー)の「タイトル」、「メッセージ」で設定した内容が表示されます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

(2) メッセージ

(3) フッター システム設定画面の[セグメントグループ固有設定]タブで設定した「フッター」の文字列が表示されます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・

承認 " を参照してください。

(1)

(2)

(3)

(1)

(2)

(3)

108

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第 4 章 運用

4.9 利用申請画面のカスタマイズ

遮断・利用申請画面は、お客様の環境に合わせて作成した「外部利用申請画面」を利用するこ

とができます。

外部利用申請画面を使用する場合は、外部利用申請用の Web サーバが必要です。

外部利用申請画面は、システム設定のセグメントグループ固有設定で「外部利用申請サーバ」

に「利用する」を選択し、「外部利用申請サーバ URL」を設定します。詳細は、"4.7.3.3 クラ

イアント画面通知メッセージ " を参照してください。

なお、外部利用申請サーバを、プロキシサーバを経由しないとアクセスできないネットワーク

に設置する場合、システム設定のセグメントグループ固有設定で「プロキシーサーバを経由す

る遮断除外サーバ」に外部利用申請サーバを追加します。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認

" を参照してください。

外部利用申請サーバで利用申請画面を利用する際のデータの流れ、および利用申請サーバで行

う応答は、遮断・利用申請画面を使用する場合と利用申請画面(マネージャー)を使用する場

合で異なります。

遮断・利用申請画面を外部利用申請サーバで使用する

【データ処理の流れ】

1. クライアントが業務ネットワークへの Web アクセスを行うと、センサーがセンサーの

利用申請画面に誘導します。

2. センサーの利用申請画面は、外部利用申請サーバの申請画面にリダイレクト応答します

(ステータスコード 302)。

3. クライアントが外部利用申請サーバにアクセスします。

4. 外部利用申請サーバが利用申請画面を応答します。

5. クライアントが外部利用申請サーバに利用申請内容を送信します。

6. 外部利用申請サーバが送信された申請内容に応じて許可または拒否の応答をします。許

可の応答の場合、クライアントにはセンサーの申請画面にリダイレクト応答します(ス

テータスコード 302)。

7. クライアントがセンサーの利用申請画面にアクセスします。

8. センサーはクライアントに外部利用申請サーバの申請完了画面にリダイレクト応答しま

す。同時に、センサーはマネージャーに利用申請内容を通知します(ステータス 302)。

9. クライアントは外部利用申請サーバの申請完了画面にアクセスします。

10. 利用申請内容がマネージャーのデータベースに格納されます。

センサーおよびマネージャーは、外部利用申請サーバにリダイレクトする際に、指定された外部利用申請サーバの URL に、"action" およびその他のパラメーターを設定します。

以下に、"action" のパラメーターの値とその他のパラメーターについて説明します。

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第 4 章 運用

表 4.28 遮断・利用申請画面を外部利用申請サーバで利用する場合のパラメーター

actionパラメーターの値

その他のパラメーター

説明

show 利用申請画面をクライアントに応答してください。

その応答に対してクライアントから利用申請があった場合、その妥当性を検証し、妥当な場合は、「http://< センサーの IP アドレス >/pfudac/notify.cgi」にリダイレク

トするよう応答してしてください。notify.cgi のパラメーターについては、以下のとおりです。

• action "apply" を指定してください。

• ip 申請しているクライアントの IP アドレスを指定してください。各オクテット

はゼロパディングしないでください。

• mac クライアントの MAC アドレスを xx:xx:xx:xx:xx:xx の形式で指定してください。

• item1 (申請内容 1)を指定してください。(*)

• item2 (申請内容 2)を指定してください。(*)

• item3 (申請内容 3)を指定してください。(*)

• item4 (申請内容 4)を指定してください。(*)

• item5 (申請内容 5)を指定してください。(*)

sensor センサーの IP アドレスが指定されます。各オクテットはゼロパディングされません。

ip 申請しているクライアントの IP アドレスが指定されます。各オクテットはゼロパディングされません。

mac クライアントの MAC アドレスが、xx:xx:xx:xx:xx:xx の形式で指定されます。

confirm 利用申請内容をクライアントに応答してください。

mac クライアントの MAC アドレスが、xx:xx:xx:xx:xx:xx の形式で指定されます。

item1 (申請内容 1)が指定されます。 (*)

item2 (申請内容 2)が指定されます。 (*)

item3 (申請内容 3)が指定されます。 (*)

item4 (申請内容 4)が指定されます。 (*)

item5 (申請内容 5)が指定されます。 (*)

inspecting 利用申請が承認待ちであることを示す画面を応答してください。センサーの動作モードを「遮断モード ( 申請後解除 )」で運用する場合はこのパラメーターで呼び

出されることはありません。

activating 利用申請が完了し、クライアントが遮断解除待ちであることを示す画面を応答してください。センサーの動作モードを「遮断モード ( 承認後解除 )」で運用する場合はこのパラメーターで呼び出されることはありません。

deny 利用申請が却下されたことを示す画面に応答してください。

duplex すでに利用申請済みであることを示す画面に応答してください。

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第 4 章 運用

*) item1 ~ item5 については、 大 64 文字の値を「パディングなし」の base64url 方式で変換したものとし

ます。文字コードは、言語の選択が日本語の場合は EUC、それ以外の場合は UTF-8 を使用してください。

なお、使用しない項目の設定は必須ではありません。base64url 方式については、RFC 3548 を参照してく

ださい。

利用申請画面(マネージャー)を外部利用申請サーバで利用する

【データ処理の流れ】

1. クライアントが直接、外部利用申請サーバにアクセスします。

2. クライアントが外部利用申請サーバに利用申請内容を送信します。

3. 外部利用申請サーバが送信された申請内容に応じて許可または拒否の応答をします。許

可の応答の場合、クライアントにはセンサーの申請画面にリダイレクト応答します(ス

テータスコード 302)。

4. クライアントがセンサーの利用申請画面にアクセスします。

5. センサーはクライアントに外部利用申請サーバの申請完了画面にリダイレクト応答しま

す。同時に、センサーはマネージャーに利用申請内容を通知します(ステータス 302)。

6. クライアントは外部利用申請サーバの申請完了画面にアクセスします。

7. 利用申請内容がマネージャーのデータベースに格納されます。

外部利用申請サーバは、マネージャーの以下のアドレスに対して、パラメーターを送信する必

要があります。

http://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/ExternalApplication.aspx

illegalip MAC アドレスと IP アドレスの割り当てが一致しないことを示す画面に応答してください。

mac クライアントの MAC アドレスが、xx:xx:xx:xx:xx:xx の形式で指定されます。

error センサーでエラーが発生したことを示す画面に応答してください。

m 以下のエラーコードが指定されます。

769 : 利用申請内容の検証に失敗しました

770 : 利用申請に失敗しました

771 : 利用申請件数の上限を超過しました

1025 : base64url 方式のデコードに失敗しました

actionパラメーターの値

その他のパラメーター

説明

111

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第 4 章 運用

ヒント

• ポート番号には、マネージャーのインストール時に指定したポート番号(デフォルト は8109)を指定します。

• マネージャー管理画面を使用する通信プロトコルに HTTPS を選択した場合は、以下の

アドレスにパラメーターを送信します。

• 資産管理ソフトウェア連携を行う場合は、「遮断、利用申請画面」のクライアント画面

通知メッセージをカスタマイズし、資産管理エージェントのダウンロードを促すメッセージやリンクを記載することで、資産管理エージェントの導入徹底ができます。リンク先サーバは遮断除外サーバに登録してください。

マネージャーに送信するパラメーターは、以下のとおりです。

表 4.29 マネージャーに送信するパラメーター

*1) ip と mac のパラメーターは、両方またはどちらか一方の値の設定が必須です。

*2) 大 64 文字の値を「パディングなし」の base64url 方式で変換したものとします。文字コードは、

言語の選択が日本語の場合は EUC、それ以外の場合は UTF-8 を使用してください。なお、使用しな

い項目の設定は必須ではありません。base64url 方式については、RFC 3548 を参照してください。

*3)このパラメーターが不正の場合、申請結果画面要求を外部利用申請サーバに対して行うことができ

ません。

マネージャーは、ExternalApplication.aspx へのアクセスの応答として、パラメーター url で指

定された URL に、リダイレクト応答します(ステータスコード 302)。この際、マネージャー

は、以下のパラメーターを指定します。

表 4.30 応答されるパラメーター(正常の場合)

https://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/ExternalApplication.aspx

パラメーター 説明

action "apply" を指定してください。

ip 申請しているクライアントの IP アドレスを指定してください。各オクテットはゼロパ

ディングしないでください。(*1)

mac クライアントの MAC アドレスを指定してください。(*1)

item1 (申請内容 1)を指定してください。(*2)

item2 (申請内容 2)を指定してください。(*2)

item3 (申請内容 3)を指定してください。(*2)

item4 (申請内容 4)を指定してください。(*2)

item5 (申請内容 5)を指定してください。(*2)

url 利用申請サーバの申請結果画面の URL を指定してください。(*2)(*3)

パラメーター 説明

action "mconfirm" が指定されます。

ip 申請しているクライアントの IP アドレスが指定されます。各オクテットはゼロパディングされません。

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第 4 章 運用

*) 大 64 文字の値を、「パディングなし」の base64url 方式で変換したものとします。文字コードは、言語

の選択が日本語の場合は EUC、それ以外の場合は UTF-8 を使用してください。base64url 方式については、

RFC 3548 を参照してください。

申請結果がエラーの場合、マネージャーは、以下のパラメーターを指定します。

表 4.31 応答されるパラメーター(異常の場合)

4.10 運用時の注意事項

iNetSec Smart Finder を使ったシステムの運用を開始した後の注意事項について、説明します。

マネージャーマシンの時刻を変更する場合

• マネージャーマシンの時刻を変更する場合、長期未接続機器および有効期間の判定や、

機器の稼働状況などのデータが正しく集計されないことがあります。

• 機器の有効期間の判定は、24:00 を過ぎた時点で行います。有効期間を過ぎた機器は、

マネージャー定期処理時刻に自動削除されます。

• マネージャーマシンのオペレーティングシステムのタイムゾーンを変更した場合、マ

ネージャーマシンを再起動してください。再起動を行わない場合、タイムゾーンの設定が iNetSec Smart Finder の情報に正しく反映されません。

mac クライアントの MAC アドレスが xx:xx:xx:xx:xx:xx の形式で指定されます。

item1 (申請内容 1)が指定されます。(*)

item2 (申請内容 2)が指定されます。(*)

item3 (申請内容 3)が指定されます。(*)

item4 (申請内容 4)が指定されます。(*)

item5 (申請内容 5)が指定されます。(*)

パラメーター 説明

action "error" が指定されます。

m 以下のいずれかのエラーコードが指定されます。

601:

602:

603:

604:

605:

770:

パラメーター 説明

113

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第 4 章 運用

マネージャーマシンを起動しない場合

• 長期未接続機器を自動削除する設定を行い、長期未接続判定を超える期間、マネー

ジャーが起動されないと、マネージャーの起動時に、機器情報が長期未接続と判定されて削除されることがあります。長期未接続機器を自動削除する場合は、定期的にマネージャーを起動してください。

• マネージャーが起動されていないと、その間発生したイベントはマネージャーへの通知

に失敗した時点で破棄されます。すべてのイベントを確認したい場合は、マネージャーを起動しておいてください。

• マネージャーが起動されていないと、機器の稼働状況やプリンターの印刷枚数などの集

計データが登録されません。これらのデータを集計する場合は、マネージャーを常時起動しておいてください。

• マネージャーが起動されていないと、チャートを利用することができません。チャート

を利用する場合は、事前にマネージャーを起動しておいてください。

マネージャーマシンのオペレーティングシステムに関する注意事項

• マネージャーマシンのオペレーティングシステムのアップグレードはサポートしていま

せん。オペレーティングシステムをアップグレードする場合、マネージャーを再インストールしてください。

センサーをネットワークに新たに設置した場合

• 不正接続機器の遮断をする場合、ネットワークに接続される機器の情報を収集するため

に、一週間ほどセンサーを監視モードで動作させてください。

• センサーを設置したとき、すでにネットワークに接続しているコンピュータが以下のオ

ペレーティングシステムの場合、コンピュータの再起動またはネットワークへの再接続がないと、機器種別が「Windows」と判定されない場合があります。この場合、マネー

ジャー管理画面から該当するコンピュータの機器種別を「Windows」に変更してくださ

い。

− Windows Vista− Windows 7− Windows Server 2008− Windows Server 2008 R2

マネージャーにセンサーが登録された後に、センサーの基本設定を変更する場合

• センサー基本設定画面の「マネージャーの IP アドレス」を変更する場合は、変更するマ

ネージャーマシンが前回の設定マシンと同一かどうかによって、設定内容保存後に行うセンサーの操作が異なります。

− 接続するマネージャーマシンは同一で、その IP アドレスを変更する場合

センサーを停止し、再度起動します。詳細は、"5.3 センサーの停止 " および "5.2 センサーの起動 " を参照してください。

− 接続するマネージャーマシンを別のマシンに変更する場合

センサーの基本設定の内容を保存した後、センサーを初期化します。詳細は、"5.4 センサーの初期化 " の " センサーの基本設定の内容を保存して、初期化する " を参照

してください。

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第 4 章 運用

• センサー基本設定画面で、センサーが接続しているネットワークの削除・変更をともな

う変更を行った場合、センサーが検出した機器をマネージャー管理画面でいったんすべて削除してください。

iNetSec Inspection Center 連携運用を行う場合

• 以下のサーバは、それぞれ同一 IP アドレスで運用できません。異なる IP アドレスで運用

してください。

− 検疫サーバと外部利用申請サーバ

− 治癒サーバと外部利用申請サーバ

− 検疫サーバと遮断除外サーバ

− 治癒サーバと遮断除外サーバ

• マネージャーのシステム設定(iNetSec Inspection Center 連携運用)において、切り戻

し時間が短い場合、検疫サーバの切り替えイベント(1B011005)が発生しない場合が

あります。切り戻し時間は、以下の値を十分に上回る時間を設定してください。

「監視リトライ回数」×「監視タイムアウト」×「検疫サーバ」数

• 承認ステータスの自動許可が、複数の自動許可条件(例えば、「MAC アドレス(ベン

ダー ID)」と「IP アドレス」)に合致する場合は、はじめに判定された条件が優先されま

す。複数の条件に合致する可能性がある場合は、自動許可後の承認ステータス(「許可」または「許可(検疫除外)」)を合わせるように運用してください。

外部利用申請サーバの運用を行う場合

• 以下のサーバは、それぞれ同一 IP アドレスで運用できません。異なる IP アドレスで運用

してください。

− 外部利用申請サーバと遮断除外サーバ

ネットワーク構成、機器、および他アプリケーションに関する注意事項

• 無線 LAN アクセスポイントを使用する場合、ブリッジモードで使用してください。

ルータモードでは遮断できない場合があります。ルータモードで使用する場合は、無線LAN アクセスポイントの有線 LAN ポートに、以下の機器を直接接続しないでください。

有線 LAN ポートに接続する機器は、HUB を経由して接続してください。

− センサー

− クライアント機器

− クライアント機器がアクセスするサーバ(Web サーバなど)

• センサーを設置するセグメントに、Proxy ARP 機能が有効なネットワーク機器が存在す

る場合、必ずネットワーク機器の Proxy ARP 機能を無効にしてください。

Proxy ARP 機能が有効なネットワーク機器が存在する場合、遮断対象となる機器の通信

をセンサーが遮断できない場合があります。

• ルータの機種によっては、機器の検出・遮断ができない場合があります。この場合、使

用ルータのファームウェアを 新にすることで、利用可能になる場合があります。

• 検出・遮断対象の機器が、セキュリティ対策ソフトウェアなどによって ARP リクエスト

の監視が行われている場合、利用申請画面などのクライアント画面が表示されない、検疫ログイン画面にリダイレクトされない、または遮断が一時的に行われないことがあります。

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第 4 章 運用

• iNetSec Smart Finder は、ARP リクエストを検知し、ネットワークに接続された機器を

検出・遮断します。以下の機器は検出・遮断できません。

− ARP の通信を利用しないプロトコル(AppleTalk、IPX、SNA、DECnet、IPv6 など)

を使用する機器

− ARP を送信しない機器

− ARP リクエストに応答しない機器

• 検出されたプリンターや複合機が故障し、修理などで内部のカウンターがリセットされ

た場合、チャートので印刷量が正しく表示されない場合があります。

• Internet Explorer 7 を使用している場合、使用メモリが増加し続け、動作が不安定になる

場合があります。Internet Explorer 7 を使用する場合は、定期的に Internet Explorer 7 を

再起動してください。

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第 5 章 センサーの操作

センサー各部の名称、センサーの操作、センサーの基本設定画面について説明します。

5.1 センサー各部の名称................................................................................................ 1185.2 センサーの起動 ....................................................................................................... 1195.3 センサーの停止 ....................................................................................................... 1215.4 センサーの初期化 ................................................................................................... 1225.5 センサーの基本設定画面 ........................................................................................ 1235.6 センサー基本設定情報のエクスポート/インポート ............................................. 1355.7 センサーのデータ消去 ............................................................................................ 136

第 5 章 センサーの操作

117

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第 5 章 センサーの操作

5.1 センサー各部の名称

センサーには、以下のボタンと LED ランプがあります。

ここでは、センサーのボタンと前面の LED ランプについて説明します。なお、センサー各部の

詳細は、製品に添付されている『取扱説明書』を参照してください。

表 5.1 センサーのボタンと LED ランプの説明

各部の名称 説明

ボタン 電源ボタン センサーの電源投入や切断を行うボタンです。

INIT ボタン センサーを初期化するボタンです。

LED ランプ POWER ランプ センサーの電源投入状態を表示するランプです。

以下の点灯状態になります。

• ●消灯

電源が切断されている状態です。

• ●グリーン点灯

通常稼働中は、この状態になります。

• ※グリーン点滅

電源ボタンを 1 回押した状態です。

• ●アンバー点灯

以下のいずれかの状態です。

− ファームウェアの読み込み中(同時に ALARM ランプが点灯)

− ファームウェアの起動処理中(稼働準備中)

− 停止処理中

• ※アンバー点滅

以下のいずれかの状態です。

− ファームウェアのアップデート中

− INIT+ 電源ボタンが押され、初期化中

ALARM ランプ 警告状態を表示するランプです。

異常発生時には、●アンバーに点灯します。

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第 5 章 センサーの操作

5.2 センサーの起動

センサーの前面にある電源ボタンで、センサーを起動できます。

以下に、センサー起動の操作と、LED ランプの状態を説明します。

表 5.2 センサー起動の操作とランプの点灯状態

ヒント

• 正常にシャットダウンされなかった場合、通電後、自動的に電源が入り、センサーが起

動します。停電しても、復電すると、自動的にセンサーは再起動します。

正常にセンサーが起動されない場合は、以下の LED ランプが点灯します。

SENSOR ランプ センサーの状態を表示するランプです。

以下の点灯状態になります。

• ●消灯

センサーが稼働していない状態、または基本設定で、マネージャーアドレスが指定されていない状態です。工場出荷時(センサー初稼働時)は、この状態になります。

• ●グリーン点灯

センサーが稼働し、マネージャーとも通信できている状態 です。通

常、問題なく稼働していれば、この状態になります。

• ●アンバー点灯

センサーは稼働しますが、マネージャーと通信できない状態です。

EXT ランプ センサーの状態を表示するランプです。常に消灯しています。

No 操作

LED ランプの点灯状態

POWERランプ

ALARMランプ

SENSORランプ

1 LED ランプが右記の状態になっていることを確認し、電源ボタンを押します。

●消灯

●消灯

●消灯

1-1 ⇒ POWER ランプと ALARM ランプがアンバーの点灯状態となります。

●アンバー点灯

●アンバー点灯

●消灯

1-2 ⇒ ALARM ランプが消灯状態となります。

ファームウェア更新中または INIT ボタン操作による初期化中は、この後に POWER ランプがアンバーで点滅します。

●アンバー点灯

●消灯

●消灯

1-3 ⇒センサーが稼働し、マネージャーとの接続が成功すると、右記の状態になります。

●アンバー点灯

●消灯

●グリーン点灯

1-4 ⇒センサーのファームウェアの起動が完了し、POWER ラン

プがグリーンの点灯状態になります。

●グリーン点灯

●消灯

●グリーン点灯

各部の名称 説明

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第 5 章 センサーの操作

表 5.3 問題発生時の LED ランプ

LED ランプの点灯状態

説明POWERランプ

ALARMランプ

SENSORランプ

●グリーン点灯

●消灯

●アンバー点灯

センサーのファームウェアの起動まで完了しましたが、マネージャーとの接続ができない状態です。

●グリーン点灯

●消灯

●消灯

センサーの起動が完了しましたが、基本設定で、マネージャーアドレスが指定されていないか、指定したマネージャーと接続できない状態です。

工場出荷時(センサー初稼働時)は、マネージャーアドレスが指定されていないため、この状態となります。

●消灯

●アンバー点灯

●消灯

センサーのハードウェアまたはセンサーのファームウェアに異常が発生し、起動できない状態です。

以下のいずれかの操作によって、ALARM ランプは消灯します。

• マネージャーマシンでセンサーの保守情報を収集し、再起動しま

す。

• INIT ボタンによりセンサーを初期化し、再起動します。

• 電源ケーブルをいったん抜いた後、挿し直し、再起動します。

ALARM ランプが消灯しない、再度点灯する、または電源が入らない

場合は、弊社サポートセンターまでご連絡ください。

なお、センサー電源投入時に、POWER ランプと ALARM ランプがア

ンバーで点灯している状態は、ファームウェアの読み込み中であり、異常ではありません。

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第 5 章 センサーの操作

5.3 センサーの停止

センサーの前面にある電源ボタンで、センサーを停止できます

センサーを停止するには、POWER ランプがグリーン点灯状態で、電源ボタンを連続して 2 回

押します。

以下に、センサーの停止の操作と、LED ランプの状態を説明します。

表 5.4 センサー停止の操作とランプの点灯状態

注意

• センサーに何らかの異常が発生し、電源ボタンを連続して 2 回押してもセンサーを停止

できない場合は、電源ボタンを 4 秒以上押し続けると、センサーの電源が強制切断され

ます。センサー稼働中に強制的に電源を切断すると、次回以降の起動に不具合が発生する可能性があるため、緊急の場合以外は操作しないでください。強制切断後、不具合が発生する場合は、センサーの初期化が必要です。

• センサー稼働中(POWER ランプが点灯または点滅状態)に、電源ケーブルを抜かない

でください。次回以降の起動・運用に深刻な不具合が発生し、起動や正常な運用ができなくなるおそれがあります。電源ケーブルを抜く場合は、必ずセンサーを停止させてから実施してください。

ヒント

• POWER ランプがグリーン点滅状態になった後、5 秒以内に 2 回目の電源ボタンを押さな

ければ、 初に電源ボタンを押す前の状態に戻ります。

No 操作

LED ランプの点灯状態

POWERランプ

ALARMランプ

SENSORランプ

1 LED ランプが右記の状態になっていることを確認し、電源ボ

タンを押します。

●グリーン点灯

●消灯

●グリーン点灯

1-1 ⇒ POWER ランプがグリーンの点滅状態となります。 ※グリーン点滅

●消灯

●グリーン点灯2 POWER ランプがグリーンの点滅状態になってから 5 秒以内

に、再度、電源ボタンを押します。

2-1 ⇒ POWER ランプがアンバーの点灯状態になり、センサーの

停止処理が始まります。

●アンバー点灯

●消灯

●消灯

2-2 ⇒センサーの停止処理が完了すると、POWER ランプが消灯状

態になります。

●消灯

●消灯

●消灯

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第 5 章 センサーの操作

5.4 センサーの初期化

センサーの前面にある INIT ボタンで、センサーの初期化ができます。

センサー初期化の操作方法を説明します。

注意

• センサーの電源が投入されている状態で、INIT ボタンを押さないでください。

センサーの基本設定の内容を保存して、初期化する

[操作]

1. センサーの電源が切断された状態で、INIT ボタンを押しながら、電源ボタンを短く押し

ます(4 秒以下)。

センサーの基本設定の内容が保存され、それ以外の情報が購入時の状態に初期化され

ます。初期化完了後、センサーは再起動します。

購入時の状態に初期化する

[操作]

1. センサーの電源が切断された状態で、INIT ボタンを押しながら、電源ボタンを 4 秒以上

押し続けます。

すべての情報が購入時の状態に初期化されます。初期化が完了すると、センサーは再

起動します。

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第 5 章 センサーの操作

5.5 センサーの基本設定画面

ここでは、センサーの基本設定を行う、基本設定画面の構成について説明します。

(5)

(2) (3) (4)(1)

表 5.5 基本設定画面の項目

番号

画面項目 説明

(1) [基本設定]メニュー メイン表示部に基本設定画面が表示されます。

基本設定画面は、センサーの設置形態によって、以下の種類があり、設定項目が異なります。

• 単一セグメントサポート用

• 複数セグメントサポート用

• tagVLAN サポート用

デフォルトは、単一セグメントサポート用の基本設定画面が表示されます。また、拡張機能を使用する場合は、各基本設定画面の[拡張機能 (DNS, https, プロキシー ) を使用する場合は、こちらの画面から設

定してください]のリンクをクリックします。

基本設定画面の切り替えについては、"3.4.2 センサーの基本設定 " を参照してください。

(2) [エクスポート/インポート]メニュー

エクスポート/インポート画面が表示されます。

(3) [データ消去]メニュー データ消去画面が表示されます。

(4) [ログアウト]ボタン センサー基本設定画面を閉じ、ログイン画面に戻ります。

(5) メイン表示部 選択したメニューに対応する画面が表示されます。

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第 5 章 センサーの操作

5.5.1 単一セグメントサポートの場合

単一セグメントサポートの基本設定画面の設定項目について説明します。拡張機能を使用する

場合は、 拡張機能を使用する場合(単一セグメントサポート)を参照してください。

[基本設定]メニューを選択した場合(単一セグメントサポート)

表 5.6 センサー基本設定画面:単一セグメントサポートの設定項目

注意

• すでにマネージャーと通信しているセンサーの、マネージャーのアドレスやポート番号

を変更した場合は、新しい設定で動作させるためにセンサーを再起動してください。

画面項目 説明

IP アドレス LAN0 ポートの IP アドレスを入力します。デフォルトは「192.168.0.253」です。省略できません。

サブネットマスク センサーを設置するネットワークのサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。デフォルトは「24(255.255.255.0)」で

す。省略できません。

ゲートウェイ IP ア

ドレス

センサーを設置するネットワーク内でのデフォルトゲートウェイの IP アドレスを入力

します。省略できません。

マネージャーの アドレス

マネージャーマシンの IP アドレスを入力します。省略できません。

マネージャーの ポート番号

マネージャーとの通信に使用するポート番号を 1025 ~ 65535 の半角数字で入力します。センサー相互監視でも本ポートを使用します。デフォルトは 8877 です。マネー

ジャーのインストール時にポート番号を変更した場合は、インストール時に指定したポート番号を設定します。省略できません。

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第 5 章 センサーの操作

拡張機能を使用する場合(単一セグメントサポート)

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第 5 章 センサーの操作

表 5.7 センサー基本設定画面(拡張機能あり):単一セグメントサポートの設定項目

画面項目 説明

マネージャー

アドレス マネージャーマシンのホスト名(FQDN)または IP アドレスを指定します。

先頭末尾は英数字を指定し、255 文字以内の英数字と「.」「-」で指定します。省略できません。

FQDN 形式で指定した場合、DNS サーバまたはプロキシーの指定が必要で

す。

ポート マネージャーとの通信(非暗号通信時)に使用するポート番号を 1025 ~ 65535 の半角数字で入力します。また、マネージャーとの通信プロトコルに

かかわらず、センサー相互監視でも本ポートを使用します。

デフォルトは 8877 です。マネージャーのインストール時にポート番号を変更した場合は、インストール時に指定したポート番号を設定します。省略できません。

https(暗号化通信) マネージャーとの通信プロトコルに https(暗号化通信)を使用するかどうか

を設定します。

https ポート マネージャーとの通信プロトコルに https(暗号化通信)を使用する場合は、

「https(暗号化通信)時のポート番号」に 1 ~ 65535 の半角数字でポート番号を入力します。

DNS サーバ センサーでホスト名解決を行う場合の DNS サーバを IP アドレスで指定しま

す。プライマリとセカンダリの DNS サーバが指定可能です。

以下の機能を使用する場合、DNS サーバの指定が必要です。

• センサーの基本設定で、マネージャーのアドレスやプロキシーのアドレ

スを、ホスト名(FQDN)で指定する場合

• マネージャーのシステム設定画面で、「サーバのホスト名を正引き」に

「センサー」を選択する場合

• 機器のホスト名をセンサーで逆引きする場合

プロキシーサーバ

アドレス プロキシーのホスト名(FQDN)または IP アドレスを入力します。

FQDN、IP アドレスを 255 文字以内の英数字と「.」「-」で指定します。先頭

と末尾文字には、英数字を指定してください。FQDN 形式で指定した場合、DNS サーバの指定が必要です。

ポート プロキシーを使用する場合のプロキシ―のポート番号を 1 ~ 65535 の半角数

字で入力します。プロキシーアドレスを指定した場合は省略できません。

ユーザー名 使用するプロキシ―でユーザー認証が行われる場合に、ユーザー名を指定します。省略可能です。

文字数:0 ~ 32 文字

入力可能文字:英数字および記号「-」「_」「.」「@」

パスワード 使用するプロキシ―でユーザー認証が行われる場合に、パスワードを指定します。省略可能です。

文字数:0 ~ 32 文字

入力可能文字:英数字および記号「!」「#」「$」「%」「(」「)」「_ 」「-」「~」「^」「\」「[」「]」「:」「+」「,」

LAN0 の IP アドレス LAN0 ポートの IP アドレスを入力します。デフォルトは「192.168.0.253」です。省略できません。

LAN0 のサブネットマスク LAN0 ポートのサブネットマスクを「8 (255.0.0.0)」から「30 (255.255.255.252)」の範囲で選択します。デフォルトは「24

(255.255.255.0)」です。省略できません。

LAN0 のゲートウェイ IP アドレス

LAN0 ポートのゲートウェイアドレスを入力します。

126

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第 5 章 センサーの操作

5.5.2 複数セグメントサポートの場合

3 ポート LAN の場合を例に、基本設定画面の設定項目について説明します。拡張機能を使用す

る場合は、 拡張機能を使用する場合(複数セグメントサポート)を参照してください。

ヒント

• 3 ポート LAN 構成でネットワーク情報を設定した後に、センサー基本設定画面を表示さ

せる場合は、以下の IP アドレスに接続してください。

− 設定用PCの IPアドレスが、LAN0~2の各 IPアドレスのいずれかのセグメントに属す

る場合、それぞれの LAN の IP アドレスに接続してください(他の LAN の IP アドレ

スには接続できません)。

− 設定用PCの IPアドレスが、LAN0~2の各 IPアドレスのいずれのセグメントにも属さ

ない場合、デフォルトゲートウェイに設定した LAN の IP アドレスに接続してくだ

さい(他の LAN の IP アドレスには接続できません)。ただし、デフォルトゲート

ウェイに設定した LAN のゲートウェイアドレスに接続したルータから、設定用 PCの IP アドレスまでのネットワーク接続経路が確立されている必要があります。

[基本設定]メニューを選択した場合(複数セグメントサポート)

127

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第 5 章 センサーの操作

表 5.8 センサー基本設定画面:3 ポート LAN の設定項目

設定項目 説明

マネージャーの アドレス

マネージャーマシンの IP アドレスを入力します。省略できません。

マネージャーのポート番号

マネージャーとの通信に使用するポート番号を 1025 ~ 65535 の半角数字で入力します。センサー相互監視でも本ポートを使用します。デフォルトは 8877 です。マ

ネージャーのインストール時にポート番号を変更した場合は、インストール時に指定したポート番号を設定します。省略できません。

IP アドレス 使用する各ポートの IP アドレスを入力します。LAN0 ポートのデフォルトは「192.168.0.253」です。LAN0 ポートの IP アドレスは、省略できません。

サブネットマスク 使用する各ポートのサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から 「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。デフォルトは

「24(255.255.255.0)」です。LAN0 ポートのサブネットマスクは、省略できません。

ゲートウェイ IP アドレス

使用する各ポートのゲートウェイアドレスを入力します。LAN0 ポートのゲートウェ

イアドレスは、省略できません。

デフォルトゲートウェイ

LAN0、LAN1 、または LAN2 のゲートウェイアドレスからデフォルトゲートウェイ

を選択します。指定したネットワークセグメント以外と通信を行う場合に使用する通信経路を選択します。

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第 5 章 センサーの操作

拡張機能を使用する場合(複数セグメントサポート)

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第 5 章 センサーの操作

表 5.9 センサー基本設定画面(拡張機能あり):3 ポート LAN の設定項目

5.5.3 tagVLAN サポートの場合

tagVLAN サポートの基本設定画面の設定項目について説明します。拡張機能を使用する場合

は、 拡張機能を使用する場合(tagVLAN サポート)を参照してください。

注意

• LAN2ポートで設定したVLAN IDが、ルータ側でネイティブVLANの IDとして使用されて

いる場合、 ネイティブ VLAN ID と同じ VLAN ID のセグメントはセンサーでは管理でき

ません。 LAN2 ポートで設定した VLAN ID を、ネイティブ VLAN ID と異なる ID に設定するか、

ルータ側のネイティブ VLAN の ID を、LAN2 ポートで設定した VLAN ID と異なる ID に

設定してください。 なお、ルータが初期設定でネイティブ VLAN が有効になっている場合があります。

このとき、VLAN ID 1 がネイティブ VLAN ID として設定されています(例えば Cisco 社

の Catalyst シリーズが該当します)。

画面項目 説明

マネージャー " 表 5.7 センサー基本設定画面(拡張機能あり):単一セグメントサポートの設定項目 " と同様です。DNS サーバ

プロキシーサーバ

IP アドレス 使用する各ポートの IP アドレスを入力します。 LAN0 ポートのデフォルトは「192.168.0.253」です。LAN0 ポートの IP アドレスは、省略できません。

サブネットマスク 使用する各ポートのサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から 「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。

デフォルトは「24(255.255.255.0)」です。LAN0 ポートのサブネットマスクは、省略できません。

ゲートウェイ IP アドレス 使用する各ポートのゲートウェイアドレスを入力します。LAN0 ポートのゲートウェイアドレスは、省略できません。

デフォルトゲートウェイ LAN0、LAN1 、または LAN2 のゲートウェイアドレスからデフォルトゲートウェイを選択します。デフォルトは LAN0 が選択された状態です。指定し

たネットワークセグメント以外と通信を行う場合に使用する通信経路を選択します。

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第 5 章 センサーの操作

ヒント

• tagVLAN 構成でネットワーク情報を設定した後に、センサー基本設定画面を表示させる

場合は、以下の IP アドレスに接続してください。

− 設定用PCの IPアドレスが、LAN0またはVLANの各 IPアドレスのいずれかのセグメン

トに属する場合、それぞれの LAN の IP アドレスに接続してください(他の LAN の

IP アドレスには接続できません)。

− 設定用PCの IPアドレスが、LAN0およびVLANの各 IPアドレスのいずれのセグメント

にも属さない場合、デフォルトゲートウェイに設定した LAN の IP アドレスに接続

してください(他の LAN の IP アドレスには接続できません)。ただし、デフォルト

ゲートウェイに設定した LAN のゲートウェイアドレスに接続したルータから設定用

PC の IP アドレスまでのネットワーク接続経路が確立されている必要があります。

[基本設定]メニューを選択した場合(tagVLAN サポート)

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第 5 章 センサーの操作

表 5.10 センサー基本設定画面:tagVLAN サポートの設定項目

設定項目 説明

マネージャーの アドレス

マネージャーマシンの IP アドレスを入力します。省略できません。

マネージャーのポート番号

マネージャーとの通信に使用するポート番号を 1025 ~ 65535 の半角数字で入力します。センサー相互監視でも本ポートを使用します。デフォルトは 8877 です。

マネージャーのインストール時にポート番号を変更した場合は、インストール時に指定したポート番号を設定します。省略できません。

LAN0 の IP アドレス LAN0 ポートの IP アドレスを入力します。デフォルトは「192.168.0.253」です。省略できません。

LAN0 のサブネットマスク

LAN0 ポートのサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から 「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。デフォルトは

「24(255.255.255.0)」です。省略できません。

LAN0 のゲートウェ

イ IP アドレス

LAN0 ポートのゲートウェイアドレスを入力します。省略できません。

VLAN ID VLAN IDは、 大16 個まで

設定可能

LAN2 ポートの VLAN ID を 1 ~ 4094 の整数で入力します。省略可

能です。ただし、IP アドレス、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイを設定した場合は省略できません。

IP アドレス VLAN ID に対する IP アドレスを入力します。省略可能です。ただし、VLAN ID、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイを設定

した場合は省略できません。

サブネットマスク VLAN ID に対するサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から

「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。省略可能です。ただし、VLAN ID、IP アドレスやデフォルトゲートウェイを設定し

た場合は省略できません。

ゲートウェイ IP アド

レス

VLAN ID に対するゲートウェイアドレスを入力します。省略可能

です。ただし、VLAN ID、IP アドレスやサブネットマスクを設定した場合は省略できません。

デフォルトゲートウェイ

LAN0 または設定した VLAN ID のゲートウェイアドレスからデフォルトゲートウェイを選択します。指定したネットワークセグメント以外と通信を行う場合に使用する通信経路を選択します。

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第 5 章 センサーの操作

拡張機能を使用する場合(tagVLAN サポート)

tagVLAN サポートで拡張機能を使用する場合は、センサー基本設定画面の[基本設定(拡張機能あり)]メニューを選択します。以下に、tagVLAN サポートのセンサー基本設定画面(拡張機能あり)の設定項目について説明します。

133

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第 5 章 センサーの操作

表 5.11 センサー基本設定画面(拡張機能あり):tagVLAN サポートの設定項目

画面項目 説明

マネージャー " 表 5.7 センサー基本設定画面(拡張機能あり):単一セグメントサポートの設定項目 " と同様です。DNS サーバ

プロキシーサーバ

LAN0 の IP アドレス LAN0 ポートの IP アドレスを入力します。デフォルトは「192.168.0.253」です。省略できません。

LAN0 のサブネットマスク LAN0 ポートのサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から 「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。デフォルトは

「24(255.255.255.0)」です。省略できません。

LAN0 のゲートウェイ IP アドレス

LAN0 ポートのゲートウェイアドレスを入力します。省略できません。

VLAN ID VLAN ID は、 大 16 個まで設定可能です。LAN2 ポートの VLAN ID を 1 ~ 4094 の整数で入力します。省略可能です。ただし、IP アドレス、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイを設定した場合は省略できません。

IP アドレス VLAN ID に対する IP アドレスを入力します。省略可能です。ただし、VLAN ID、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイを設定した場合は省略でき

ません。

サブネットマスク VLAN ID に対するサブネットマスクを「8(255.0.0.0)」から 「30(255.255.255.252)」の範囲で選択します。省略可能です。ただし、

VLAN ID、IP アドレスやデフォルトゲートウェイを設定した場合は省略でき

ません。

ゲートウェイ IP アドレス VLAN ID に対するゲートウェイアドレスを入力します。省略可能です。ただ

し、VLAN ID、IP アドレスやサブネットマスクを設定した場合は省略できません。

デフォルトゲートウェイ LAN0 または設定した VLAN ID のゲートウェイアドレスからデフォルトゲー

トウェイを選択します。指定したネットワークセグメント以外と通信を行う場合に使用する通信経路を選択します。

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第 5 章 センサーの操作

5.6 センサー基本設定情報のエクスポート/

インポート

センサーの基本設定画面で設定した情報は、XML 形式でエクスポートしたり、別のセンサーに

インポートできます。エクスポートしたセンサー基本設定情報は、インポート後にセンサー基

本設定画面で編集できます。

センサー基本設定情報をエクスポートするには、以下の操作を行います。

[操作]

1. "3.4.1 センサーへのログイン " を参照し、センサーにログインします。

基本設定画面が表示されます。

2. [エクスポート/インポート]メニューを選択します。

エクスポート • インポート画面が表示されます。

 

エクスポートする場合

a. [エクスポート]ボタンをクリックします。

「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。

b. 出力するフォルダーとファイル名を指定します。

指定したファイルにセンサー基本設定情報がエクスポートされます。

インポートする場合

a. [参照]ボタンをクリックします。

「ファイルの選択」ダイアログが表示されます。

b. インポートするセンサー基本設定情報ファイルを選択し、[インポート]ボタンをク

リックします。

センサー基本設定情報ファイルの設定内容が、基本設定画面に表示されます。

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第 5 章 センサーの操作

c. センサー基本設定情報の設定内容を確認し、必要に応じて、設定内容を変更してく

ださい。

d. [適用]ボタンをクリックします。

センサー基本設定画面に表示されている情報がセンサーに反映されます。

5.7 センサーのデータ消去

センサーが接続するマネージャーを変更する場合や、マネージャーを再インストールする場合

は、センサーのデータを消去する必要があります。ここでは、基本設定画面からデータを消去

する方法を説明します。

なお、センサーのデータは、センサーの初期化でも消去されます。センサーの初期化では、セ

ンサーに適用されているファームウェアのバージョンも購入時の状態に初期化されます。デー

タ消去では、このバージョンが保持されます。センサー初期化の詳細は、"5.4 センサーの初期

化 " を参照してください。

[操作]

1. センサーにネットワーク接続できるコンピュータの Web ブラウザからセンサーにログ

インし、基本設定画面を表示します。

2. [データ消去]メニューを選択します。

データ消去画面が表示されます。

3. データ消去画面で以下のいずれかを選択します。

− 基本設定を残して消去

基本設定画面で設定した情報を保存します。マネージャーから受け取った情報や設

置したセグメントの機器から収集した情報は、すべて消去されます。通常は、こち

らの方法を選択してください。

− 基本設定も消去

センサー基本設定画面で設定した情報を含め、マネージャーから受け取った情報や

設置したセグメントの機器から収集した情報がすべて消去されます。センサーの IPアドレスも、初期状態(192.168.0.253/24)になります。

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第 5 章 センサーの操作

4. センサーのデータ消去後に、センサーを再起動しない場合は、「消去後にセンサーを停

止」を選択します。データ消去後に、センサーの設置場所を変更する場合に使用してく

ださい。

5. [適用]ボタンをクリックします

データ消去画面の設定に従って、データが消去されます。

なお、「消去後にセンサーを停止」を選択した場合、センサーの POWER ランプが消

灯していることを確認してから、電源ケーブルを取り外してください。

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第 6 章 チャート機能

チャートのインストール、設定、運用について説明します。

6.1 チャートとは .......................................................................................................... 1396.2 チャートの特長 ....................................................................................................... 1406.3 チャートのインストール ........................................................................................ 1446.4 チャートへのログイン ............................................................................................ 1476.5 サマリーの表示 ....................................................................................................... 1516.6 詳細情報の表示 ....................................................................................................... 1546.7 CSV ファイルへの出力 ........................................................................................... 1736.8 印刷・プレビュー ................................................................................................... 1826.9 表示設定.................................................................................................................. 1846.10 タイムゾーン設定 ................................................................................................... 1856.11 CSV 出力設定 ......................................................................................................... 1866.12 チャートのアンインストール ................................................................................. 187

第 6 章 チャート機能

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第 6 章 チャート機能

6.1 チャートとは

チャートとは、機器情報をビジュアルなレポートで表示する機能を備えたビューアーアプリ

ケーションです。

チャートは、センサーが検知・収集した機器情報を、さまざまな角度から集計し、グラフや表

などのグラフィカルな形式で表示するビジュアルレポート機能を提供します。

チャートを利用するには、iNetSec Smart Finder マネージャーに同梱されている iNetSec Smart Finder チャートをインストールする必要があります。

チャートは、機器情報を参照するユーザーが使用するコンピュータに、それぞれインストール

します。

以下に、チャートを使ったシステム概要図を示します

図 6.1 チャートを使ったシステムの概要図

139

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第 6 章 チャート機能

6.2 チャートの特長

チャートには、以下の特長があります。

• ネットワーク上の IT 資産の把握や分析が容易になります

− センサーで検知した機器の台数が自動で集計されます

− 機器台数の増減が表やグラフで確認できます

− 機器の種別とその割合がグラフで確認できます

• コスト削減やエコロジー対策のための分析が容易になります

− 機器の稼働時間と電力使用量の概算が確認できます

− プリンターの印刷量が確認できます

− グラフや表のデータを CSV ファイルに出力できます

• Adobe® AIR® を使用したグラフィカルでわかりやすいインタフェースを提供します

6.2.1 機器の台数と構成

セグメントグループおよびセグメントごとに機器の台数や機器種別の構成を集計します。

情報を参照できる機器は、チャートにログインしたユーザーに割り当てられたセグメントグ

ループ内の機器です。

機器が接続するセグメントを移動する場合は、以下のように情報が引き継がれます。

同一セグメントグループ内のセグメントに移動する場合:

変更前のセグメントに接続されていた機器は、移動後のセグメントで管理されます。

異なるセグメントグループのセグメントに移動する場合:

移動後のセグメントでは、接続を変更した機器が新たに検知された機器として扱わ

れます。このため、接続を変更した機器は、移動前と移動後のセグメントの両方で

管理されます。

図 6.2 同一セグメントグループ内のセグメントに機器が移動した場合

140

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第 6 章 チャート機能

図 6.3 異なるセグメントグループのセグメントに機器が移動した場合

6.2.2 プリンターの印刷量

プリンターから印刷量を取得します。印刷量が取得できるプリンターは、ネットワークプリン

ターおよびネットワークに対応した複合機のうち、SNMP をサポートした機種です。

印刷量は、印刷した紙面数をカウントします。1 枚の紙に片面で印刷した場合は、割付印刷の

有無にかかわらず、1 でカウントします。1 枚の紙に両面で印刷した場合は、2 でカウントしま

す。

印刷量の取得と計算は、以下のように処理されます。

1. センサーは、プリンターに対して 30 分間隔で累積印刷枚数(*)を取得します。

*) SNMP で取得できる MIB 情報から、printmib の prtMarkerLifeCount(OID: 1.3.6.1.2.1.43.10.2.1.4) の値を取得します。

2. センサーは、次の日の 初にマネージャーへ接続したときに、前日の 後に取得した各

プリンターの累積印刷枚数をマネージャーに通知します。

3. マネージャーは、センサーより通知された累積印刷枚数と、前の日に通知された累積印

刷枚数の差分より、(1) の日の印刷量を計算します。

例:

センサーが 1 月 20 日にプリンターより 後に取得した累積印刷枚数が 30 として、1 月 21 日

の 後に取得した累積印刷枚数が 35 の場合、プリンターの 1 月 20 日の印刷量は 5 となりま

す。

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第 6 章 チャート機能

図 6.4 プリンターの印刷量の取得の概要

ヒント

• センサーがプリンターを検出してから、チャートで印刷量を参照できるのは、センサー

がプリンターを検出した日から 2 日後になります(検出日にセンサーが累積印刷枚数の

収集を開始し、1 日後にセンサーが検出日の累積印刷枚数を通知し、2 日後にセンサー

が (1 日後の ) 累積印刷枚数を通知したときに、マネージャーで“1 日後”の印刷量が計

算されます)。

• センサーがプリンターから印刷量を取得している状態で、マネージャーを 1 日以上停止

していた場合、マネージャーを停止させていた期間の印刷量は、マネージャーを起動させた日の前日の印刷量として累積されて計算されます。

6.2.3 機器の電力使用量と稼働時間

稼働時間は、センサーが 30 分間隔で機器が通信可能かどうかを確認して集計した時間です。

電力使用量は、稼働時間と機器種別に設定されている平均消費電力の積算によって計算された

概算値です。マネージャーの機器管理画面で、機器ごとの平均消費電力を指定することもでき

ます。詳細は、"4.2.4 機器の情報更新と事前登録 " を参照してください。

電力使用量と稼働時間の計算は、以下のように処理されます。

1. センサーは、機器に対して 30 分間隔で通信可能かどうか(*)を確認します。通信可能

であれば機器の稼働時間に 30 分を加算します。

*) 機器に対して ARP リクエストを送信し、ARP レスポンスを返すかどうかで判定します。

2. センサーは、次の日の 初にマネージャーへ接続したときに、前日の機器の稼働時間を

マネージャーに通知します。

3. チャートは、機器の稼働時間を表示する場合、マネージャーに格納された機器の稼働時

間を表示します。機器の電力使用量を表示する場合、機器の稼働時間と平均消費電力を

積算した結果を電力使用量として表示します。

142

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第 6 章 チャート機能

図 6.5 機器の電力使用量と稼働時間の取得の概要

ヒント

• センサーが機器を検出してから、チャートで電力使用量および稼働時間を参照できるの

は、センサーが機器を検出した日から 1 日後になります(検出日にセンサーが稼働時間

の取得を開始し、1 日後にセンサーが検出日の稼働時間をマネージャーに通知します)。

• センサーが機器より稼働時間を取得している状態で、マネージャーを 1 日以上停止させ

ていた場合、マネージャーを停止させていた期間の電力使用量および稼働時間は、マネージャーを起動させた日の前日分のみ参照できます(センサーが取得し、マネージャーに通知できなかった稼働時間は、過去 1 日分のみセンサー内に保持されます)。

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第 6 章 チャート機能

6.3 チャートのインストール

以下に、チャートのインストールについて説明します。

チャートのインストール前の準備

チャートのインストール前に、以下の操作を行ってください。

1. チャートをインストールするコンピュータの動作環境の確認

チャートをインストールする前に、"2.2 チャートの動作環境 " を参照して、インストー

ルするコンピュータの動作環境を確認してください。

2. ネットワークの設定

マネージャーマシンとのネットワーク接続(HTTP または HTTPS)で、プロキシーサー

バの設定が必要な場合は、チャートをインストールするコンピュータに Internet Explorer のプロキシーサーバを設定する必要があります。

Internet Explorer の「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定」でプロキシーサー

バを設定してください。

6.3.1 チャートのインストール

チャートのインストール手順を説明します。チャートのインストール時には、Adobe® AIR® 3.2 以降ランタイムがセットアップされます。

マネージャーからダウンロードしてインストールする場合

[操作]

1. チャートをインストールするコンピュータの Web ブラウザから以下の URL を指定しま

す。

画面の通信プロトコルが HTTP の場合:

画面の通信プロトコルが HTTPS の場合:

チャートのダウンロードページが表示されます。

2. チャートのダウンロードページから Download のリンクをクリックします。

http://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/chart/download.html

https://< マネージャーマシンのホスト名または IP アドレス >:< ポート番号 >/pfudac/manager/chart/download.html

144

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第 6 章 チャート機能

「ファイルのダウンロード‐セキュリティの警告」ダイアログ が表示されます。

3. Administrators 権限を持つユーザーの場合、[実行]ボタンをクリックします。

Administrators 権限を持たないユーザーの場合、[保存]ボタンをクリックして、任意の

フォルダーにインストーラファイルをダウンロードし、右クリックメニューで「管理者

として実行」を選択し、実行します。

「Internet Explorer ‐セキュリティの警告」ダイアログが表示されます。

4. [実行する]ボタンをクリックします。

アプリケーションのインストールダイアログが表示されます。

5. [インストール]ボタンをクリックします。

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第 6 章 チャート機能

アプリケーションのインストールダイアログが表示されます。

6. インストールの環境設定とインストール先を確認し、[続行]ボタンをクリックします。

アプリケーションのインストールダイアログに使用許諾契約書が表示されます。

7. 使用許諾契約書の内容を確認の上、[同意する]ボタンをクリックします。

インストールが開始されます。

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第 6 章 チャート機能

DVD からインストールする場合

[操作]

1. iNetSec Smart Finder マネージャーの製品付属のインストール用 DVD を DVD ドライブ

に挿入します。

2. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下のパスになります。Administrators 権限を持

つユーザーの場合、ダブルクリックで実行してください。Administrators 権限を持たな

いユーザーの場合、右クリックメニューで「管理者として実行」を選択し、実行しま

す。

「マネージャーからダウンロードしてインストールする場合の操作」の手順 5 以降を参

照してください。

注意

• チャートは、ネットワーク共有フォルダーや暗号化されたフォルダーにインストールで

きません。

6.4 チャートへのログイン

ここでは、チャートを起動してログイン画面を表示するまでの手順と、ログイン後に表示され

るチャートのメイン画面について説明します。

6.4.1 チャートのログイン画面

チャートのログイン画面は、デスクトップ上に作成されたチャートのプログラムアイコン

をダブルクリックして、表示します。[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-

[iNetSec Smart Finder Chart]を選択して表示することもできます。

以下に、ログイン画面の項目について説明します。

D:¥chartsetup.exe

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第 6 章 チャート機能

表 6.1 チャートのログイン画面の項目

チャートのログイン画面が表示されたら、ログインするユーザーや接続するマネージャーを指

定し、[ログイン]ボタンをクリックします。

ログインが完了すると、メイン画面が表示されます。

ヒント

• ログイン画面の「次回からこの情報でログイン」をチェックすると、前回ログインした

情報で、自動的にログインできます。

番号 画面項目 説明

(1) ユーザー名 チャートを使用するユーザーの、ユーザー名とパスワードを入力します。

チャートを使用するユーザーは、マネージャーのユーザー管理画面で作成します。詳細は、"4.4.2 ユーザーの追加と更新 " を参照してください。

パスワード

(2) 接続先マネージャー

チャートが情報を取得するマネージャーのホスト名または IP アドレス、および

ポート番号を指定します。

マネージャーとの通信で HTTPS 通信が必要な場合は、「SSL を使用する」をチェックします。

(3) 次回からこの情報でログイン

次回の起動時にも同じユーザー名と接続先マネージャーで自動ログインを行う場合は、この項目をチェックします。

(4) [ログイン] ボタン

ログインに必要な情報を入力後、[ログイン]ボタンをクリックすることで、ログインが実行されます。

(1)

(2)

(3)

(4)

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第 6 章 チャート機能

注意

• マネージャーとの通信で HTTPS 通信が必要な場合、「SSL を使用する」をチェックして

ログインすると、「セキュリティの警告」ダイアログが何度も表示される場合があります。以下の原因が考えられます。原因に応じた対処を行ってください。

− マネージャーマシンに正式な証明書がインポートされていない可能性があります。

正式な証明書をインポートしてください。証明書をインポートする方法については、"3.2.3 インストール " を参照してください。

− チャートをインストールしたコンピュータに、マネージャーの証明書がインポート

されていない可能性があります。 チャートをインストールしたコンピュータにマネージャーで使用している証明書をインポートしてください。インポートする方法は以下のとおりです。

1. チャートのログイン時に表示される「セキュリティの警告」ダイアログで、

[証明書の表示]をクリックします。

「証明書」ダイアログが表示されます。

2. [全般]タブの[証明書のインストール]をクリックします。

「証明書のインポート ウィザード」が表示されます。

3. 「証明書のインポートウィザード」の「証明書ストア」で、「証明書の種類に

基づいて、自動的に証明書ストアを選択する」を選択し、インポートします。

6.4.2 チャートのメイン画面

チャートへのログインが完了すると、チャートのメイン画面が表示されます。

メイン画面では、MENU と操作ボタンが、左側のメニュー領域に配置されています。

右側の情報表示領域には、左側の MENU や操作ボタンをクリックした結果が表示されます。

以下に、メイン画面の項目について説明します。

(1)

(2)

(3)

(4)

(5) (6)

(7) (9)

(8) (10)

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第 6 章 チャート機能

表 6.2 メイン画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) ログアウト チャートからログアウトします。ログアウトすると、ログイン画面が表示されます。

(2) ユーザー名 ログイン中のユーザー名が表示されます。

(3) サマリー 情報表示域にサマリー画面が表示されます。サマリー画面については、 "6.5 サマリーの表示 " を参照してください。

(4) 詳細 [機器]、[印刷量]、[電力使用量 / 稼働状況]のサブメニューが表示されます。

機器 情報表示域に、機器一覧画面が表示されます。機器一覧画面については、"6.6.1 機器一覧画面 " を参照してください。

印刷量 情報表示域に、印刷量画面が表示されます。印刷量画面については、"6.6.2 印刷量画面 " を参照してください。

電力使用量/ 稼働状況

情報表示域に、電力使用量 / 稼働状況画面が表示されます。電力使用量 / 稼働状況画面については、"6.6.3 電力使用量画面 " および "6.6.4 稼働状況画面 " を参

照してください。

(5) データ取得日 表示中の情報をマネージャーから取得した日時が表示されます。

(6) [情報の更新]ボタン

マネージャーから情報を取得し、表示される情報を更新します。情報更新後は、情報表示領域にサマリー画面が表示されます。

(7) スプリッターバー クリックすると、左のメニュー領域が閉じて、情報表示領域が広がります。再度クリックすると、元に戻ります。

(8) 操作ボタン

出力ボタン 以下のメニューが表示されます。メニューから操作を選択します。

• 印刷

表示中の画面の情報が印刷されます。詳細は、"6.8 印刷・プレビュー " を参照してください。

• プレビュー

表示中の画面の情報を印刷した場合のイメージがプレビュー表示されます。詳細は、"6.8 印刷・プレビュー " を参照してください。

• CSV 出力

表示中の画面の情報が CSV ファイルに出力されます。詳細は、"6.7 CSVファイルへの出力 " を参照してください。

設定ボタン 以下のメニューが表示されます。

• 表示設定

表示設定画面が表示されます。詳細は、"6.9 表示設定 " を参照してくださ

い。

• タイムゾーン設定

タイムゾーン設定画面が表示されます。詳細は、"6.10 タイムゾーン設定 "を参照してください。

• CSV 出力設定

CSV 出力画面が表示されます。詳細は、"6.11 CSV 出力設定 " を参照して

ください。

ヘルプ 以下のメニューが表示されます。メニューから操作を選択します。

• バージョン情報

チャートのバージョン情報が表示されます。

• ヘルプ

チャートのヘルプが表示されます。

(9) 情報表示域 MENU や操作ボタンで選択された情報が表示される領域です。

(10) ウィンドウ枠 チャートのウィンドウサイズを変更する場合に、この領域をドラッグすることでウィンドウサイズを変更できます。

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第 6 章 チャート機能

6.5 サマリーの表示

チャートでログインが完了すると、メイン画面の情報表示域にサマリー画面が表示されます。

サマリー画面では、センサーがネットワークで検出した機器について、以下の概要が参照でき

ます。

• 機器の台数と構成

• プリンターの印刷量

• 機器の電力使用量

6.5.1 サマリー画面

サマリー画面は、メイン画面で[サマリー]メニューを選択すると、表示されます。

以下に、サマリー画面の項目について説明します。

(1)

(2)

(3)

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第 6 章 チャート機能

表 6.3 サマリー画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) 機器サマリー (*1)

ネットワークに接続された機器の種別と台数、および機器台数の増減が、表とグラフで表示されます。

機器構成 円グラフ

機器の台数の構成が、円グラフで表示されます。円グラフには、機器台数表で選択された行の情報が表示されます。

機器台数表 (*2)、(*3)

機器の台数および前月からの増加台数と減少台数の一覧が表示されます。

各項目には、以下の情報が表示されます。

• 範囲

ユーザーが参照できるセグメントグループおよびセグメントが表示されます。参照できるセグメントグループおよびセグメントがそれぞれ 1 つし

かない場合、[範囲]には「全体」のみ表示されます。

• 台数

機器の台数が表示されます。

• 前月比増

今月になってからカウントされた機器の増加台数が表示されます。

• 前月比減

今月になってからカウントされた機器の減少台数が表示されます。機器台数表では、以下の操作によって表示が切り替わります。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 任意の行をクリック

その行の情報で機器構成円グラフが再表示されます。

• または▼をクリック

「全体」の場合、配下のセグメントグループが展開または格納されます。セグメントグループの場合、配下のセグメントが展開または格納されます。

(2) 印刷量サマリー 機器種別が「プリンター」のネットワーク上の機器について、印刷量とその推移が、表とグラフで表示されます。

印刷量グラフ 印刷量一覧表で選択されたプリンターの 3 か月間の印刷量の推移とその月の予測値が棒グラフで表示されます。予測値は、今月の実績から計算された平均値に今月の日数を積算した値です。

印刷量一覧表 プリンターの印刷量の合計、前月からの印刷量の増減、および印刷量を計算したプリンターの台数が表示されます。各項目には、以下の情報が表示されます。

• 範囲

ユーザーが参照できるセグメントグループおよびセグメントが表示されます。参照できるセグメントグループおよびセグメントがそれぞれ 1 つしかない場合、[範囲]には「全体」のみ表示されます。

• 印刷量

プリンターの印刷量の合計が表示されます。

• 前月比差

前月の印刷量と今月になってからカウントされた印刷量との差分が表示されます。

• 台数

印刷量を計算したプリンターの台数が表示されます。印刷量一覧表では、以下の操作によって表示が切り替わります。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 任意の行をクリック

選択した行の情報で、印刷量グラフが再表示されます。

• または▼をクリック

「全体」の場合、配下のセグメントグループが展開または格納されます。セグメントグループの場合、配下のセグメントが展開または格納されます。

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第 6 章 チャート機能

*1)マネージャー管理画面の接続機器の事前登録で登録された機器は、センサーで検知されるまで、機

器の台数にカウントされません。

*2) iNetSec Smart Finder を導入する前からネットワークに存在した機器でも、検出された月の増加台数

にカウントされます。

*3)検出された機器が、検出された月内に削除された場合は、その月の前月比増が 1、前月比減 1 とし

てカウントされます。

(3) 電力使用量 サマリー

ネットワークに接続された機器の電力使用量の概算の推移が、表とグラフで表示されます。

電力使用量 グラフ

機器の 3 か月間の電力使用量の推移と、今月の予測値が、棒グラフで表示され

ます。予測値は、今月の実績から計算された平均値に今月の日数を積算した値です。

電力使用量表 電力使用量の合計と、前月からの電力使用量の増減、および機器の台数の一覧が表示されます。

各項目には、以下の情報が表示されます。

• [範囲]

ユーザーが参照できるセグメントグループおよびセグメントが表示されます。参照できるセグメントグループおよびセグメントがそれぞれ 1 つしか

ない場合、[範囲]には「全体」のみ表示されます。

• [電力使用量]

機器の電力使用量の合計が表示されます。

• [前月比差]

前月の電力使用量と今月になってからカウントされた電力使用量との差分が表示されます。

• [台数]

電力使用量を計算した機器の台数が表示されます。電力使用量表では、以下の操作によって表示が切り替わります。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 任意の行をクリック

選択した行の情報で、電力使用量グラフが再表示されます。

• または▼をクリック

「全体」の場合、配下のセグメントグループが展開または格納されます。セグメントグループの場合、配下のセグメントが展開または格納されます。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

6.6 詳細情報の表示

メイン画面の MENU から[詳細]を選択すると、以下のメニューが表示されます。

• 機器

• 印刷量

• 電力使用量 / 稼働状況

それぞれのメニューを選択すると、情報表示域にメニューに対応する画面が表示されます。

6.6.1 機器一覧画面

機器一覧画面は、センサーが検出した機器の台数やその増減、構成する機器種別に関する情報

が参照できます。機器一覧画面は、メイン画面の[詳細]メニューから[機器]をクリックす

ると、表示されます。

情報を参照できる機器は、チャートにログインしたユーザーに割り当てられたセグメントグ

ループ内の機器です。

以下に、機器一覧画面の項目について説明します。

(1) (2)

(3)

(4)

(5)

(6)

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第 6 章 チャート機能

表 6.4 機器一覧画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) 機器構成円グラフ 機器台数表で選択された機器の台数の構成が、円グラフで表示されます。

(2) 機器台数表 機器の台数、および前月からの増加台数と減少台数の一覧が表示されます。

各項目には、以下の情報が表示されます。

• [範囲]

ユーザーが参照できるセグメントグループ、セグメント、およびそれらの全体が表示されます。ログインしたユーザーが参照できるセグメントグループおよびセグメントが、それぞれ 1 つしかない場合、「全体」のみ表示され

ます。

• [台数]

機器の台数が表示されます。

• [前月比増]

今月になってからカウントされた機器の増加台数が表示されます。

• [前月比減]

今月になってからカウントされた機器の減少台数が表示されます。以下の操作によって表示が切り替わります。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 任意の行をクリック

その行の情報で機器構成円グラフが再表示されます。

• または▼をクリック

「全体」の場合、配下のセグメントグループが展開または格納されます。セグメントグループの場合、配下のセグメントが展開または格納されます。

(3) 機器参照画面 機器一覧表に表示されている任意の行をクリックすることで、選択した機器の以下の情報が表示されます。

• 終検知日

• 平均消費電力

• 種別

• MAC アドレス

• ベンダー名

• IP アドレス

• ホスト名

• NetBIOS 名

• 機器種別詳細

• 機種名

• OS 種別

• メーカー名

表示される項目の詳細は、" 表 6.9 機器詳細画面の項目 " を参照してください。

(4) 機器一覧表 ユーザーが参照できるセグメントグループ内の機器について、機器種別、MACアドレス、ホスト名、および IP アドレスが表示されます。

表示する列の項目は、表示列選択画面で変更することができます。

以下の操作によって表示が切り替わります。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 任意の行をクリック

メニュー表示領域に選択した機器の機器参照画面が表示されます。

• 任意の行をダブルクリック

選択した機器の機器詳細画面が表示されます。

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第 6 章 チャート機能

機器一覧表、機器参照画面、および機器詳細画面では、以下のアイコンで、それぞれの機器が

表示されます。

表 6.5 機器種別の表示アイコン

(5) データ絞り込みボタン

データ絞り込み画面が表示されます。ボタンの左側には、機器一覧に表示されている機器の台数が表示されます。

データ絞り込み画面では、機器一覧表に表示する機器を絞り込む条件を指定します。機器が絞り込まれている場合は、[データ絞り込み]ボタンが青色に点灯した状態で表示されます。

データ絞り込み画面の詳細は、"6.6.6 データ絞り込み画面 " を参照してください。

(6) 表示列選択ボタン 機器一覧表に表示する列を選択する「表示列選択画面」が表示されます。

表示列選択画面の詳細は、"6.6.7 表示列選択画面 " を参照してください。

アイコン 機器種別

不明

判定中

Windows

Mac

Linux/Unix

ルータ / スイッチ

プリンター

NAS

ネットワークスキャナ

IP 電話

情報 Kiosk 端末

携帯端末

他のネットワーク機器

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

6.6.2 印刷量画面

印刷量画面では、ネットワーク上のプリンターの印刷量と印刷量の推移を参照できます。印刷

量画面は、メイン画面の[詳細]メニューから[印刷量]をクリックすると、表示されます。

情報を参照できるプリンターは、チャートにログインしたユーザーに割り当てられたセグメン

トグループ内で、機器の種別が「プリンター」の機器です。

以下に、印刷量画面の項目について説明します。

表 6.6 印刷量画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) 表示範囲 印刷量一覧表と印刷量グラフで表示しているセグメントグループ、セグメント、およびプリンターの表示範囲が表示されます。

以下の操作によって表示が切り替わります。

• [全体]をクリック

ユーザーが参照できるセグメントグループ全体に表示範囲が切り替わります。

• セグメントグループ名をクリック

セグメントグループ内のセグメントに表示範囲が切り替わります。

(2) 表示列選択 ボタン

印刷量一覧表に表示する列を選択する「表示列選択画面」が表示されます。

表示列選択画面の詳細は、"6.6.7 表示列選択画面 " を参照してください。

なお、表示範囲がプリンター以外の場合は、表示列選択ボタンが表示されません。

(3) 表示期間 印刷量一覧表と印刷量グラフで表示している期間が表示されます。

(4) 月次表示 ボタン

印刷量グラフが、月単位のグラフで表示されます。印刷量グラフが日単位で表示されている場合にのみクリックできます。

(1) (2)

(3)

(6)

(5)

(4)

(7)

157

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第 6 章 チャート機能

(5) 表示切り替えボタン

以下のボタンがあり、印刷量グラフの表示が切り替わります。

• [折れ線グラフ]ボタン

印刷量グラフが折れ線グラフで表示されます。

• [積み上げ棒グラフ]ボタン

印刷量グラフが積み上げ棒グラフで表示されます。

(6) 印刷量グラフ 印刷量一覧表で選択されたプリンターの印刷量の推移がグラフで表示されます。

印刷量グラフは、印刷量一覧表と連動して、セグメントグループ、セグメント、およびプリンターごとに表示されます。

印刷量グラフの凡例には、印刷量一覧表のチェックボックスでチェックした行の情報について、以下のいずれかが表示されます。

• セグメントグループ名

セグメントグループの場合に表示されます。

• セグメント名

セグメントの場合に表示されます。

• 表示列と MAC アドレス

プリンターの場合で、MAC アドレス、月、日以外で一番左に表示される列の情

報(ホスト名など)と、MAC アドレスが表示されます。MAC アドレス、月、

日以外の表示列がない場合、MAC アドレスのみが表示されます。

(7) 印刷量一覧表 セグメントグループ、セグメント、およびプリンターごとに、印刷量の推移が一覧で表示されます。

各項目には、以下の情報が表示されます。

• [セグメントグループ名]

ログインしたユーザーが参照できるセグメントグループ名の一覧が表示されます。

• [セグメント名]

セグメント名の一覧が表示されます。セグメントグループ内に同一のセグメント名が存在する場合は、それぞれのセグメントを識別するため、セグメント名の末尾に自動的に数字が付与されます。

• [ホスト名]

プリンターのホスト名の一覧が表示されます。

• [IP アドレス]

プリンターの IP アドレスの一覧が表示されます。

• [MAC アドレス]

プリンターの MAC アドレスの一覧が表示されます。

• [合計]

表示中の機器の 1 年間、または 1 か月の印刷量の合計値が表示されます。

• [YYYY/M]

印刷量一覧表に 1 年間の印刷量が表示されている場合、YYYY 年 M 月の 1 か月

の印刷量が表示されます。

• [M/D]

印刷量一覧表に 1 か月間の印刷量が表示されている場合、M 月 D 日の 1 日の印

刷量が表示されます。以下の操作によって表示が切り替わります。

• 各行のチェック

チェックした行の情報が印刷量グラフに表示されます。チェックを解除すると、印刷量グラフからチェック解除した行の情報が削除されます。

• をクリック

選択した行の情報で、セグメントグループ別からセグメント別へ、セグメント別からプリンター別へ遷移します。セグメントグループに所属するセグメントが 1 つしかない場合は、プリンターの一覧に遷移します。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

ヒント

• 印刷量グラフと印刷量一覧表は、月単位と日単位で表示を切り替えることができます。

初期表示は、月単位の積み上げ棒グラフです。月単位の表示を、日単位に変更するには、以下の操作を行います。

− 積み上げ棒グラフの場合

日単位で表示する月の積み上げ棒グラフをクリックします。

− 折れ線グラフの場合

日単位で表示する月の値が表示されている点をクリックします。

日単位の表示を月単位に戻すには、表示切り替えボタンの[月次表示]ボタンをクリッ

クします。

月単位の表示を、日単位に変更するには、日単位で表示したいグラフの横軸の年月をク

リックします。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 行をダブルクリック

セグメントグループの場合は、セグメントの一覧に遷移します。 セグメントの場合は、機器の一覧に遷移します。 プリンターの場合は、機器詳細画面が表示されます。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

6.6.3 電力使用量画面

電力使用量画面では、センサーがネットワークで検出した機器の電力使用量の推移を参照でき

ます。参照できるのは、チャートにログインしたユーザーが参照できるセグメントグループ内

の機器です。

電力使用量画面は、メイン画面の[詳細]メニューから[電力使用量 / 稼働状況]をクリック

すると、表示されます。

以下に、電力使用量画面の項目について説明します。

表 6.7 電力使用量画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) 表示範囲 電力使用量グラフと電力使用量一覧表で表示しているセグメントグループ、セグメント、および機器の表示範囲が表示されます。

以下の項目をクリックすることで、表示内容が切り替わります。

• 「全体」をクリック

ユーザーが参照できるセグメントグループ全体に表示範囲が切り替わります。

• セグメントグループ名をクリック

セグメントグループ内のセグメントに表示範囲が切り替わります。

(2) 表示列選択 ボタン

電力使用量一覧表に表示する列を選択する「表示列選択画面」が表示されます。

表示列選択画面の詳細は、"6.6.7 表示列選択画面 " を参照してください。

なお、表示範囲が機器以外の場合は、表示列選択ボタンが表示されません。

(3) 表示期間 電力使用量グラフと電力使用量一覧表で表示している期間が表示されます。

(1)(3)

(4)(5)

(8)

(6)

(2)

(7)

160

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第 6 章 チャート機能

(4) 表示切り替えタブ

以下のタブがあり、電力使用量画面と稼働状況画面が切り替わります。

• [電力]タブ

電力使用量画面が表示されます。

• [稼働時間]タブ

稼働状況画面が表示されます。

(5) 月次表示ボタン

電力使用量グラフが、月単位のグラフで表示されます。電力使用量グラフが日単位で表示されている場合にのみクリックできます。

(6) 表示切り替えボタン

以下のボタンがあり、それぞれのボタンをクリックすることで、電力使用量グラフの表示が切り替わります。

• [折れ線グラフ]ボタン

電力使用量グラフが折れ線グラフで表示されます。

• [積み上げ棒グラフ]ボタン

電力使用量グラフが稼働時間グラフで表示されます。

(7) 電力使用量グラフ

電力使用量一覧表で選択された機器の電力使用量の推移がグラフで表示されます。

電力使用量は、電力使用量一覧表と連動して、セグメントグループ、セグメント、および機器ごとに表示されます。

電力使用量グラフの凡例には、電力使用量一覧表のチェックボックスでチェックした行の情報について、以下のいずれかが表示されます。

• セグメントグループ名

セグメントグループの場合に表示されます。

• セグメント名

セグメントの場合に表示されます。

• 表示列と MAC アドレス

機器の場合で、種別、MAC アドレス、月、日以外で一番左に表示される列の情

報(ホスト名など)と、MAC アドレスが表示されます。MAC アドレス、月、日

以外の表示列がない場合、MAC アドレスのみが表示されます。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

ヒント

• 電力使用量グラフと電力使用量一覧表は、月単位と日単位で表示を切り替えることがで

きます。初期表示は、月単位の積み上げ棒グラフです。月単位の表示を、日単位に変更するには、以下の操作を行います。

− 積み上げ棒グラフの場合

日単位で表示する月の積み上げ棒グラフをクリックします。

− 折れ線グラフの場合

日単位で表示する月の値が表示されている点をクリックします。

日単位の表示を月単位に戻すには、表示切り替えボタンの[月次表示]ボタンをクリッ

クします。

(8) 電力使用量一覧表

セグメントグループ、セグメント、および機器ごとに電力使用量の推移が一覧で表示されます。

各項目には、以下の情報が表示されます。

• セグメントグループ名

ログインしたユーザーが参照できるセグメントグループ名の一覧が表示されます。

• セグメント名

セグメント名の一覧が表示されます。セグメントグループ内に同一名のセグメントが複数存在する場合は、それぞれを識別するために、セグメント名の末尾に自動的に数字が付与されます。

• ホスト名

機器のホスト名の一覧が表示されます。

• IP アドレス

機器の IP アドレスの一覧が表示されます。

• MAC アドレス

機器の MAC アドレスの一覧が表示されます。

• 合計

表示中の 1 年間または 1 か月の電力使用量の合計値が表示されます。

• [YYYY/M]

電力使用量一覧表に 1 年間の電力使用量が表示されている場合、YYYY 年 M 月の

1 か月の電力使用量が表示されます。

• [M/D]

電力使用量一覧表に 1 か月間の電力使用量が表示されている場合、M 月 D 日の 1日の電力使用量が表示されます。

以下の操作を行うことができます。

• チェックボックスをクリック

チェックした行の情報が電力使用量グラフに表示されます。チェックを解除すると、電力使用量グラフからチェック解除した行の情報が削除されます。

• をクリック

選択した行の情報で、セグメントグループ別からセグメント別へ、セグメント別から機器別へ遷移します。セグメントグループに所属するセグメントが 1 つしか

ない場合は、機器の一覧に遷移します。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 行をダブルクリック

セグメントグループの場合は、セグメントの一覧に遷移します。 セグメントの場合は、機器の一覧に遷移します。 機器の場合は、機器詳細画面が表示されます。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

月単位の表示を、日単位に変更するには、日単位で表示したいグラフの横軸の年月をク

リックします。

6.6.4 稼働状況画面

稼働状況画面では、センサーがネットワークで検出した機器の稼働時間の推移を参照できま

す。参照できるのは、チャートにログインしたユーザーが参照できるセグメントグループ内の

機器です。

稼働状況画面は、以下の操作を行うことで表示されます。

[操作]

1. メイン画面の[詳細]メニューから[電力使用量 / 稼働状況]をクリックします。

電力使用量画面が表示されます。

2. 電力使用量一覧表に、セグメントグループまたはセグメントが複数の表示されている場

合は、それぞれのセグメントグループまたはセグメントの左にある 印をクリックして

機器種別を表示します。

3. [稼働時間]タブをクリックして、表示を切り替えます。

稼働状況画面が表示されます。

以下に、稼働状況画面の項目について説明します。

(2)(3)

(4)

(6)

(5)

(7)

(1)

(8)

163

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第 6 章 チャート機能

表 6.8 稼働状況画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) 表示範囲 稼働時間グラフと稼働時間一覧表で表示しているセグメントグループ、セグメント、および機器の表示範囲が表示されます。

[全体]およびセグメントグループ名をクリックすると、電力使用量画面の表示反映に戻ります。

(2) 表示列選択 ボタン

稼働時間一覧表に表示する列を選択する「表示列選択画面」が表示されます。

表示列選択画面の詳細は、"6.6.7 表示列選択画面 " を参照してください。

(3) 表示期間 稼働時間と稼働時間一覧表で表示している期間が表示されます。

(4) 表示切り替えタブ

以下のタブがあり、電力使用量画面と稼働状況画面が切り替わります。

• [電力]タブ

電力使用量画面が表示されます。

• [稼働時間]タブ

稼働状況画面が表示されます。

(5) 月次表示ボタン

稼働時間グラフが、月単位のグラフで表示されます。稼働時間グラフが日単位で表示されている場合にのみクリックできます。

(6) 表示切り替えボタン

以下のボタンがあり、それぞれのボタンをクリックすることで、稼働状況グラフの表示が切り替わります。

• [折れ線グラフ]ボタンは

稼働時間グラフが折れ線グラフで表示されます。

• [積み上げ棒グラフ]ボタン

稼働時間グラフが積み上げ棒グラフで表示されます。

(7) 稼働時間 グラフ

稼働時間一覧表で選択された機器の稼働時間の推移がグラフで表示されます。

稼働時間は、機器ごとに表示されます。

稼働時間グラフの凡例には、稼働時間一覧表のチェックボックスでチェックした行の情報について、以下のいずれかが表示されます。

• 表示列と MAC アドレス

機器の場合は、種別、MAC アドレス、月、日以外で、一番左に表示される列の

情報(ホスト名など)と、MAC アドレスが表示されます。MAC アドレス、月、

日以外の表示列がない場合、MAC アドレスのみが表示されます。

164

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第 6 章 チャート機能

ヒント

• 稼働時間グラフと稼働時間一覧表は、月単位と日単位で表示を切り替えることができま

す。初期表示は、月単位の積み上げ棒グラフです。月単位の表示を、日単位に変更するには、以下の操作を行います。

− 積み上げ棒グラフの場合

日単位で表示する月の積み上げ棒グラフをクリックします。

− 折れ線グラフの場合

日単位で表示する月の値が表示されている点をクリックします。日単位の表示を月単位に戻すには、表示切り替えボタンの[月次表示]ボタンをクリッ

クします。

月単位の表示を、日単位に変更するには、日単位で表示したいグラフの横軸の年月をク

リックします。

6.6.5 機器詳細画面

機器の詳細情報を表示する画面です。以下の画面で、一覧表に表示されている機器を選択して

ダブルクリックすると、表示されます。

• 機器一覧画面

• 印刷量画面

• 電力使用量画面

(8) 稼働時間 一覧表

機器ごとに、稼働時間の推移が一覧で表示されます。

稼働時間一覧表を表示するには、電力使用量グラフで、機器ごとの電力使用量を表示しているときに、[稼働時間]ボタンをクリックします。

各項目には、以下の情報が表示されます。

• [種別]

機器の種別がアイコンで表示されます。

• [ホスト名]

機器のホスト名が表示されます。

• [IP アドレス]

機器の IP アドレスが表示されます。

• [MAC アドレス]

機器の MAC アドレスが表示されます。

• [合計]

表示中の 1 年間、または 1 か月の稼働時間の合計値が表示されます。

• [YYYY/M]

稼働時間一覧表に 1 年間の電力使用量が表示されている場合、YYYY 年 M 月の 1か月の稼働時間が表示されます。

• [M/D]

稼働時間一覧表に 1 か月間の印刷量が表示されている場合、M 月 D 日の 1 日間

の稼働時間が表示されます。以下の操作を行うことができます。

• チェックボックスをクリック

稼働時間グラフに、チェックした行の情報が表示されます。

• 列のヘッダーをクリック

選択した項目でソートされた結果が表示されます。

• 行をダブルクリック

機器詳細画面が表示されます。

番号 画面項目 説明

165

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第 6 章 チャート機能

• 稼働状況画面

機器種別がプリンターの場合は、プリンター固有の情報も参照できます。

機器詳細画面の右上の×ボタンをクリックすると、機器詳細画面が閉じます。

注意

• 機器詳細画面に表示される情報は、センサーが機器からの情報を取得した時点の情報で

す。このため、現在の機器の状態と、チャートで機器詳細画面を表示した時点の状態とは異なる場合があります。

以下に、プリンターの場合を例に機器詳細画面の項目について説明します。

表 6.9 機器詳細画面の項目

番号 画面項目 説明

(1) 機器種別 機器の種別がアイコンで表示されます。表示されるアイコンについては、" 表 6.5 機器種別の表示アイコン " を参照してください。

(2) 新規登録日 センサーが機器を 初に検出した日時が表示されます。

(3) 終検知日 センサーが機器を 後に検出した日時が表示されます。

166

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第 6 章 チャート機能

(4) 役割 機器の役割が表示されます。以下の役割のいずれかが表示されます。

役割のない機器は、「-」が表示されます。

• マネージャー

• ゲートウェイ

• 検疫サーバ

• 治癒サーバ

• 利用申請サーバ

• 遮断除外サーバ

(5) MAC アドレス 機器の MAC アドレスが表示されます。

(6) ベンダー名 機器の MAC アドレスが示すベンダー名が表示されます。

(7) IP アドレス 機器の IP アドレスが表示されます。

(8) ホスト名 機器のホスト名が表示されます。

(9) NetBIOS 名 機器の NetBIOS 名が表示されます。

(10) 機器種別詳細 機器種別に関する詳細情報が表示されます。

(11) 機種名 機器の機種名が表示されます。

(12) OS 種別 機器の OS 種別が表示されます。

(13) メーカー名 機器のメーカー名が表示されます。

(14) 機器備考 1 機器に関する備考の情報が表示されます。

機器備考 2

機器備考 3

(15) 平均消費電力 機器に定義された平均消費電力の値が表示されます。

(16) 承認ステータス 機器の承認状態が表示されます。以下の承認状態のいずれかが表示されます。

機器の承認状態がない場合(監視モードの場合など)は、空欄になります。

• 未承認(検出)

• 未承認(申請中)

• 許可

• 拒否

• 許可(検疫除外)

(17) 承認期間 機器の承認ステータスが「許可」または「許可(検疫除外)」の場合、有効期間内かどうかが「期間内」または「期間外」で表示されます。

機器の承認ステータスが「許可」または「許可(検疫除外)」以外の場合は、空欄になります。

(18) 申請日 機器の利用申請を行った日時が表示されます。

(19) 承認日 機器の利用申請の承認日時が表示されます。

(20) 利用開始日 機器の承認期間の開始日が表示されます。

(21) 利用終了日 機器の承認期間の終了日が表示されます。

(22) 申請項目 機器の利用申請項目が表示されます。

「申請項目 1」~「申請項目 5」には、申請項目が表示されます。

番号 画面項目 説明

167

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第 6 章 チャート機能

(23) 資産管理導入状態

以下のいずれかの状態が表示されます。

• 未判定 ( 製品名 ) • 判定中 ( 製品名 ) • 未導入 ( 製品名 ) • 導入済 ( 製品名 )• ( 空白 )• -機器の種別が、資産管理エージェント導入判定の対象外の場合、空白になります。

資産管理ソフトウェア連携していないセグメントグループの機器の場合、「-」に

なります。「( 製品名 )」には、以下のいずれかが表示されます。

LanScope Cat の場合:「(LanScope Cat)」Systemwalker Desktop Patrol の場合:「(DTP)」IT Policy N@vi の場合:「(ITPN@vi)」

(24) シリアル ナンバー

機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。

プリンターのシリアルナンバーが表示されます。機器より情報が取得できない場合、空欄になります。

(25) カラー 機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。

プリンターのカラー対応機能について、以下のいずれかが表示されます。

• カラー

カラープリンターを表します。

• モノクロ

モノクロプリンターを表します。

• 不明

機器より情報が取得できなかったことを表します。

(26) 状態 機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。以下のいずれかで、プリンターの状態が表示されます。

• 利用可能

プリンターが利用可能な状態です。

• 警告

プリンターで警告が発生している状態です。

• 警告(用紙不足)

プリンターの用紙の残量が少ない状態です。

• 警告(トナー不足)

プリンターのトナーの残量が少ない状態です。

• エラー

プリンターでエラーが発生している状態です。

• エラー(紙詰まり)

プリンターで用紙が詰まり、エラーが発生している状態です。

• エラー(用紙切れ)

プリンターで用紙がなくなり、エラーが発生している状態です。

• エラー(トナー切れ)

プリンターでトナーがなくなり、エラーが発生している状態です。

• エラー(カバーオープン)

プリンターのカバーが開いているため、エラーが発生している状態です。

• 不明

プリンターの状態が取得できない、または判定できない状態です。

(27) 累積印刷枚数 機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。

プリンターが製造されてから現在までに印刷した紙の面数の通算が表示されます。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

6.6.6 データ絞り込み画面

データ絞り込み画面は、機器一覧表の情報を機器で絞り込む場合に、条件を指定する画面で

す。

データ絞り込み画面は、機器一覧画面から[データ絞り込み]ボタンをクリックすると表示さ

れます。この画面で絞り込んだ条件は、チャートにログインしたユーザーごとに保存され、次

回のログイン時にも有効になります。また、絞り込んだ結果が、機器一覧表に表示されている

場合は、[データ絞り込み]ボタンが青色に点灯します。

以下に、データ絞り込み画面の項目について説明します。

表 6.10 データ絞り込み画面の項目

(28) 紙残量 (%) 機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。

プリンターの紙残量が % で表示されます。

給紙トレイが複数ある場合は、 も残量が少ない給紙トレイの残量が表示されます。

機器から情報が取得できない場合、空欄になります。

(29) トナー残量 (%) 機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。

プリンターのトナー残量が % で表示されます。

トナーが複数あるプリンターの場合、 もトナー残量が少ないトナーの情報が表示されます。

機器より情報が取得できない場合、空欄になります。

(30) 少トナー色 機器種別がプリンターの場合のみ表示されます。

プリンターのトナー残量に表示されているトナーの色名が表示されます。

機器より情報が取得できない場合、空欄になります。

番号 画面項目 説明

(1) 機器種別条件選択 機器種別で、機器一覧表に表示する機器を絞り込みます。

• すべて

すべての機器種別で絞り込みます。

• 以下の条件で絞り込む

チェックボックスにチェックされた機器種別で絞り込みます。チェックボックスが 1 つもチェックされいない場合は、すべての機器種別で

絞り込みます。

番号 画面項目 説明

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6.6.7 表示列選択画面

表示列選択画面は、機器一覧表に表示する列を選択したり、表示する列の順序を指定したりす

る画面です。選択した表示列は、ログインしたユーザーごとに保存され、次回のログイン時に

も有効になります。表示列選択画面は、機器の一覧が表示されている以下のいずれかの画面で

[表示列選択画面]ボタンをクリックすると、表示されます。

• 機器一覧画面

• 印刷量画面

• 電力使用量画面

• 稼働状況画面

以下に、表示列選択画面の操作について説明します。

(2) 文字列条件入力 以下の項目に文字列を指定して、機器一覧表に表示する機器を絞り込みます。指定した文字列が各項目の値に含まれる場合、条件に該当した機器が機器一覧に表示されます。ただし、半角文字のアルファベットの大文字と小文字は区別されません。

• [MAC アドレス]

機器の MAC アドレスを文字列で絞り込みます。検索する MAC アドレス

の区切り文字は、「:」、「-」、または区切り文字なしのいずれかが使用でき

ます。

• [IP アドレス]

機器の IP アドレスを文字列で絞り込みます。

• [ホスト名]

機器のホスト名を文字列で絞り込みます。

• [NetBIOS 名]

機器の NetBIOS 名を文字列で絞り込みます。

• [機器備考1]

機器の機器備考1を文字列で絞り込みます。

• [機器備考2]

機器の機器備考2を文字列で絞り込みます。

• [機器備考3]

機器の機器備考3を文字列で絞り込みます。

(3) 対象機器 機器一覧表に表示する機器を、以下のプルダウンメニューから絞り込みます。

• [機器一覧]

センサーで検知している機器の一覧を絞り込みの対象とします。

• [今月追加した機器]

今月になってからセンサーで検知された機器の一覧を絞り込みの対象とします。

• [今月削除した機器]

今月になってから削除された機器の一覧を絞り込みの対象にします。

(4) [条件をクリア] ボタン

指定した絞り込み条件をクリアします。

条件が絞り込まれていない状態を機器一覧表に反映する場合は、[OK]ボタンをクリックしてください。

(5) [OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

(6) [キャンセル] ボタン

設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

番号 画面項目 説明

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第 6 章 チャート機能

図 6.6 表示列選択画面(項目タブ)

表 6.11 表示列選択画面(項目タブ)の項目

番号 画面項目 説明

(1) [項目/順序] ボタン

表示項目を選択する場合は、[項目]タブをクリックします。

表示項目の表示順を設定する場合は、[順序]タブをクリックします。

(2) 表示列選択チェックボックス

機器一覧表に表示する列をチェックします。

(3) [OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

(4) [キャンセル] ボタン

設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

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第 6 章 チャート機能

図 6.7 表示列選択画面(順序タブ)

表 6.12 表示列選択画面(順序タブ)の項目

番号 画面項目 説明

(1) [項目/順序] ボタン

表示項目を選択する場合は、[項目]タブをクリックします。

表示項目の表示順を設定する場合は、[順序]タブをクリックします。

(2) 表示列一覧 表示する項目の一覧が表示されます。

項目を選択して▲または▼をクリックして順番を入れ替えます。項目をドラッグ&ドロップして入れ替えることもできます。

(3) [OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

(4) [キャンセル] ボタン

設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

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第 6 章 チャート機能

6.7 CSV ファイルへの出力

メイン画面の出力ボタンから「CSV 出力」をクリックすると、情報表示域に表示中のグラフや

表を CSV ファイルに出力することができます。

以下に、CSV ファイルへの出力方法を説明します。

[操作]

1. CSV ファイルに出力するデータを、メイン画面の情報表示域に表示します。

2. CSV ファイルに出力するデータの状態になるように、表示されたグラフや表を操作しま

す。

3. メイン画面の出力ボタンから[CSV 出力]を選択します。

フォルダの参照画面が表示されます。

4. フォルダの参照画面で CSV ファイルを出力するフォルダーを選択し、[OK]ボタンを

クリックします。

選択したフォルダーに CSV ファイルが出力されます。

CSV ファイルのファイル名は、以下の情報を”_”(アンダーバー)で結合して生成され

ます。

− 出力した日時(YYYYMMDDhhmmss(年月日時分秒)形式)

− データを出力する画面の項目を表す固定文字列

以下に、自動生成される CSV ファイル名と、出力される内容について、例を用いて説明しま

す。この例の CSV ファイル名では、「SUMMARY_DEVICE」の部分が、データを出力する画面

の項目を表す固定文字列です。

CSV ファイル名(20120827204426_SUMMARY_DEVICE.csv)の例

CSV ファイルは、以下の内容で出力されます。

− 1 行目は、各列の項目名が出力されます。データは 2 行目以降から出力されます。出

力するデータが存在しない場合、項目名のみ出力されます。

− 文字コードは、UTF-8 または OS の言語に依存した文字コードです。UTF-8 で出力す

るかどうかは、CSV 出力設定画面で指定します。

− 改行コードは CRLF です。

− 各列に出力するデータに値がない場合、カンマの間に値は挿入されません。

− CSV ファイルのデータは、「""」(ダブルクォーテーション)で囲まれます。

− 出力するデータに「"」(ダブルクォーテーション)が含まれる場合、「"」はエスケー

プされ、「""」になります。

SEGMENT_GROUP_NAME,SEGMENT_NAME,TOTAL,PLUS,MINUS"1_ 東京本社 ",,"381","4","16"," 本社営業 ","107","1","5"," 開発 1","115","2","4"," 開発 2","100","1","5"

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第 6 章 チャート機能

− 出力するデータに TAB 記号が含まれている場合、TAB 記号は空白文字(半角スペー

ス)に置換されます。

6.7.1 CSV ファイルへの出力(サマリー画面)

サマリー画面を表示中に CSV 出力を実行した場合は、以下の 3 つのファイルが出力されます。

• YYYYMMDDhhmmss_ SUMMARY_DEVICE.csv機器サマリーの機器台数一覧表のデータの CSV ファイルです。

• YYYYMMDDhhmmss_ SUMMARY_PRINT.csv印刷量サマリーの印刷量一覧表のデータの CSV ファイルです。

• YYYYMMDDhhmmss_ SUMMARY_ELECTRIC.csv電力使用量サマリーの電力使用量一覧表の CSV ファイルです。

以下に、それぞれの CSV ファイルの出力項目と値について説明します。

表 6.13 YYYYMMDDhhmmss_SUMMARY_DEVICE.csv の項目

*) 行のデータがセグメントグループを表す場合は、値が空欄になります。

表 6.14 YYYYMMDDhhmmss_SUMMARY_PRINT.csv の項目

*) 行のデータがセグメントグループを表す場合は、値が空欄になります。

表 6.15 YYYYMMDDhhmmss_ SUMMARY_ELECTRIC.csv の項目

列 項目 値の内容 空欄

1 SEGMENT_GROUP_NAME セグメントグループ名です。

参照できるセグメントグループすべてを表す場合、「全体」になります。

2 SEGMENT_NAME セグメント名です。 ○(*)

3 TOTAL 今月の機器の合計台数です。

4 PLUS 今月になってから増加した機器の台数です。

5 MINUS 今月になってから減少した機器の台数です。

列 項目 値の内容 空欄

1 SEGMENT_GROUP_NAME セグメントグループ名です。

参照できるセグメントグループすべてを表す場合、「全体」になります。

2 SEGMENT_NAME セグメント名です。 ○(*)

3 PRINT_TOTAL 今月の印刷量の合計です。

4 PRINT_DIFFERENCE 先月の印刷量と今月の印刷量の差です。

5 PRINT_DEVICE_TOTAL 今月の印刷量を計算したプリンターの台数です。

列 項目 値の内容 空欄

1 SEGMENT_GROUP_NAME セグメントグループ名です。

参照できるセグメントグループすべてを表す場合、「全体」になります。

2 SEGMENT_NAME セグメント名です。 ○(*)

3 ELECTRIC_TOTAL 今月の電力使用量の合計です。

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第 6 章 チャート機能

*) 行のデータがセグメントグループを表す場合は、値が空欄になります。

6.7.2 CSV ファイルへの出力(機器一覧画面)

機器一覧画面を表示中に CSV 出力を実行した場合は、以下の 2 つのファイルが出力されます。

• YYYYMMDDhhmmss_ DEVICE_SUMMARY.csv機器一覧画面の機器台数表のデータの CSV ファイルです。

• YYYYMMDDhhmmss_DEVICE.csv機器一覧画面の機器一覧表のデータの CSV ファイルです。

以下に、それぞれの CSV ファイルの出力項目と値について説明します。

表 6.16 YYYYMMDDhhmmss_DEVICE_SUMMARY.csv の項目

*) 行のデータがセグメントグループを表す場合は、値が空欄になることがあります。

表 6.17 YYYYMMDDhhmmss_DEVICE.csv の項目

4 ELECTRIC_DIFFERENCE 先月の電力使用量と今月の電力使用量の差です。

5 ELECTRIC_DEVICE_TOTAL 今月の電力使用量を計算したプリンターの台数です。

列 項目 値の内容 空欄

1 SEGMENT_GROUP_NAME セグメントグループ名です。

参照できるセグメントグループすべてを表す場合、「全体」になります。

2 SEGMENT_NAME セグメント名です。 ○(*)

3 TOTAL 今月の機器の合計台数です。

4 PLUS 今月になってから増加した機器の台数です。

5 MINUS 今月になってから減少した機器の台数です。

列 項目 値の内容 空欄

1 DEVICE_TYPE 機器の種別名として、以下のいずれかが入ります。

• 「判定中」

• 「不明」

• 「Windows」• 「Mac」• 「Linux/Unix」• 「ルータ / スイッチ」

• 「プリンター」

• 「NAS」• 「ネットワークスキャナ」

• 「IP 電話」

• 「情報 Kiosk 端末」

• 「携帯端末」

• 「他のネットワーク機器」

2 MAC_ADDRESS 機器の MAC アドレスが入ります。

列 項目 値の内容 空欄

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第 6 章 チャート機能

3 HOST_NAME 機器のホスト名が入ります。

設定されていない場合、機器の NetBIOS 名、または IP アド

レスになります。

4 IP_ADDRESS 機器の IP アドレスが入ります。 ○

5 MAC_VENDER 機器の MAC ベンダー名が入ります。 ○

6 NETBIOS 機器の NetBIOS 名が入ります。 ○

7 MODEL_DETAILS 機器の機器種別詳細が入ります。 ○

8 MODEL 機器の機種名が入ります。 ○

9 OS 機器の OS 種別が入ります。 ○

10 VENDER_NAME 機器のメーカー名が入ります。 ○

11 LAST_CHECK_DATE 機器の 終検知日が以下のフォーマットで入ります。

YYYY/MM/DD hh:mm:ss○

12 AVG_POWER_CONSUMPTION

機器の平均消費電力が入ります。

13 REMARK1 機器の機器備考 1 が入ります。 ○

14 REMARK2 機器の機器備考 2 が入ります。 ○

15 REMARK3 機器の機器備考 3 が入ります。 ○

16 EXCLUSIVE_DEVICE_TYPE_STR

機器の役割が入ります。役割がない場合、「-」が入ります。

• 「マネージャー」

• 「ゲートウェイ」

• 「検疫サーバ」

• 「治癒サーバ」

• 「利用申請サーバ」

• 「遮断除外サーバ」

17 ADMISSION_STATUS_STR 機器の承認ステータスが入ります。

• 「未承認(検出)」

• 「未承認(申請中)」

• 「許可」

• 「拒否」

• 「許可(検疫除外)」

18 ADMISSION_PERIOD 機器の承認期間が入ります。

承認ステータスが「許可」または「許可(検疫除外)」でない場合、空欄になります。

• 「期間内」

• 「期間外」

19 REGISTRATION_DATE 機器の新規登録日が以下のフォーマットで入ります。

YYYY/MM/DD hh:mm:ss

20 APPLICATION_DATE 機器の申請日が以下のフォーマットで入ります。

YYYY/MM/DD hh:mm:ss○

21 ADMISSION_DATE 機器の承認日が以下のフォーマットで入ります。

YYYY/MM/DD hh:mm:ss○

22 VALIDITY_TERM_START 機器の利用開始日が以下のフォーマットで入ります。

YYYY/MM/DD○

列 項目 値の内容 空欄

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第 6 章 チャート機能

23 VALIDITY_TERM_END 機器の利用終了日が以下のフォーマットで入ります。

YYYY/MM/DD○

24 APPLICATION_ITEM1 機器の申請項目 1 が入ります。 ○

25 APPLICATION_ITEM2 機器の申請項目 2 が入ります。 ○

26 APPLICATION_ITEM3 機器の申請項目 3 が入ります。 ○

27 APPLICATION_ITEM4 機器の申請項目 4 が入ります。 ○

28 APPLICATION_ITEM5 機器の申請項目 5 が入ります。 ○

29 ITAM_STATUS_STR 資産管理ソフトウェアと連携している場合に、以下の資産管理エージェント導入状態が入ります。

• 未判定 ( 製品名 ) • 判定中 ( 製品名 ) • 未導入 ( 製品名 ) • 導入済 ( 製品名 )• ( 空白 )• -機器の種別が、資産管理エージェント導入判定の対象外の場合、空白になります。

資産管理ソフトウェア連携していないセグメントグループの機器の場合、「-」になります。「( 製品名 )」には、以下のいず

れかが表示されます。

LanScope Cat の場合:「(LanScope Cat)」Systemwalker Desktop Patrol の場合:「(DTP)」IT Policy N@vi の場合:「(ITPN@vi)」

○(*1)

30 SERIAL_NUMBER 機器種別がプリンターの場合、プリンターのシリアルナンバーが入ります。

○(*2)

31 COLOR_TYPE_STR 機器種別がプリンターの場合に、以下のプリンターのカラー対応が入ります。

• 「カラー」

• 「モノクロ」

• 「不明」

○(*2)

32 PRINTER_STATUS_STR 機器種別がプリンターの場合に、以下のプリンターの状態が入ります。

• 「利用可能」

• 「警告」

• 「警告(用紙不足)」

• 「警告(トナー不足)」

• 「エラー」

• 「エラー(紙詰まり)」

• 「エラー(用紙切れ)」

• 「エラー(トナー切れ)」

• 「エラー(カバーオープン)」

• 「不明」

○(*2)

33 PAPER_CONSUMPTION 機器種別がプリンターの場合に、プリンターの 少紙残量 (%)が入ります。

○(*2)

34 TONER_CONSUMPTION 機器種別がプリンターの場合に、プリンターの 少トナー残量 (%) が入ります。

○(*2)

列 項目 値の内容 空欄

177

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第 6 章 チャート機能

*1)資産管理ソフトウェアをサポートしない機器の場合は、空欄になります。

*2)機器種別がプリンター以外、またはマネージャーで設定されて いない場合は、空欄になります。

6.7.3 CSV ファイルへの出力(印刷量画面)

印刷量画面を表示中に CSV 出力を実行した場合は、以下のファイルが出力されます。

• YYYYMMDDhhmmss_PRINT.csv印刷量画面の印刷量一覧表のデータの CSV ファイルです。

以下に、CSV ファイルの出力項目と値について説明します。なお、列数は、印刷量一覧表に表

示している内容によって異なります。

表 6.18 YYYYMMDDhhmmss_PRINT.csv の項目

35 MIN_COLOR_TONER 機器種別がプリンターの場合に、プリンターの 少トナー残量の色名が入ります。

○(*2)

36 PRTMARKERLIFECOUNT 機器種別がプリンターの場合に、プリンターの通算印刷枚数が入ります。

○(*2)

項目 値の内容セグメントグループ

セグメント

印刷量一覧表

1 1 1 SELECT 印刷量一覧表のチェックボックスの状態です。

「0」はチェックされていない状態です。

「1」はチェックされている状態です。

2 ‐ ‐ SEGMENT_GROUP_NAME

印刷量一覧表がセグメントグループを表示している場合に、セグメントグループ名が入ります。

‐ 2 ‐ SEGMENT_NAME 印刷量一覧表がセグメントを表示している場合に、セグメント名が入ります。

‐ ‐ 2 ~ 4 MAC_ADDRESSHOST_NAMEIP_ADDRESSMAC_VENDERNETBIOSMODEL_DETAILSMODELOSVENDER_NAMEREMARK1REMARK2REMARK3SERIAL_NUMBERAPPLICATION_ITEM1APPLICATION_ITEM2APPLICATION_ITEM3APPLICATION_ITEM4

機器の MAC アドレスと、表示列選択画面で選択した列の値が入ります。

項目の並び順は、表示列選択で設定した順番になります。

各値の説明は、" 表 6.17 YYYYMMDDhhmmss_DEVICE.csv の項目 " を参照してください。

列 項目 値の内容 空欄

178

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第 6 章 チャート機能

*) 選択した項目の数によって開始番号と終了番号が異なります。

6.7.4 CSV ファイルへの出力(電力使用量 / 稼働状況画面)

電力使用量 / 稼働状況画面を表示中に CSV 出力を実行した場合は、以下のいずれかのファイル

が出力されます。

• YYYYMMDDhhmmss_ELECTRIC.csv 電力使用量 / 稼働状況画面の電力使用量一覧表のデータの CSV ファイルです。

• YYYYMMDDhhmmss_OPERATIONAL_TIME.csv電力使用量 / 稼働状況画面の稼働時間一覧表のデータの CSV ファイルです。

以下に、それぞれの CSV ファイルの出力項目と値について説明します。なお、列数は、電力

使用量一覧表および稼働時間一覧表に表示している内容によって異なります。

表 6.19 YYYYMMDDhhmmss_ELECTRIC.csv の項目

3 3 5(*) TOTAL 印刷量の合計です。

4 ~ 15 4 ~ 15 6 ~17(*)

YYYYMM 印刷量一覧表が月ごとの印刷量を表示している場合に、各月を表します。

YYYY は年を表します。

MM は月 (01 ~ 12) を表します。

1 年間の月数分の列が表示されます。

4 ~ 34 4 ~ 34 6 ~36(*)

PIECE_d 印刷量一覧表が日ごとの印刷量を表示している場合に、各日を表します。

d は日(1 ~ 31)を表します。

1 か月の日数分の列が表示されます。

1 か月の日数は、28 日、 29 日、 30 日、 または 31日の場合があるため、 終列の数が異なります。

項目 値の内容セグメントグループ

セグメント

電力使用量一覧表

1 1 1 SELECT 電力使用量一覧表のチェックボックスの状態です。

「0」はチェックされていない状態です。

「1」はチェックされている状態です。

2 ‐ ‐ SEGMENT_GROUP_NAME

電力使用量一覧表がセグメントグループを表示している場合、セグメントグループ名が入ります。

‐ 2 ‐ SEGMENT_NAME 電力使用量一覧表がセグメントを表示している場合、セグメント名が入ります。

‐ ‐ 2 DEVICE_TYPE 電力使用量一覧表が機器を表示している場合、機器の種別が入ります。

項目 値の内容セグメントグループ

セグメント

印刷量一覧表

179

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第 6 章 チャート機能

*) 選択した項目の数によって開始番号と終了番号が異なります。

表 6.20 YYYYMMDDhhmmss_OPERATIONAL_TIME.csv の項目

‐ ‐ 3 ~ 5 MAC_ADDRESSHOST_NAMEIP_ADDRESSMAC_VENDERNETBIOSMODEL_DETAILSMODELOSVENDER_NAMEREMARK1REMARK2REMARK3SERIAL_NUMBERAPPLICATION_ITEM1APPLICATION_ITEM2APPLICATION_ITEM3APPLICATION_ITEM4

機器の MAC アドレスと、表示列選択画面で選択した列の値が入ります。

項目の並び順は、表示列選択で設定した順番になります。

各値の説明は、" 表 6.17 YYYYMMDDhhmmss_DEVICE.csv の項目 " を参照してください。

3 3 6(*) TOTAL 電力使用量の合計です。

4 ~ 15 4 ~ 15 7 ~ 18(*)

YYYYMM 電力使用量一覧表が月ごとの電力使用量を表示している場合に、各月を表します。

YYYY は年を表します。

MM は月 (01 ~ 12) を表します。

1 年間の月数分の列が表示されます。

4 ~ 34 4 ~ 34 7 ~ 37 PIECE_d 電力使用量一覧表が日ごとの電力使用量を表示している場合に、各日を表します。

d は日(1 ~ 31)を表します。

1 か月の日数分の列が表示されます。

1 か月の日数は、28 日、 29 日、 30 日、 または 31 日

の場合があるため、 終列の数が異なります。

列 項目 値の内容

1 SELECT 稼働時間一覧表のチェックボックスの状態です。

「0」はチェックされていない状態です。

「1」はチェックされている状態です。

2 DEVICE_TYPE 稼働時間一覧表が機器を表示している場合、機器の種別 が入ります。

項目 値の内容セグメントグループ

セグメント

電力使用量一覧表

180

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第 6 章 チャート機能

*) 選択した項目の数によって開始番号と終了番号が異なります。

3 ~ 5 MAC_ADDRESSHOST_NAMEIP_ADDRESSMAC_VENDERNETBIOSMODEL_DETAILSMODELOSVENDER_NAMEREMARK1REMARK2REMARK3SERIAL_NUMBERAPPLICATION_ITEM1APPLICATION_ITEM2APPLICATION_ITEM3APPLICATION_ITEM4

機器の MAC アドレスと、表示列選択画面で選択した列の値が入ります。

項目の並び順は、表示列選択で設定した順番になります。

各値の説明は、" 表 6.17 YYYYMMDDhhmmss_DEVICE.csv の項目 "を参照してください。

6(*) TOTAL 稼働時間の合計です。

7 ~ 18(*)

YYYYMM 稼働時間一覧表が月ごとの稼働時間を表示している場合に、各月を表します。

YYYY は年を表します。

MM は月(01 ~ 12)を表します。

1 年間の月数分の列が表示されます。

7 ~ 37(*)

PIECE_d 稼働時間一覧表が日ごとの稼働時間を表示している場合に、各日を表します。

d は、日(1 ~ 31)を表します。

1 か月の日数分の列が表示されます。

1 か月の日数は、28 日、 29 日、 30 日、 または 31 日の場合があるため、

終列の数が異なります。

列 項目 値の内容

181

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第 6 章 チャート機能

6.8 印刷・プレビュー

メイン画面の[出力]ボタンから「印刷」をクリックすると、情報表示域で表示中のグラフと

表を、オペレーティングシステムの印刷機能を使用して印刷できます。

また、メイン画面の[出力]ボタンから「プレビュー」をクリックすると、印刷される内容を

画面で確認することができます。

ヒント

• 印刷は、画面イメージそのままではなく、グラフや表の単位で切り出された形式で印刷

されます。

• プレビューでは、印刷される内容やレイアウトの概要は確認できますが、ページ区切り

の確認や、印刷領域の調整はできません。

• 画面に表示されている一覧表の行数が多い場合、印刷およびプレビューはできません。

画面の一覧表の行数を 300 行以下にしてください。サマリー画面および機器一覧画面で

は、複数の一覧表の行数の合計を 300 行以下にしてください。

• 300 行を超える一覧表を、印刷またはプレビューする場合、CSV ファイルへの出力を行

い、CSV ファイルを、表計算ソフトウェアなどで参照、印刷してください。CSV ファ

イルへの出力は、"6.7 CSV ファイルへの出力 " を参照してください。

情報表示域に表示される画面によって、印刷またはプレビュー表示される項目が異なります。

ただし、以下の項目は、必ず出力されます。

• 作成日

印刷またはプレビューで、印刷データを作成した日付が出力されます。

• データ取得日

印刷またはプレビューで、出力するデータをマネージャーから取得した日付が出力され

ます。

• タイトル

印刷またはプレビューしたデータのタイトルが出力されます。

サマリー画面

サマリー画面が表示された状態で、印刷またはプレビューを行うと、以下の項目が出力されます。各項目の詳細は、"6.5 サマリーの表示 " を参照してください。

− 機器構成円グラフ

− 機器台数表(*)

− 印刷量グラフ

− 印刷量一覧表(*)

− 電力使用量グラフ

− 電力使用量一覧表(*)*) 表の行数が多い場合、印刷のページが複数にまたがる場合があります。

182

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第 6 章 チャート機能

機器一覧画面

機器一覧画面が表示された状態で、印刷またはプレビューを行うと、以下の項目が出力されます。各項目の詳細は、"6.6.1 機器一覧画面 " を参照してください。

− 機器構成円グラフ

− 機器台数表(*1)

− 機器一覧表(*1)、(*2)*1)表の行数が多い場合、印刷のページが複数にまたがる場合があります。

*2)表の列数が多い場合、印刷、プレビューで各項目の文字が途中で切れる場合があります。表示列選

択画面で表示列の数を変更し、文字が切れないように調整してください。

印刷量画面

印刷量画面が表示された状態で、印刷またはプレビューを行うと、以下の項目が出力されます。各項目の詳細は、"6.6.2 印刷量画面 " を参照してください。

− 印刷量グラフ(*1)

− 印刷量一覧表(*2)、(*3)*1)グラフの凡例が多い場合、すべての凡例が表示できない場合があります。凡例は 10 個以下にしてく

ださい。

*2)表が日ごとのデータを表示している場合、印刷とプレビューで出力される表は、1 日~ 10 日、11 日

~ 20 日、および 21 日~ 31 日 の 3 つに分割されます。

*3)表が月ごとのデータを表示している場合、印刷、プレビューで出力される表は 1 か月目~ 6 か月目 と 7 か月目~ 12 か月目 の 2 つに分割されます。

電力使用量 / 稼働状況画面

電力使用量 / 稼働状況画面が表示された状態で、印刷またはプレビューを行うと、以下の項目が出力されます。各項目の詳細は、"6.6.3 電力使用量画面 " を参照してください。

− 電力使用量グラフ(*1)

− 電力使用量一覧表(*2)、(*3)

− 稼働時間グラフ(*1)

− 稼働時間一覧表(*2)、(*3)*1)グラフの凡例が多い場合、すべての凡例が表示できない場合があります。凡例は 10 個以下にしてく

ださい。

*2)表が日ごとのデータを表示している場合、印刷とプレビューで出力される表は、1 日~ 10 日、11 日

~ 20 日、および 21 日~ 31 日 の 3 つに分割されます。

*3)表が月ごとのデータを表示している場合、印刷、プレビューで出力される表は 1 か月目~ 6 か月目 と 7 か月目~ 12 か月目 の 2 つに分割されます。

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第 6 章 チャート機能

6.9 表示設定

メイン画面の[設定]ボタンから「表示設定」をクリックすると、表示設定画面が表示されま

す。

表示設定画面では、以下のグラフに表示できる 大項目件数を指定できます。

• 印刷量画面の印刷量グラフ

• 電力使用量画面の電力使用量グラフ

• 稼働状況画面の稼働時間グラフ

指定する 大項目件数は、上記のグラフに対応する一覧表のチェックボックスの 大件数にも

なります。

注意

• 10 件を超えるグラフの項目を表示すると、表示項目が多いため、グラフが見難くなりま

す。

• グラフの項目が多くなるほど、グラフの描画に時間がかかります。

以下に、表示設定画面の項目について説明します。

表 6.21 表示設定画面の項目

画面項目 説明

表示設定 以下のグラフに表示される項目件数を指定します。

• 印刷量画面の印刷量グラフ

• 電力使用量画面の電力使用量グラフ

• 稼働状況画面の稼働時間グラフ

項目件数は、以下のいずれかで指定します。

• 1010 件までの項目を表示します。デフォルトは、10 が指定されています。

• 5050 件までの項目を表示します。10 件を超える項目を表示したい場合は、「50」 を選択してください。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

184

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第 6 章 チャート機能

6.10 タイムゾーン設定

メイン画面の[設定]ボタンから「タイムゾーン設定」をクリックすると、タイムゾーン設定

画面が表示されます。

タイムゾーン設定画面では、チャートの画面で表示される機器情報の時刻表示について、使用

するタイムゾーンを指定します。

以下にタイムゾーン設定画面の項目について説明します。

表 6.22 タイムゾーン設定画面の項目

画面項目 説明

時刻表示に使用するタイムゾーン情報

機器情報の時刻表示について、以下のいずれかを指定します。

• ユーザー情報に設定されたタイムゾーン

マネージャーのユーザー登録画面で設定した表示用タイムゾーンを使用します。

• 現地時刻

センサーまたはマネージャーの現地時刻で表示します。機器情報の各項目とタイムゾーンの関係は、"D.2 タイムゾーン " を参照してくださ

い。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

185

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第 6 章 チャート機能

6.11 CSV 出力設定

メイン画面の設定ボタンから「CSV 出力設定」をクリックすると、CSV 出力設定画面が表示

されます。

CSV 出力設定画面では、CSV ファイルに出力するデータの文字コードが指定できます。

以下に、CSV 表示設定画面の項目について説明します。

表 6.23 CSV 出力設定画面の項目

画面項目 説明

UTF-8 で出力する チェックすると、CSV ファイルの出力時に、文字コードが UTF-8 で出力されま

す。

チェックしない場合、チャートが動作するコンピュータのオペレーティングシステムの言語に依存する文字コードで出力されます。

[OK]ボタン 設定した内容を反映して、画面を閉じます。

[キャンセル]ボタン 設定した内容を反映せずに、画面を閉じます。

186

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第 6 章 チャート機能

6.12 チャートのアンインストール

チャートのアンインストール手順を説明します。

[操作]

1. チャートをインストールしたコンピュータの[コントロールパネル] から [プログラム

の追加と削除] を起動します。

2. 「iNetSec Smart Finder Chart」を選択し、オペレーティングシステムに応じた削除操作

を行います。

注意

• チャートをアンインストールしても、以下のフォルダーとその配下のファイルは削除さ

れません。

− チャートのインストール時に作成したフォルダー

以下は、オペレーティングシステムのシステムドライブが C ドライブで、チャート

のインストール先が初期値のままの場合の例です。C:¥Program Files¥PFU

上記の "PFU" フォルダー内に他のアプリケーションが存在しない場合でも、アンイ

ンストール時には "PFU" フォルダーは削除されません。不要であれば、PFU フォル

ダー配下に何もないことを確認の上、削除してください。

− Windows の Application Data フォルダーに作成されたデータ

以下は、オペレーティングシステムのシステムドライブが C ドライブの場合の例で

す。

C:¥Users¥ ユーザー ID¥AppData¥Roaming¥iNetSecSmartFinderChart上記のフォルダーが存在している状態で、チャートをインストールすると、アンイ

ンストール前の情報が引き継がれる場合があります。過去の情報を削除して、再イ

ンストールする場合は、上記のフォルダーとその配下のファイルを削除してくださ

い。

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第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

iNetSec Inspection Center 連携運用を行う場合の設定、接続機器の検疫ログイン状態を確認す

るための画面について説明します。

7.1 iNetSec Inspection Center 連携運用の 設定 ........................................................... 1897.2 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定変更 ..................................................... 1917.3 検疫ログイン状態表示画面 ..................................................................................... 191

第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

188

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第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

7.1 iNetSec Inspection Center 連携運用の

設定

iNetSec Inspection Center 連携運用の設定は、以下の順に行います。

1. iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化

2. 検疫サーバの設定

3. 治癒サーバの設定

4. 検疫除外機器の設定

5. 検疫対象セグメントの設定

6. iNetSec Inspection Center 連携に関する設定内容の確認

以下に、それぞれの設定について説明します。

1.iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化

iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にします。

iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化については、"11.13 iNetSec Inspection Center連携機能有効化コマンド(pq_collaborate_ic.exe)" を参照してください。

注意

• iNetSec Inspection Center 連携機能が無効な場合は、マネージャー管理画面に

iNetSec Inspection Center 連携運用に関する設定項目が表示されません。

• iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にした場合、センサー故障などでセンサー

を交換する際、「センサーの自動引き継ぎ」はできません。詳細は "9.1.4 センサーの

交換 " を参照してください。

2. 検疫サーバの設定

システム設定画面の対象とするセグメントグループで使用する検疫サーバをすべて登録します。詳細は、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してください。

3. 治癒サーバの設定

システム設定画面の対象とするセグメントグループで使用する治癒サーバをすべて登録します。未検疫状態の機器でも治癒サーバへはネットワーク接続できます。詳細は、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してください。

4. 検疫除外機器の設定

検疫を除外する機器を事前に登録するには、センサーを一定期間デフォルトの「監視モード」で運用し、収集した機器情報の中から検疫を除外する機器を選択します。検疫除外機器の登録については、"4.2.3 選択した機器の操作 " を参照してください。

5. 検疫対象セグメントの設定

検疫対象セグメントを設定します。

189

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第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

[操作]

1. セグメント詳細画面で、対象とするセグメントで使用する検疫サーバを指定します。

ただし、システム設定画面の「システム設定登録済検疫サーバリスト」に登録されてい

るセグメントグループの検疫サーバをすべて使用する場合は、ここで検疫サーバを指定

する必要はありません。

詳細は、"4.3.3.3 セグメント情報の更新 " を参照してください。

2. センサー管理画面の「セグメント一覧」で、検疫対象セグメントの検疫モードを「検疫

する」に指定します。詳細は、"4.3.3.3 セグメント情報の更新 " を参照してください。

3. センサー管理画面の「センサー一覧」で、「センサー情報」の適用状況が「反映済」と

表示されるのを確認します。

6. iNetSec Inspection Center 連携に関する設定内容の確認

検疫対象のセグメントで、検疫ログインに成功したクライアント機器の接続状態を、検疫ログイン状態表示画面で確認します。検疫ログイン状態表示画面の詳細は、"7.3 検疫ログイン状態表示画面 " を参照してください。

[操作]

1. "7.3 検疫ログイン状態表示画面 " を参照し、センサーの検疫ログイン状態表示画面にア

クセスします。

2. クライアント機器に検疫クライアントモジュールをインストールした後、クライアント

機器をネットワークに接続します。検疫クライアントの詳細は『iNetSec Inspection Center ユーザーズガイド』を参照してください。

3. 検疫ログイン状態表示画面の[更新]ボタンをクリックし、画面表示を 新の状態に更

新します。

4. クライアント機器の検疫ログイン状態を確認します。

190

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第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

7.2 iNetSec Inspection Center 連携運用の設

定変更

iNetSec Inspection Center 連携運用する場合は、必要に応じて、セグメントグループおよびセ

グメントごとに設定内容を変更します。

検疫サーバの変更

セグメントグループ内で使用する検疫サーバを新たに登録、またはすでに登録されている検疫サーバを変更、削除するには、システム設定画面で「検疫サーバ」を変更します。セグメント個別に設定している検疫サーバを変更するには、セグメント詳細画面の「検疫サーバ」の設定を変更します。詳細は、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " および "4.3.2.2 センサー情報の更新 " を参照してください。

治癒サーバの変更

セグメントグループ内で使用する治癒サーバを変更するには、システム設定画面で「治癒サーバ」の設定を変更します。詳細は、"4.7.3.4 iNetSec Inspection Center 連携 " を参照してください。

検疫対象セグメントの変更

検疫対象となるセグメントを変更するには、センサー管理画面の[セグメント一覧]タブで、「検疫する/検疫しない」の設定を変更します。詳細は、"4.3.1.2 センサー管理画面[セグメント一覧]タブ " を参照してください。

7.3 検疫ログイン状態表示画面

検疫ログインに成功したクライアント機器の接続状態を確認するには、検疫ログイン状態表示

画面で行います。

7.3.1 ログイン

検疫ログイン状態表示画面を表示するには、以下の操作を行います。

[操作]

1. センサーにネットワーク接続できるコンピュータの Web ブラウザから以下の URL を指

定して、ログイン画面を表示します。

ログイン画面が表示されます。

http://< センサー IP アドレス >/pfudac/access_monitor.cgi

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第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

2. パスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。

検疫ログイン状態表示画面が表示されます。

ヒント

• 検疫ログイン状態表示画面のパスワードは、システム設定画面の「検疫ログイン

状態表示(センサー)」の「パスワード」で設定できます。

7.3.2 検疫ログイン状態表示

センサーにログインすると、以下の検疫ログイン状態の一覧が表示されます。

検疫ログイン状態表示画面に表示される項目について説明します。

• セグメント名

機器が接続しているセグメントの名称が表示されます。

• IP アドレス

接続中の機器の IP アドレスが表示されます。

• MAC アドレス

192

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第 7 章 iNetSec Inspection Center との連携

接続中の機器の MAC アドレスが表示されます。

• 認証ユーザー名

検疫ログイン時に使用した認証ユーザーログイン名が表示されます。

• 検疫サーバ

検疫処理を実施した検疫サーバの IP アドレスが表示されます。

• ログイン日時

検疫ログインした日時が表示されます

• タイムアウト時間

セッションタイムアウトする時間が表示されます。

セッションタイムアウトに 0(無制限)が指定されている場合、タイムアウト時間には

「-」が表示されます。

• 操作

[検疫ログアウト]ボタンをクリックすると、該当する端末を強制的に検疫ログアウト

することができます。

ヒント

• ユーザー認証を省略した場合、認証ユーザー名に「guest」と表示されます。

• 緊急対処モードで動作し、かつシステム設定画面で「検疫未実施機器を接続させる」に

設定している場合、認証ユーザーと検疫サーバ名は「-」が表示されます。

193

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第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携

資産管理ソフトウェアとの連携について説明します。

8.1 LanScope Cat との連携 .......................................................................................... 1958.2 Systemwalker Desktop Patrol との連携.................................................................. 1978.3 IT Policy N@vi との連携 ......................................................................................... 198

第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携

194

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第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携

8.1 LanScope Cat との連携

8.1.1 自動資産インポート設定

LanScope Cat のマニュアルに従って、自動資産インポート設定を行ってください。以下に、

設定時の注意点を示します。

• 自動資産インポート設定を行う際、"11.15 資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクス

ポートコマンド (pq_export_itam.exe)" で出力した CSV ファイルを使用します。

• 自動資産インポートを実行する時間は、"11.15 資産管理ソフトウェア連携用機器情報エ

クスポートコマンド (pq_export_itam.exe)" を登録したタスクの後になるよう指定し

てください。

• インポート対象は、資産管理エージェント未導入機器になります。自動資産インポート

設定では、ネットワーク機器の自動インポート設定を使用してください。

• [インポート項目の選択]では、自動選択ボタンを押すことで一括設定できます。自動

選択した場合の項目の対応付けについては、" 表 A.9 資産管理ソフトウェア連携ファイ

ルの形式(LanScope Cat の場合)" の項目名を参照してください。項目の対応付けを変

更する場合は、手動で選択してください。

8.1.2 インポート後の機器の資産情報の設定

新規に LanScope Cat にインポートされた機器は、[インポート項目の選択]で対応付けた項目

以外の管理情報がありません。必要に応じて LanScope Cat コンソール上で管理情報を入力し

てください。

• 新規にインポートされた機器は、クライアント表示のツリー上ではルート配下に登録さ

れます。手動で所属する部署配下に移動してください。

• 新規にインポートされた機器のエージェント名(ツリー上の表示名)は、「新しい○○ _数値」になります。適切なエージェント名に変更してください。

• その他、ドメイン名やコンピュータ名などを必要に応じて入力してください。

注意

• [インポート項目の選択]で対応付けた項目は、自動資産インポート時に上書きされる

ため、手動で値を変更しないでください。

8.1.3 インポート後の機器の削除

以下の場合は、インポートした機器の削除が必要です。

資産管理エージェント未導入機器に対して新規にエージェントを導入する場合

自動資産インポート機能によって、LanScope Cat に登録済みの機器に対して新たにLanScope Cat エージェントを導入した場合、LanScope Cat に二重登録されます。

以下の手順で、不要な機器を削除してください。

[操作]

1. 機器に LanScope Cat エージェントを導入します。

195

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第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携

2. LanScope Cat エージェント導入済と判定された機器は、以降インポート対象からはず

されます。インポート対象からはずれた機器は、[資産情報更新日時]が更新されなく

なるので、LanScope Cat コンソール上で[資産情報更新日時]を降順でソートし、

後にインポート処理が実行された日時より古くなっていることを確認して機器を削除し

てください。

機器を撤去する場合

管理セグメントから機器を撤去した場合、iNetSec Smart Finder と LanScope Cat から該当機器を削除する必要があります。以下の手順で、機器を削除してください。

[操作]

1. 管理セグメントから機器を撤去します。

2. マネージャー管理画面で機器を削除します(長期未接続機器の自動削除を有効にしてい

る場合は自動で削除されます)。

3. iNetSec Smart Finder で削除した機器は、以降インポート対象からはずされます。イン

ポート対象からはずれた機器は[資産情報更新日時]が更新されなくなるので、

LanScope Cat コンソール上で[資産情報更新日時]を降順でソートし、 後にイン

ポート処理が実行された日時より古くなっていることを確認して機器を削除してくださ

い。

注意

• LanScope Cat への自動インポートが失敗した場合も[資産情報更新日時]は更新されま

せん。削除する前に自動インポートが失敗していないことを確認してください。また、資産管理エージェント導入済機器として登録されている機器を撤去した場合は、[資産情報更新日時]の確認は不要になります。直ちに手動削除するか自動削除機能を利用してください。

8.1.4 LanScope Cat エージェント導入判定に関する注意事項

以下に、LanScope Cat の導入判定に関する注意事項を示します。

• 本機能を利用するためには、機器側のファイアウォール機能を適切に設定して、

LanScope Cat エージェントが使用するポートに対する通信を許可する必要があります。

ファイアウォールで許可するポート番号などの情報は、LanScope Cat の操作ガイドを

参照してください。

• センサーが管理するネットワークへ機器を接続すると、LanScope Cat エージェントの

導入判定が行われます。機器に LanScope Cat エージェントが導入されている場合、

ネットワーク接続後、約 10 秒で、承認ステータスが「許可」になります。同時に 10 台

を超える新規機器が接続された場合、導入判定が完了するまでに 1 分以上かかる場合が

あります。

• マネージャーから機器を削除した後に再度検出された場合や、検出済みの機器が別のセ

グメントグループのセグメントで初めて検出された場合は、新規接続機器とみなされ、LanScope Cat エージェントが導入されているかどうかの確認が行われます。

• いったん LanScope Cat エージェントが導入済みと判定された機器は、LanScope Catエージェントをアンインストールしても、未導入と判定されません。LanScope Catエージェントがユーザーによってアンインストールできないよう設定してください。

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第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携

8.2 Systemwalker Desktop Patrol との連携

8.2.1 Systemwalker Desktop Patrol 連携時の設定について

iNetSec Smart Finder と Systemwalker Desktop Patrol を連携する場合は、以下の設定を行って

ください。

• "11.14 資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンド(pq_collaborate.exe)" で、

Systemwalker Desktop Patrol との連携を有効化してください。

• Systemwalker Desktop Patrol のクライアント連携ツール(CustomPolicy.exe)で、

iNetSec Smart Finder との連携を有効化してください。詳細は、Systemwalker Desktop Patrol の『iNetSec Smart Finder 連携機能ツール 説明書』を参照してください。

注意

• Systemwalker Desktop Patrol のクライアント連携ツールに指定する要求先 URL には、以

下のサーバ以外の URL を指定してください。

− iNetSec Smart Finder の遮断除外サーバ

− iNetSec Smart Finder の外部利用申請サーバ

− iNetSec Smart Finder の治癒サーバ

− Systemwalker Desktop Patrol の CS(*) *) デフォルトでは CS が指定されています。CS 以外に変更してください。

8.2.2 資産台帳へのインポート設定

Systemwalker Desktop Patrol の資産台帳に、iNetSec Smart Finder で検出した機器をインポー

トするには、別途コマンド実行や機器リストの登録が必要です。詳細は、Systemwalker Desktop Patrol の『iNetSec Smart Finder 連携機能ツール 説明書』を参照してください。

以下に、設定時の注意点を示します。

• 資産台帳へインポート設定を行う際、iNetSec Smart Finder の「資産管理ソフトウェア

連携用機器情報エクスポートコマンド」で出力した CSV ファイルを使用します。

• サブネットマスクのビット長が 17 ~ 25 ビットではないセグメントの機器は、

Systemwalker Desktop Patrol にエクスポートできません。

8.2.3 Systemwalker Desktop Patrol CT 導入判定に関する注意点

以下に、Systemwalker Desktop Patrol CT の導入判定に関する注意点を示します。

• センサーの動作モードが「監視モード」の場合、Systemwalker Desktop Patrol CT の導

入判定ができません。

• センサーを「遮断モード」にする前に、機器の Systemwalker Desktop Patrol CT の導入

判定を " 導入済 (DTP)" にする場合は、資産台帳よりホワイトリストを作成してインポー

トしておく必要があります。

• ホワイトリストとしてインポートする機器情報ファイルは、資産台帳から機器の MAC アドレスの一覧をとりだし、資産管理導入状態を " 導入済 (DTP)" にし、記載しないカラム

はすべて空にした CSV ファイルを作成します。

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第 8 章 資産管理ソフトウェアとの連携

• いったん Systemwalker Desktop Patrol CT が導入済みと判定された機器は、

Systemwalker Desktop Patrol CT をアンインストールしても、未導入と判定されません。

Systemwalker Desktop Patrol CT をユーザーによってアンインストールできないよう設

定してください。

8.3 IT Policy N@vi との連携

8.3.1 IT Policy N@vi へのインポート設定

IT Policy N@vi に、iNetSec Smart Finder で検出した機器をインポートするには、iNetSec Smart Finder で機器情報をエクスポートする必要はありません。IT Policy N@vi の設定につい

ては、IT Policy N@vi のドキュメントを参照してください。

8.3.2 IT Policy N@vi エージェント導入判定に関する注意事項

以下に、IT Policy N@vi エージェントの導入判定に関する注意事項を示します。

• センサーが管理するネットワークへ機器を接続すると、IT Policy N@vi エージェントの

導入判定が行われます。機器に IT Policy N@vi エージェントが導入されている場合、

ネットワーク接続後、約 10 秒で、承認ステータスが「許可」になります。同時に 10 台

を超える新規機器が接続された場合、導入判定が完了するまで 1 分以上かかる場合があ

ります。

• マネージャーから機器を削除した後に再度検出された場合や、検出済みの機器が別のセ

グメントグループのセグメントで初めて検出された場合は、新規接続機器とみなされ、IT Policy N@vi エージェントが導入されているかどうかの確認が行われます。

• いったん IT Policy N@vi エージェントが導入済みと判定された機器は、IT Policy N@viエージェントをアンインストールしても、未導入と判定されません。IT Policy N@viエージェントがユーザーによってアンインストールできないよう設定してください。

• IT Policy N@vi のセキュリティチェックで問題があると判定された機器は、iNetSec Smart Finder で承認ステータスが拒否に設定され、ネットワークから遮断されます。

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第 9 章 保守

構築したシステムを保守するための作業について説明します。

9.1 センサーの保守 ....................................................................................................... 2009.2 マネージャーの保守................................................................................................ 2039.3 トラブル時の情報収集 ............................................................................................ 205

第 9 章 保守

199

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第 9 章 保守

9.1 センサーの保守

監視・遮断セグメントの変更にともない、センサーの追加、削除、移動、または交換を行いま

す。

9.1.1 センサーの追加

以下の手順でセンサーを追加して、監視・遮断するセグメントを追加してください。

1. 追加するセンサーに基本設定を行います。

詳細は、"3.4.2 センサーの基本設定 " を参照してください。

2. 監視・遮断するセグメントにセンサーを配置します。

詳細は、"3.4.3 センサーの設置 " を参照してください。

9.1.2 センサーの削除

以下の手順で監視・遮断するセグメントからセンサーを削除してください。

1. 削除するセンサーを撤去します。

詳細は、"10.3.1 センサーの撤去 " を参照してください。

2. センサー管理画面で、撤去したセンサーを削除します。

詳細は、"4.3 センサーの管理 " を参照してください。

3. 撤去したセンサーのセグメントに接続された機器情報が不要(*)な場合、 撤去したセン

サーが検出した機器を削除してください。

詳細は、"4.2 接続機器の管理 " を参照してください。

*) 撤去したセンサーのセグメントおよび機器情報を今後も使用しない場合は不要です。

9.1.3 センサーの移動

以下の手順で使用していたセンサーのセグメントを移動してください。

1. センサーを移動元のセグメントから撤去します。

詳細は、"10.3.1 センサーの撤去 " を参照してください。

2. センサーの基本設定で移動先のセグメントの IP アドレスに変更します。

詳細は、"3.4.2 センサーの基本設定 " を参照してください。

3. 移動先のセグメントにセンサーを設置します。

詳細は、"3.4.3 センサーの設置 "、を参照してください。

4. 移動前のセグメントで検出した機器情報が不要になる場合は、 機器管理画面で、該当す

る機器を削除してください。

詳細は、"4.2 接続機器の管理 " を参照してください。

9.1.4 センサーの交換

センサーの交換は、ネットワーク環境によって、交換手順が異なります。

以下のいずれかの条件に該当する場合は、"9.1.4.2 センサー引き継ぎコマンドでセンサーを交

換する " で交換してください。

• iNetSec Inspection Center 連携運用の場合

200

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第 9 章 保守

• iNetSec Smart Finder で管理するセグメントに、同じネットワークアドレスを持つセグ

メントが複数存在する場合

• 撤去するセンサーが iNetSec Patrol Cube センサーの場合

上記の条件に該当しない場合は、"9.1.4.1 センサーの自動引き継ぎでセンサーを交換する " で交換してください。

また、センサーを交換する前に、以下の作業を行ってください。

• 新しいセンサーの基本設定は、撤去するセンサーと同じネットワークアドレスおよびサ

ブネットマスクを設定してください。

• TagVLAN サポートの場合、VLAN ID を同じ設定にしてください。

センサーの基本設定の詳細は、"3.4.2 センサーの基本設定 " を参照してください。

9.1.4.1 センサーの自動引き継ぎでセンサーを交換する

センサーを交換するだけで、すべての設定が自動的に新しいセンサーに引き継がれます。

注意

• この操作を行う前に、システム設定更新コマンドで、センサーの自動引き継ぎを有

効にしてください。センサーの自動引き継ぎが有効になっているかどうかは、システム設定更新コマンドで確認できます。詳細は、"11.16 システム設定更新コマンド (pq_customize_config.exe)" を参照してください。

[操作]

1. センサーをセグメントから撤去します。

センサーの撤去については、"10.3.1 センサーの撤去 " を参照してください。

2. センサー管理画面で撤去したセンサーの状態が「異常」になったことを確認し、新しい

センサーをセグメントに配置します。

注意

• センサーの撤去が完了した後、新しいセンサーをセグメントに配置してくださ

い。

• 撤去するセンサーと新しいセンサーを同時にセグメントに配置した場合、セン

サー管理画面の[センサー一覧]タブに、撤去するセンサーと新しいセンサーが、画面更新時に交互に表示されます。この現象が発生した場合、撤去するセンサーをセグメントから外してください。

3. センサー管理画面で、新しいセンサーの情報と、撤去したセンサーに設定していたセグ

メントの情報が表示されていることを確認します。詳細は、"4.3 センサーの管理 " を参

照してください。

ヒント

• 撤去したセンサーから新しいセンサーに引き継がれるセグメントの情報は、以下

のとおりです。

− 所属するセグメントグループ

− センサー名

201

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第 9 章 保守

− セグメント名

− セグメントの動作モード

− 動作モードのオプション

− 管理セグメント外機器の遮断

• 引き継ぎが完了すると、撤去したセンサーは、センサー管理画面から自動的に削

除されます。

9.1.4.2 センサー引き継ぎコマンドでセンサーを交換する

センサー交換後に、センサー引き継ぎコマンドを実行することで、すべての設定を新しいセン

サーに引き継ぐことができます。

注意

• センサー引き継ぎコマンドを実行する前に、システム設定更新コマンドで、セン

サーの自動引き継ぎを無効にしてください。センサーの自動引き継ぎが無効になっているかどうかは、システム設定更新コマンドで確認できます。詳細は、"11.16 システム設定更新コマンド (pq_customize_config.exe)" を参照してください。

• iNetSec Inspection Center 連携運用を行っている場合、センサー引き継ぎコマンドを

実行したタイミングで、検疫が有効になり、通信が遮断される場合があります。センサー引き継ぎコマンドは、利用者に影響がないタイミングで実行してください。

[操作]

1. センサーをセグメントから撤去します。

詳細は、"10.3.1 センサーの撤去 " を参照してください。

2. センサー管理画面で、撤去したセンサーの状態が「異常」になったことを確認した後、

新しいセンサーをセグメントに配置します。

3. センサー管理画面で、新しいセンサーの情報が以下の状態になることを確認します。詳

細は、"4.3 センサーの管理 " を参照してください。

機器情報 …「反映済」

センサー情報 …「反映済」

システム情報 …「反映済」

バージョン … 新のバージョン

稼働状態 …「正常」

4. セグメントグループ管理画面で、撤去したセンサーのセグメントと新しいセンサーのセ

グメントを同じセグメントグループに所属させます。詳細は、"4.5.2 セグメントグルー

プの追加と変更 " を参照してください。

5. センサー管理画面で、新しいセンサーの機器情報が「反映済」と表示されていることを

確認します。

6. マネージャーマシンでセンサー引き継ぎコマンドを実行し、撤去したセンサーから新し

いセンサーへ、セグメントの情報を引き継ぎます。詳細は、"11.12 センサー引き継ぎコ

マンド(pq_inherit_sensor.exe)" を参照してください。

7. センサー管理画面で、新しいセンサーの情報と、撤去したセンサーに設定していたセグ

メントの情報が表示されていることを確認します。

202

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第 9 章 保守

ヒント

• 撤去したセンサーから、新しいセンサーに引き継がれるセグメントの情報は、以

下のとおりです。

− センサー名 − セグメント名

− セグメントの動作モード

− 動作モードのオプション

− 検疫実施

− 管理セグメント外機器の遮断

8. センサー管理画面で、撤去したセンサーを削除します。 詳細は、"4.3 センサーの管理 "を参照してください。

9.2 マネージャーの保守

ここでは、マネージャーの保守作業について説明します。

9.2.1 マネージャーの環境設定変更

監視・遮断セグメントの変更にともない、マネージャーの環境設定を変更します。

イベント情報の保存期間の変更

イベント参照画面で参照するイベント情報の保存期間を変更するには、システム設定画面で「イベント保存期間」を変更します。システム管理者のみ変更できます。詳細は、"4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ " を参照してください。

長期未接続機器の解析時刻の変更

長期未接続機器の解析時刻を変更するには、システム設定画面で「マネージャー定期処理時刻」を変更します。システム管理者のみ変更できます。詳細は、"4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ " を参照してください。

長期未接続機器の自動削除の設定

長期未接続機器を自動削除するには、システム設定画面の「機器リスト自動更新」で、「自動削除」をチェックします。セグメントグループごとにグループ管理者が変更できます。詳細は、"4.7.3.2 機器の遮断・承認 " を参照してください。

注意

• 長期未接続機器を自動削除する設定を行い、長期未接続判定を超える長期間にわ

たってマネージャーマシンを起動しない場合は、マネージャーマシンを起動した際に機器情報が長期未接続と判定されて削除されることがあります。長期未接続機器を自動削除する設定を行った場合は、定期的にマネージャーマシンを起動してください。

203

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第 9 章 保守

マネージャーとセンサー間の通信間隔の変更

マネージャーとセンサー間の通信間隔を変更するには、システム設定画面で「マネージャー・センサー同期間隔」を変更します。システム管理者のみ変更できます。詳細は、"4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ " を参照してください。

センサー間の相互監視実行の変更

同一セグメントグループ内のセンサー間の相互監視の実行有無を変更するには、システム設定画面で「センサー相互監視」のチェックを変更します。システム管理者のみ変更できます。詳細は、"4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ " を参照してください。

マネージャーマシンの IP アドレス変更

マネージャーマシンの IP アドレスを変更した場合は、すべてのセンサーの「マネージャーマシンの IP アドレス」も合わせて変更します。センサーで「マネージャーマシンの IP アドレス」を設定する方法は、"3.4.2 センサーの基本設定 " を参照してください。

マネージャーマシンのリプレース

マネージャーマシンをリプレースするには、マネージャーが保持している情報をバックアップした後、マシンをリプレースします。その後、リプレースしたマシンにマネージャーをインストール、環境設定し、バックアップした情報をリストアします。マネージャーのバックアップとリストアについては、"9.2.2 マネージャーのバックアップとリストア " を、マネージャーのインストールと環境設定については、" 第 3 章 導入 " を参照してください。

注意

• リストアしない場合は、マネージャーとセンサーが保持している機器情報が初期化され

ます。

• 運用中にセンサーと通信するマネージャーを変更した場合は、センサーを初期化してく

ださい。詳細は、"5.4 センサーの初期化 " を参照してください。

9.2.2 マネージャーのバックアップとリストア

マネージャーの保持している情報のバックアップとリストアの手順について説明します。

マネージャーのバックアップ

マネージャーの保持している情報をバックアップするには、マネージャーマシン上でバックアップコマンドを実行します。バックアップコマンドについては、"11.1 バックアップコマンド(pq_backup.exe)" を参照してください。

マネージャーのリストア

バックアップしたマネージャーの情報をリストアするには、マネージャーマシン上でリストアコマンドを実行します。リストアコマンドについては、"11.2 リストアコマンド(pq_restore.exe)" を参照してください。

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第 9 章 保守

9.2.3 iNetSec Smart Finder に関連するサービスの起動と停止

マネージャーマシンでは、以下の iNetSec Smart Finder に関連するサービスが動作していま

す。これらのサービスは、マネージャーマシンを起動すると、自動的に起動されます。

• iNetSec Smart Finder Manager サービス(マネージャーサービス)

• World Wide Web Publishing Service サービス(IIS サービス)

• SQL Server(PFUDACM)サービス(SQL サーバサービス)

表示されるエラーメッセージの内容によっては、手動でサービスを起動・停止する必要があり

ます。これらのサービスは、以下の順番で起動・停止してください。また、エラーメッセージ

の意味と対処方法については、" 第 12 章 メッセージ " を参照してください。

マネージャーマシンのサービスを起動する場合

1. SQL Server(PFUDACM)サービス(SQL サーバサービス)

2. World Wide Web Publishing Service サービス(IIS サービス)

3. iNetSec Smart Finder Manager サービス(マネージャーサービス)

マネージャーマシンのサービスを停止する場合

1. iNetSec Smart Finder Manager サービス(マネージャーサービス)

2. World Wide Web Publishing Service サービス(IIS サービス)

3. SQL Server(PFUDACM)サービス(SQL サーバサービス)

9.3 トラブル時の情報収集

iNetSec Smart Finder のシステムで、何らかの障害が発生した場合に情報収集する手順につい

て説明します。

マネージャーの保守情報収集

マネージャーの保守情報を収集するには、マネージャーマシン上で、マネージャー保守情報収集コマンドを実行します。マネージャー保守情報収集コマンドについては、"11.3 マネージャー保守情報収集コマンド(pq_investigate.exe)" を参照してください。

センサーの保守情報収集

センサーの保守情報を収集するには、マネージャーマシン上で、センサー保守情報収集コマンドを実行します。保守情報収集コマンドについては、"11.4 センサー保守情報収集コマンド (pq_investigate_sensor.exe)" を参照してください。

205

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第 10 章 移行・撤去

旧システムからの移行方法と、構築したシステムの撤去について、説明します。

10.1 iNetSec Smart Finder V1.0 からの移行 .................................................................. 20710.2 iNetSec Patrol Cube からの移行 ............................................................................ 20910.3 撤去 ......................................................................................................................... 211

第 10 章 移行・撤去

206

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第 10 章 移行・撤去

10.1 iNetSec Smart Finder V1.0 からの移行

iNetSec Smart Finder V1.0L21 がインストールされている場合、iNetSec Smart Finder V2.0 に

移行することができます。

注意

• iNetSec Smart Finder V2.0 へ移行できるバージョン / レベルは V1.0L21 のみです。

V1.0L20 以前のバージョン / レベルを使用している場合、いったん V1.0L21 にアップ

デートした後、V2.0 への移行を実施してください。

iNetSec Smart FinderV1.0L21 を V2.0 に移行する手順は以下のとおりです。

アップグレードツールで移行を行う場合

同一のマネージャーマシンで、iNetSec Smart Finder を V1.0L21 から V2.0 へ移行する場合、アップグレートツールを使用します。アップグレードツールによる移行手順は以下のとおりです。

[操作]

1. iNetSec Smart Finder V1.0L21 マネージャーでバックアップを行います。マネージャー

のバックアップは "11.1 バックアップコマンド(pq_backup.exe)" を参照してくださ

い。

2. iNetSec Smart Finder V2.0 インストール DVD を DVD ドライブに挿入します。

3. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下を実行します。

コマンド実行後、アップグレードツールの画面が表示されます。

アップグレードツールでは、以下の処理が実行されます。

• iNetSec Smart Finder V1.0L21 アンインストール

• iNetSec Smart Finder V2.0 インストール

画面の指示に従って処理を続行してください。

4. 処理完了後、以下を参照して、センサーとマネージャーの動作を確認します。

− センサーの動作確認

"3.4.4 センサー設置後の動作確認 "

− マネージャーの動作確認

"3.2.4 インストール後の確認 "

注意

• 移行中にエラーやキャンセルなどで、アップグレードツールによる移行が中断された場

合、いったん、マネージャーマシンのマネージャーと SQL サーバをすべてアンインス

トールしてください。その後、iNetSec Smart Finder V1.0L21 をインストールした上で、

手順 1 で採取したバックアップを復元し、移行前の状態を復旧してください。

D:¥Upgrade¥pq_upgrade.exe

207

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第 10 章 移行・撤去

別のマネージャーマシンに移行を行う場合

iNetSec Smart Finder を別のマネージャーマシンに移行する場合、アップグレードツールは使用できません。以下の手順で移行してください。

[操作]

1. 移行元のマネージャーマシンの iNetSec Smart Finder V1.0L21 でバックアップを行いま

す。マネージャーのバックアップは "11.1 バックアップコマンド(pq_backup.exe)" を参照してください。

2. iNetSec Smart Finder V2.0 インストール DVD を、移行元のマネージャーマシンの DVDドライブに挿入します。

3. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下を実行します。

4. 移行先のマネージャーマシンに、iNetSec Smart Finder V2.0 マネージャーをインストー

ルします。インストール手順については、"3.2.3 インストール " を参照してください。

5. 手順 3 で収集した移行データを、移行先のマネージャーマシンにコピーします。ここで

は、"%TEMP%¥sf_data" にコピーした場合について説明します。

6. iNetSec Smart Finder V2.0 インストール DVD を、移行先のマネージャーマシンの DVDドライブに挿入します。

7. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下を実行します。

8. 以下を参照して、センサーと移行先マネージャーの動作を確認します。

− センサーの動作確認

"3.4.4 センサー設置後の動作確認 "

− マネージャーの動作確認

"3.2.4 インストール後の確認 "

9. 手順 8 で移行が正しく行われたことを確認後、移行元の iNetSec Smart Finder V1.0L21マネージャーをアンインストールしてください。

ヒント

• センサー管理画面で、センサーの稼働状況が「異常」から「正常」に変わり、バージョ

ン表示が「V40L10NFxxxxSxx」(x は任意の数字)に切り替われば、センサーの移行が

完了です。センサー管理画面のバージョン表示が切り替わるまでには、10 ~ 40 分程度

の時間がかかります(接続しているセンサーの数によって異なります)。

iNetSec Smart Finder V2.0 への移行時に表示されるメッセージの対処方法は、以下のとおりで

す。

D:¥Migration¥pq_migration.exe -o %TEMP%¥sf_data

D:¥Migration¥pq_migration.exe -i %TEMP%¥sf_data

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第 10 章 移行・撤去

表 10.1 iNetSec Smart Finder V2.0 への移行時に表示されるメッセージと対処方法

10.2 iNetSec Patrol Cube からの移行

iNetSec Patrol Cube V2.0L10 がインストールされている場合は、iNetSec Smart Finder V2.0 に

移行することができます。

ヒント

• iNetSec Patrol Cube V1.0L10 がインストールされている場合は、いったん iNetSec Patrol Cube V2.0L10 にバージョンアップした後で、iNetSec Smart Finder に移行してくださ

い。iNetSec Patrol Cube V2.0L10 は、iNetSec Smart Finder に同梱されています。

iNetSec Patrol Cube V2.0L10 へのバージョンアップについては、『iNetSec Patrol Cube V2.0L10 ユーザーズガイド』を参照してください。

• iNetSec Patrol Cube V2.0L10 は、製品付属の DVD の以下の場所に格納されています。

− インストール媒体(DVD ドライブが D ドライブの場合を例にしています)

D:¥Migration¥PatrolCubeV2.0¥setup.exe

− iNetSec Patrol Cube V2.0L10 ユーザーズガイド

D:¥Migration¥PatrolCubeV2.0¥Documents¥UsersGuide¥iNSPC_V2.0L10.pdf

注意

• iNetSec Patrol Cube で修正を適用している場合、iNetSec Smart Finder に移行できない

場合があります。移行の可否については、弊社サポートセンターまでお問い合わせください。

• iNetSec Smart Finder のセンサーは、マネージャーを iNetSec Smart Finder に移行した後

に接続してください。誤って、移行する前にセンサーを接続した場合は、センサーを初期化してください。

• iNetSec Patrol Cube で iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にしている場合、移行

後、検疫サーバの稼働監視の監視リトライ回数を確認してください。監視リトライ回数が 10 未満の場合は、10 以上に設定を変更してください。

iNetSec Patrol Cube V2.0L10 から iNetSec Smart Finder への移行手順は、以下のとおりです。

[操作]

1. iNetSec Patrol Cube V2.0L10 マネージャーでバックアップを行います。

iNetSec Patrol Cube V2.0L10 のバックアップについては、『iNetSec Patrol Cube V2.0L10 ユーザーズガイド』を参照してください。

2. 製品付属のインストール用 DVD を DVD ドライブに挿入します。

メッセージ 意味と対処方法

データベースの移出に失敗しました。(エラーコード)

SQL サーバが起動しているか確認し、停止している場合は起動してください。

または、%TEMP% 配下のディスク容量が不足しています。

200M バイト以上の空き容量を確保してください。

209

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第 10 章 移行・撤去

3. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下を実行します。

4. iNetSec Patrol Cube V2.0L10 マネージャーをアンインストールします。iNetSec Patrol Cube V2.0L10 のアンインストールについては、『iNetSec Patrol Cube V2.0L10 ユーザー

ズガイド』を参照してください。

5. iNetSec Smart Finder V2.0 マネージャーをインストールします。インストール手順につ

いては、"3.2.3 インストール " を参照してください。

6. DVD ドライブが D ドライブの場合は、以下を実行します。

7. 以下を参照して、センサーとマネージャーの動作を確認します。

− センサーの動作確認

"3.4.4 センサー設置後の動作確認 "

− マネージャーの動作確認

"3.2.4 インストール後の確認 "

注意

• iNetSec Patrol Cube センサーが、初めて iNetSec Smart Finder マネージャーと通信した

際に、自動的にファームウェアの更新が行われる場合があります。

センサー前面のランプが黄色点滅または緑色点滅に変わるまで、センサーの電源ケーブ

ルを抜かないでください。

ヒント

• センサー管理画面で、iNetSec Patrol Cube のセンサーの稼働状況が「異常」から「正

常」に変わり、バージョン表示が「S-02.01.0017」に切り替われば、センサーの移行が

完了です。なお、センサー管理画面のバージョン表示が切り替わるまでには、10 分~

40 分程度の時間がかかります(接続しているセンサーの数によって異なります)。

• iNetSec Patrol Cube のイベント参照画面に表示されているイベント情報は、移行時に削

除されます。バックアップが必要な場合は、移行前にイベント情報をエクスポートしてください。iNetSec Patrol Cube のイベント情報のエクスポートについては、『iNetSec Patrol Cube V2.0L10 ユーザーズガイド』を参照してください。

iNetSec Smart Finder への移行時に表示されるメッセージの対処方法は、以下のとおりです。

表 10.2 iNetSec Smart Finder への移行時のメッセージと対処方法

D:¥Migration¥pq_migration.exe -o %TEMP%¥patrol_cube_data

D:¥Migration¥pq_migration.exe -i %TEMP%¥patrol_cube_data

メッセージ 意味と対処方法

データベースの移出に失敗しました。(エラーコード)

SQL サーバが起動しているか確認し、停止している場合は起動してください。

または、%TEMP% 配下のディスク容量が不足しています。200M バイト以上

の空き容量を確保してください。

210

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第 10 章 移行・撤去

10.3 撤去

iNetSec Smart Finder を使ったシステムの運用が終了したら、以下の撤去作業を行います。

• センサーの撤去

• マネージャーのアンインストール

なお、iNetSec Inspection Center 連携運用時のシステム撤去では、iNetSec Inspection Center連携の無効化と iNetSec Inspection Center の撤去が必要です。iNetSec Inspection Center 連携

の無効化については、"11.13 iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンド

(pq_collaborate_ic.exe)" を参照してください。iNetSec Inspection Center の撤去については、

『iNetSec Inspection Center ユーザーズガイド』を参照してください。

10.3.1 センサーの撤去

センサーの撤去手順を説明します。

[操作]

1. センサーの POWER ランプがグリーンの点灯状態になっているのを確認します。

2. 電源ボタンを 2 回押してセンサーを停止します。

センサーの停止方法は "5.3 センサーの停止 " を参照してください。

3. LED ランプがすべて消灯しているのを確認後、電源ケーブルを抜き、ネットワークから

センサーを外します。

10.3.2 マネージャーのアンインストール方法

マネージャーのアンインストール手順を説明します。

注意

• アンインストールする前に、必要に応じて、マネージャーが保持している情報の退避

(バックアップ)を行ってください。バックアップの手順は、" マネージャーのバック

アップ " を参照してください。

• アンインストールの際、「インストールを続行するには、次のアプリケーションを終了

する必要があります」というメッセージが表示されることがあります。その場合は、メッセージに記載されているサービスを停止して、「再試行」して処理を続行してください。

[操作]

1. マネージャーマシンの [コントロールパネル] から [プログラムの追加と削除] を起動

します。

2. 「iNetSec Smart Finder マネージャー」を選択し、オペレーティングシステムに応じた削

除操作を行います。

iNetSec Smart Finder マネージャーのアンインストールの準備完了画面が表示されま

す。

3. [アンインストール]ボタンをクリックします。

211

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第 10 章 移行・撤去

4. 以下の画面が表示されたら、[完了]ボタンをクリックします。

ヒント

• マネージャーをアンインストールしても「SQL Server Native Client」はアンインストー

ルされません。必要に応じて「SQL Server Native Client」をアンインストールしてくだ

さい。

212

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第 11 章 コマンドリファレンス

iNetSec Smart Finder を使ったネットワークシステムの運用を行うためのコマンドについて説

明します。

ヒント

• 各コマンドの復帰値は、Windows の環境変数 ERRORLEVEL に格納されます。コマンド

の復帰値を確認するには、コマンド実行後に、環境変数 ERRORLEVEL を参照してくだ

さい。

例:

11.1 バックアップコマンド(pq_backup.exe).............................................................. 21411.2 リストアコマンド(pq_restore.exe)...................................................................... 21611.3 マネージャー保守情報収集コマンド(pq_investigate.exe)................................... 21811.4 センサー保守情報収集コマンド (pq_investigate_sensor.exe)............................ 22011.5 機器情報エクスポートコマンド(pq_export_device.exe)..................................... 22211.6 機器情報インポートコマンド(pq_import_device.exe)......................................... 22411.7 治癒サーバエクスポートコマンド(pq_export_remediation_server.exe)............. 22611.8 治癒サーバインポートコマンド(pq_import_remediation_server.exe)................. 22711.9 イベント情報エクスポートコマンド(pq_export_event.exe)............................... 22911.10センサー情報エクスポートコマンド(pq_export_sensor.exe)............................. 23011.11センサー制御コマンド(pq_control_sensor.exe).................................................. 23211.12センサー引き継ぎコマンド(pq_inherit_sensor.exe)............................................ 23311.13 iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンド(pq_collaborate_ic.exe)..... 23611.14資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンド(pq_collaborate.exe)................. 23711.15資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンド (pq_export_itam.exe)

................................................................................................................................ 23911.16システム設定更新コマンド (pq_customize_config.exe)...................................... 241

第 11 章 コマンドリファレンス

> echo %ERRORLEVEL% 0

213

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.1 バックアップコマンド

(pq_backup.exe)マネージャーが保持している情報をファイルに退避します。

退避したファイルを使ってマネージャーが保持している情報を復元することができます。

注意

• バックアップコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要であるため、管

理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

• 退避したファイルは内容を変更しないでください。ファイルの内容を変更して復元した

場合は、正常に動作しなくなる可能性があります。

• 保存先のディスクに十分な空き容量があることを確認してからコマンドを実行してくだ

さい。十分な空き容量がない場合は、不完全なファイルが保存される場合があります。

ヒント

• バックアップコマンドの実行中も、iNetSec Smart Finder Manager サービスは停止され

ません。

• バックアップコマンドが失敗した場合は、指定したフォルダーが作成された状態で終了

します。

11.1.1 コマンドの仕様

バックアップコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

コマンド名pq_backup.exe

配置先マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• バックアップフォルダー名

退避するファイルを格納するフォルダー名を指定します。 省略はできません。 指定したフォルダーが存在しない場合は、作成されます。すでに存在する場合は、上書きされます。

• [-s] コマンド復帰値がエラー内容に応じて変わります。システム連携などで、コマンドの復帰値を参照して処理を変える場合に指定します。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.1.2 操作手順

マネージャーマシンで、バックアップコマンドを実行し、情報の退避を行う操作手順を説明し

ます。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_backup.exe コマンドを実行します。

マネージャーが保持している情報を C:¥backup フォルダー に退避します。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 異常終了

-s オプションを指定した場合は、以下のようになります。

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 5 フォルダーの指定形式に誤りがあります。

• 6 コマンドがすでに実行されています。

• 7 ディスク容量が不足しています。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_backup.exe "C:¥backup"

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.2 リストアコマンド(pq_restore.exe)退避した情報をマネージャーに復元します。

注意

• リストアコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要であるため、管理者

として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

• 退避したファイルは内容を変更しないでください。ファイルの内容を変更して復元した

場合は、正常に動作しなくなる可能性があります。

• リストアフォルダー名には暗号化されたフォルダーは指定できません。

11.2.1 コマンドの仕様

リストアコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

コマンド名 pq_restore.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• リストアフォルダー名

退避したファイルが格納してあるフォルダー名を指定します。 省略はできません。

• [-s] コマンド復帰値がエラー内容に応じて変わります。システム連携などで、コマンドの復帰値を参照して処理を変える場合に指定します。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 異常終了

-s オプションを指定した場合は、以下のようになります。

• 0 正常終了

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 4 指定したフォルダーが存在しません。

• 5 フォルダーの指定形式に誤りがあります。

• 6 コマンドがすでに実行されています。

• 7 ディスク容量が不足しています。

• 8 SQL サーバが起動していません。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.2.2 操作手順

マネージャーマシンでリストアコマンドを実行し、退避した情報を復元する操作手順を説明し

ます。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_restore.exe コマンドを実行します。

C:¥backup フォルダーから、マネージャーが保持していた情報を復元します。

復帰値

• 10 ファイルの形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 14 入力データに誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してくださ

い。

pq_restore.exe "C:¥backup"

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.3 マネージャー保守情報収集コマンド

(pq_investigate.exe)iNetSec Smart Finder の導入や運用中に何らかのトラブルが発生した際に、マネージャーが保

持している保守情報を取得することができます。

注意

• マネージャー保守情報収集コマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要で

あるため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

• 実行環境によっては、コマンドが終了するまで 10 分以上かかる場合があります。

• 出力先フォルダー名には暗号化されたフォルダーは指定できません。

ヒント

• コマンドを実行すると、起動中の SQL サーバ、IIS、iNetSec Smart Finder Manager サー

ビスは、いったん停止され、保守情報収集が完了した時点で再起動します。ただし、実行前に停止していたサービスは再起動されません。

• コマンドを実行すると、センサーの SENSOR ランプが一時的にアンバー点灯になる場合

があります。通常、コマンドが終了してから「マネージャー・センサー同期間隔」が経過するまでに、SENSOR ランプがグリーン点灯に戻ります。

• Windows Vista 、Windows 2008、Windows 2008 R2、および Windows 7 で本コマンドを

実行した場合、システム情報の収集中に「システム情報」のダイアログ(インジケータ)が表示されますが、問題はありませんのでそのままお待ちください。ダイアログで誤って[キャンセル]ボタンをクリックした場合は、「Ctrl+C」キーを押して本コマンド

を中止した後、再度実行してください。

11.3.1 コマンドの仕様

マネージャー保守情報収集コマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

コマンド名 pq_investigate.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• 出力先フォルダー名

収集した保守情報を格納するフォルダー名を指定します。 省略はできません。 指定したフォルダーが存在しない場合は、作成されます。すでに存在する場合は、上書きされます。

• [-s] コマンド復帰値がエラー内容に応じて変わります。システム連携などで、コマンドの復帰値を参照して処理を変える場合に指定します。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.3.2 操作手順

マネージャーマシンでマネージャー保守情報収集コマンドを実行し、マネージャー保守情報を

取得する操作手順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_investigate.exe コマンドを実行しま

す。

マネージャーが保持している保守情報を C:¥log フォルダーに出力します。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 異常終了

-s オプションを指定した場合は、以下のようになります。

• 0 正常終了

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 5 フォルダーの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_investigate.exe "C:¥log"

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.4 センサー保守情報収集コマンド (pq_investigate_sensor.exe)

iNetSec Smart Finder の導入や運用中に何らかのトラブルが発生した際に、センサーの保守情

報を取得します。

保守情報のファイルは、「xx-xx-xx-xx-xx-xx_YYYYMMDDhhmmss」の形式で保存されます。

引数に「-d」を指定した場合は、「x.x.x.x_YYYYMMDDhhmmss」の形式で保存されます。ファ

イル名の YYYYMMDDhhmmss には、センサー保守情報収集ファイルの作成日時が入ります。

注意

• センサー保守情報収集コマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要である

ため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

• マネージャーのパスワードを変更した場合は、センサーにマネージャーのパスワードが

反映されてからコマンドを実行してください。反映される前に実行すると、エラーメッセージが出力されます。

• 本コマンドを同時に複数実行すると、エラーメッセージが出力される場合があります。

• センサーの MAC アドレスを指定した場合、保守情報が格納されるまでにタイムラグが発

生します。コマンド実行後 20 分経過しても出力先フォルダーにセンサー保守情報が格

納されない場合は、再度、コマンドを実行してください。

• 本コマンドを実行してから保守情報が格納されるまでの間、該当のセンサーのセンサー

名を変更しないでください。変更すると、保守情報が複数回採取される場合があります。

• 出力先フォルダー名には暗号化されたフォルダーは指定できません。

11.4.1 コマンドの仕様

センサー保守情報収集コマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

コマンド名 pq_investigate_sensor.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

センサーの IP アドレスまたは MAC アドレスのいずれかを、以下の形式で指定します。IP ア

ドレスと MAC アドレスの両方を省略することはできません。NAT 環境などのマネージャーとセンサーが直接通信できない環境では、センサーの MAC アドレスを指定してください。

• -d センサーの IP アドレス

保守情報を取得するセンサーの IP アドレス(デフォルトゲートウェイを設定している IPアドレス)を、-d に続けて指定します。

• センサーの MAC アドレス

保守情報を取得するセンサーの MAC アドレスを指定します。ただし、iNetSec Patrol Cube センサーの場合は、使用できません。

この引数が指定された場合、マネージャーとセンサーの同期後に保守情報が収集されるため、コマンドが復帰してから出力先フォルダーに保守情報が格納されるまで、時間がかかる場合があります。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.4.2 操作手順

マネージャーマシンでセンサー保守情報収集コマンドを実行し、センサー(MAC アドレス:

00:11:22:33:44:55)の保守情報を、 C:¥log に出力するための操作手順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_investigate_sensor.exe コマンドを実

行します。

MAC アドレスが 00:11:22:33:44:55 のセンサーの保守情報が、C:¥log フォルダーに出力

されます。なお、コマンドが復帰しても、マネージャーとセンサーの同期が取られた

後、センサーの保守情報が収集され、マネージャーへのアップロードが行われるまで、

保守情報は格納されません。

引数

• [出力先フォルダー名]

収集したセンサー保守情報を格納するフォルダー名を指定します。 省略すると、インストールフォルダー ¥Logs を指定したものとみなされます。指定した

フォルダーが存在しない場合は、作成されます。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 5 フォルダーの指定形式に誤りがあります。

• 7 ディスク容量が不足しています。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 15 認証エラーが発生しました。

• 16 指定したセンサーは存在しません。

• 18 指定したセンサーに対してはサポートされていません。

• 19 センサーへの接続に失敗しました。

• 20 センサーからの応答がありません。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_investigate_sensor.exe 00:11:22:33:44:55 C:¥log

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.5 機器情報エクスポートコマンド

(pq_export_device.exe)マネージャーで保持しているすべての機器情報をファイルにエクスポートします。

機器情報は IP アドレスでソートされて出力されます。

エクスポートされる機器情報ファイルの形式については、"A.1 機器情報ファイルの形式 " を参

照してください。

注意

• 機器情報エクスポートコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要である

ため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

• 機器情報エクスポートコマンドで出力される CSV ファイルは、マネージャーインストー

ル時に選択した言語によって、以下の文字コードで出力されます。

− 日本語を選択した場合

ユーザー「admin」のユーザー詳細画面で「エクスポート / インポートの文字コー

ド」に指定した文字コード

− 英語または中国語を選択した場合

UTF-8

11.5.1 コマンドの仕様

機器情報エクスポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

コマンド名 pq_export_device.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• エクスポートファイル名

エクスポートするファイル名を指定します。 省略はできません。 ファイルがすでに存在している場合は、ファイルを上書きします。

• [-a] 機器情報が MAC アドレスで集約されて、エクスポートされます。エクスポートされる

際には、機器管理画面からのエクスポートと同様の条件で機器情報が集約されます。省略すると、MAC アドレスがセグメントグループごとに出力されます。

• [-h on|off] エクスポートするファイルの 1 行目に、項目名があるかどうかを指定します。省略する

と、off が指定されたものとみなされます。

on:1 行目に項目名があるものとみなしてエクスポートします。

off:1 行目に項目名がないものとみなしてエクスポートします。

• [-s] 指定した場合は、コマンド復帰値がエラー内容に応じて変わります。システム連携などでコマンドの復帰値を参照して処理を行う場合にのみ指定します。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.5.2 操作手順

マネージャーマシンで、機器情報エクスポートコマンドを実行し、すべての機器情報を C:¥deviceList.csv ファイルにエクスポートする操作手順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_export_device.exe コマンドを実行し

ます。

マネージャーで保持しているすべての機器情報が C:¥deviceList.csv ファイルにエクス

ポートされます。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 異常終了

-s オプションを指定した場合は、以下のようになります。

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してくださ

い。

pq_export_device.exe “C:¥deviceList.csv”

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.6 機器情報インポートコマンド

(pq_import_device.exe)機器情報をファイルからマネージャーにインポートします。

インポートする機器情報ファイルの形式については、"A.1 機器情報ファイルの形式 " を参照し

てください。

注意

• 機器情報インポートコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要であるた

め、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

11.6.1 コマンドの仕様

機器情報インポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

コマンド名 pq_import_device.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• インポートファイル名

インポートするファイル名を指定します。 省略はできません。

• [-w]

指定した場合は、マネージャーが保持している「許可」機器で、インポートファイルに定義されていない機器は削除されます。管理している機器リストファイルから削除した機器をシステムからも削除したい場合に使用します。

• [-h on|off] インポートするファイルの 1 行目に、項目名があるかどうかを指定します。省略すると、

off が指定されたものとみなされます。

on:1 行目に項目名があるものとみなしてインポートします。

off:1 行目に項目名がないものとみなしてインポートします。

• [-s] コマンド復帰値がエラー内容に応じて変わります。システム連携などで、コマンドの復帰値を参照して処理を変える場合に指定します。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.6.2 操作手順

マネージャーマシンで機器情報インポートコマンドを実行し、C:¥deviceList.csv ファイルに定

義されている機器情報をインポートする操作手順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_import_device.exe コマンドを実行し

ます。

C:¥deviceList.csv ファイルに定義されている機器情報がインポートされます。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 異常終了

-s オプションを指定した場合は、以下のようになります。

• 0 正常終了

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 9 指定したファイルが存在しません。

• 10 ファイルの形式に誤りがあります。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 13 制限値を超えました。

• 14 入力データに誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してくださ

い。

pq_import_device.exe "C:¥deviceList.csv"

225

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.7 治癒サーバエクスポートコマンド

(pq_export_remediation_server.exe)マネージャーで保持しているすべての治癒サーバリストをファイルにエクスポートします。治

癒サーバは、登録順にソートされて出力されます。

エクスポートされる治癒サーバファイルの形式については、"A.7 治癒サーバファイル " を参照

してください。

注意

• 治癒サーバエクスポートコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要であ

るため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

11.7.1 コマンドの仕様

治癒サーバエクスポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_export_remediation_server.exe

マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

11.7.2 操作手順

マネージャーマシンで治癒サーバエクスポートコマンドを実行し、C:¥ServerList.csv ファイル

に定義されている治癒サーバ情報をエクスポートする操作手順を説明します。

コマンド名

配置先

引数

• エクスポートファイル名

エクスポートするファイル名を指定します。 省略はできません。 ファイルがすでに存在している場合は、ファイルを上書きします。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

226

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第 11 章 コマンドリファレンス

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_export_remediation_server.exe コマ

ンドを実行します。

C:¥ServerList.csv ファイルに定義されている治癒サーバがエクスポートされます。エク

スポートされた治癒サーバは、治癒サーバファイルに記載された順に登録され、システ

ム設定画面に表示されます。

11.8 治癒サーバインポートコマンド

(pq_import_remediation_server.exe)治癒サーバリストをファイルからマネージャーにインポートします。

インポートされる治癒サーバファイルの形式については、"A.7 治癒サーバファイル " を参照し

てください。

注意

• 治癒サーバインポートコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要である

ため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

• 0 バイトの治癒サーバファイルをインポートすると、治癒サーバとセグメントグループ

名に関する情報が削除されます。

• システム設定の iNetSec Inspection Center 連携運用で、「デフォルト設定を使用」が

チェックされているセグメントグループに対する設定は無視されます。

11.8.1 コマンドの仕様

治癒サーバインポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_export_remediation_server.exe "C:¥ServerList.csv"

コマンド名 pq_import_remediation_server.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• インポートファイル名

インポートするファイル名を指定します。インポートしたファイル内容で治癒サーバリストを置き換えます。省略はできません。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.8.2 操作手順

マネージャーマシンで治癒サーバインポートコマンドを実行し、C:¥ServerList.csv ファイルに

定義されている治癒サーバ情報をインポートする操作手順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_import_remediation_server.exe コマ

ンドを実行します。

C:¥ServerList.csv ファイルに定義されている治癒サーバのリストがインポートされま

す。治癒サーバは、システム設定画面に表示されている順にインポートされます。

復帰値

• 0 正常終了

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 9 指定したファイルが存在しません。

• 10 ファイルの形式に誤りがあります。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 13 制限値を超えました。

• 14 入力データに誤りがあります。

• 17 名前解決に失敗しました。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_import_remediation_server.exe "C:¥ServerList.csv"

228

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.9 イベント情報エクスポートコマンド

(pq_export_event.exe)マネージャーで保持しているすべてのイベント情報をファイルにエクスポートします。

イベント情報は、発生日時でソートされて出力されます。 エクスポートされるイベント情報ファイルの形式については、"A.2 イベント情報ファイルの形

式 " を参照してください。

注意

• イベント情報エクスポートコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要で

あるため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

11.9.1 コマンドの仕様

イベント情報情報エクスポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_export_event.exe

マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してくださ

い。

11.9.2 操作手順

マネージャーマシンで、イベント情報エクスポートコマンドを実行し、すべてのイベント情報

を C:¥eventList.csv ファイルにエクスポートする操作手順を説明します。

コマンド名

配置先

引数

• エクスポートファイル名

エクスポートするファイル名を指定します。 省略はできません。 ファイルがすでに存在している場合は、ファイルを上書きします。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

229

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第 11 章 コマンドリファレンス

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_export_event.exe コマンドを実行し

ます。

マネージャーで保持しているすべてのイベント情報が C:¥eventList.csv ファイルにエク

スポートされます。

11.10センサー情報エクスポートコマンド

(pq_export_sensor.exe)マネージャーで保持しているすべてのセンサー情報をファイルにエクスポートします。

センサー情報は、センサー名をキーにソートされて出力されます。 エクスポートされるセンサー情報ファイルの形式については、"A.3 センサー情報ファイルの形

式 " を参照してください。

注意

• センサー情報エクスポートコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要で

あるため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

11.10.1 コマンドの仕様

センサー情報エクスポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_export_event.exe “C:¥eventList.csv”

コマンド名 pq_export_sensor.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• エクスポートファイル名

エクスポートするファイル名を指定します。 省略はできません。 ファイルがすでに存在している場合は、ファイルを上書きします。

• [-a] センサー情報に加えてセグメント情報もエクスポートされます。省略すると、センサー情報のみがエクスポートされます。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.10.2 操作手順

マネージャーマシンで、センサー情報エクスポートコマンドを実行し、すべてのセンサー情報

を C:¥sensor_list.csv ファイルにエクスポートする操作手順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_export_sensor.exe コマンドを実行し

ます。

マネージャーで保持しているすべてのイベント情報が C:¥sensor_list.csv ファイルにエ

クスポートされます。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_export_sensor.exe “C:¥sensor_list.csv”

231

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.11センサー制御コマンド

(pq_control_sensor.exe)マネージャーマシンから、センサーの停止や再起動などのセンサーの制御を行います。本コマ

ンドは、センサーが iNetSec Patrol Cube センサーの場合は使用できません。

注意

• センサー制御コマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要であるため、管

理者として実行してください。

11.11.1 コマンドの仕様

センサー制御コマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_control_sensor.exe

マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

以下のいずれかを指定します。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

コマンド名

配置先

引数

• -s センサーの MAC アドレス

指定した MAC アドレスのセンサーを停止します。センサーが停止した後、通電時に自動

的に起動します。

• -s -m センサーの MAC アドレス

指定した MAC アドレスのセンサーを停止します。センサーが停止した後は、電源ボタン

を押して、センサーを起動してください。

• -r センサーの MAC アドレス

指定した MAC アドレスのセンサーを再起動します。-r に続けて、センサーの MAC アド

レスを指定します。

• -d センサーの MAC アドレス

指定した MAC アドレスのセンサー内で保持している FQDN 情報を再取得します。ただ

し、指定したセンサーに DNS サーバの設定がない場合は、名前解決されません。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 16 指定したセンサーは存在しません。

• 18 指定したセンサーに対してはサポートされていません。

• 99 内部エラーが発生しました。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.11.2 操作手順

マネージャーマシンで、MAC アドレス(00:11:22:33:44:55)のセンサーを停止する操作手順

を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_controll_sensor.exe コマンドを実行

します。

MAC アドレス(00:11:22:33:44:55)のセンサーが停止します。停止後、通電してもセ

ンサーが自動起動することはありません。センサーを起動させる場合は、センサーの電

源ボタンを押して起動します。

11.12センサー引き継ぎコマンド

(pq_inherit_sensor.exe)センサーに関連する情報を、同じ「ネットワークアドレス」および「ネットマスク」を持つ、

別のセンサーに引き継ぎます。

センサー引き継ぎコマンドは、以下のような場合に使用します。

• 自動引き継ぎができない場合のセンサー交換

• 1 ポートのセンサー 3 台を、3 ポートのセンサー 1 台に集約する場合

引き継ぎ元のセンサーから、引き継ぎ先のセンサーへ引き継ぐ情報は、以下のとおりです。

• センサー名

• セグメント

• 動作モード、動作モードのオプション

• 検疫実施、検疫サーバの優先順位

• セグメントで検出した機器の情報

• 管理セグメント外機器の遮断

センサー引き継ぎコマンドを実行すると、コマンド確認メッセージが表示されます。「yes」を

入力すると、引き継ぎが開始されます。引き継ぐ情報量によっては、コマンドが復帰するまで

数分かかる場合があります。

注意

• センサー引き継ぎコマンドは、動作するために Windows の管理者権限が必要であるた

め、管理者として実行してください。

• センサー引き継ぎコマンドを実行する前には、必ず引き継ぎ元のセンサーと引き継ぎ先

のセンサーをマネージャーに登録し、所属セグメントグループを合わせるようにしてください。

• 引き継ぎ元のセンサーのMACアドレスと引き継ぎ先のセンサーのMACアドレスを同じに

することはできません。

pq_control_sensor.exe -s -m 00:11:22:33:44:55

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.12.1 コマンドの仕様

センサー引き継ぎコマンドの仕様は、以下のとおりです。

pq_inherit_sensor.exe

マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

11.12.2 操作手順

マネージャーマシンで、MAC アドレス(00:11:22:33:44:55)のセンサー情報を MAC アドレス

(11:22:33:44:55:66)のセンサーへ引き継ぐための操作手順を説明します。

コマンド名

配置先

引数

• 引き継ぎ元となるセンサーの MAC アドレス

引き継ぎ元となるセンサーの MAC アドレスを指定します。省略はできません。

引き継ぎ元のセンサーは、マネージャーに登録されている必要があります。 引き継ぎ元のセンサーが削除または未登録の場合は、エラーメッセージが表示されます。 指定できる MAC アドレスの形式は、コロン(:)区切りで、小文字英字と大文字英字を

含む 16 進数です。

• 引き継ぎ先となるセンサーの MAC アドレス

引き継ぎ先となるセンサーの MAC アドレスを指定します。省略はできません。

引き継ぎ先のセンサーは、マネージャーに登録されている必要があります。 引き継ぎ先のセンサーが削除または未登録の場合は、エラーメッセージが表示されます。 指定できる MAC アドレスの形式は、コロン(:)区切りで、小文字英字と大文字英字を

含む 16 進数です。

• [-y] コマンド実行時の確認メッセージに対して、「yes」を入力した場合と同じ動作になりま

す。 確認メッセージを表示せずにセンサー引き継ぎを行う場合に指定します。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 16 指定された MAC アドレスを持つセンサーが見つかりません。

引き継ぎ内容確認時のセンサー/セグメント構成と異なる情報を検出しました。本コマンドを再実行してください。

• 99 内部エラーが発生しました。

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第 11 章 コマンドリファレンス

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_inherit_sensor.exe コマンドを実行し

ます。

以下のメッセージが表示されます。

以下のセグメントの引き継ぎを行います。

- 引き継ぐセグメント

192.168.0.1192.168.1.1- 引き継がないセグメント

192.168.2.1引き継ぎを行ってもよろしいですか? (yes/no)

2. 引き継ぎを行う場合は、「yes」と入力します。

正常に終了すると、「センサー情報の引き継ぎが完了しました。」というメッセージが表

示され、センサー情報の引き継ぎが完了します。

MAC アドレスのセンサーが、マネージャーに未登録または削除されている場合は、「指

定された MAC アドレスを持つセンサーが見つかりません。」というメッセージが表示さ

れます。

確認メッセージが表示されている間に、センサーまたはセグメントが削除された場合

は、「引き継ぎ内容確認時のセンサー / セグメント構成と異なる情報を検出しました。本

コマンドを再実行してください。」というメッセージが表示されます。

pq_inherit_sensor.exe 00:11:22:33:44:55 11:22:33:44:55:66

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.13iNetSec Inspection Center 連携機能有

効化コマンド(pq_collaborate_ic.exe)iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化および無効化を行います。有効にした場合、マ

ネージャー管理画面で iNetSec Inspection Center 連携運用に関する設定項目を表示します。

注意

• iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンドは、動作するために Windows の管理

者権限が必要であるため、管理者として実行してください。

11.13.1 コマンドの仕様

iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_collaborate_ic.exe

マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

11.13.2 操作手順

マネージャーマシンで、iNetSec Inspection Center 連携機能有効化コマンドを実行する操作手

順を説明します。

[操作]

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_collaborate_ic.exe コマンドを実行し

ます。

「iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にしますか?[yes/no]」というメッセージ

が表示されます。

2. 「yes」を入力し、「Enter」キーを押します。

「iNetSec Inspection Center 連携機能を有効にしました。」というメッセージが表示され、

iNetSec Inspection Center 連携機能が有効になります。

コマンド名

配置先

引数

• [-reset] いったん有効にした iNetSec Inspection Center 連携機能を無効にする場合に指定します。

iNetSec Inspection Center 連携機能のための設定は削除されます。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 異常終了 "12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_collaborate_ic.exe

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.14資産管理ソフトウェア連携機能有効化コ

マンド(pq_collaborate.exe)資産管理ソフトウェア連携機能の有効化および無効化を行います。

注意

• 資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンドは、動作するために Windows の管理者権

限が必要であるため、管理者として実行してください。

• 資産管理ソフトウェア連携機能をいったん無効化すると、機器一覧画面の資産管理導入

状態がリセットされます。

11.14.1 コマンドの仕様

資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンドのコマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_collaborate.exe

マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

※ -ls オプション、-dtp オプション、-itpn オプションは、同時に指定できません。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

コマンド名

配置先

引数

• -ls LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能を有効化する場合に指定します。

• -ls -reset LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能を無効化する場合に指定します。

• -dtp Systemwalker Desktop Patrol 資産管理ソフトウェア連携機能を有効化する場合に指定し

ます。

• -dtp -reset Systemwalker Desktop Patrol 資産管理ソフトウェア連携機能を無効化する場合に指定し

ます。

• -itpn IT Policy N@vi 資産管理ソフトウェア連携機能を有効化する場合に指定します。

• -itpn -reset IT Policy N@vi 資産管理ソフトウェア連携機能を無効化する場合に指定します。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.14.2 操作手順(資産管理ソフトウェア連携機能の有効化)

マネージャーマシンで、資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンドを実行する操作手順を

LanScope Cat を例に説明します。Systemwalker Desktop Patrol および IT Policy N@vi の場合

は、製品名とコマンドオプションを対応する製品のものに読み替えてください。

[操作]

• 資産管理ソフトウェア連携機能を有効化する場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_collaborate.exe コマンドを実行し

ます。

「LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能を有効にしますか? [yes/no]」という

メッセージが表示されます。

2. 「yes」を入力し、「Enter」キーを押します。

「LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能を有効にしました。」というメッセー

ジが表示され、LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能が有効になります。

• 資産管理ソフトウェア連携機能を無効化する場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_collaborate.exe コマンドを実行し

ます。

「LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能を無効にしますか? [yes/no]」という

メッセージが表示されます。

2. 「yes」を入力し、「Enter」キーを押します。

「LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能を無効化しました。」というメッセー

ジが表示され、LanScope Cat 資産管理ソフトウェア連携機能が無効になります。

pq_collaborate.exe -ls

pq_collaborate.exe -ls -reset

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.15資産管理ソフトウェア連携用機器情報エ

クスポートコマンド (pq_export_itam.exe)

iNetSec Smart Finder の機器情報を資産管理ソフトウェアにインポートできるよう CSV 形式で

エクスポートします。

• Systemwalker Desktop Patrol の場合

サブネットマスクが 17 ビットから 25 ビットのすべての機器情報がエクスポートの対象

となります。

• LanScope Cat の場合

以下の条件を満たす機器がエクスポートの対象となります。

− 資産管理ソフトウェアの自動許可設定が行われているセグメントグループに属する

機器

− 資産管理導入状態が ( 空白 ) または「未導入 (LanScope Cat)」の機器

• IT Policy N@vi の場合

本コマンドは使用しません。

資産管理ソフトウェアにインポートする方法は、資産管理ソフトウェアの説明書を参照してく

ださい。

注意

• 資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンドは、動作するために

Windows の管理者権限が必要であるため、管理者として実行してください。

• ネットワーク上のフォルダーを指定する場合は管理者権限でアクセスできるよう、あら

かじめネットワークドライブを割り当ててください。

ヒント

• 資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンドは、資産管理ソフトウェア

との連携のために使用します。資産管理ソフトウェアと iNetSec Smart Finder で管理す

る機器を自動的に定期的に同期するには、本コマンドをタスクスケジューラに登録するなどの方法で定期的に実行してください。

11.15.1 コマンドの仕様

資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンドのコマンド仕様は、以下のとおり

です。

コマンド名 pq_export_itam.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.15.2 操作手順

マネージャーマシンで、資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンドを実行

し、機器情報を C:¥deviceList.csv ファイルにエクスポートする操作手順を説明します。

[操作]

• 引数が -cat6 の場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_export_itam.exe コマンドを実行

します。

マネージャーで保持しているすべての機器情報のうち、以下の条件に合致する機器

情報が C:¥deviceList.csv ファイルにエクスポートされます。

− 資産管理ソフトウェアの自動許可設定が行われているセグメントグループに

属する機器

− 資産管理導入状態が ( 空白 ) または「未導入 (LanScope Cat)」の機器

引数

• 出力先

連携する資産管理ソフトウェアによって指定する内容が異なります。

− LanScope Cat の場合

エクスポートする機器情報のファイル名を指定します。

− Systemwalker Desktop Patrol の場合

エクスポート先のフォルダーを指定します。

• 連携する資産管理ソフトウェア

LanScope Cat の場合は「-cat6」を指定します。

Systemwalker Desktop Patrol の場合は「-dtp」を指定します。

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 2 ファイルのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 5 フォルダーの指定形式に誤りがあります。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 11 ファイルの指定形式に誤りがあります。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 22 資産管理ソフトウェア連携機能は有効化されていません。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_export_itam.exe “C:¥deviceList.csv” -cat6

240

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第 11 章 コマンドリファレンス

• 引数が -dtp の場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_export_itam.exe コマンドを実行

します。

マネージャーで保持しているすべての機器情報が C:¥WORK フォルダーにエクス

ポートされます。

11.16システム設定更新コマンド (pq_customize_config.exe)

引数に指定した項目名と項目値で、システム設定項目の情報を更新します。

注意

• システム設定更新コマンドの実行には、管理者権限が必要です。管理者として実行して

ください。

• コマンドを実行すると、IIS および iNetSec Smart Finder Manager サービスが再起動す

るため、ログイン中のマネージャー管理画面のユーザーがログアウトされます。

• iNetSec Inspection Center 連携運用時や、同じネットワークアドレスのセグメントが存

在する場合は、センサーの自動引き継ぎを有効にしないでください。

11.16.1 コマンドの仕様

コマンド仕様は、以下のとおりです。

pq_export_itam.exe “C:¥WORK" -dtp

コマンド名 pq_customize_config.exe

配置先 マネージャーのインストールフォルダーの Bin フォルダー配下

引数

• -p 初期値から変更があった設定内容を表示します。

• -p AutoInheritSensorSetting センサーの自動引き継ぎの設定内容を表示します。

• -s AutoInheritSensorSetting 1 センサーの自動引き継ぎを有効にします。

• -s AutoInheritSensorSetting 0 センサーの自動引き継ぎを無効にします。(初期値)

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第 11 章 コマンドリファレンス

11.16.2 操作手順

マネージャーマシンで、システム設定の更新を行うための操作手順を説明します。

【操作】

• 設定を変更する場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_customize_config.exe コマンドを実

行します(現状の設定と同じ値であっても指定した値で再設定されます)。

コマンドが正常に完了したら、「システム設定の更新が完了しました。」というメッセー

ジが表示されます。

システム設定項目が存在しない場合は、「パラメーターの指定に誤りがあります。」とい

うメッセージが表示されます。

• 設定変更内容を表示する場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_customize_config.exe コマンドを実

行します。

コマンドが正常に完了したら、設定変更のあった項目と値が以下のような形式で表示さ

れます。

AutoInheritSensorSetting 1

• センサー自動引き継ぎの設定内容を表示する場合

1. マネージャーマシンのコマンドプロンプトで、pq_customize_config.exe コマンドを実

行します。

コマンドが正常に完了したら、項目と値が以下のような形式で表示されます。

AutoInheritSensorSetting 1

復帰値

• 0 正常終了

• 1 データベースのアクセスに失敗しました。

• 3 実行環境が不正なため処理を続行できません。

• 8 SQL サーバが起動していません。

• 12 コマンドの引数に誤りがあります。

• 99 内部エラーが発生しました。

正常終了以外の場合は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参考に対処してください。

pq_customize_config.exe -s AutoInheritSensorSetting 1

pq_customize_config.exe -p

pq_customize_config.exe -p AutoInheritSensorSetting

242

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第 12 章 メッセージ

システム管理者は、マネージャーでのエラー状況をシステムのイベントログやイベント参照画

面のイベント情報、コマンド実行時の出力メッセージで確認することができます。また、マ

ネージャーの画面やチャート操作時のエラー状況をダイアログメッセージで確認することがで

きます。

以下に、マネージャーおよびマネージャーにアクセスするコンピュータ、およびチャートのエ

ラーメッセージと確認方法について説明します。

12.1 システムのイベントログ ........................................................................................ 24412.2 イベント参照画面のイベント情報 .......................................................................... 24612.3 コマンド実行時の出力メッセージ .......................................................................... 25212.4 メールで通知されるメッセージ.............................................................................. 25612.5 SNMP トラップで通知されるメッセージ............................................................... 26112.6 チャートのエラーメッセージ ................................................................................. 27012.7 センサーセルフチェックの詳細コード ................................................................... 27212.8 操作ログ.................................................................................................................. 275

第 12 章 メッセージ

243

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第 12 章 メッセージ

12.1 システムのイベントログ

ここでは、Windows のイベントビューアーに表示される iNetSec Smart Finder のイベントログ

について説明します。

ログの種類と、イベントソースは以下のとおりです。

ログの種類

アプリケーション

イベントソース

• iNetSec Smart Finder Manager(Command) マネージャーコマンド実行によるイベントログ

• iNetSec Smart Finder Manager(Console) マネージャー管理画面での操作によるイベントログ

• iNetSec Smart Finder Manager(Service)マネージャーサービスによるイベントログ

• iNetSec Smart Finder Manager(Viewer) チャートの操作によるイベントログ

• iNetSec Smart Finder Manager 上記 4 つにおける共通のイベントログ

以下に、イベントログのメッセージについて説明します。

表 12.1 システムのイベントログと対処方法

コード メッセージ 意味と対処方法

11001 管理機器数が制限値を超えました。 マネージャーで管理している機器数が制限数(50000 台)を超え、超過した機器情報が管理対象

外となっていることを示します。

機器管理画面を確認し、長期未接続機器など不要な機器情報を削除してください。

11002 センサー数が制限値を超えました。 マネージャーで管理しているセンサー数が制限数(1000 台)を超え、超過したセンサー情報が追加できなかったことを示します。

センサー管理画面を確認し、使用していない不要なセンサー情報がある場合は、そのセンサー情報を削除してください。

11003 設定値が不正なため既定値を使用しました。設定項目:設定項目 設定値:設定値 既定値:既定値

マネージャーの保守情報を取得し、 弊社サポートセンターにお問い合わせください。

11004 メール送信に失敗した可能性があります。 [ センサー名:センサー名 センサー IP アドレス:IP アドレス エラー箇所:番号 エラーコード:番号 イベント ID:イベントID 詳細:詳細メッセージ ]

メールの送信は行いましたが、メールが送信されなかった可能性があることを示します。出力されている情報のメールが受信できるかどうかを確認してください。SMTP サーバのメール送信処理時間を確認し、メール送信処理時間が長い場合はSMTP サーバをチューニングするか、メール通知設定のタイムアウト時間を調整してください。

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第 12 章 メッセージ

11005 セグメント数が制限値を超えました。 マネージャーで管理しているセグメント数が制限数(1000 台)を超え、超過したセグメント情報が

追加できなかったことを示します。

iNetSec Smart Finder で管理するセグメントの数

を減らしてください。

12004 実行環境が不正なため処理を続行できません。詳細:エラー詳細

マネージャー処理の実行に必要なサービスが起動されていることを確認してください。

12005 データベースアクセスに失敗しました。詳細:エラー詳細

SQL サーバサービスが起動していることを確認し

てください。

12006 バックアップに失敗しました。詳細:< 詳細メッセージ >

バックアップコマンドによるバックアップに失敗したことを示します。

詳細メッセージを確認し、対処を行ってください。詳細メッセージの内容および対処は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参照してくださ

い。

12009 メール送信に失敗しました。[ センサー

名:センサー名 センサー IP アドレス:IPアドレス エラー箇所:番号 エラーコー

ド:番号 イベント ID:イベント ID 詳細:

詳細メッセージ ]

メールの送信は行いましたが、メールが送信されなかったことを示します。SMTP サーバのメール送信処理時間を確認し、メール送信処理時間が長い場合は SMTP サーバをチューニングするか、

メール通知設定のタイムアウト時間を調整してください。

12010 エラーが発生しました。種別:エラー種別 詳細:エラー詳細

マネージャーの保守情報を取得し、 弊社サポートセンターにお問い合わせください。

12011 保守情報の収集に失敗しました。詳細:x 以下を確認してセンサー保守情報収集コマンドを再度実行してください。

• 指定したフォルダーへのアクセス権限

• ディスク空き容量の不足

12012 機器情報のエクスポートを開始できません。

資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンドを開始できませんでした。 詳細メッセージの内容および対処は、"12.3 コマンド実行時の出力メッセージ " を参照してくださ

い。

12013 機器情報のエクスポートに失敗しました。詳細:ハンドルした例外の内容が出力されます。

資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンドでエラーが発生しました。

以下の場合は、このエラーが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルに適切なア

クセス権限がない場合

• データベースの接続に失敗した場合

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

コード メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

12.2 イベント参照画面のイベント情報

ここでは、イベント参照画面に表示されるイベント情報の確認方法について説明します。

イベント情報のレベルには、以下の 3 種類があります。

• INFO(情報)

• WARNING(警告)

• ERROR(エラー)

以下に、イベント情報のレベルが「情報(INFO)」のイベントについて説明します。

ヒント

• イベントメッセージ中のセンサー IP アドレスには、セグメントに起因するイベントの場

合はセンサーの該当セグメントの IP アドレスが記録され、センサーに起因するイベント

の場合はセンサーのポート 0 または VLAN ID の も小さい IP アドレスが記録されます。

表 12.2 イベント参照画面のイベント情報と対処方法(INFO)

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

0A010001 センサーが追加されました。[ センサー

MAC アドレス:<MAC アドレス >]センサー管理画面に新しいセンサーが追加されたことを示します。対処の必要はありません。

以下の場合にイベントが表示されます。

• 新しいセンサーがマネージャーに接続

• センサー初期化後に、センサーがマネー

ジャーに接続

• センサーのファームウェアのバージョンが

古いバージョンに置き換わった後、センサーがマネージャーに接続

0A010002 マネージャーの定期処理が実行されました。

マネージャーの定期処理が正常に実行されたことを示します。対処の必要はありません。

0A010003 セグメントが追加されました。[ センサー

名:<センサー名> センサー IP アドレス:< IP アドレス> , .… ]

センサー管理画面に新しいセグメントが追加されたことを示します。センサー IP アドレスは、追加されるセグメント分カンマで区切られて表示されます。対処の必要はありません。

0A020003 機器の利用申請がありました。[ 機器

MAC アドレス : < MAC アドレス>機器 IP アドレス:< IP アドレス> ]

利用申請画面から利用申請があったことを示します。機器管理画面から利用承認処理を行ってください。

0B020001 新規機器接続を検出しました。[ 機器MAC アドレス : < MAC アドレス>機器 IP アドレス:< IP アドレス>検出センサー名: <センサー名> 検出センサー IP アドレ

ス:< IP アドレス> ]

マネージャーの機器情報に存在しない機器が接続されたことを示します。対処の必要はありません。

0B020002 拒否機器が接続されました。[ 機器 MAC アドレス : < MAC アドレス>機器 IP アドレス:< IP アドレス>検出センサー

名: <センサー名> 検出センサー IP アドレ

ス:< IP アドレス> ]

承認ステータスが「拒否」の機器が接続されたことを示します。1 日 1 回 初の接続時に通知されます。ただし、セグメントを移動した場合は、別のイベントとして通知されます。対処の必要はありません。

0B020003 機器の利用申請がありました。[ 機器

MAC アドレス : < MAC アドレス> 機器 IP アドレス:< IP アドレス> ]

遮断・利用申請画面から利用申請があったことを示します。機器管理画面から利用承認処理を行ってください。

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第 12 章 メッセージ

以下に、イベント情報のレベルが「警告(WARNING)」のイベントについて説明します。

表 12.3 イベント参照画面のイベント情報と対処方法(WARNING)

0B020004 機器を遮断しました。[ 機器 MAC アドレス:< MAC アドレス> 機器 IP アドレ

ス:< IP アドレス> 承認ステータス:<承認ステータス> 検出センサー名:<センサー名> 検出センサー IP アドレス:

< IP アドレス> ]

承認ステータスが「検出」または「申請中」の機器が接続されたことを示します。1 日 1 回

初の接続時に通知されます。ただし、セグメントを移動した場合は、別のイベントとして通知されます。対処の必要はありません。

iNetSec Inspection Center 連携時は、未検疫の「許可」の機器が接続されたことを示します。

0B020005 機器の IP アドレスが変更されました。[ 機器 MAC アドレス:< MAC アドレス> 変更前 IP アドレス:< IP アドレス> 変更後 IP アドレス:< IP アドレス> 検出

センサー名:<センサー名> 検出センサー IP アドレス:< IP アドレス> ]

機器の IP アドレスが変更された場合に通知され

ます。対処の必要はありません。

0B020007 管理セグメント外の機器を遮断しました。[ 機器 MAC アドレス : <MAC アドレス > 機器 IP アドレス:<IP アドレス > 検出セ

ンサー名:< センサー名 > 検出センサーIP アドレス:<IP アドレス >]

管理セグメントと異なる IP アドレスの機器が接続されたことを示します。1 日 1 回 初の接続

時に通知されます。ただし、セグメントを移動した場合は、別のイベントとして通知されます。対処の必要はありません。

0B020008 IP アドレス割り当て違反の機器が接続さ

れました。[ 機器 MAC アドレス : <MACアドレス > 機器 IP アドレス:<IP アドレス > 検出センサー名:< センサー名 > 検出センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

IP アドレスの割り当てが異なる機器が接続され

たことを示します。1 日 1 回 初の接続時およ

び IP アドレス変更時に通知されます。ただし、セグメントを移動した場合は、別のイベントとして通知されます。対処の必要はありません。

0B020009 機器を自動許可しました。[ 機器 MAC アドレス : <MAC アドレス > 機器 IP アドレス:<IP アドレス > 許可理由:<許可理由> 検出センサー名:< センサー名 > 検出センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

機器の承認ステータスが自動許可されたことを示します。許可理由には、「役割」、「機器種別」、「ベンダー ID」、「IP アドレス」のいずれかが設

定されます。対処の必要はありません。

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

1A011001 管理機器数が制限値を超えました。 マネージャーで管理している機器数が制限数(50000 台)を超え、超過した機器情報が管理

対象外となっていることを示します。

機器管理画面を確認し、長期未接続機器など不要な機器情報を削除してください。

1A011002 センサー数が制限値を超えました。 マネージャーで管理しているセンサー数が制限数(1000 台)を超え、超過したセンサー情報

が追加できなかったことを示します。

センサー管理画面を確認し、使用していない不要なセンサー情報がある場合は、そのセンサー情報を削除してください。

1A011004 マネージャーの定期処理に失敗しました。 [ 詳細:< 詳細メッセージ >]

マネージャーの定期処理でエラーが発生し、定期処理が正常に実行されなかったことを示します。

詳細メッセージを確認し、対処を行ってください。

対処後マネージャーを再起動すると、定期処理が実行されます。

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

1A011005 セグメント数が制限値を超えました。 マネージャーで管理しているセグメント数が制限数(1000)を超え、超過したセグメント情報

が追加できなかったことを示します。センサー管理画面の[セグメント一覧]タブを確認し、使用していない不要なセグメント情報がある場合は、そのセグメントをセンサーの設定から削除してください。

1A011007 メール送信に失敗した可能性があります。 [ センサー名:<センサー名> センサー

IP アドレス:< IP アドレス> エラー箇所: <番号> エラーコード:<番号> イベント ID:<イベント ID > 詳細:<詳細メッセージ> ]

メールの送信処理でエラーが発生し、メールの送信が行われない可能性があることを示します。イベント ID と詳細メッセージを確認し、対処を行ってください。メールは再送されません。

1B011003 接続機器数がセンサーのサポート台数を超えました。[ センサー名:< センサー名> センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

センサーを設置している全セグメントの管理機器数が、センサーのサポート台数(6000 台)

を超えたことを示します。

サポート台数を超えた機器を検出したときに通知されます。

機器管理画面を確認し、検出センサー名が該当センサーである機器で、長期未接続機器など、不要な機器情報を削除してください。また、センサーが設置されているセグメントのネットワーク利用状況を確認し、接続機器数がサポート台数を超える場合ネットワーク構成を見直してください。

1B011004 管理機器数が制限値を超えました。 マネージャーで管理している機器数が制限数(50000 台)を超え、センサーで新規検出した機器が管理対象外となっていることを示します。

機器管理画面を確認し、長期未接続機器など不要な機器情報を削除してください。

1B011005 検疫サーバを切り替えました。[ 切り替え

前検疫サーバ:<IP アドレス > 切り替え

後検疫サーバ:<IP アドレス > センサー名:< センサー名 > センサー IP アドレ

ス:< IP アドレス> ]

センサーから該当検疫サーバへの死活監視の結果、検疫サーバを切り替えた状態を示します。

一部のセンサーからイベントが上がった場合は、該当センサーと検疫サーバの間のネットワーク状態を確認してください。

全センサーから同一検疫サーバのイベントが上がった場合は、検疫サーバの稼働状態を確認してください。

優先度の低い検疫サーバへ切り替わった場合は、検疫サーバの稼働状態、センサーと検疫サーバの間のネットワーク状態を確認してください。優先度の高い検疫サーバへの死活監視が成功し次第、リダイレクト先を優先度の高い検疫サーバへ切り戻し、再度イベントが通知されます。優先度の高いサーバへ切り戻したイベントについては、対処の必要はありません。

すべての検疫サーバがダウンした後の切り替えメッセージでは、切り替え前検疫サーバが「‐」で表示されます。

現在の検疫サーバを確認するには、検疫ログイン状態表示画面の「検疫サーバ」に表示されているサーバ名を確認します。検疫ログイン状態表示画面の詳細は、"3.7 iNetSec Inspection Center 連携運用の設定 " を参照してください。

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

1B011006 セグメント内の同時遮断接続数がセンサーのサポート台数を超えました。[ セン

サー名:< センサー名 > センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

センサーが遮断している通信の数が許容量(同時遮断接続数 36000)を超えたため、遮断すべ

き通信を遮断できなくなっています。センサーに接続されている機器数が少なくなるように、ネットワーク構成を見直してください。このイベントはセンサーに接続されている機器数が大(6000)未満でも発生する場合があります。

1 日 1 回 初の接続時に通知されます。

1B011007 メール送信に失敗した可能性があります。 [ センサー名:<センサー名> センサーIP アドレス:< IP アドレス> エラー箇

所: <番号> エラーコード:<番号> イベン

ト ID:<イベント ID > 詳細:<詳細メッセージ> ]

メールの送信処理でエラーが発生し、メールの送信が行われない可能性があることを示します。イベント ID と詳細メッセージを確認し、

対処を行ってください。メールは再送されません。

1B011008 センサー内のプリンター数がサポート台数を超えました。[ センサー名:< センサー名 > センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

マネージャーで管理している該当センサー内のプリンター数が制限数(500 台)を超え、センサーで新規検出したプリンターが管理対象外となっていることを示します。

機器管理画面を確認し、長期未接続機器など不要なプリンター情報を削除してください。

1B011009 接続機器数がセンサーのサポート台数を超えました。[ センサー名:< センサー名> センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

センサーを設置している全セグメントの管理機器数(IP アドレス数を基準とする)が、センサーのサポート台数(9000 台)を超えたこと

を示します。

サポート台数を超えた機器へのアクセス集中を検出したときに通知されます。

センサーが設置されているセグメントの利用状況を確認し、サポート台数を超えた機器へのアクセス(IP スキャンなど)が、短時間に集中し

ないよう、ネットワーク構成を見直してください。

1B011010 センサー内で保持しているイベントがサポート数を超えました。[ センサー名:< センサー名 > センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

センサーでキューイングされたイベント情報が制限数(10000)を超え、センサーで発生した

イベント情報がマネージャーへの送信・メール送信・SNMP トラップ送信のうち少なくとも 1つが送信できなくなっていることを示します。

マネージャーが正常に起動し、マネージャー上で該当センサーの状態が正常となっていることを確認してください。また、センサーと SMTPサーバ間のネットワークに問題がないことを確認してください。

これらに問題がないにもかかわらず、このイベントが出力される場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

1B011014 FQDN の解決に失敗しました。[ センサー名:< センサー名 > センサー IP アドレ

ス:< センサー IP アドレス > ]

FQDN の解決に失敗したことを示します。 以下を確認してください。

• センサーと DNS サーバ間のネットワーク

状態

• FQDN に誤りがないか

• DNS サーバの設定に誤りがないか

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

以下に、イベント情報のレベルが「エラー(ERROR)」のイベントについて説明します。

表 12.4 イベント参照画面のイベント情報と対処方法(ERROR)

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

2A012002 センサー異常が発生しました(マネージャー稼働監視)。[ センサー名:< センサー名 > センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

マネージャーとセンサーが通信できない状態を示します。

センサーの電源、マネージャーとセンサー間のネットワーク状態を確認してください。問題がない場合は、センサーを再起動してください。再起動しても復旧しない場合は、センサーの INIT ボタンを使用しセンサーを初期化してください。初期化後も異常状態が続く場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

2A012006 バックアップに失敗しました。[ 詳細:<詳細メッセージ >]

バックアップコマンドによるバックアップに失敗したことを示します。

何度か繰り返してもこのイベントが出力される場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

2A012007 マネージャーサービスが異常終了しました。

マネージャー処理を実行するサービスが異常終了し、マネージャーとセンサー間の通信ができない状態を示します。

マネージャーサービスまたはマネージャーマシンを再起動してください。再起動後も異常状態が続く場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

2A012009 メール送信に失敗しました。[ センサー

名:<センサー名> センサー IP アドレス:< IP アドレス> エラー箇所:<番号> エラーコード:<番号> イベント ID:

<イベント ID > 詳細:<詳細メッセージ> ]

メールの送信処理でエラーが発生し、メールの送信が行わなかったことを示します。イベント ID と詳細メッセージを確認し、対処を行ってください。メールは再送されません。

2A012010 保守情報の収集に失敗しました。詳細:<詳細メッセージ >

保守情報の収集に失敗したことを示します。次の可能性があります。

• 対象のセンサーが、停止している場合

• 対象のセンサーとのネットワークが、何らか

の理由で不通になっている場合

• 対象のセンサーが再起動中の場合

センサーとのネットワーク接続を確認後、再度保守情報の取得を行ってください。再度このイベントが出力される場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

2B012001 センサーで異常またはイベントが発生しました(センサーセルフチェック)。[ セン

サー名:< センサー名 > センサー IP アドレス:<IP アドレス > 詳細コード:< コード> ]

センサーの動作異常またはイベント発生をセンサー自身が検知したことを示します。"12.7 セン

サーセルフチェックの詳細コード " を参照し、詳細コードに応じた対処を行ってください。

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第 12 章 メッセージ

2B012003(*)

センサー異常が発生しました(センサー相互監視)。[ センサー名:< センサー名 > センサー IP アドレス:<IP アドレス >]

センサーの動作異常を、ほかのセンサーが検知したことを示します。

センサー相互監視でセンサー異常が発生した場合は、次の可能性があります。

• 異常となったセンサーが、停止している場合

• 検知したセンサーと異常となったセンサー間

のネットワークが、何らかの理由で不通になった場合。一時的に相互監視のタイミングで不通になった場合を含みます。

• 相互監視時に、異常となったセンサーが再起

動中の場合相互監視でセンサー異常が発生しても、その後異常となったセンサーが復旧すれば、マネージャーのセンサー管理画面上は「正常」または「正常[未反映]」と表示されます。この場合は、そのまま運用を継続しても問題ありません。毎日同じ時刻にセンサーの相互監視で異常となる場合は、ネットワーク構成などを見直してください。また、システム設定画面でセンサー相互監視を行わないように設定することもできます。システム設定画面については "4.7.4 システム設定画面[システム全体設定]タブ " を参照してください。

センサーの電源、検知センサー間のネットワーク状態を確認して問題がない場合は、センサーを再起動してください。再起動しても復旧しない場合は、センサーの INIT ボタンを使用し、センサーを初期化してください。初期化後も異常状態が続く場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

2B012005 全検疫サーバの稼働監視に失敗しました。 [ センサー名:< センサー名 > センサー:

<IP アドレス > セグメント名:<セグメント名> ]

センサーから登録された全検疫サーバへ通信できない状態を示します。

検疫サーバがダウンした場合は、全センサーから通知されます。全センサーからイベントが発生した場合は、検疫サーバの稼働状態を確認してください。

一部のセンサーからイベントが発生した場合は、該当センサーと検疫サーバの間のネットワーク状態を確認してください。

2B012009 メール送信に失敗しました。[ センサー名:<センサー名> センサー IP アドレ

ス:< IP アドレス> エラー箇所:<番号> エラーコード:<番号> イベント ID:<イベント ID > 詳細:<詳細メッセージ> ]

メールの送信処理でエラーが発生し、メールの送信が行われなかったことを示します。イベント IDと詳細メッセージを確認し、対処を行ってください。メールは再送されません。

2B012012 サーバ数が制限値を超えました。[ セン

サー名 :< センサー名 > センサー IP アドレス:< センサー IP アドレス > 詳細コー

ド:<コード> 詳細:<詳細メッセージ> ]

センサーに設定可能なサーバ数が制限値を超え、監視モードに移行したことを示します。以下の設定を見直し、サーバ数が制限値を超えないようにしてください。

• DNS サーバの設定の見直してください。

• 以下のサーバの設定を見直してください。

− 外部利用申請サーバ

− 遮断除外サーバ

− 検疫サーバ

− 治癒サーバ

現象が復旧したことは、詳細コードが 0 の同イベ

ントが発生することで確認できます。

イベント ID メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

*) センサー相互監視は、同一セグメントグループのセンサーを順番に監視します。このため、あるセンサー

の監視に失敗した場合、以下の両方が通知される場合があります。

− そのセンサーをセンサー異常として通知する SNMP トラップ

− そのセンサーから次のセンサーの監視が失敗したために発生するセンサー異常の SNMP トラップ

ヒント

• センサーとマネージャーが通信できない場合、イベント ID の上位 2 桁目が B のイベント

は通知されません。ただし、0B020001、0B020003、1B011010 については、センサー

がマネージャーに通信できる状態になった後にイベントが通知されます。

12.3 コマンド実行時の出力メッセージ

コマンド実行時に、コマンドプロンプトに出力されるメッセージについて説明します。

各コマンドについては、" 第 11 章 コマンドリファレンス " を参照してください。

コマンドプロンプトに出力されるメッセージには以下の 2 種類があります。

• INFO(情報)

• ERROR(エラー)

INFO(情報)のメッセージは、コマンド処理の実行状態を表示しているため、特に対処の必要

はありません。

以下に、ERROR(エラー)のメッセージの意味と対処方法について説明します。

表 12.5 コマンド実行時のメッセージと対処方法(ERROR)

メッセージ 意味と対処方法

実行環境が不正なため、処理を続行できません。

マネージャーマシンの実行環境が不正であるか管理者権限がないため、コマンド処理を実行できません。マネージャーが正しくインストールされているマシン上で、管理者権限で実行してください。

フォルダーが存在しません。 リストアコマンドおよびマネージャー保守情報収集コマンドのパラメーターに指定したフォルダー名が存在しません

存在するフォルダー名を指定して、再度実行してください。

バックアップファイルの内容が正しくありません。

コマンドのパラメーターに指定したバックアップフォルダー内のデータが、マネージャーの退避ファイルではありません。

マネージャーの退避ファイルを格納したフォルダー名を指定して、再度実行してください。

フォルダーの指定が正しくありません。 以下の場合は、このエラーメッセージが出力されます。

• パラメーターで指定したフォルダーへの適切なアクセス

権限がない場合

• 指定したフォルダー名が 231 バイト以上の場合(相対パ

スの場合は、フルパスに変換後のパス名)

• リストアの場合は、フォルダーがバックアップコマンド

で退避されたフォルダーではない場合指定フォルダーを確認して、再度コマンドを実行してください。

バックアップに失敗しました。 マネージャーで使用しているデータベースファイルを、マネージャー以外の機能で参照している可能性があります。

マネージャーで使用しているデータベースファイルを参照するのを中止し、再度コマンドを実行してください。

252

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第 12 章 メッセージ

リストアに失敗しました。 リストアに失敗しました。リストア前の状態に戻ります。

このメッセージが出力された場合は、バックアップコマンドで作成された退避ファイルであるかを確認して、再度リストアコマンドを実行してください。

バックアップまたはリストアが既に動作中です。

バックアップまたはリストアコマンドがすでに動作中です。

動作中のバックアップまたはリストアが完了後に再実行してください。

リストアに使用するファイルが古いバージョンのため、リストアを行うことができません。

コマンドのパラメーターで指定したバックアップデータが、iNetSec Patrol Cube マネージャーまたは iNetSec Smart Finder(V1.0) マネージャーのバックアップデータのため、リ

ストアすることができません。

"10.2 iNetSec Patrol Cube からの移行 " の手順または適用

パッチを用いて、iNetSec Smart Finder のアップグレードを

行った後で、採取したバックアップデータを用いてリストアを行ってください。

ディスク容量が足りないため、バックアップに失敗しました。

ディスクにコマンド実行に必要な空き容量がありません。

ディスクの空き容量を確認し、再度コマンドを実行してください。ディスク容量が足りないため、リストアに失

敗しました。

SQL サーバサービスが起動していません。 SQL サーバサービスが起動していません。

SQL サーバサービスを起動してから再度実行してください。

情報収集に失敗しました。 情報収集でエラーが発生しました。

以下を確認して再度実行するか、採取に成功した情報だけを採取資料とします。

• 指定したフォルダーへの適切なアクセス権限がありませ

ん。

• ディスクの空き容量が不足しているなどの理由により、

フォルダーへの書き込みに失敗しました。

• 複数のコマンドプロンプトから同時にコマンドを実行し

ています。 本コマンドを複数実行しないでください。

パラメーターの指定に誤りがあります。 パラメーターの指定に誤りがあります。

" 第 11 章 コマンドリファレンス " を参照してコマンドのパラメーターを確認し、再度コマンドを実行してください。

ファイルが存在しません。 機器情報インポートコマンドのパラメーターに指定したファイル名が存在しない、またはファイルに適切なアクセス権限がありません。

アクセス権限のあるファイル名を指定して、再度実行してください。

メッセージ 意味と対処方法

253

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第 12 章 メッセージ

ファイルの指定が正しくありません。 以下の場合は、このエラーメッセージが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルへのフォルダーに適切

なアクセス権限がない場合

• パラメーターで指定したファイルへのフォルダーパスが

存在しない場合

• 指定したフォルダー名が 229 バイト以上の場合(相対パ

スの場合は、ファイルパスに変換後のパス名) 短いフォルダーパスを指定して、再度コマンドを実行してください。

• "、<、>、| などのフォルダー名として使用できない文字

が指定された場合ファイル名を変更指定して、再度コマンドを実行してください。

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

インポートファイルの形式が正しくありません。n 行目。

機器情報のインポートファイルの該当行のファイル形式が正しくありません。

"A.1 機器情報ファイルの形式 " を参照してインポートファイ

ルの形式を確認し、再度コマンドを実行してください。

機器情報のインポートに失敗しました。 機器情報のインポートでエラーが発生しました。以下の場合は、このエラーが出力されます。

• インポートファイル内に同じMACアドレスが複数指定さ

れている場合

• インポートにより、管理機器数が制限値を超える場合

• データベースの接続に失敗した場合

インポートファイルの内容を確認し、再度コマンドを実行してください。

機器情報のエクスポートに失敗しました。 機器情報のエクスポートでエラーが発生しました。以下の場合は、このエラーが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルに適切なアクセス権限

がない場合

• データベースの接続に失敗した場合

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化

に失敗しました。

iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化でエラーが発生

しました。

以下の場合は、このエラーが出力されます。

• データベース接続に失敗した場合

実行環境を確認し、再度コマンドを実行してください。

iNetSec Inspection Center 連携機能の無効化

に失敗しました。

iNetSec Inspection Center 連携機能の無効化でエラーが発生

しました。

以下の場合は、このエラーが出力されます。

• データベース接続に失敗した場合

実行環境を確認し、再度コマンドを実行してください。

iNetSec Inspection Center 連携機能の有効化または無効化が既に動作中です。

複数のコマンドプロンプトから同時にコマンドを実行しています。

本コマンドを複数実行しないでください。

センサー情報のエクスポートに失敗しました。

センサー情報のエクスポートでエラーが発生しました。以下の場合はこのエラーが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルに適切なアクセス権限

がない場合

• データベースの接続に失敗した場合

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

名前解決に失敗しました。n 行目。 治癒サーバのインポートでエラーが発生しました。

以下の場合に、このエラーが出力されます。

• 治癒サーバに指定された FQDN の名前解決ができない場

合指定ファイルおよび DNS の設定を確認し、再度コマンドを実行してください。

治癒サーバ情報のインポートに失敗しました。

治癒サーバのインポートでエラーが発生しました。以下の場合はこのエラーが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルに適切なアクセス権限

がない場合

• データベースの接続に失敗した場合

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

治癒サーバ情報のエクスポートに失敗しました。

治癒サーバのエクスポートでエラーが発生しました。以下の場合はこのエラーが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルに適切なアクセス権限

がない場合

• データベースの接続に失敗した場合

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

イベント情報のエクスポートに失敗しました。

イベント情報のエクスポートでエラーが発生しました。以下の場合は、このエラーが出力されます。

• パラメーターで指定したファイルに適切なアクセス権限

がない場合

• データベースの接続に失敗した場合

指定ファイルを確認し、再度コマンドを実行してください。

実行したコマンドは Patrol Cube のセンサーに対してはサポートされていません。

iNetSec Patrol Cube のセンサーを指定してコマンドを実行しようとしました。

iNetSec Patrol Cube のセンサーには対応していません。

iNetSec Smart Finder のセンサーに対して実行してください。

センサーの制御に失敗しました。 センサーの制御でエラーが発生しました。以下の場合は、このエラーが出力されます。

• 指定した MAC アドレスの形式が正しくない場合

• データベースの接続に失敗した場合

引数に指定した MAC アドレスを確認し、再度コマンドを実

行してください。

引き継ぎ元と引き継ぎ先で一致するセグメントが存在しません。指定したセンサーを見直してください。

コマンドのパラメーターで指定した引き継ぎ元のセンサーと引き継ぎ先のセンサーで、一致するセグメント構成が存在しません。

引き継ぎ元のセンサーと、引き継ぎ先のセンサーのセグメントのネットワークアドレスと所属セグメントグループを合わせた上で、再度コマンドを実行してください。

指定された MAC アドレスを持つセンサーが

見つかりません。

コマンドのパラメーターで指定した引き継ぎ元のセンサーまたは引き継ぎ先のセンサーが、マネージャーに登録されていません。

引き継ぎ元のセンサーと引き継ぎ先のセンサーをマネージャーに登録した上で、再度コマンドを実行してください。

センサー情報の引き継ぎに失敗しました。 センサーの引き継ぎでエラーが発生しました。データベースの接続に失敗した場合は、このエラーが出力されます。

実行環境を確認し、再度コマンドを実行してください。

引き継ぎ内容確認時のセンサー / セグメント

構成と異なる情報を検出しました。本コマンドを再実行してください。

コマンド実行後に表示された引き継ぎ内容確認と異なるセグメント構成を検出したため、コマンドを中止しました。パラメーターで指定した引き継ぎ元のセンサーと引き継ぎ先のセンサーを見直した上で、再度コマンドを実行してください。

メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

12.4 メールで通知されるメッセージ

ここでは、メールで通知されるメッセージを説明します。

ヒント

• iNetSec Patrol Cube センサーをお使いの場合は、iNetSec Smart Finder とは異なるメッ

セージが通知されます。iNetSec Patrol Cube センサーが通知するメッセージについて

は、iNetSec Patrol Cube の製品添付マニュアルを参照してください。

• メール本文中のセンサー IP アドレスには、セグメントに起因するイベントの場合はセン

サーの該当セグメントの IP アドレスが記録され、センサーに起因するイベントの場合は

センサーのポート 0 または VLAN ID の も小さい IP アドレスが記録されます。

以下に、通知されるメールおよび内容は以下のとおりです。

表 12.6 メールで通知されるメッセージ

資産管理ソフトウェア連携機能の有効化に失敗しました。

何らかの原因で、データベースにアクセスできなかった場合に発生します。システムを再起動しても発生する場合は、マネージャーの保守情報を取得し、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

資産管理ソフトウェア連携機能の無効化に失敗しました。

何らかの原因で、データベースにアクセスできなかった場合に発生します。システムを再起動しても発生する場合は、マネージャーの保守情報を取得し、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

メール 項目 内容

センサーの登録 タイトル 【iNetSec Smart Finder】センサー登録

本文 イベント ID:0A010001新しいセンサーが登録されました。

センサー MAC アドレス:< MAC アドレス>

セグメントの登録 タイトル 【iNetSec Smart Finder】セグメント登録

本文 イベント ID:0A010003新しいセグメントが登録されました。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス> , …※センサー IP アドレスは、追加されるセグメント分カンマで区切ら

れて表示されます。

メッセージ 意味と対処方法

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第 12 章 メッセージ

機器の利用申請 (マネージャー)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】利用申請

本文 イベント ID:0A020003利用申請がありました。機器管理画面から承認判定してください。

(システム設定で設定した項目 1):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 2):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 3):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 4):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 5):<申請内容>

IP アドレス:< IP アドレス>

MAC アドレス:< MAC アドレス>

検知センサー名:<検知センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

検知センサー動作モード:<監視モード/監視モード(通知なし)/遮断モード(申請後解除)/遮断モード(承認後解除)>

センサーの異常検知

(マネージャー監視)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】センサー異常

本文 イベント ID:2A012002マネージャーからセンサーの異常を検知しました。センサーの電源、ネットワーク接続状態を確認してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

新規機器の接続検知 タイトル 【iNetSec Smart Finder】新規機器の接続検知

本文 イベント ID:0B020001新しい機器が接続されました。

IP アドレス:< IP アドレス> MAC アドレス:< MAC アドレス>

検知センサー名:<センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

検知センサー動作モード:<監視モード/監視モード(通知なし)/遮断モード(申請後解除)/遮断モード(承認後解除)>

拒否機器の接続検知 タイトル 【iNetSec Smart Finder】拒否機器の接続検知

本文 イベント ID:0B020002拒否ステータスの機器が接続されました。

IP アドレス:< IP アドレス>

MAC アドレス:< MAC アドレス>

検知センサー名:<センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

メール 項目 内容

257

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第 12 章 メッセージ

機器の利用申請 タイトル 【iNetSec Smart Finder】利用申請

本文 イベント ID:0B020003利用申請がありました。機器管理画面から承認判定してください。

(システム設定で設定した項目 1):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 2):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 3):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 4):<申請内容>

(システム設定で設定した項目 5):<申請内容>

IP アドレス:< IP アドレス>

MAC アドレス:< MAC アドレス>

検知センサー名:<検知センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

検知センサー動作モード:<監視モード/監視モード(通知なし)/遮断モード(申請後解除)/遮断モード(承認後解除)>

IP アドレスの変更 タイトル 【iNetSec Smart Finder】IP アドレス使用・変更

本文 イベント ID:0B020005IP アドレスが使用・変更されました。

MAC アドレス:<検知された機器の MAC アドレス>

変更前 IP アドレス:<変更前の IP アドレス>

変更後 IP アドレス:<変更後の IP アドレス>

検知センサー名:<検知センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

管理セグメント外機器の接続検知

タイトル 【iNetSec Smart Finder】管理セグメント外の機器の遮断

本文 イベント ID:0B020007管理セグメント外の機器が接続されました。

IP アドレス:< IP アドレス>

MAC アドレス:< MAC アドレス>

検知センサー名:<センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

IP アドレス割り当て

違反機器の接続検知

タイトル 【iNetSec Smart Finder】IP アドレス割り当て違反機器の接続検知

本文 イベント ID:0B020008IP アドレス割り当て違反の機器が接続されました。

IP アドレス:< IP アドレス>

MAC アドレス:< MAC アドレス>

検知センサー名:<センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

機器の自動許可 タイトル 【iNetSec Smart Finder】機器の自動許可

本文 イベント ID:0B020009機器が自動許可されました。

IP アドレス:< IP アドレス>

MAC アドレス:< MAC アドレス>

許可理由:<許可理由>

検知センサー名:<センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

メール 項目 内容

258

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第 12 章 メッセージ

機器 大数超過

(センサー内)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】機器 大数超過

本文 イベント ID:1B011003 ( または 1B011009)センサーの管理機器数がセンサーのサポート台数を超えました。

センサー機能が正常に動作しません。

該当センサー設置セグメントのネットワーク利用状況を確認し、接続機器数がサポート台数を超える場合、ネットワーク構成を見直してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

※ 1 センサーあたりの接続機器数の上限を超えた場合、センサーのIP アドレスは、ポート 0(単一セグメントサポートまたは複数セグメ

ントサポート時)または VLAN ID の も小さい IP アドレス(tagVLAN サポート時)となります。

機器 大数超過

(システム全体)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】機器 大数超過

本文 イベント ID:1B011004システムの管理機器数がサポート台数を超えました。

センサーの機能が正常に動作しません。

マネージャーの機器管理画面を確認し、長期未接続機器など不要な機器情報を削除してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

同時遮断接続 大数超過

タイトル 【iNetSec Smart Finder】遮断 大数超過

本文 イベント ID:1B011006センサー設置セグメント内の同時遮断接続数がセンサーのサポート台数を超えました。

センサーの遮断機能が正常に動作しません。

該当センサー設置セグメントのネットワーク利用状況を確認し、同時遮断接続数がサポート台数を超えないよう、ネットワーク構成を見直してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

※センサーの IP アドレスはポート 0(単一セグメントサポートまた

は複数セグメントサポート時)または VLAN ID の も小さい IP アドレス(tagVLAN サポート利用時)となります。

プリンター 大数超過(センサー内)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】プリンター 大数超過

本文 イベント ID:1B011008センサー内のプリンター数がサポート台数を超えました。

プリンターの監視機能が正常に動作しません。

該当センサー設置センサーのネットワーク利用状況を確認し、プリンター数がサポート台数を超えないよう、ネットワーク構成を見直してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

メール 項目 内容

259

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第 12 章 メッセージ

イベント 大数超過 タイトル 【iNetSec Smart Finder】イベント 大数超過

本文 イベント ID:1B011010センサー内で保持しているイベントがサポート数を超えました。

以降のイベントは破棄される可能性があります。イベント保持数がサポート数を超えないよう、メールサーバ環境、ネットワーク環境を見直してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

センサーの異常検知 (セルフチェック)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】センサー異常 / イベント発生

本文 イベント ID:2B012001センサーのセルフチェック機能により、センサーの動作異常またはイベント発生を検知しました。

センサー状態を確認してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

詳細コード:< コード>

詳細コードの一覧については、"12.7 センサーセルフチェックの詳細

コード " を参照してください。

センサーの異常検知 (センサー相互監視)(*)

タイトル 【iNetSec Smart Finder】センサー異常

本文 イベント ID:2B012003センサー相互監視にてセンサーの異常を検知しました。

センサーの電源、ネットワーク接続状態を確認してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

検知センサー名:<検知センサー名>

検知センサー IP アドレス:< IP アドレス>

全検疫サーバの稼働監視に失敗

タイトル 【iNetSec Smart Finder】全検疫サーバの稼働監視に失敗

本文 イベント ID:2B012005センサーから登録された全検疫サーバへ通信できない状態になりました。

複数のセンサーからイベントが発生した場合は、検疫サーバの稼働状態を確認してください。

一部のセンサーからイベントが発生した場合は、該当センサーと検疫サーバの間のネットワーク状態を確認してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

セグメント名:<セグメント名>

サーバ設定数超過 タイトル 【iNetSec Smart Finder】サーバ数超過

本文 イベント ID:2B012012センサーのサーバ数がサポート台数を超えました。

センサーの機能が正常に動作しません。

サーバ数がサポート台数を超えないよう、設定を見直してください。

センサー名:<センサー名>

センサー IP アドレス:< IP アドレス>

詳細コード:<コード>

詳細:<詳細メッセージ>

メール 項目 内容

260

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第 12 章 メッセージ

*) センサー相互監視は、同一セグメントグループのセンサーを順番に監視します。このため、あるセンサー

の監視に失敗した場合、以下の両方が通知される場合があります。

・そのセンサーをセンサー異常として通知するメール

・そのセンサーから次のセンサーの監視が失敗したために発生するセンサー異常のメール

12.5 SNMP トラップで通知されるメッセージ

ここでは、SNMP トラップで通知されるメッセージについて説明します。

ヒント

• iNetSec Patrol Cube センサーをお使いの場合は、iNetSec Smart Finder とは異なるメッ

セージが通知されます。iNetSec Patrol Cube センサーが通知するメッセージについて

は、iNetSec Patrol Cube の製品添付マニュアルを参照してください。

• SNMP メッセージ中のセンサー IP アドレスには、セグメントに起因するイベントの場合

はセンサーの該当セグメントの IP アドレスが記録され、センサーに起因するイベントの

場合はセンサーのポート 0 または VLAN ID の も小さい IP アドレスが記録されます。

iNetSec Smart Finder のメッセージの中で、共通の値を持つパラメーターは以下のとおりです。

表 12.7 iNetSec Smart Finder で共通の値を持つパラメーター

*) iNetSec Patrol Cube のセンサーの enterprise-oid とは異なります。このため、iNetSec Patrol Cube セン

サーとの混在環境の場合は、iNetSec Patrol Cube の製品添付マニュアルも参照してください。

以下に、通知されるパラメーターと内容をイベントごとに説明します。

表 12.8 SNMP トラップで通知されるメッセージ(マネージャーからの通知)

パラメーター 内容

version 0(snmp-v1-trap)

community システム設定画面で設定した SNMP コミュニティー名

enterprise enterprises.PFU(18886).pfuSystem(3).pfuSmartFinder(2)(*)

agent-addr SNMP トラップを送信するマネージャーマシン、またはセンサーの IP アドレス

generic-trap 6(enterprise-specific)

time-stamp 0(unsigned long 値)

イベント パラメーター 内容 説明

センサー異常 specific-trap 1 マネージャーからセンサーの異常を検知しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

センサー名(*1)

Value 異常検知されたセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

センサーの IP アドレス

Value 異常検知されたセンサーの IP アドレス(*1)

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第 12 章 メッセージ

メール送信失敗 (途中)

specific-trap 8 メールの送信に失敗した可能性があります。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

センサー名(*1)

Value メール送信に失敗したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

センサーの IP アドレス

Value メール送信に失敗したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).5.1.0

エラー箇所

Value メール送信処理でエラーとなった箇所の番号

var-bind OID (enterprise-oid).5.2.0

エラーコード

Value メール送信処理のエラーコード

var-bind OID (enterprise-oid).5.3.0

イベント ID

Value メール送信に失敗したイベントのイベント ID

var-bind OID (enterprise-oid).5.4.0

詳細(*1)

Value メール送信に失敗したイベントの詳細

メール送信失敗

specific-trap 9 メールの送信に失敗しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

センサー名(*1)

Value メール送信に失敗したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

センサーの IP アドレス

Value メール送信に失敗したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).5.1.0

エラー箇所

Value メール送信処理でエラーとなった箇所の番号

var-bind OID (enterprise-oid).5.2.0

エラーコード

Value メール送信処理のエラーコード

var-bind OID (enterprise-oid).5.3.0

イベント ID

Value メール送信に失敗したイベントのイベント ID

var-bind OID (enterprise-oid).5.4.0

詳細(*1)

Value メール送信に失敗したイベントの詳細

イベント パラメーター 内容 説明

262

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第 12 章 メッセージ

サーバ設定数超過

specific-trap 13 センサーのサーバ数がサポート台数を超えました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).6.1.0

詳細コード

Value 詳細コード (1 が発生、0 が復旧 )

var-bind OID (enterprise-oid).6.2.0

詳細

Value 詳細メッセージ

センサー登録 specific-trap 101 新しいセンサーがマネージャーに登録されました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.4.0

センサーの MAC アドレス

Value 登録されたセンサーの MAC アドレス

セグメント登録

specific-trap 102 新しいセグメントがマネージャーに登録されました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

センサー名(*1)

Value 登録されたセグメントを持つセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

センサー IP アドレス

Value 登録されたセグメントに対するセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.1

センサー IP アドレス

Value 登録されたセグメントに対するセンサーの IP アドレス(2 つ

目)

※登録したセグメント分、OID の末尾の番号をインクリメントして追加されます

イベント パラメーター 内容 説明

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第 12 章 メッセージ

利用申請 (マネージャー)

specific-trap 203 機器の利用申請が行われました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名(*1)

Value 利用申請された機器を検出したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 利用申請された機器を検出したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).1.3.0

センサーの動作モード(*1)(*2)

Value 利用申請された機器を検出したセンサーの動作モード

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

機器の IP アドレス

Value 利用申請された機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 利用申請された機器の MAC アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).3.1.0

項目名 1 申請内容 1(*1)

Value 項目名 1 申請内容 1 に記載された内容 非表示の場合は、長さ 0 で空白の値

var-bind OID (enterprise-oid).3.2.0

項目名 2 申請内容 2(*1)

Value 項目名 2 申請内容 2 に記載された内容

非表示の場合は、長さ 0 で空白の値

var-bind OID (enterprise-oid).3.3.0

項目名 3 申請内容 3(*1)

Value 項目名 3 申請内容 3 に記載された内容

非表示の場合は、長さ 0 で空白の値

var-bind OID (enterprise-oid).3.4.0

項目名 4 申請内容 4(*1)

Value 項目名 4 申請内容 4 に記載された内容

非表示の場合は、長さ 0 で空白の値

var-bind OID (enterprise-oid).3.5.0

項目名 5 申請内容 5(*1)

Value 項目名 5 申請内容 5 に記載された内容

非表示の場合は、長さ 0 で空白の値

イベント パラメーター 内容 説明

264

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第 12 章 メッセージ

管理セグメント外機器の接続検知

specific-trap 205 管理セグメント外機器が接続しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

機器の IP アドレス

Value 接続した機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 接続した機器の MAC アドレス

IP アドレス割

り当て違反機器の接続検知

specific-trap 206 IP アドレス割り当て違反機器が接続しま

した。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

機器の IP アドレス

Value 接続した機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 接続した機器の MAC アドレス

機器の自動許可

specific-trap 207 機器が自動許可されました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

機器の IP アドレス

Value 接続した機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 接続した機器の MAC アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.3.0

許可理由

Value 自動許可の理由

イベント パラメーター 内容 説明

265

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第 12 章 メッセージ

*1)センサー名、申請情報に含まれるマルチバイト文字は、センサー、マネージャーともに UTF-8 に変

換されます。

*2)動作モードの値と対応するモードは、以下のとおりです。

1:監視モード(通知なし)

2:監視モード 3:遮断モード(申請後解除) 4:遮断モード(承認後解除)

表 12.9 SNMP トラップで通知されるメッセージ(センサーからの通知)

イベント パラメーター 内容 説明

センサー 異常またはイベント発生(セルフ チェック)(*1)

specific-trap 2 センサーのセルフチェック機能により、センサーの異常またはイベント発生を検知しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 異常検知またはイベント発生されたセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 異常検知またはイベント発生されたセンサーの IP アドレス(*3)

var-bind OID (enterprise-oid).4.1.0

詳細コード

Value 詳細コード("12.7 センサーセルフチェックの詳細コード " を参照してください。)

センサー 異常 (センサー 相互監視) (*2)

specific-trap 3 センサーの相互監視にてセンサーの異常を検知しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 異常検知されたセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 異常検知されたセンサーの IP アドレス(*3)

機器 大数超過 (センサー内)(*1)

specific-trap 4 または 12 センサー配下の管理機器数が 大数を超過しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 管理台数超過したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 管理台数超過したセンサーの IP アドレス(*3)

遮断数超過(*1)

specific-trap 5 センサーの同時遮断数が 大数を超過しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 遮断数超過したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 遮断数超過したセンサーの IP アドレス(*3)

266

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第 12 章 メッセージ

機器 大数超過(システム全体)

specific-trap 6 システムの管理機器数が 大数を超過しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 管理台数超過したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 管理台数超過したセンサーの IP アドレス(*3)

全検疫サーバの稼働監視に失敗

specific-trap 7 全検疫サーバの稼働監視に失敗しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 全検疫サーバの稼働監視に失敗したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 全検疫サーバの稼働監視に失敗したセンサーの IP アドレス

メール送信失敗(途中)

マネージャーから送信する利用申請と同様の形式。

メール送信失敗

マネージャーから送信する利用申請と同様の形式。

イベント大数超過 (*1)

specific-trap 10 イベントの保持数が 大数を超過しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 保持数超過したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 保持数超過したセンサーの IP アドレス(*3)

プリンター大数超過

(センサー内)(*1)

specific-trap 11 プリンターの管理機器数が 大数を超過しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 管理台数超過したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 管理台数超過したセンサーの IP アドレス(*3)

イベント パラメーター 内容 説明

267

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第 12 章 メッセージ

新規機器の接続

specific-trap 201 新しい機器が接続しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).1.3.0

検知センサーの動作モード

Value 機器を検知したセンサーの動作モード

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

機器の IP アドレス

Value 接続した機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 接続した機器の MAC アドレス

拒否機器の接続

specific-trap 202 拒否ステータスの機器が接続しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

機器の IP アドレス

Value 接続した機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 接続した機器の MAC アドレス

利用申請 マネージャーから送信する利用申請と同様の形式。

イベント パラメーター 内容 説明

268

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第 12 章 メッセージ

*1)このイベントの SNMP トラップは、センサーに設定されているすべてのセグメント分が送出されま

す。

*2)センサー相互監視は、同一セグメントグループのセンサーを順番に監視します。このため、あるセ

ンサーの監視に失敗した場合、以下の両方が通知される場合があります。

• そのセンサーをセンサー異常として通知する SNMP トラップ

• そのセンサーから次のセンサーの監視が失敗したために発生するセンサー異常の SNMP トラップ

*3)センサーあたりの接続機器数の上限を超えた場合は、センサーの IP アドレスはポート 0(単一セグ

メントサポートまたは複数セグメントサポート時)または VLAN ID の も小さい IP アドレス

(tagVLAN サポート利用時)となります。

IP アドレス の使用・変更

specific-trap 204 IP アドレスの使用、または変更を検出しました。

var-bind OID (enterprise-oid).1.1.0

検知センサー名

Value 機器を検知したセンサーのセンサー名

var-bind OID (enterprise-oid).1.2.0

検知センサーの IP アドレス

Value 機器を検知したセンサーの IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.1.0

変更後の IP アドレス

Value 変更後の機器の IP アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.2.0

機器の MAC アドレス

Value 検知された機器の MAC アドレス

var-bind OID (enterprise-oid).2.3.0

変更前の IP アドレス

Value 変更前の機器の IP アドレス

イベント パラメーター 内容 説明

269

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第 12 章 メッセージ

12.6 チャートのエラーメッセージ

ここでは、チャートの操作中に表示されるエラーメッセージと対処について説明します。

表 12.10 チャート操作中のエラーメッセージ

分類 エラーメッセージ 説明

ログイン・情報の更新

認証に失敗しました。

ユーザー名とパスワードを確認してください。

【原因】

以下の可能性があります。

• ログイン画面で入力したユーザー名とパスワードに誤りがありま

す。

• ログインしようとしたユーザーがマネージャーに登録されていま

せん。【対処】

以下の対処を行ってください。

• ログイン画面で入力したユーザー名とパスワードの文字列と組み

合わせが正しいか確認してください。

• ユーザーがマネージャーに登録されているかどうか確認してくだ

さい。

マネージャーとの通信に失敗しました。

通信先の指定が正しいかどうか、ネットワークの設定や通信に問題がないか確認してください。

【原因】

以下の可能性があります。

• ログイン画面の接続先に入力したホスト名、IP アドレス、または

ポート番号に誤りがあります。

• ログイン画面で指定した接続先が、マネージャーマシンではあり

ません。

• マネージャーマシンの負荷が高いため、通信でタイムアウトが発

生しました。

• マネージャーのWeb サービスとSSL通信が必要な場合に、SSL通

信が行われていません。

• チャートをインストールしたコンピュータのネットワークの設定

に誤りがあります。

• チャートをインストールしたコンピュータの Internet Explorer のプロキシーサーバの設定に誤りがあります。

• チャートをインストールしたコンピュータとマネージャーマシン

が通信できない状態になっています。

• チャートをインストールしたコンピュータがセンサーによりネッ

トワーク遮断されています。【対処】

以下の対処を行ってください。

• ログイン画面に入力した、マネージャーのホスト名、IP アドレ

ス、またはポート番号に誤りがないか確認してください。

• ログイン画面の接続先に指定したコンピュータがマネージャーマ

シンかどうか確認してください。

• マネージャーマシンの負荷が高い場合、しばらく時間を置いてか

ら、再度、ログインまたは情報の更新を行ってください。

• マネージャーの Web サービスと SSL 通信が必要な場合は、ログイ

ン画面で「SSL を使用する」チェックしているか確認してくださ

い。

• チャートをインストールしたコンピュータのネットワークの設定

が正しいかどうか確認してください。

• チャートをインストールしたコンピュータで、マネージャーのホ

スト名の解決ができるかどうかを確認してください。

270

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第 12 章 メッセージ

• チャートをインストールしたコンピュータの Internet Explorer のプロキシーサーバの設定を行ってください。詳細は、"6.3 チャー

トのインストール " を参照してください。

• チャートをインストールしたコンピュータとマネージャーマシン

との間のネットワークが正しく通信できる状態かどうか確認してください(ケーブルの断線や、スイッチやルータの故障など)。

• マネージャーマシンの IIS が停止していないか確認してください。

• マネージャーマシンの Windows ファイアウォール機能によって

ポートがブロックされていないか確認してください。

• センサーが管理しているセグメントの場合、チャートをインス

トールしたコンピュータがネットワーク遮断されないよう、利用申請やマネージャーで接続機器の許可を行ってください。

ログイン・情報の更新

認証中にエラーが発生しました。

【原因】

以下の可能性があります。

• ログインしているユーザーが、マネージャーで削除されました。

• マネージャーの処理で異常が発生しました。

【対処】

チャートからいったんログアウトし、再度、ログインしてください。

問題が解決しない場合は、システム管理者に連絡してください。システム管理者はマネージャーのシステムログを確認し、メッセージの内容に応じた対処を行ってください。

データ取得中にエラーが発生しました。

参照できるデータはありません。

【原因】

ログインしたユーザーが参照できるセグメントグループが割り当てられていません。

【対処】

マネージャーで、ユーザーが参照できるセグメントグループを割り当ててください。

CSV 出力 CSV ファイルの出力に失敗しました。

【原因】

以下の可能性があります。

• 出力する CSV ファイルと同名のファイルが存在しています。

• CSV ファイルを出力しようとしたフォルダーに書き込み権限があ

りません。

• CSV ファイルを出力しようとしたディスクの空き容量がありませ

ん。

• CSV ファイルを出力しようとしたドライブが読み取り専用のドラ

イブです。【対処】

以下の対処を行ってください。

• CSV ファイルを出力するフォルダーの中に、重複する CSV ファイ

ルがないか確認してください。CSV ファイルのファイル名につ

いては、"6.7 CSV ファイルへの出力 " を参照してください。

• CSV ファイルを出力するフォルダーは書き込み可能なフォルダー

を選択してください。

• CSV ファイルを出力するディスクの空き容量を確保してくださ

い。

• CSV ファイルを出力しようとしたドライブが書き込み可能なドラ

イブか確認してください。

分類 エラーメッセージ 説明

271

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第 12 章 メッセージ

12.7 センサーセルフチェックの詳細コード

センサーセルフチェックで通知される詳細コードの意味と対処方法について説明します。

表 12.11 センサーセルフチェックの詳細コード

印刷・プレビュー

印刷、プレビュー可能な件数を超えています。

表の行数の合計を300 件以下にしてく

ださい。

【原因】

印刷、またはプレビューしようとした画面に表示されている一覧表の行数が多すぎます。

【対処】

画面の一覧表の行数を 300 行以下にしてください。サマリー画面およ

び機器一覧画面では、複数の一覧表の行数の合計を 300 行以下にしてください。

300 行を超える一覧表を印刷する場合、CSV ファイル出力を行い、CSV ファイルを表計算ソフトウェアなどで印刷してください。

コード 意味と対処方法

0 プロセス異常が発生しました。

本イベントが、複数回発生する場合は、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

00006001 電源スイッチの長押し(4 秒以上)またはセンサー稼働中の電源供給断によって、センサーが

停止されました。

電源スイッチの長押し(4 秒以上)は、センサー異常が発生したり、通常の電源切断ができない場合に行う強制停止操作です。センサー稼働中に本操作を実行すると、次回以降の起動に不具合が発生する可能性があるため、緊急時以外は電源スイッチの長押し操作はしないでください。強制停止後、不具合が発生する場合は、センサーの初期化が必要です。

センサー異常が発生し、電源スイッチの長押しを行った場合は、長押しを行う前の LED の点

灯状況を記録し、センサーの保守情報収集を行った後、弊社サポートセンターに連絡してください。

それ以外の場合で、センサーが正常に起動できているときは、特に対処は不要ですが、センサーの運用や設置場所の状況を見直して改善してください。

なお、センサー稼働中に電源ケーブルを抜くなど電源供給を切断すると、次回以降の起動で、さらに深刻な不具合となる可能性があります。電源供給の切断は、必ずセンサーを停止してから行うようにしてください。

00007001 センサーのハードウェアまたはファームウェアの異常検出によって、センサーが停止しました。センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

分類 エラーメッセージ 説明

272

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第 12 章 メッセージ

40000016 以下のいずれかの原因によって、LAN コントローラーの通信異常を検出したため、復旧処理を実行しました。 1. 一時的な通信異常が発生した。 2. LAN ポートに接続されている LAN ケーブルまたはネットワーク機器に異常(動作異常、

故障、設定誤り)がある。 3. LAN コントローラーが故障した。

上記の原因に応じて、以下の対処を行ってください。以下の対処の番号は、原因の番号と対応しています。 1. 本復旧処理が行われたことで通信できます。対処は不要です。 2. LAN ポートに接続されている LAN ケーブルおよびネットワーク機器の確認を行ってくだ

さい。 − LAN ケーブルが正しく接続されているか確認してください。接続が誤っていた場合は、

正しく接続し直してください。 − LAN ケーブルに異常がないか確認してください。異常がある場合は、 LAN ケーブルを交

換してください。 − 接続しているネットワーク機器の動作異常や故障が発生していないか確認してくださ

い。詳しくはネットワーク機器の説明書を確認してください。 − 接続装置の設定(通信モード / リンク速度など)が正しく設定されているか確認してく

ださい。 3. 本メッセージが出力された後も通信ができない、または業務に影響があるほど本メッセー

ジ出力が頻繁に発生する場合は、弊社サポートセンターに連絡してださい。

80005039 一時的な要因によって、CPU の異常を検出し、センサーの再起動によって復旧しました。

継続して運用することができます。

再度発生する場合は、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

80007002 起動時に ALARM ランプが点灯していることを検出しました。

起動時、または再起動前のセンサー稼働中に何らかの異常が発生したため、ALARM ランプが

点灯しました。センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0001001 POST エラーが発生しました。センサーを停止します。

センサーの交換を必要とするため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0003005 排気温度モニタの監視温度が異常しきい値を超過しました。センサーを停止します。

センサーの設置場所の状況を見直して改善してください。センサーの排気口周辺が塞がれていないかを確認してください。改善しても、本イベントが発生する場合は、温度モニタ異常またはハードウェア異常の可能性がありますので、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0003006 排気温度モニタの監視温度が警告しきい値を超過しました。ファンが回転します。

センサーの設置場所の状況を見直して改善してください。本装置の排気口周辺が塞がれていないかを確認してください。改善しても、本イベントが発生する場合は、温度モニタ異常またはハードウェア異常の可能性がありますので、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

00003011 排気温度モニタの監視温度が警告しきい値以内に復旧しました。ファンが停止します。

対処は不要です。

C0004002 CPU 温度モニタの監視温度が異常しきい値を超過しました。センサーを停止します。

センサーの設置場所の温度環境を見直して改善してください。改善しても、本イベントが発生する場合は、温度モニタ異常、または CPU 異常の可能性がありますので、センサーの保守情

報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0005001 排気温度異常(警告)時のファン回転で異常が発生しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

コード 意味と対処方法

273

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第 12 章 メッセージ

C0005005 センサーのファームウェアを格納しているデバイスの異常を検出しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0005008 センサー内部の温度モニタとの通信異常を検出しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C000500B センサーの電源で DC 電圧異常を検出しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C000500C センサーの CPU で過熱による Thermal Trip Down が発生しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C000500D センサーの CPU で内部エラーが発生しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C000500E Watchdog タイムアウトが発生しました。センサーを停止しました。本メッセージは再起動後

に通知されます。

センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C000500F センサーでハードリセット信号の異常を検出しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0005030 センサーのファームウェアを格納しているファイルシステムの異常を検出しました。センサーを停止します。

センサーの交換が必要となるため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

C0005038 CPU 異常(マシンチェック例外)が発生したため、センサーを停止しました。

CPU 異常が発生しているため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連

絡してください。

C000503B PCI バスにエラーが発生しました。センサーを停止します。

センサーに異常が発生しているため、センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンターに連絡してください。

40F01001 センサーのファームウェアよりもマネージャーが管理しているファームウェアの方が古いため、バージョン不一致の状態で動作しています。直ちにマネージャーに 新の修正モジュールを適用してください。

80F02001 機器識別辞書の更新に失敗しました。センサーの保守情報収集を行い、弊社サポートセンター に連絡してください。

コード 意味と対処方法

274

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第 12 章 メッセージ

12.8 操作ログ

ここでは、以下の操作に関するログ情報について説明します。

• マネージャーへのログイン/ログアウト操作

• 以下の画面での設定変更操作

− 機器管理画面

− センサー管理画面

− ユーザー管理画面

− セグメントグループ管理画面

− イベント参照画面

− システム設定画面

• エクスポートに関する操作

• iNetSec Smart Finder のコマンドに関する操作

操作ログファイルは、カンマ区切りの CSV 形式で、文字コードは、UTF-8 です。

改行コードは CRLF です。

操作ログファイル名のデフォルトは、以下のとおりです。

マネージャーのインストールフォルダー ¥OperationLogs¥Operation.log

操作ログファイルは日ごとに作成されます。前日までの操作ログファイルは、

Operation.log.YYYYMMDD のファイル名で保存されます。保存日数は、400 日です。

ここでは、操作ログの形式について説明します。

表 12.12 操作ログファイルの形式

カラム番号

項目名 値の形式 備考

1 日時 YYYY/MM/DD HH:mm:ss.ttt 操作時のマネージャー上での時刻

ttt はミリ秒 3 ケタを表します。

2 セッション ID 24 バイトまでの英数字 ログインしている間は、同一の値になります。

コマンド実行時の操作ログには設定されない。

3 IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx 接続している IP アドレス

4 ユーザー名 半角英数、記号 ログインユーザー名

コマンド実行時の操作ログには "admin" が設定さ

れます。

275

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第 12 章 メッセージ

12.8.1 操作ログの出力内容

以下に、操作ログの出力内容(名称、メッセージ、詳細情報)をユーザーの操作ごとに示しま

す。

マネージャーへのログイン/ログアウトに関する操作ログ

ログイン成功 Login Login success Account=< ユーザー名 >

ログイン失敗 Login failure

ログアウト [ログアウト]ボタンをクリックした際の画面に対応する以下のいずれかが表示されます。

Logout

5 名称 半角英数、記号 画面名またはコマンド名称

画面名称は、以下のいずれかが表示されます。

• DevicesList(機器管理画面)

• SensorsList (センサー管理画面[センサー一覧]タブ)

• SegmentList (センサー管理画面[セグメント一覧]タブ)

• UsersList(ユーザー管理画面)

• SegmentGroupList(セグメントグループ管理

画面)

• EventViewer(イベント管理画面)

• SysConfig(システム管理画面)

6 メッセージ 操作内容

7 詳細情報 「項目名 = 値」を繰り返す 操作の詳細情報

コマンド実行時の操作ログには、引数が表示されます。

複数項目は、スペースで区切られ、繰り返し表示されます。

値に改行コード等の制御文字が含まれる場合は、スペースに変換して表示されます。

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

• DevicesList(機器管理画面)

• SensorsList(センサー管理画面

[センサー一覧]タブ)

• SegmentList(センサー管理画面

[セグメント一覧]タブ)

• UsersList(ユーザー管理画面)

• SegmentGroupList(セグメントグ

ループ管理画面)

• EventViewer(イベント管理画面)

• SysConfig(システム管理画面)

カラム番号

項目名 値の形式 備考

276

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第 12 章 メッセージ

機器情報に関する操作ログ

機器管理画面で機器の承認ステータスを変更する。

DevicesList Change admission status[Approve/Refuse/Approve(No Inspection)]

MacAddress=<MAC アドレス >Segment Group Name=< セグメントグループ名 >

機器管理画面で機器の削除を削除する。

Delete devices info MacAddress=<MAC アドレス >Segment Group Name=< セグメントグループ名 >

機器管理画面で機器情報をインポートする。

Import devices list MacAddress=<MAC アドレス >Segment Group Name=< セグメントグループ名 > DeviceType=< 機器種別 >Approval Status=< 承認ステータス >Average Power Consumption=< 平均消費電力 >Device Type Update=< 機器属性の自動更新 >IP Address Change=<IP アドレスの変更 > (*1)

機器管理画面で機器情報をエクスポートする。

Export devices list Count=< 機器数 > (*2)

機器詳細画面で機器情報を更新する。

DevicesDetails

Apply devices info MacAddress=<MAC アドレス >Segment Group Name=< セグメントグループ名 > (*3)

機器登録画面で機器を登録する。

DevicesRegister

Register devices info

MacAddress=<MAC アドレス >Segment Group Name=< セグメントグループ名 >DeviceType=< 機器種別 >Approval Status=< 承認ステータス >Average Power Consumption=< 平均消費電力 >Device Type Update=< 機器属性の自動更新 >IP Address Change=<IP アドレスの変更 >(*4)

*1)設定内容が新規に登録された場合、または、変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力さ

れます。

 DeviceType=< 機器種別 >  Approval Status=< 承認ステータス >  Average Power Consumption=< 平均消費電力 >  Device Type Update=< 機器属性の自動更新 >  IP Address Change=<IP アドレスの変更 > 設定項目が入力されている場合は、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Details=< 機器種別詳細 >  Model=< 機種名 >  OS Type=<OS 種別 >  Vendor=< メーカー名 >  Limited Term=< 有効期間 >  Authorized IP Address=< 割り当て IP アドレス >  Remark 1=< 機器備考 1>  Remark 2=< 機器備考 2>

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

277

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第 12 章 メッセージ

 Remark 3=< 機器備考 3>  item1=<( 項目 1)>  item2=<( 項目 2)>  item3=<( 項目 3)>  item4=<( 項目 4)>  item5=<( 項目 5)> 資産管理ソフトウェア連携で Systemwalker Desktop Patrol と連携している場合、資産管理導入状態

が「導入済 (DTP)」をインポートすると、以下の詳細情報が出力されます。

 Agent Installation=< 資産管理導入状態 >*2)絞り込み条件が設定されている場合は、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Approval Status=< 承認ステータス >  Segment Group=< セグメントグループ >  Sensor Name=< センサー名 >  Segment=< 検知セグメント >  NetBIOS=<NETBIOS>  MacAddress=<MAC アドレス >  IP Address/Host Name=<IP アドレス / ホスト名 >  Remarks=< 機器備考 >  Include Limited Term Approval=< 有効期限付き機器を含む >  Long-term Absence=<[長期未接続]タブが選択された場合のみ >

*3)設定内容が変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 DeviceType=< 機器種別 >  Details=< 機器種別詳細 >  Model=< 機種名 >  OS Type=<OS 種別 >  Vendor=< メーカー名 >  Device Type Update=< 機器属性の自動更新 >  Average Power Consumption=< 平均消費電力 >  Approval Status=< 承認ステータス >  Limited Term=< 有効期間 >  IP Address Change=<IP アドレスの変更 >  Authorized IP Address=< 割り当て IP アドレス >  Remark 1=< 機器備考 1>  Remark 2=< 機器備考 2>  Remark 3=< 機器備考 3>  item1=<( 項目 1)>  item2=<( 項目 2)>  item3=<( 項目 3)>  item4=<( 項目 4)>  item5=<( 項目 5)>

*4)設定内容が変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Details=< 機器種別詳細 >  Model=< 機種名 >  OS Type=<OS 種別 >  Vendor=< メーカー名 >  Limited Term=< 有効期間 >  Authorized IP Address=< 割り当て IP アドレス >  Remark 1=< 機器備考 1>  Remark 2=< 機器備考 2>  Remark 3=< 機器備考 3>  item1=<( 項目 1)>  item2=<( 項目 2)>

278

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第 12 章 メッセージ

 item3=<( 項目 3)>  item4=<( 項目 4)>  item5=<( 項目 5)>

センサー管理に関する操作ログ

センサー管理画面の [ セン

サー一覧 ] タブでセンサーを削除する。

SensorsList Delete sensors info SensorMacAddress=<MAC アドレス >

センサー管理画面の [ セン

サー一覧 ] タブでセンサーの

一覧情報をエクスポートする。

Export sensors list Count=< 機器数 > (*1)

センサー詳細画面でセンサー情報を更新する。

SensorsDetail Apply sensors info SensorMacAddress=<MAC アドレス >(*2)

センサー管理画面の [ セグメ

ント一覧 ] タブでセグメント

の動作モードを変更する。

SegmentList Apply segment operation mode

OperationMode=< 動作モード >Segment Name=< セグメント名 >

センサー管理画面の [ セグメント一覧 ] タブでセグメント

の検疫実施有無を変更する。

Change segment operation inspection mode[Yes/No]

SensorMacAddress=<MAC アドレス >Segment Name=< セグメント名 >

セグメント詳細画面でセグメント情報を更新する。

SegmentDetail

Apply segment info SensorMacAddress=<MAC アドレス >(*3)

*1)絞り込み条件が設定されている場合は、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Sensor Name=< センサー名 >  MacAddress=<MAC アドレス >

*2)設定内容が変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Sensor Name=< センサー名 >  Time Zone=< タイムゾーン >  Daylight Saving Time=< 自動的に夏時間の調整をする >

*3)設定内容が変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Segment Name=< セグメント名 >  Block Out of Segment IP Address Device=< 管理セグメント外機器の遮断 >  The priority of the inspection server=< 検疫サーバ名 >

ユーザー管理に関する操作ログ

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

ユーザー登録画面でユーザー情報を削除する。

UsersList Delete users info User=< ユーザー名 >

279

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第 12 章 メッセージ

*1)設定項目が入力されている場合は、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Mail Address=< メールアドレス >  Mail Notification=< メール通知 >  New Device Detection=< 新規機器の接続検知 >  Application Form=< 利用申請 >  Refused Device Detection=< 拒否機器の接続 >  IP Address Change=<IP アドレスの変更 >  Unauthorized IP Address Violation=<IP アドレス割り当て違反 >  Sensor Registration=< センサー登録 >  Segment Registration=< セグメント登録 >  System Error=< システム異常 >  Append Agent Installation=< 資産管理導入状態を追加する >  Append Authorized IP Address=< 割り当て IP アドレスを追加する >  Daylight Saving Time=< 自動的に夏時間の調整をする >  Remarks=< 備考 >

*2)設定内容が変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Password=******  Role=< ロール >  Segment Group Name< セグメントグループ名 >  Mail Address=< メールアドレス >  Mail Notification=< メール通知 >  New Device Detection=< 新規機器の接続通知 >  Application Form=< 利用申請 >  Refused Device Detection=< 拒否機器の接続 >  IP Address Change=<IP アドレスの変更 >  Unauthorized IP Address Violation=<IP アドレス割り当て違反 >  Sensor Registration=< センサー登録 >  Segment Registration=< セグメント登録 >  System Error=< システム異常 >  Remarks=< 備考 >  Export/Import Encoding=< エクスポート / インポートの文字コード >  Append Agent Installation=< 資産管理導入状態を追加する >  Append Authorized IP Address=< 割り当て IP アドレスを追加する >  Displayed Time Zone=< 表示用タイムゾーン >  Daylight Saving Time=< 自動的に夏時間の調整をする >

ユーザー登録画面でユーザー情報を追加する。

UsersRegister

Register users info User=< ユーザー名 >Password=******Role=< ロール >Segment Group Name=< セグメントグループ名 >Export/Import Encoding=< エクスポート / イン

ポートの文字コード >Displayed Time Zone=< 表示用タイムゾーン >(*1)

ユーザー詳細画面でユーザー情報を更新する。

UsersDetail

Apply users info User=< ユーザー名 > (*2)

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

280

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第 12 章 メッセージ

セグメントグループ管理画面に関する操作ログ

セグメントグループ管理画面でセグメントグループ情報を削除する。

SegmentGroupList

Delete segmentgroup info Segment Group Name=< セグメントグループ名 >

セグメントグループ登録画面でセグメントグループを登録する。

SegmentGroupRegister

Register segmentgroup info

Segment Group Name=< セグメン

トグループ名 >(*)

セグメントグループ詳細画面でセグメントグループ情報を更新する。

SegmentGroupDetail

Apply segmentgroup info Segment Group Name=< セグメントグループ名 > (*)

*) 設定内容が変更された場合は、該当する以下の詳細情報が表示されます。

 Remarks=< 備考 >  Segment Assignment=< セグメント名 >

イベント参照画面に関する操作ログ

イベント情報をエクスポートする。

EventViewer Export event list Count=< イベント数 > (*)

イベントをすべて削除する。

Delete All

*) 絞り込み条件が設定されている場合は、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Leve=< レベル ( 発生レベル )>  Event Date=< 発生期間 >  Event ID=< イベント ID>  Message=< メッセージ >

システム設定画面に関する操作ログ

システム設定を更新する。

SysConfig Apply configuration 変更内容が < 項目名 >=< 値 > の形式で表示されます。

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

281

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第 12 章 メッセージ

IP アドレス変更通知の除外設定画面に関する操作ログ

IP アドレス変更通知の除

外設定ファイルをエクスポートする。

ExceptionIPRangeSetting

Export notify exception list Count=< 設定数 >

IP アドレス変更通知の除外設定を更新する。

Apply notify exception IPAddress(Register)Apply notify exception IPAddress(Delete)

Segment Group Name=< セグメントグループ名 >ExclusionIPAddressRange=<IP ア

ドレス変更通知除外設定 >

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面に関する操作ログ

MAC アドレス ( ベンダー

ID) の自動許可ファイル

をエクスポートする。

AutomaticMACAddressSetting

Export VendorID Count=< 設定数 >

MAC アドレス ( ベンダー

ID) の自動許可 設定を更新する。

Apply VendorID(Register)Apply VendorID(Update)Apply VendorID(Delete)

Segment Group Name=< セグメントグ

ループ名 >VendorID=<MAC アドレス ( ベンダー ID)の自動許可設定 >Approval Status=< 承認ステータス >

IP アドレスの自動許可設定画面に関する操作ログ

IP アドレスの自動許可

をエクスポートする。

AutoAdmitIPRangeSetting

Export Auto Admit IPAddress

Count=< 設定数 >

IP アドレスの自動許可

設定を更新する。

Apply Auto Admit IPAddress(Register)Apply Auto Admit IPAddress(Update)Apply Auto Admit IPAddress(Delete)

Segment Group Name=< セグメント

グループ名 >AutoIPAddressRange=<IP アドレス

自動許可設定 >Approval Status=< 承認ステータス >

機器識別辞書設定画面

機器識別辞書を更新する。 DictionarySetting Import dictionary Version=< 辞書バージョン >

に関する操作ログ

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

282

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第 12 章 メッセージ

iNetSec Smart Finder のコマンドに関する操作ログ

バックアップコマンド pq_backup.exe Success Argument=< 引数 >

リストアコマンド pq_restore.exe

マネージャー保守情報収集コマンド

pq_investigate.exe

センサー保守情報収集コマンド

pq_investigate_sensor.exe

機器情報エクスポートコマンド

pq_export_device.exe Argument=< 引数 > Count=< セン

サー数 >

機器情報インポートコマンド

pq_import_device.exe Success(Register)Success(Update)Success(Delete)

Argument=< 引数 > (*)

治癒サーバエクスポートコマンド

pq_export_remediation_server.exe

Success Argument=< 引数 > Count=< センサー数 >

治癒サーバインポートコマンド

pq_import_remediation_server.exe

Success(Update) Argument=< 引数 >

イベント情報エクスポートコマンド

pq_export_event.exe Success Argument=< 引数 > Count=< セン

サー数 >

センサー情報エクスポートコマンド

pq_export_sensor.exe Argument=< 引数 >

センサー制御コマンド pq_control_sensor.exe

センサー引き継ぎコマンド

pq_inherit_sensor.exe

iNetSec Inspection Center 連携機能有効化

コマンド

pq_collaborate_ic.exe

資産管理ソフトウェア連携機能有効化コマンド

pq_collaborate.exe

資産管理ソフトウェア連携用機器情報エクスポートコマンド

pq_export_itam.exe Argument=< 引数 > Count=< 機器数 >

*) 設定内容が新規に登録された場合、または、変更された場合に、該当する以下の詳細情報が出力さ

れます。

 DeviceType=< 機器種別 >  Approval Status=< 承認ステータス >  Average Power Consumption=< 平均消費電力 >  Device Type Update=< 機器属性の自動更新 >  IP Address Change=<IP アドレスの変更 > 設定項目が入力されている場合は、該当する以下の詳細情報が出力されます。

 Details=< 機器種別詳細 >  Model=< 機種名 >  OS Type=<OS 種別 >  Vendor=< メーカー名 >  Limited Term=< 有効期間 >

操作操作ログの内容

名称 メッセージ 詳細情報

283

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第 12 章 メッセージ

 Authorized IP Address=< 割り当て IP アドレス >  Remark 1=< 機器備考 1>  Remark 2=< 機器備考 2>  Remark 3=< 機器備考 3>  item1=<( 項目 1)>  item2=<( 項目 2)>  item3=<( 項目 3)>  item4=<( 項目 4)>  item5=<( 項目 5)> 資産管理ソフトウェア連携で Systemwalker Desktop Patrol と連携している場合、資産管理導入状態

が「導入済 (DTP)」をインポートすると、以下の詳細情報が出力されます。

 Agent Installation=< 資産管理導入状態 >

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付録 A ファイル形式

以下の CSV ファイルの形式について説明します。

• インポートまたはエクスポートする機器情報ファイル

• エクスポートするイベント情報ファイル

• センサー情報ファイルの形式

• ベンダー ID 自動許可設定ファイルの形式

• IP アドレス変更通知の除外設定ファイル

• IP アドレス自動許可設定ファイル

• 治癒サーバファイル

• 資産管理ソフトウェア連携ファイル

CSV 形式の項目に「,」(カンマ)または改行を含む場合、項目を「"」(ダブルクォーテーショ

ン)で囲ってください。また、項目に「"」が含まれる場合、「"」を「""」にエスケープした上

で、項目を「"」で囲ってください。

ファイルの文字コードは、以下のいずれかで出力されます。改行コードは CRLF です。

• UTF-8• SJIS(日本語版のみ)

A.1 機器情報ファイルの形式 ........................................................................................ 286A.2 イベント情報ファイルの形式 ................................................................................. 291A.3 センサー情報ファイルの形式 ................................................................................. 292A.4 ベンダー ID 自動許可設定ファイル ........................................................................ 293A.5 IP アドレス変更通知の除外設定ファイル............................................................... 294A.6 IP アドレス自動許可設定ファイル ......................................................................... 295A.7 治癒サーバファイル................................................................................................ 295A.8 資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式............................................................ 297

付録 A ファイル形式

285

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付録 A ファイル形式

A.1 機器情報ファイルの形式マネージャーの機器管理画面から、インポートまたはエクスポートする機器情報ファイルの形

式について説明します。

機器管理画面でのエクスポート時のファイル名のデフォルトは、以下のとおりです。

List_<YYYYMMDD>.csvdevice

機器情報ファイルは、コマンドでもインポート/エクスポートできます。

詳細は、"11.6 機器情報インポートコマンド(pq_import_device.exe)"、"11.5 機器情報エク

スポートコマンド(pq_export_device.exe)" を参照してください。

表 A.1 機器情報ファイルの形式(エクスポート)

項目名 値の形式

MAC アドレス XX:XX:XX:XX:XX:XX (X は英数字)

セグメントグループ 32 文字までの文字列

承認ステータス 以下のいずれか

• 未承認(検出)

• 未承認(申請中)

• 許可

• 許可(検疫除外)(*)• 拒否

機器種別 以下のいずれか

• 判定中

• 不明

• Windows• Mac• Linux/UNIX• ルータ / スイッチ

• プリンター

• NAS• ネットワークスキャナ

• IP 電話

• 情報 Kiosk 端末

• 携帯端末

• 他のネットワーク機器

機器種別詳細 64 文字までの文字列

機種名 64 文字までの文字列

OS 種別 64 文字までの文字列

メーカー名 64 文字までの文字列

機器属性の自動更新 以下のいずれか

• 更新する

• 更新しない

平均消費電力 0 ~ 65535 の整数

286

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付録 A ファイル形式

機器備考 1 256 文字までの文字列

機器備考 2

機器備考 3

利用申請(項目 1) 64 文字までの文字列

利用申請(項目 2)

利用申請(項目 3)

利用申請(項目 4)

利用申請(項目 5)

有効期間開始日 YYYY/MM/DD

有効期間終了日 YYYY/MM/DD

IP アドレスの変更通知 以下のいずれか

• 通知する

• 通知しない

ベンダー名 64 文字までの文字列

IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は 0 ~ 255 の値)

ホスト名 255 文字までの半角英数、記号

NetBIOS 名 15 文字までの半角英数、記号

役割 以下のいずれか

• マネージャー

• ゲートウェイ

• 検疫サーバ(*1)• 治癒サーバ(*1)• 利用申請サーバ

新規登録日時 YYYY/MM/DD hh:mm または YYYY/MM/DD hh:mm ± hh:mm

利用申請日時 YYYY/MM/DD hh:mm または YYYY/MM/DD hh:mm ± hh:mm

承認日時 YYYY/MM/DD hh:mm または YYYY/MM/DD hh:mm ± hh:mm

終検知日 YYYY/MM/DD または YYYY/MM/DD hh:mm ± hh:mm

検知セグメント名 32 文字までの文字列

資産管理導入状態 (*2) 値がないか、以下のいずれか

• -• 未判定 (LanScope Cat)• 判定中 (LanScope Cat)• 未導入 (LanScope Cat)• 導入済 (LanScope Cat)• 未判定 (DTP)• 導入済 (DTP)• 未判定 (ITPN@vi)• 判定中 (ITPN@vi)• 未導入 (ITPN@vi)• 導入済 (ITPN@vi)

項目名 値の形式

287

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付録 A ファイル形式

*1) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ、指定可能です。

*2)システム設定画面[ユーザー固有設定]タブの「機器のエクスポート項目のカスタマイズ」で

チェックした項目が追加されます。

ヒント

• 機器管理画面でのエクスポート時の出力順は、画面で表示されているソート順になりま

す。

表 A.2 機器情報ファイルの形式(インポート)

割り当て IP アドレス (*2) XXX.XXX.XXX.XXX

項目名 値の形式 備考

MAC アドレス XX:XX:XX:XX:XX:XX (X は 16 進数の英数

字)

省略不可。

XX-XX-XX-XX-XX-XX または区切り文字なしの形式でも

可。

区切り文字が「:」または「-」の場合、XX は 1 けたでも

可。

MAC アドレスで機器情報を一意に管理しているため、同一 MAC アドレスが複数記述されている場合は、エラーと

なります。

セグメントグループ 32 文字までの文字列 省略可。

省略すると、デフォルトセグメントグループにインポートされます。

承認ステータス 以下のいずれか

• 未承認(検出)

• 未承認(申請中)

• 許可

• 許可(検疫除外)

(*)• 拒否

省略可。

省略すると、現在の値が有効(新規登録の場合は、「許可」が設定されます)となります。

「許可」、「許可(検疫除外)」(*)、または「拒否」のみ記

述可。「未承認(検出)」または「未承認(申請中)」を指定した場合は、現在の値が有効となります。

機器種別 以下のいずれか

• 判定中

• 不明

• Windows• Mac• Linux/UNIX• ルータ / スイッチ

• プリンター

• NAS• ネットワークス

キャナ

• IP 電話

• 情報 Kiosk 端末

• 携帯端末

• 他のネットワーク

機器

省略可。

省略すると、現在の値が有効(新規登録の場合は「不明」が設定されます)となります。

「判定中」を指定した場合は、無視されます(現在の値が有効となります)。

項目名 値の形式

288

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付録 A ファイル形式

機器種別詳細 64 文字までの文字列 省略可。

新規機器を登録する場合に省略すると、値が設定されません。変更する場合に省略すると、現在の値が有効となります。

機種名

OS 種別

メーカー名

機器属性の自動更新 以下のいずれか

• 更新する

• 更新しない

省略可。

新規機器を登録する場合に省略すると、「更新する」になります。変更する場合に省略すると、現在の値が有効となります。

平均消費電力 0 ~ 65535 の整数 省略可。

新規機器を登録する場合に省略すると、「種別に対応した初期値」になります。変更する場合に省略すると、現在の値が有効となります。

機器備考 1 ~ 3 256 文字までの文字列 省略可。

省略すると、現在の値が有効となります。利用申請(項目 1 ~ 5) 64 文字までの文字列

有効期間開始日 YYYY/MM/DD 省略可。

新規機器を登録する場合に省略すると、「有効期間なし」となります。変更する場合に省略すると、変更する前の値が引き継がれます。

過去の日付も指定できます。

以下を指定すると、エラーとなります。

• 日付以外の形式

• 「許可」以外の承認ステータス

• 終了日が省略の場合に、開始日が省略されていない。

有効期間終了日 YYYY/MM/DD 省略可。

新規機器を登録する場合に省略すると、「有効期間なし」となります。変更する場合に省略すると、変更する前の値が引き継がれます。

以下を指定すると、エラーとなります。

• 日付以外の形式

• 過去の日付

• 開始日以前の日付

• 「許可」以外の承認ステータス

• 開始日が省略の場合に、終了日が省略されていない。

IP アドレスの変更通知 以下のいずれか

• 通知する

• 通知しない

省略可。

新規機器を登録する場合に省略すると、「通知する」となります。変更する場合に省略すると、変更する前の値が引き継がれます。

ベンダー名 64 文字までの文字列 設定不可。値を設定しても無視されます。

IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx (xxxは 0 ~ 255 の値)

ホスト名 255 文字までの半角英数、記号

NetBIOS 名 15 文字までの半角英数、記号

項目名 値の形式 備考

289

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付録 A ファイル形式

*) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ、指定可能です。

ヒント

• 項目区切りのカンマの前後にある空白(スペース、タブ)は、インポート時に入力値と

して扱われます。項目が "" で囲まれている場合は、カンマの前後にある空白は省略され

ます。

• インポート可能な 大機器台数は 50000 件です。

• カンマ、タブ記号、改行が含まれる文字列を項目にする場合、項目を「""」で囲ってく

ださい。また、「"」を含む文字列を項目にする場合、文字列中の「"」を「""」に置き換

えてから、項目を「""」で囲ってください。

役割 以下のいずれか

• マネージャー

• ゲートウェイ

• 検疫サーバ(*)• 治癒サーバ(*)• 利用申請サーバ

設定不可。値を設定しても無視されます。

新規登録日時 YYYY/MM/DD hh:mm

利用申請日時 YYYY/MM/DD hh:mm 設定不可。値を設定しても無視されます。

承認日時 YYYY/MM/DD hh:mm

終検知日 YYYY/MM/DD

検知セグメント名 32 文字までの文字列

資産管理導入状態 値がないか、以下のいずれか

• -• 未判定 (LanScope

Cat)• 判定中 (LanScope

Cat)• 未導入 (LanScope

Cat)• 導入済 (LanScope

Cat)• 未判定 (DTP)• 導入済 (DTP)• 未判定 (ITPN@vi)• 判定中 (ITPN@vi)• 未導入 (ITPN@vi)• 導入済 (ITPN@vi)

• Systemwalker Desktop Patrol 連携の場合は、「導入済

(DTP)」のみ反映されます。省略した場合は、上書き

されません。

• Systemwalker Desktop Patrol 連携以外の場合は、 値を

設定しても無視されます。

割り当て IP アドレス IPv4 形式 変更可。

省略した場合は、割り当て IP アドレスの設定が「なし」

となります。MAC アドレスと関連付ける IP アドレスを設定します。

項目名 値の形式 備考

290

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付録 A ファイル形式

注意

• 上記の「値の形式」とは異なる値を記述してインポートした場合は、エラーメッセージ

が表示されます。記述を見直し、再度インポートしてください。ただし、項目を省略する場合は、MAC アドレスの記述があれば、以降のカンマは省略可能です。

• インポート中にエラーが発生した場合は、すべてのインポートデータが無効になりま

す。ファイル形式を見直し、再度インポートしてください。

A.2 イベント情報ファイルの形式イベント参照画面からエクスポートするイベント情報ファイルの形式について説明します。

イベント参照画面でのエクスポート時のファイル名のデフォルトは、以下のとおりです。

eventList_<YYYYMMDD>.csv

表 A.3 イベント情報ファイルの形式

ヒント

• イベント参照画面でのエクスポート時の出力順は、画面で表示されているソート順にな

ります。

項目名 値の形式

発生日時 YYYY/MM/DD hh:mm:ss または YYYY/MM/DD hh:mm:ss ±hh:mm

イベント ID XXXXXXXX (8 文字)

レベル ERRORWARNINGINFO

セグメントグループ名 32 文字までの文字列

(システム全体のイベントは、「-」が設定されます)

メッセージ 256 文字までの文字列

291

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付録 A ファイル形式

A.3 センサー情報ファイルの形式センサー管理画面からエクスポートするセンサー情報ファイルの形式について説明します。

センサー管理画面でのエクスポート時のファイル名の初期値は、以下のとおりです。

sensorList_<YYYYMMDD>.csv

表 A.4 センサー情報ファイルの形式

*1)「セグメント情報も付与する」をチェックした場合にのみエクスポートされます。 *2) iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみエクスポート可能です。

ヒント

• センサー管理画面でのエクスポート時の出力順は、画面で表示されているソート順にな

ります。

項目名 値の形式

センサー名 32 文字までの文字列

IP アドレス(*1) xxx.xxx.xxx.xxx (xxxは 0~ 255の値)

MAC アドレス XX:XX:XX:XX:XX:XX(Xは英数字)

動作モード(*1) 監視モード

遮断モード

オプション(*1) 通知あり

通知なし

申請後解除

承認後解除

検疫実施(*1)(*2) 検疫する

検疫しない

適用状況 機器情報 反映済

未反映

センサー情報 反映済

未反映

システム情報 反映済

未反映

バージョン iNetSec Smart Finder センサーの場合:VXXLXXNFXXXXSXX (X は数字)

iNetSec Patrol Cube センサーの場合 :S-XX.XX.XXXX(X は数字)

稼働状態 正常

異常

292

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付録 A ファイル形式

A.4 ベンダー ID 自動許可設定ファイルMAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面からインポートまたはエクスポートする設

定ファイルの形式について説明します。

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面でのエクスポート時のファイル名のデフォ

ルトは、以下のとおりです。

venderIDList_<YYYYMMDD>.csv

表 A.5 ベンダー ID 自動許可設定ファイルの形式

注意

• インポート可能なベンダー ID 大件数は、1000 件です。1000 件を超えた場合、イン

ポートでエラーとなります。

• インポートファイルに重複するベンダー ID を指定することはできません。重複するベン

ダー ID を指定した場合、インポートでエラーとなります。

• インポート中にエラーが発生した場合は、すべてのインポートデータが無効となり、イ

ンポート操作前の状態に戻ります。ファイル形式を見直し、再度インポートしてください。

項目名 値の形式 備考

ベンダー ID XX:XX:XX(8 文字)

X は 0 ~ 9, a ~ f ,A ~ F を指定しま

す。ベンダー ID の区切り形式は

「:」、「-」、または区切り文字なしが指定できます。

インポートでは、省略できません。

許可対象のベンダー ID を指定します。

承認ステータス 「許可」または「許可(検疫除外)」 インポートでは、省略できます。

インポートでは以下の動作となります。

• iNetSec Inspection Center 連携機能無効時:

許可、許可(検疫除外)、または省略した場合は、許可とされます。それ以外の値はエラーとなります。

• iNetSec Inspection Center 連携機能有効時:

許可の場合は、許可とされます。許可(検疫除外)、または省略した場合は、許可(検疫除外)とされます。それ以外の値はエラーとなります。

ベンダー名 任意(255 文字) インポートでは、本項目は無視されます。

293

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付録 A ファイル形式

A.5 IP アドレス変更通知の除外設定ファイル

IP アドレス変更通知の除外設定画面からインポートまたはエクスポートする設定ファイルの形

式について説明します。

IP アドレス変更通知の除外設定画面は、システム設定画面の IP アドレス変更の通知除外の

[除外設定]ボタンをクリックすると表示されます。

機器管理画面でのエクスポート時のファイル名のデフォルトは、以下のとおりです。

notifyExcepts_<YYYYMMDD>.csv

表 A.6 IP アドレス変更通知の除外設定ファイルの形式

注意

• インポート中にエラーが発生した場合は、すべてのインポートデータが無効になりま

す。ファイル形式を見直し、再度インポートしてください。

項目名 値の形式 備考

開始 IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は 0 ~ 255 の値)

省略不可。

終了 IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は 0 ~ 255 の値)

省略不可。

開始アドレスよりも「前」のアドレスが指定された場合は、エラーとなります。

294

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付録 A ファイル形式

A.6 IP アドレス自動許可設定ファイルIP アドレスの自動許可設定画面からインポートまたはエクスポートする設定ファイルの形式に

ついて説明します。エクスポートしたファイル名のデフォルトは、以下のとおりです。

autoAdmitIPAddressList _<YYYYMMDD>.csv

IP アドレスの自動許可設定ファイルは、カンマ区切りの CSV 形式です。

改行コードは CRLF で、カンマの前後にある空白(スペースまたはタブ)は省略されます。

各項目の内容は、以下のとおりです。

表 A.7 IP アドレス自動許可設定ファイルの形式

A.7 治癒サーバファイル治癒サーバは、システム設定画面から登録します。登録できる治癒サーバの数は、1 つのセグ

メントグループにつき、128 件までです。登録する治癒サーバ数が多い場合は、治癒サーバ

ファイルを作成し、インポート/エクスポートすることで、一度に治癒サーバの登録ができま

す。

なお、治癒サーバファイルのインポート/エクスポートは、コマンドでのみ実行できます。詳

細は、"11.8 治癒サーバインポートコマンド(pq_import_remediation_server.exe)"、"11.7 治癒サーバエクスポートコマンド(pq_export_remediation_server.exe)" を参照してください。

治癒サーバファイルは、カンマ区切りの CSV 形式です。1 カラム目の後のカンマ(,)は省略

可能です。

各項目の内容は、以下のとおりです。

項目名 値の形式 備考

開始 IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx (xxxは 0 ~ 255 の値)

省略不可。

終了 IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx (xxxは 0 ~ 255 の値)

省略不可。開始アドレスよりも「前」のアドレスが指定された場合は、エラーとなります。

承認ステータス 「許可」または「許可( 検疫除外 )」

省略可。

iNetSec Inspection Center 連携機能が無効な場合に省略すると「許可 」となります。有効な場合に省略すると

「許可(検疫除外) 」となります。

また、iNetSec Inspection Center 連携機能が無効な場合

に「許可 ( 検疫除外 )」を指定すると「許可」としてイ

ンポートされます。

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付録 A ファイル形式

表 A.8 治癒サーバファイルの形式

*1) FQDN 、IP アドレスを指定する場合、末尾に「: ポート番号」を記載することで、ポート番号を指定

できます。ポート番号は、 1 ~ 65535 の半角数字で指定してください。ポート番号を指定した場合、

指定したサーバの指定ポートへの TCP/UDP 通信のみが対象となります。

*2)ネットワークアドレスは、ホスト部を 0 にしてください(例 : 192.168.1.0/24)。ホスト部が 0 でな

い場合、エラーになります(例 : 192.168.1.1/24)。

注意

• 2 カラム目の後にカンマを指定すると、コマンド実行時にエラーメッセージが出力され

ます。

カラム番号

項目名 値の形式 備考

1 治癒サーバ FQDN 、IP アドレス、

またはネットワークアドレスを 255 文字以内の英数字と「.」「-」「_」で指定(*1)(*2)

省略不可。

1 つのセグメントグループにつき、128件まで登録できます。

2 セグメントグループ名 32 文字までの文字列 省略可。

省略すると、「デフォルト」のセグメントグループが設定されます。

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付録 A ファイル形式

A.8 資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式

資産管理ソフトウェア連携ファイルのファイル形式について説明します。

A.8.1 LanScope Cat の場合

各項目の内容は、以下のとおりです。

表 A.9 資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式(LanScope Cat の場合)

*) データをダブルクォーテーションで囲みます。データ内の文字に「”」( ダブルクォーテーション )が含まれる場合、「"」はエスケープされ、「""」になります。なおデータがない場合はダブルクォー

テーションで囲まれません。

項目名 内部動作

MAC アドレス MAC アドレスが出力されます(コロンで区切られずに出力されます)。

機器情報は MAC アドレスで集約されて出力されます。

MAC アドレスが同一の場合は 終検知日が新しい機器の情報が出力されます。

IP アドレス IP アドレスが出力されます。

ホスト名 ホスト名が出力されます。(*)

登録日 新規登録日が出力されます (YYYY/MM/DD 形式 )。

資産任意項目 2 セグメントグループ名が 出力されます。(*)

資産任意項目 3 セグメント名が出力されます。(*)

機種名 機種名 が出力されます。(*)

OS バージョン OS 名が出力されます。(*)

マシンベンダ ベンダー名が出力されます。(*)

資産任意項目 4 機器種別名が出力されます。(*)

資産任意項目 5 承認ステータスが出力されます。(*)

資産任意項目 6 申請項目 1 が 出力されます。(*)

資産任意項目 7 申請項目 2 が 出力されます。(*)

資産任意項目 8 申請項目 3 が 出力されます。(*)

資産任意項目 9 申請項目 4 が出力されます。(*)

資産任意項目 10 申請項目 5 が出力されます。(*)

資産任意項目 11 終検知日が 出力されます。

エージェントタイプ 機器種別が以下の規則に従って変換され、出力されます。(*)Windows、Mac、Linux/UNIX :PC 端末

ルータ / スイッチ:ルータ /HUBプリンター:プリンタ

上記以外:その他

資産任意項目 1 固定文字列で「iNetSec 検出機器」が出力されます。(*)

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付録 A ファイル形式

A.8.2 Systemwalker Desktop Patrol の場合

ファイル名の初期値は、以下のとおりです。XXXX は 0001 からの通し番号となります。

_<deviceList XXXX>.csv

各項目の内容は、以下のとおりです。

表 A.10 資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式(Systemwalker Desktop Patrol の場合の CSV1 行目)

注意

• サブネットマスクのビット長が17~25ビット以外となるセグメントはSystemwalker Desktop Patrol にインポートできないため CSV は出力されません。

表 A.11 資産管理ソフトウェア連携ファイルの形式(Systemwalker Desktop Patrol の場合の CSV2 行目以

降)

項目名 内容(ヘッダー情報)

ファイル識別子 固定で「INET」が出力されます。

データ数 固定で「8」が出力されます。

製品バージョン 本フォーマット形式に対応している Systemwalker Desktop Patrol のバージョンが出力されます。

作成日時 検知機器情報ファイルの作成日時が出力されます(YYYY/MM/DD HH:mm:ss 形式)。

セグメント 検知した機器のセグメント情報の固定部分までの情報が出力されます。

17 ビットから 25 ビットの範囲で出力されます。

セグメントの 小範囲値

上記セグメントで指定したセグメント範囲の可変部分の 小値が出力されます。

0 ~ 255 の範囲で出力されます。

セグメントの 大範囲値

上記セグメントで指定したセグメント範囲の可変部分の 大値が出力されます。

0 ~ 255 の範囲で出力されます。

ビット範囲 サブネットマスク値が出力されます。

17 ~ 25 の範囲で出力されます。

項目名 内容(該当セグメント内の検知機器情報)

MAC アドレス 該当機器の MAC アドレスが出力されます。

IP アドレス 該当機器の IP アドレスが出力されます。

ホスト名 検知した機器のホスト名(コンピュータ名)が出力されます。(*)

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付録 A ファイル形式

*) データをダブルクォーテーションで囲みます。データ内の文字に「”」( ダブルクォーテーション )が含まれる場合、「"」はエスケープされ、「""」になります。なおデータがない場合はダブルクォー

テーションで囲まれません。

ヒント

• CSV の 2 行目にはセンサーの情報が記載されます。

機器種別 検知した機器を以下の数字で指定します。

1:PC(Windows サーバ含む)

2:プリンター

3:MAC4:Linux / UNIX5:ルータ/スイッチ

6:NAS7:ネットワークスキャナ

8:IP 電話

9:携帯端末

0:その他(上記に含まれない機器)

検知日時 機器を検知した日時を指定します。

日時は「YYYY/MM/DD HH:mm:ss」の形式で出力されます。

メーカー名 機器のメーカー名が出力されます。(*)不明な場合は空白になります。

機器のコメント 機器の詳細情報として用意したフィールドで、ADT では snmp の以下の値が表示されます。(*)system.sysDescr.0

OS 種別 該当機器の OS 種別が出力されます。(*)不明な場合は空白になります。

項目名 内容(該当セグメント内の検知機器情報)

299

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付録 B 運用開始後の設定変更

マネージャーをインストールする際に設定した内容を、運用開始後に変更する方法について説

明します。

B.1 画面用ポート番号の変更 ........................................................................................ 301B.2 画面用通信プロトコルの変更 ................................................................................. 302

付録 B 運用開始後の設定変更

300

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付録 B 運用開始後の設定変更

B.1 画面用ポート番号の変更マネージャー管理画面またはチャートを表示する際に使用するポート番号は、マネージャーの

インストール時に通信の設定画面で設定しています。

ここでは、マネージャー管理画面またはチャートを表示する際に使用するポート番号を変更す

る方法について説明します。

【Windows Server 2003 または Windows Server 2003 R2 の場合】

1. [コントロールパネル]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. インターネット インフォメーション サービス画面上でローカルコンピュータの設定を

表示し、[Web サイト]-[iNetSecSmartFinder]のプロパティ画面を表示します。

3. [iNetSecSmartFinder のプロパティ]画面上の[Web サイト]タブを選択し、ポート番

号を変更します。マネージャーインストール時に http 通信を選択した場合は TCP ポー

トの数値を、https 通信を選択した場合は SSL ポートの数値を変更し、[OK]ボタンを

クリックします。

【Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 の場合】

1. Windows Server 2008 の場合は、[コントロールパネル] -[システムとメンテナンス]

-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネー

ジャ」を選択します。

Windows Server 2008 R2 の場合は、[コントロールパネル] -[システムとセキュリ

ティ]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マ

ネージャ」を選択します。

2. インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ画面上でローカルコン

ピュータの設定を表示し、[サイト]-[iNetSecSmartFinder]を選択した状態で、操

作メニュー上の「バインド」を選択します。

3. サイト バインド画面が表示されるので、http または https の設定行を選択し、[編集]ボ

タンをクリックします。

4. サイト バインドの編集画面でポート番号を変更し、[OK]ボタンをクリックします。

【Windows Vista または Windows 7 の場合】

1. [コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]より、「イン

ターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. 権限昇格設定が ON である場合には権限昇格画面が表示されるので、そのまま進んでく

ださい。

3. インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ画面上でローカルコン

ピュータの設定を表示し、[サイト]-[iNetSecSmartFinder]を選択した状態で、操

作メニュー上の「バインド」を選択します。

4. サイト バインド画面が表示されるので、http または https の設定行を選択し、[編集]ボ

タンをクリックします。

5. サイト バインドの編集画面でポート番号を変更し、[OK]ボタンをクリックします。

301

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付録 B 運用開始後の設定変更

注意

• ファイアウォールを使用している場合は、上記で設定したポートを許可するように設定

してください。

B.2 画面用通信プロトコルの変更マネージャー管理画面またはチャートを表示する際に使用する通信プロトコルは、マネー

ジャーのインストール時に通信の設定画面で設定しています。

ここでは、マネージャー管理画面またはチャートを表示する際に使用する通信プロトコルを変

更する方法について説明します。

【各オペレーティングシステム共通】

• HTTP から HTTPS への変更

初に、正式な証明書をインポートします。

証明書のインポートの方法については、各 オペレーティングシステム の IIS のマニュア

ルを参照してください。

【Windows Server 2003 または Windows Server 2003 R2 の場合】

• HTTP から HTTPS への変更

1. [コントロールパネル]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーショ

ン サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. インターネット インフォメーション サービス画面上でローカルコンピュータの設定

を表示し、[Web サイト]-[iNetSecSmartFinder]のプロパティ画面を表示しま

す。

3. [iNetSecSmartFinder のプロパティ]画面上の[ディレクトリセキュリティ]タブを

選択し、「セキュリティで保護された通信」の[サーバー証明書] をクリックして

サーバー証明書ウィザードを起動します。

4. [次へ] ボタンをクリックし、[既存の証明書を使用]を選択して、[次へ] ボタンを

クリックします。

5. 表示された一覧から【各 オペレーティングシステム 共通】でインポートした証明書

を選択し、[次へ] ボタンをクリックします。

6. HTTPS 通信で使用するポート番号を設定し、[次へ] ボタンをクリックします。

7. 内容を確認し、[次へ] ボタンをクリックし、[完了]ボタン をクリックします。

8. [iNetSecSmartFinder のプロパティ]画面上の[ディレクトリセキュリティ]タブを

選択し、「セキュリティで保護された通信」の[編集]ボタンをクリックして編集画

面を表示します。

9. 「セキュリティで保護されたチャンネル(SSL)を要求する」をチェックし、[OK]ボタン をクリックします。

10.[iNetSecSmartFinder のプロパティ]画面上の[Web サイト]タブを選択し、「SSLポート」に HTTPS 通信で使用するポート番号を設定し、[OK]ボタンをクリックし

ます。

302

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付録 B 運用開始後の設定変更

• HTTPS から HTTP への変更

1. [コントロールパネル]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーショ

ン サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. 「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」画面上で、ロー

カルコンピュータの設定を表示し、[Web サイト]-[iNetSecSmartFinder]のプロ

パティ画面を表示します。

3. [iNetSecSmartFinder のプロパティ]画面上の[ディレクトリセキュリティ]タブを

選択し、「セキュリティで保護された通信」の[編集]ボタンをクリックして編集画

面を表示します。

4. [セキュリティで保護されたチャンネル(SSL)を要求する] のチェック を外し、

[OK]ボタンをクリックします。

5. [iNetSecSmartFinder のプロパティ]画面上の[ディレクトリセキュリティ]タブを

選択し、[サーバー証明書] をクリックしてサーバー証明書ウィザードを起動し、[現

在の証明書を削除する]を選択して、現在の証明書を削除します。ウィザードが完

了したら、[完了]ボタンをクリックします。

6. 「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」画面上で、ロー

カルコンピュータの設定を表示して[Web サイト]を選択し、Web サイト

[iNetSecSmartFinder]のポート番号を確認してください。ほかの Web サイトが使

用しているポート番号と重なっている場合は、マネージャー管理画面またはチャー

トを表示することができません。必要に応じてポート番号を変更してください。

【Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 の場合】

• HTTP から HTTPS への変更

1. Windows Server 2008 の場合は、[コントロールパネル] -[システムとメンテナン

ス]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

Windows Server 2008 R2 の場合は、[コントロールパネル] -[システムとセキュリ

ティ]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. [接続] メニューで [サイト] ノードを展開して [iNetSecSmartFinder] を選択した

状態で、操作メニュー上の「バインド」を選択します。

3. 既存の以下の情報を選択し、[削除] ボタンをクリックします。

種類 : httpポート : インストール時に設定した数値(デフォルト 8109)

4. サイト バインド画面が表示されるので、[追加] を選択し、以下の設定を行い [OK] ボタンをクリックします。

種類:httpsIP アドレス:未使用の IP アドレスすべて

ポート: 任意の数値(デフォルト 443)SSL 証明書:【各 オペレーティングシステム 共通】でインポートした証明書を選択

5. サイト バインド画面で[閉じる]ボタン をクリックし、[接続] メニューで [サイ

ト] ノードを展開して [iNetSecSmartFinder] を選択します。

6. [機能ビュー] の [IIS] にある [SSL 設定] をダブルクリックし、「SSL が必要」 をチェックして、[操作]メニューの[適用] ボタンをクリックします。

303

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付録 B 運用開始後の設定変更

• HTTPS から HTTP への変更

1. Windows Server 2008 の場合は、[コントロールパネル] -[システムとメンテナン

ス]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

Windows Server 2008 R2 の場合は、[コントロールパネル] -[システムとセキュリ

ティ]-[管理ツール]より、「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. [接続] ウィンドウで [サイト] ノードを展開して [iNetSecSmartFinder] を選択し

ます。

3. [機能ビュー] の [IIS] にある [SSL 設定] をダブルクリックし、「SSL が必要」 のチェックを外し、[操作] メニューの [適用] ボタンをクリックします。

4. [接続] ウィンドウで、[サイト] ノードを展開し、[iNetSecSmartFinder] を選択した

状態で、操作メニュー上の「バインド」を選択します。

5. サイト バインド画面が表示されるので、[追加] ボタンを選択し、以下の設定を行い [OK] ボタンをクリックします。

種類 : httpIP アドレス : 未使用の IP アドレスすべて

ポート : 任意の数値(デフォルト 80)

6. 既存の以下の情報を選択し、[削除] ボタンをクリックします。

種類 : httpsポート : インストール時に設定した数値(デフォルト 8109)

7. サイト バインド画面で[閉じる] ボタンをクリックします。

【Windows Vista または Windows 7 の場合】

• HTTP から HTTPS への変更

1. [コントロールパネル] -[システムとメンテナンス]-[管理ツール]より、「イン

ターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. [接続] メニューで [サイト] ノードを展開して [iNetSecSmartFinder] を選択した

状態で、操作メニュー上の「バインド」を選択します。

3. サイト バインド画面が表示されるので、[追加] ボタンを選択し、以下の設定を行い [OK] ボタンをクリックします。

種類:httpsIP アドレス:未使用の IP アドレスすべて

ポート:任意の数値(デフォルト 443)SSL 証明書 :【各 オペレーティングシステム 共通】でインポートした証明書を選択

4. 既存の以下の情報を選択し、[削除] ボタンをクリックします。

種類 : httpポート : インストール時に設定した数値(デフォルト 8109)

5. サイト バインド画面で[閉じる] ボタンをクリックし、[接続]メニューで [サイ

ト] ノードを展開して [iNetSecSmartFinder] を選択します。

6. [機能ビュー] の [IIS] にある [SSL 設定] をダブルクリックし、「SSL が必要」 をチェックして、[操作]メニューの [適用] ボタンをクリックします。

304

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付録 B 運用開始後の設定変更

• HTTPS から HTTP への変更

1. [コントロールパネル] -[システムとメンテナンス]-[管理ツール]より、「イン

ターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を選択します。

2. [接続] ウィンドウで [サイト] ノードを展開して [iNetSecSmartFinder] を選択し

ます。

3. [機能ビュー] の [IIS] にある [SSL 設定] をダブルクリックし、「SSL が必要」の

チェックを外し、[操作]メニューの [適用]ボタン をクリックします。

4. [接続]メニューで、[サイト] ノードを展開し、[iNetSecSmartFinder] を選択した

状態で、操作メニュー上の「バインド」を選択します。

5. サイト バインド画面が表示されるので、[追加] を選択し、以下の設定を行い [OK] ボタンをクリックします。

種類 : httpIP アドレス : 未使用の IP アドレスすべて

ポート : 任意の数値(デフォルト 80)

6. 既存の以下の情報を選択し、[削除] ボタンをクリックします。

種類 : httpsポート : インストール時に設定した数値(デフォルト 8109)

7. サイト バインド画面で[閉じる] ボタンをクリックします。

注意

• HTTPS から HTTP へ変更した後、マネージャーをアンインストールした場合は、信頼さ

れたルート証明機関の証明書として "inetsecsmartfinder" が削除されません。Windows Management Console を使用して削除してください。

• ファイアウォールを使用する場合は、上記で設定したポートを許可するよう設定を行っ

てください。

305

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付録 C 諸元

iNetSec Smart Finder の各種諸元について説明します。

C.1 iNetSec Smart Finder のシステムの上限値 ............................................................ 307C.2 iNetSec Smart Finder が使用するポート一覧......................................................... 308

付録 C 諸元

306

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付録 C 諸元

C.1 iNetSec Smart Finder のシステムの上限値

iNetSec Smart Finder のシステムで、導入または定義可能な各パラメーターの上限値は、以下

のとおりです。

表 C.1 iNetSec Smart Finder のシステムの上限値

*) n は、セグメントグループ数を意味します。

パラメーター 上限値 説明

機器数 50000 マネージャーで管理している機器数(MAC アドレスの数)です。

上限値を超えた場合、超えた数の機器を登録できなくなります。

センサー数 1000(500) マネージャーで管理しているセンサー数です。マネージャーとセンサー間の通信に HTTPS を使用する場合、500 になります。

1000 を超えた場合、超えた数のセンサーを登録できなくなります。

セグメントグループ数

1000(500) マネージャーで管理しているセグメントグループ数です。マネージャーとセンサー間の通信に HTTPS を使用する場合、500 になります。

1000 を超えた場合、超えた数のセグメントグループ数を登録できな

くなります。

セグメント数 1000(500) マネージャーで管理しているセグメント数です。マネージャーとセンサー間の通信に HTTPS を使用する場合、500 になります。

1000 を超えた場合、超えた数のセグメントを登録できなくなりま

す。

ユーザー数 50 + 10 × n(*)

マネージャーで管理しているユーザー数です。

システム管理者 50 +各セグメントグループで、セグメントグループ

管理者と閲覧者をあわせて 10 ずつ作成可能です。

上限値を超える数は作成できません。

プリンター数 500 1 センサーで管理しているプリンター数です。

上限値を超えた場合、超えた数のプリンターの印刷量が取得できなくなります。どのプリンターの印刷量が取得できなくなるかは不定です。

センサー毎の機器数 6000(3000) 1 センサーで管理可能な機器数です。iNetSec Inspection Center 連携

運用の場合、3000 になります。

6000 を超えた場合、超えた数の機器の検出 / 遮断 / 誘導がされなく

なります。

遮断除外サーバ数 10 × n(*) マネージャーで管理している遮断除外サーバ数です。各セグメントグループで、10 ずつ作成可能です。

上限値を超える数は作成できません。

検疫サーバ数 10 × n(*) マネージャーで管理している検疫サーバ数です。各セグメントグループで、10 ずつ作成可能です。

上限値を超える数は作成できません。

治癒サーバ数 128 × n(*) マネージャーで管理している治癒サーバ数です。各セグメントグループで、128 ずつ作成可能です。

上限値を超える数は作成できません。

307

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付録 C 諸元

C.2 iNetSec Smart Finder が使用するポート一覧

iNetSec Smart Finder のシステムで使用する待受ポート一覧は、以下のとおりです。

表 C.2 iNetSec Smart Finder の待ち受けポート一覧

*1)マネージャーインストール時に変更可能です。センサー側の設定変更も必要です。

*2)マネージャーインストール時に変更可能です。

*3)マネージャーの設定に合わせて、センサー基本設定画面で変更可能です。

*4)センサー保守情報収集コマンドで、-d オプションを指定した場合に使用されます。

注意

• 資産管理ソフトウェアとの連携で、LanScope Cat と連携する場合、機器側のファイア

ウォール機能を適切に設定して、LanScope Cat エージェントが使用するポートに対す

る通信を許可する必要があります。ファイアウォールで許可するポート番号などの情報は、LanScope Cat の操作ガイドを参照してください。

待受機器待受ポート(初期値)

プロトコル送信ポート

通信相手 備考

マネージャー 8877(*1) TCP 不定 センサー センサーとマネージャー間の通信で使用します。

8109(*2) HTTP またはHTTPS

不定 マネージャー管理画面、利用申請画面(マネージャー)、またはチャートを表示するコンピュータ

各画面とマネージャー間の通信で使用します。

センサー 8877(*3) TCP 不定 センサー センサーとの相互監視の通信で使用します。

80 HTTP 不定 利用申請画面を表示するコンピュータ、またはセンサー保守情報を取得するマネージャー(*4)

利用申請画面およびマネージャーとセンサー間の通信で使用します。

Systemwalker Desktop Patrol と連携している場合は、資産管理ソフトウェアの導入判定に使用します。

81 HTTP 不定 センサー基本設定画面を表示するコンピュータ

センサー基本設定画面との通信で使用します。

8110 HTTP 不定 検疫クライアント 検疫クライアントがネットワーク使用中であることをセンサーへ通知するために使用します。

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付録 D 言語、タイムゾーン

iNetSec Smart Finder の動作言語、画面に表示される時刻や処理が行われるタイムゾーンにつ

いて説明します。

D.1 言語 ......................................................................................................................... 310D.2 タイムゾーン .......................................................................................................... 310

付録 D 言語、タイムゾーン

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付録 D 言語、タイムゾーン

D.1 言語iNetSec Smart Finder V2.0 では、動作言語として日本語、英語、中国語(簡体字)をサポート

してます。動作言語は、マネージャーインストール時に指定します。ただし、iNetSec Smart Finder の各機能で表示される画面は、マネージャーマシンやクライアント端末などのオペレー

ティングシステムの言語やマネージャーインストール時に指定した言語によって、指定した言

語が表示されない場合があります。

iNetSec Smart Finder の機能ごとに、画面に表示される言語を○印で示します。

表 D.1 各機能の表示言語

*1)日本語、英語、中国語(簡体字)以外の場合、画面は英語で表示されます。

*2)利用申請項目名と利用申請項目には、任意の言語が入力可能です。ただし、表示するフォントがオ

ペレーティングシステムになければ表示できません。

*3)初回のインストールからログインが完了するまでは、チャートをインストールしたコンピュータの

オペレーティングシステムの言語で表示されます。

D.2 タイムゾーンiNetSec Smart Finder V2.0 の表示時刻や処理が行われる時間帯は、タイムゾーンに対応してい

ます。iNetSec Smart Finder の機能や表示項目によって、表示時刻や処理が行われるタイム

ゾーンが異なります。

以下に、各項目とタイムゾーンの関係を示します。

iNetSec Smart Finderの機能

オペレーティングシステムの言語 (*1)

インストール時に指定した言語

ブラウザで指定した言語 (*1)

インストーラ ○ - -

マネージャー管理画面 - ○ (*2) -

利用申請画面 (マネージャー)

- ○ (*2) -

利用申請画面 (センサー)

- ○ (*2) -

チャート ○ (*3) ○ (*2) -

検疫ログイン状態表示画面 - ○ -

センサー基本設定画面 - - ○

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付録 D 言語、タイムゾーン

表 D.2 項目とタイムゾーンの関係

*1)マネージャーの利用申請画面で利用申請した場合、マネージャーマシンのタイムゾーンになります。

センサーの利用申請画面で利用申請した場合、センサーのタイムゾーンになります。外部利用申請

によって利用申請された場合、センサーのタイムゾーンになります。

*2)マネージャーマシンで発生したイベントの場合、マネージャーマシンのタイムゾーンになります。

センサーで発生したイベントの場合、センサーのタイムゾーンになります。

*3)表示される時刻は、タイムゾーンに依存しません。

機能 項目「現地時刻」で表示されるタイムゾーン

処理が行われる時刻のタイム

ゾーン

• マネージャー管理画面(機器)

• エクスポート時のCSVファイル

• チャート

承認日時 マネージャーマシン -

有効期間 - (*3) センサー

新規登録日時 センサー -

利用申請日時 マネージャーマシンまたはセンサー (*1)

終検知日 センサー -

• マネージャー管理画面

(センサー)

稼働確認日時 マネージャーマシン -

• マネージャー管理画面

(イベント)

発生日時 マネージャーマシンまたはセンサー (*2)

• マネージャー管理画面 更新時間 マネージャーマシン -

• 操作ログ 操作時刻 マネージャーマシン -

• マネージャーが定期的に行う処

- - マネージャーマシン

• チャート 機器増減の判定 センサー -

印刷量 センサー -

電力使用量 / 稼働状況 センサー -

データ取得日時 チャートが動作するコンピュータ

• 検疫ログイン状態表示画面 ログイン日時 センサー -

タイムアウト時間 センサー -

• センサーが定期的に行う処理 - - センサー

• イベント通知 メール マネージャーマシンまたはセンサー (*2)

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用語集

[ア行]

イベント

マネージャーやセンサーで発生した事象です。イベントは、メールと SNMP トラップで通知できます。また、イベント参照画面でイベントの一覧を絞り込んで参照できます。

イベント参照画面

マネージャーやセンサーで発生したイベントを参照する画面です。マネージャー管理画面の 1 つです。

イベント情報ファイル

イベント参照画面でエクスポートされるイベント情報のファイルです。イベントの発生日時、ID、レベル、メッセージから構成されます。

印刷量

印刷量はプリンターが印刷した紙の紙面数です。1 枚の紙に片面で印刷した場合は、割付印刷の有無にかかわらず、1 でカウントします。1 枚の紙に両面で印刷した場合は、2 でカウントします。

インポート

ファイルに記載した情報を、iNetSec Smart Finder のシステムに取り込みます。

インポートするファイルの文字コードは UTF-8 です。マネージャーインストールの言語に日本語を選択した場合、文字コードが SJIS のファイルもインポートできます。

インポートできる情報には、以下があります。

− 機器情報

− ベンダー ID 自動許可設定

− IP アドレス変更通知の除外設定

− IP アドレス自動許可設定

− センサー基本設定

用語集

312

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用語集

− 治癒サーバ情報

− 資産管理ソフトウェア連携ファイル

エクスポート

マネージャーが管理する情報をファイルに出力します。エクスポートしたファイルの文字コードは UTF-8 です。マネージャーインストール時の言語に日本語を選択した場合、文字コードが SJIS のファイルをエクスポートできます。エクスポートできる情報には、以下があります。

− 機器情報

− センサー情報

− イベント情報

− ベンダー ID 自動許可設定

− IP アドレス変更通知の除外設定

− IP アドレス自動許可設定

− センサー基本設定

− チャートの画面で表示している情報

− 治癒サーバ情報

− 資産管理ソフトウェア連携ファイル

[カ行]

外部利用申請サーバ

iNetSec Smart Finder を使ったシステムの利用申請を行う Web サーバです。iNetSec Smart Finder で用意されている利用申請画面ではなく、お客様の環境に合わせて作成した「外部利用申請画面」を利用する場合に使用します。

稼働状況

センサーが検知した機器の稼働時間とその推移を表しています。チャートの電力使用量 /稼働状況画面で参照できます。

稼働状態

センサー管理画面のセンサー一覧で表示されます。センサー動作状態を表しています。「正常」、「正常[緊急対処モード]」、「異常」の 3 つの状態があります。「正常[緊急対処モード]」は、iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合にのみ表示されます。

監視モード

センサーの動作モードの 1 つで、ネットワークに接続されている機器を検知し、その機器情報を収集するモードです。機器種別の判定も行います。センサーが監視モードの場合は、承認ステータスが「拒否」以外の機器は遮断しません。

機器

クライアント機器と同意です。

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用語集

機器管理画面

マネージャーで管理している機器情報を参照したり操作したりする画面です。マネージャー管理画面の 1 つです。

機器識別辞書

機器種別を識別するための特定キーワードとその識別結果がまとめられた辞書情報です。

機器識別辞書ファイル

機器識別辞書をファイル化したものです。システム設定画面で機器識別辞書ファイルを設定することで、機器識別辞書を更新することができます。

機器種別

機器の種別を表す情報です。センサーが自動で識別しますが、機器管理画面から手動で設定することもできます。以下のいずれかになります。

− WindowsWindows がインストールされた機器です。

− MacMac OS がインストールされた機器です。

− Linux/UNIXLinux または UNIX がインストールされた機器を表します。

− プリンター

ネットワークに接続できるプリンターや複合機を表します。

− ルータ / スイッチ

ルータやスイッチなどのネットワーク機器を表します。

− NASNAS(Network Attached Storage)を表します。

− ネットワークスキャナ

ネットワークに接続できるスキャナを表します。

− IP 電話

IP 電話を表します。

− 情報 Kiosk 端末

ネットワークに接続できる PFU 製の Kiosk 端末を表します。

− 携帯端末

ネットワークに接続できる携帯電話やスマートフォンなどの端末を表します。

− 他のネットワーク機器

上記の分類以外の機器を表します。具体的な機器の種別は「機器詳細」を参照して

ください。

− 不明

iNetSec Smart Finder で種別が特定できなかった機器を表します。センサーが機器を

検出してから、24 時間以内に機器種別を特定できなかった場合、「不明」になりま

す。

− 判定中

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用語集

iNetSec Smart Finder が機器種別を識別している状態の機器を表します。

機器詳細画面

マネージャーが管理している機器の詳細情報を参照・操作する画面で、マネージャー管理画面の 1 つです。

機器情報

センサーがネットワークに接続した機器を検知した情報で、マネージャーで一元管理されます。

機器情報ファイル

機器管理画面でインポートおよびエクスポートされる機器情報のファイルで、他システムとの情報交換にも使用します。

機器登録画面

マネージャーで管理する機器の情報を新規に登録するための画面です。マネージャー管理画面の 1 つです。

機器備考

機器情報の 1 つで、機器に任意の意味を付加する場合に設定します。

許可

センサーが検知した機器に対して、ネットワークへの接続を許可している状態です。

許可(検疫除外)

センサーが検知した機器に対して、検疫を実施しない機器と判断し、ネットワークへの接続を許可している状態です。iNetSec Inspection Center 連携機能が有効な場合の承認ステータスです。機器管理画面で「有効期間」が設定されている場合は、以下のいずれかになります。

− 「許可(検疫除外)[期間内]」

有効期間内であり、ネットワーク接続が許可されます。

− 「許可(検疫除外)[期間外]」

有効期間外のため、ネットワーク接続は許可されません。有効期間内になれば、

ネットワーク接続が許可されます。

拒否

センサーが検知した機器に対して、ネットワークへの接続を拒否している状態です。

クライアント機器

ネットワークに接続された IP アドレスを持つ PC やプリンターなどの装置の総称です。

iNetSec Smart Finder では、MAC アドレスを基にして機器を管理します。

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用語集

検疫機能

ネットワークに接続しようとする機器をいったん遮断し、決められたポリシーにしたがっているかチェックして、問題がなければネットワークへの接続を許可する機能です。iNetSec Inspection Center の機能で、iNetSec Inspection Center 連携運用する場合に使用できます。詳細は、『iNetSec Inspection Center ユーザーズガイド』を参照してください。

検疫する

検疫機能を使用することです。iNetSec Inspection Center 連携運用する場合、センサーごとに検疫実施の有無を選択できます。

検知

センサーがネットワークに接続された機器を検出することです。

検知センサー

ネットワークに接続した機器を検出したセンサーです。

[サ行]

資産管理ソフトウェア連携機能

以下のいずれかの製品と連携し、資産管理エージェント未導入機器の通信を遮断したり、検出したネットワーク機器を資産管理ソフトウェアへインポートする機能です。

− 富士通社製品「Systemwalker Desktop Patrol」

− 富士通システムズ・ウエスト社製品「IT Policy N@vi」

− エムオーテックス社製品 「LanScope Cat」

システム情報

バックアップ、リストアコマンドの場合、オペレーティングシステムの情報を表します。センサー管理画面の場合、機器情報とセンサー情報を除いた情報(ユーザー情報やセグメントグループ情報など)の総称です。

システム設定画面

マネージャーの動作設定を行う画面です。マネージャー管理画面の 1 つです。基本表示と詳細表示があります。

遮断

センサーが許可されていないクライアント機器をネットワークに接続できないようにすることです。

遮断モード

センサーの動作モードの 1 つです。承認(「許可」)されていない機器を、ネットワークから遮断するためのモードです。センサーが遮断モードの場合は、管理外のクライアント機器がネットワークに接続された場合は、遮断します。遮断モードには、以下があります。

− 申請後解除

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用語集

ネットワーク利用者が遮断された機器から利用申請することでネットワークに接続

できます。

− 承認後解除

ネットワーク利用者が利用申請した後、システム管理者が承認(「許可」)すること

で、ネットワークに接続できます。

申請後解除

センサーの遮断モード 1 つです。遮断された機器の利用を申請することで、ネットワークに接続できます。

承認

ネットワークに接続された機器が正規なものであることを判断することです。接続が許可された機器に対しては「許可」、許可されていない機器に対しては「拒否」のステータスを設定します。「拒否」された機器は、ネットワークから遮断され、接続できません。

承認後解除

センサーの遮断モード 1 つです。遮断された機器から利用申請した後、システム管理者が承認(「許可」)することで、ネットワークに接続できます。

承認ステータス

ネットワークに接続された機器が、接続を許可されているかどうかを判断した状態です。正規な接続と判断した機器には「許可」、不正な接続と判断した機器には「拒否」を設定します。判断されていない機器は、「未承認」状態になります。

情報収集

センサーを監視モードで動作させ、ネットワークに接続される機器の情報を集めることです。情報収集した後、それらの機器を「許可」することでホワイトリストを作成できます。

セグメント

ネットワークをいくつかに分割した構成単位の 1 つで、同一のネットワークアドレスを持つサブネットワークです。

セグメントグループ管理画面

センサーを設置した複数のセグメントをグループとして管理する画面です。マネージャー管理画面の 1 つです。セグメントグループの登録、更新、および削除ができます。

セグメント詳細画面

マネージャーが管理しているセグメントの詳細情報を参照・操作する画面です。

セグメントグループ

セグメントをまとめて管理するための構成単位の 1 つです。セグメントグループ単位で、接続機器の自動許可や、イベントの通知先などを設定することができます。

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用語集

セグメントグループ登録画面

セグメントグループを登録する画面で、セグメントグループ管理画面で[登録]ボタンをクリックすると表示されます。

セグメントグループ詳細画面

セグメントグループ情報を編集する画面です。セグメントグループ管理画面で「セグメントグループ一覧」に表示されているセグメントグループ名をクリックすると表示されます。

センサー

iNetSec Smart Finder のシステムを構成する小型アプライアンスである iNetSec Smart Finder センサーの略称です。ネットワークに接続された機器を検出、識別したり、機器のネットワークへの接続を遮断する機能を持ちます。

センサー管理画面

マネージャーで一元管理しているセンサーの参照および操作画面で、マネージャー管理画面の 1 つです。

センサー基本設定画面

センサー基本情報を設定する画面で、センサー導入時などにセンサーの情報を設定するために使用します。

センサー基本設定情報

センサー基本設定画面で定義した情報です。

センサー基本設定情報ファイル

センサー基本設定画面でインポート、エクスポートできる XML 形式のファイルです。

センサー詳細画面

マネージャーが管理しているセンサーの詳細情報を参照・操作する画面です。

センサー情報

センサー名などのセンサー固有の情報と、セグメント名などのセグメント固有の情報の総称です。センサー詳細画面およびセグメント詳細画面でそれぞれ設定します。

センサー相互監視

センサー同士が、相互に動作状況を確認し、応答がない場合にセンサーが異常であることを通知する機能です。センサーの相互監視は、同じセグメントグループのセンサー間で行われます。マネージャーが停止している場合でも、センサーの死活監視が可能です。

[タ行]

チャート

iNetSec Smart Finder チャートの略称です。ビジュアルなレポートを表示する機能を備えたビューアーアプリケーションです。

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用語集

治癒サーバ

検疫の結果が検疫失敗の場合に、セキュリティパッチを適用するためのサーバです。検疫失敗でも、治癒サーバへは、接続できるように設定できます。

長期未接続

センサーで検知されてから、長期間接続されていない機器のことです。機器管理画面で参照できます。

動作モード

ネットワークに機器が接続されたときにセンサーが動作する方法です。「監視」と「遮断」のモードがあります。

電力使用量

電力使用量は、機器ごとに設定されている平均消費電力と機器の稼働時間との積算によって計算された概算値です。

[ハ行]

バックアップ

不慮の場合に備え、マネージャーのシステム情報を退避することです。iNetSec Smart Finder では、バックアップコマンドを提供しています。

不正接続機器

ネットワークに接続された機器のうち、iNetSec Smart Finder で管理していない機器です。遮断の対象となります。

不正接続機器遮断機能

ネットワークに接続された機器の状況を把握し、不正に接続された機器があれば、ネットワークから遮断します。

平均消費電力

電力使用量の計算に使われる係数です。機器ごとに設定することができます。電力使用量は機器ごとの平均消費電力と機器の稼働時間の積算で計算されます。平均消費電力の初期値は機器種別ごとに決められた値が設定されます。

ベンダー ID 自動許可設定ファイル

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面で、インポートまたはエクスポートされるファイルです。

保守情報

障害発生時の原因究明に必要な資料です。マネージャーの保守情報とセンサーの保守情報があります。

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用語集

保存期間

マネージャーで保持するイベント情報の保存期間です。マネージャーのシステム設定画面で設定します。30、60、90 日があり、デフォルトは 30 日です。

ホワイトリスト

承認ステータスが「許可」となっている機器群です。情報収集した機器群を「許可」とする方法と、あらかじめ、機器情報の承認ステータスを「許可」と設定し、その機器情報をインポートする方法があります。

[マ行]

マネージャー

iNetSec Smart Finder マネージャーの略称です。管理者用のインタフェースを持つソフトウェアで、各センサーが検知した機器情報や複数センサーを一元管理します。

マネージャー管理画面

Web ブラウザから、マネージャーが一元管理している情報を参照・操作するための画面です。システム管理者が使用します。

未検疫状態

検疫がされていない状態です。検疫失敗の場合や、いったん検疫成功後にログアウトすると、未検疫状態となります。

未承認

センサーがネットワークへの接続を検知した機器について、ネットワークの接続を許可するかどうかを判断していない状態です。未承認には、以下の承認ステータスがあります。

− 未承認(検出)

センサーがネットワークへの接続を検知した状態です。接続の許可 / 拒否は判断され

ていない状態です。

− 未承認(申請中)

ネットワークへの接続が遮断された後、利用申請が行われている状態です。接続の

許可 / 拒否は判断されていない状態です。

[ヤ行]

ユーザー

マネージャーやチャートへログインできる iNetSec Smart Finder のユーザーで、セグメントグループ単位でセグメントを管理できます。また、ユーザーの役割に応じてロールを設定することもできます。インストールした直後は、「admin」というユーザーのみが登録されています。

ユーザー管理画面

iNetSec Smart Finder のユーザーを管理する画面です。マネージャー管理画面の 1 つです。

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用語集

ユーザー詳細画面

iNetSec Smart Finder のユーザー情報を参照/変更する画面です。

ユーザー登録画面

iNetSec Smart Finder のユーザーを登録する画面です。

[ラ行]

リストア

バックアップコマンドで退避したシステム情報をマネージャーに復元することです。iNetSec Smart Finder では、リストアコマンドを提供しています。

利用申請

ネットワークへの接続を遮断された際に、その機器のネットワーク利用を申請することです。

ロール

iNetSec Smart Finder のユーザーに付与される種別です。システム管理者、グループ管理者、閲覧者の 3 種類のロールがあります。

[英字]

iNetSec Inspection Center 連携運用

iNetSec Inspection Center と連携する運用方法です。検疫機能を使った検疫ネットワークシステムが構築できます。

iNetSec Inspection Center 連携機能

iNetSec Smart Finder で、iNetSec Inspection Center と連携するための設定を行う機能です。

INIT ボタン

センサー前面にある、センサーを初期化するためのボタンです。

IP アドレスの自動許可

指定された範囲の IP アドレスを持つ機器のネットワークの接続を自動的に許可します。

許可する IP アドレスの範囲は、IP アドレスの自動許可設定画面で設定します。

IP アドレスの自動許可設定画面

ネットワークの接続を自動許可する IP アドレスの範囲を指定する画面です。

IP アドレスの自動許可ファイル

IP アドレスの自動許可設定画面でインポート、エクスポートするファイルです。

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用語集

IP アドレス変更通知の除外設定画面

IP アドレス変更のイベントが通知されないように設定する画面です。

IP アドレス変更通知の除外設定ファイル

IP アドレス変更通知の除外設定画面で、インポートまたはエクスポートされるファイルです。

LED ランプ

センサーの前面にある、センサーの稼働状況を表示するためのランプです。

MAC アドレス(ベンダー ID)の自動許可設定画面

自動許可する MAC アドレス(ベンダー ID)を設定する画面です。

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iNetSec Smart Finder V2.0ユーザーズガイド

P2WW-2832-03Z0

発行日 2012 年 12 月

発行責任 株式会社 PFU

• 本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。

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